留学を決めたきっかけ
まず、好きだった洋楽や洋画をきっかけに、海外に興味が生まれました。
他にも、元々美術が好きだったので、美術史を勉強したいと高校生の時に考えていました。だからこそ、ギャラリーが多くて実際に行って学べるヨーロッパ、特に英語圏のイギリスの大学に進学することを決めました。
ヨークについて
ヨーク大学を選んだきっかけは、ヨークの環境の良さです。
ヨークの自然の豊かさ、ロンドンへのアクセスの良さや、人の優しさは魅力的でした。
また、ヨークの歴史的な市街にある建物の美しさも、ヨークを選んだ理由の一つです。
ヨークの街について
ヨークは、とにかく自然が美しいです。公園がたくさんあるのですが、春になったらその公園でピクニックしたり、日光浴をします。
カフェもたくさんあるのですが、友達に「あなたが一番カフェを知っていると思う!」と言われるくらいたくさんのカフェを巡ることができました。
そして、治安がとにかく良いです。
総じて、ヨークはとても住みやすいと思います。危険を感じたことはありませんし、私はあまり差別を感じたことはありません。
気候は、冬が厳しいのですが慣れることができました。いろんな難しさや厳しさを受け止めることができるようになってきました。
ヨーク大学について
オフィシャル紹介ビデオはこちら。
ヨーク大学は、2万人を超える生徒が在籍していて、150カ国から留学生が来ています。日本人は少ないです。
大学のキャンパスは、ヨークの街から、少し離れているので環境は落ち着いていますし、勉強に集中できる環境だと思います。
ロケーション | イングランド、ヨーク |
生徒数(2022年度) | 計20,735人(学部生:15195人、院生:5535人) |
一年間の留学生の大学院学費のレンジ(2023年度) | £11,130〜£29,950(約180万円〜480万円) ※理系科目は高額になる傾向あり |
一年間の学内学生寮の費用のレンジ(2022年度) | £4950〜£13,150(約80万円〜200万円) ※基本一人部屋だが、個部屋におけるバスルームやトイレ、キッチンの有無とキッチンを共有する人数によって変動 |
大学院のコース数 | 281コース |
強みの研究分野(英国内順位ベース) | 考古学(5位)、社会政策と行政(6位)英語学(8位)、言語学(10位) |
強みの研究分野(世界順位ベース) | 考古学(18位)、英語と英語文学(28位)、社会政策と行政(29位)、教育学・歴史学・言語学・哲学・心理学と社会学(世界トップ100位にランクイン) |
ヨーク大学の学費や生活費について
価格帯は高めですね。観光地なので、家賃も生活費も少し高めです。ロンドンとあまり変わらないぐらいの値段だと思います。
学費は、学部にもよるのですが大体18,000ポンドぐらいです。食費や日用品の生活費は、大体50-60ポンドぐらいで済んでいます。家賃は、月700-800ポンドぐらいです。
私は、奨学金をとっていないので全額自費で大学に通っています。
大学での勉強について
ファウンデーションコース
私は、日本の高校を卒業したので、まずファウンデーションコースを修了する必要がありました。
ファウンデーションコースも、ヨーク大学で受講したのですが、コロナの影響で半分は日本に帰る必要がありました。
勉強について
私は、ヨーク大学で中世美術(Medieval Art)を学んでいます。
美術史とは、アートと歴史について学ぶ学問です。人によってフォーカスする部分は違うのですが、私は中世美術 (Medieval art) を学んでいます。
例えば、教会にある宗教的なアートについて、具体的には宗教の背景や歴史を学ぶことで、そのアートが生まれた背景や理由を学んでいます。
大学の授業は、レクチャーとセミナーに分かれています。レクチャーは先生の講義を聞いてインプットをして、セミナーでクラスメイトとディスカッションをしてアウトプットウィしています。
ディスカッションでは、主にレクチャーで学んだことを議論します。例えば、彫刻の材料やどんな時代背景があったのかや、どのように解釈されてきたのかを議論します。
課題は、全てエッセイです。エッセイを英語で書くのは大変なのですが、学部の3年間でエッセイを書く能力が鍛えられたと思います。
私は、美術史を選んで後悔したことはありません。大学でしかできない学問を学びたかったもあり、「なんで勉強しているの?」と聞かれることも多いですが、やりたかった美術史を選びました。
きっかけとしては、「やりたいことをやった方がいいと思う」と家族から応援してもらったことです。じゃあ、やりたいことをやれる機会があるなら、一度きりの人生やった方がいい!と思い、この決断ができました。
まず、自分の好きなことや趣味から、「もうちょっと知りたいな」と思うことを探すことが大切だと思います。
私の場合、それは洋楽や洋画であったり、美術でした。他にも、何にでもチャレンジしてみることも重要です。チャレンジすることで「もっと知りたい!」と思うことが見つかるかもしれません。
高校時代・大学受験について
高校時代の課外活動
高校時代は、ボランティア活動をしていました。
私の高校には、他にインターナショナルなクラスがあったのですが、そのクラスはボランティア活動や課外活動を活発にやっていたんですね。
私は、そのクラスではなく普通科だったのですが、そのクラスに便乗したり先生と仲良くなって、様々なボランティア活動をしていました。
この経験が、海外の大学に進学するための一個前のステップになったと思います。
大学受験について
大学受験(ファウンデーションコース)にあたってエージェントは使ったのですが、基本的なことしか頼みませんでした。
そのため、VISAの申請等やパーソナルステートメントの執筆は自分で行いました。
パーソナルステートメントについて
パーソナルステートメントは、自分で書きました。高校三年生の時の先生が英語の先生だったため、添削をしてもらったりアドバイスをしてもらいながら書き上げました。
内容としては、ファウンデーションの志望動機や、大学に入ったらどんなことがしたいか、どんなビジョンがあるかを書きました。特に、美術史については書いていません。
このパーソナルステートメントを書くために、自己分析もしました。とにかく、自分の興味を客観視してみることが大事だと思います。
なぜ海外大学なのか、なぜイギリスという国なのかをもう一回考えてみることもおすすめです。
不安は、そんなに感じませんでした。「みんなはやっていないけど、私は興味があるからやる」ことをモットーにしていました。また、一人でもどうにかなるという自信もありました。
だからこそ、ヨーク大学への進学も一人でやって怖かったこともありましたが、もっと知りたい!という気持ちやパッションで突き進むことができました。
感じた成長
自分で解決する能力が育まれたと思います。自分でなんとかしないといけない状況が多々あるのですが、自分で乗り越えてきました。だからこそ、何があっても自分でなんとかしようという意気込みが生まれてきました。
他にも、どんな人ともコミュニケーションが取れるようになりました。慣れない状態で一人で生活して、友達も一から作る経験から、自立したと思います。
他にも、ファウンデーションコース入学時の英語力は、IELTS5.5だったのですが、4年を通して、英語力は向上したと思います。
さな子さんにとって、海外大学で学ぶとは?
日本では学べないことを学ぶ、という点で意義があると思います。
全てが当たり前ではない環境で、新しい人たちと出会うことで、刺激を常に受けることができます。勉強だけではなく、生活全てが学びですし、チャレンジをすることが多いです。
だからこそ、多くの成長をすることができました。大変なこともたくさんありましたが、後悔はありません。そして、大変なことを乗り越えてきた経験が今後にも生きると思っています。