IELTS(読み方:アイエルツ)は、TOEFLやTOEICに並ぶ、世界中の教育機関と企業から認められている英語能力測定テストだ。そのスコアは大学受験から移民、就職など幅広く活用できる。
では、どのスコアからが平均以上なのか?
そのスコアが示す英語力は具体的にどのくらいなのか?
大学や国別で何か違いはあるのだろうか?
今日は、IELTSのスコアについて徹底解説したい。
目次
IELTS(アイエルツ)とは?
IELTSの試験内容
IELTS(アイエルツ)は、TOEFL同様主要4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)の能力を測るために用いられる。また、IELTS には大きく分けて二種類のテストがある。
一つ目は、アカデミックモジュールだ。このテストは主に、英国圏大学と、その他教育機関に留学するために使うことができる。イギリス、カナダ、オーストラリアではTOEFLよりもIELTSを主流としている。また、近年アメリカでも多くの教育機関がIELTSを認めている。
二つ目は、移民や海外就職に利用できるジェネラルモジュールだ。中国や韓国ではオーストラリアに移民するためのテストとして、IELTSを多くの人が受験している。
IELTSは、日本から世界への扉を開く重要な鍵と言える。IELTSのスコアを獲得することであなたに秘められている可能性を見つけることができるだろう。
では、IELTSの良いスコアとは一体何点なのだろうか?
バンドスコアとは
IELTSには合否がなく、0〜9までの「バンドスコア」で英語のレベルが判定される。他のテストと比べると非常にわかりやすい。
各技能の得点が0.5きざみで示され、4技能の平均値が個人のIELTSスコア(オーバーオール)とされる。
0〜9それぞれのニュアンスは下記の通りだ。
IELTSバンドスコア | 評価 |
9.0 | 熟練者 |
8.0 | かなり優秀 |
7.0 | 優秀 |
6.0 | 良好 |
5.0 | 平均 |
4.0 | 乏しい |
3.0 | かなり乏しい |
2.0 | まだまだ |
1,0 | 初級 |
スコア平均点
男女別の平均点
あまり参考にはならないかもしれないが、Test statisticsではアイエルツの男女別の平均スコアも公開されている。
アカデミックは男女ともにオーバーオール6.0程度、ジェネラルも6.6程度とジェンダーによる差はほとんどないことがわかる。
国別の平均点
IELTS公式サイトが示した国別の平均点がある。
下記は、左からリスニング、リーディング、ライティング、スピーキング、オーバーオールの順で示したものだ。
アカデミックモジュールの場合
L5.9 R6.1 W5.4 S5.6 OA5.8
主に留学に使われるアカデミックモジュールをみると、やはり日本人はリーディングを得意としていることがわかる。
しかし、テクニックの必要なライティングとスピーキングスキルは、比較的低いスコアとなっている。
上記のスコアより、オーバーオール5.5がボーダーラインと考えて良いだろう。
海外の中堅校も6.0~6.5が応募資格に当たることが多い。しかし、名の知れているいわゆる上位校は、7.0や7.5という高い基準を求めている傾向にある。
ジェネラルモジュールの場合
L5.8 R5.5 W5.4 S5.7 OA5.7
移住に使われるジェネラルモジュールの平均点を見ると、日本人でもスピーキングとリスニングが4セクションの中でも強いことがわかる。
スコア分布
国別スコア分布
アカデミックスコア分布
ジェネラルスコア分布
平均点の次は、アイエルツの国別のスコア分布を見てみよう。ハイライトされているバーが日本人のスコア分布になる。
日本人のスコア分布を下記にまとめたので参考にしよう。
アカデミックモジュールの場合
スコア | 分布 | 上位 |
8.0 | 1% | 1% |
7.5 | 3% | 4% |
7 | 7% | 11% |
6.5 | 15% | 26% |
6 | 23% | 49% |
5.5 | 25% | 74% |
5 | 17% | 91% |
4.5 | 6% | 97% |
4 | 2% | 99% |
ジェネラルモジュールの場合
スコア | 分布 | 上位 |
8.5 | 1% | 1% |
8.0 | 1% | 2% |
7.5 | 4% | 6% |
7 | 7% | 13% |
6.5 | 12% | 25% |
6 | 21% | 46% |
5.5 | 22% | 68% |
5 | 16% | 84% |
4.5 | 10% | 94% |
4 | 4% | 98% |
上位何%に入ると何点が取れるかを把握しておくと難易度の目安になる。アカデミックであれば日本人のうち上位11%で7.0、上位50%で6.0が獲得できることがわかる。
各バンドスコアが示す英語力レベル
IELTSを日本で運営する英検協会の公式ホームページに各バンドスコアが示す英語力が解説されている。
ここでは、英検とTOEFL iBTをIELTSと比べながら噛み砕いて説明していく。現時点でのレベルがどの程度なのか確認できるはずだ。
バンドスコア | 解説 | テスト比較 |
9 | 4技能全てにおいてネイティヴ並みの語力と理解力がある。 | T:118-120 |
8, 8.5 | 多少のミスは見受けられるが十分通用するレベルである。 筋の通った議論が可能。 | T:110-117 |
7, 7.5 | 豊富な語彙と複雑な英語を理解する能力があるが、場面によってはミスが生じる。 | T:94-109 英検1級 |
6, 6.5 | 状況による英語力の差が大きいものの、理解し英語をうまく使う能力がある。 | T:60-93 英検準1級 |
5, 5.5 | 日常生活レベルの英語力を駆使できるが、時折理解や語彙力に欠ける。 | T:35-59 英検2級 |
4, 4.5 | 高度な語彙は理解できないが限定されたシーンでは英語を駆使できる。誤解などが多く見受けられる。 | T:32-34 英検準2級 |
3 | コミュニケーションが多少取れるが、間違いや途切れることが多くある。非常に限定された状況でしか英語を駆使でない。 | 英検3級 |
2 | 4技能において全てを理解することは不可能で、会話では単語の羅列が頻繁に行われる。 | 英検4級 |
1 | 基本的に英語を使用できるレベルに達していない。 | |
0 | 評価可能な情報なし。 |
その他の基本情報
IELTSは、日本では4つの団体(英検、British Council、JSAF、IDP)という団体を通じて受験をすることができる。受験できる日程や空席状況が異なることも多いため、申し込みの際は両方の日程を確認すると良い。
IELTS(アイエルツ)の日程
IELTSは全国16都市でほぼ毎週実施している。受験日程はそれぞれのページを確認しよう。
スコアの有効期限
IELTSのスコアは筆記試験の受験日から2年間有効だ。
スコアが発行されてから起算するのではなく、試験日から起算する。
IELTSの結果はいつ出る?
IELTSのスコアレポートは、ペーパーテストの場合13日後にマイページで確認可能。PCで受験した場合は受験日の5−7日後確認可能となる。
申し込み、ログイン
IELTSの申し込みは下記のリンクからそれぞれ行おう。
キャンセル
アイエルツの試験キャンセルは申込締切まで可能。
マイページの「登録内容確認・変更・キャンセル」からキャンセル手続を行う。受験料から手数料6,300円が差し引かれた金額が返金される。
バンドスコア採点基準とその方法
IELTSのスコア算出方法はリスニングとリーディング、ライティング、スピーキングで異なる。
リスニングとリーディング
リスニングとリーディングは全40問で構成されている正誤問題のため、いくつ正解したかで算出される。そのため換算方法は簡単だと思うかも知れないが、残念なことに少しばかり複雑になっている。
まず、正解した割合は獲得するバンドスコアと同じではないのだ。一例として、リスニングテストで、もし40問中16問正解したとすると、正答率は40%になる。
しかし、バンドスコアは55.5%の5.0 (最大9.0)になるのだ。
さらに、特筆すべきことがある。
アカデミックモジュールとジェネラルモジュールのリーディングテストで換算方法に違いがあるのだ。
アカデミックバンドスコア7.0(40問中30問の正解数)でも、ジェネラルモジュールバンドスコアは6.0(同正答率)となる。
読者の皆様に、はてな(?)マークが見て取れるが安心してほしい。
IELTS公式サイトが、リスニングとアデミックリーディングのバンドスコア5〜8、ジェネラルモジュールバンドスコア4〜7のリーディングとの換算チャートを載せている。
スコア | 正解数 | スコア | 正解数 | スコア | 正解数 |
5 | 16 | 5 | 15 | 4 | 15 |
6 | 23 | 6 | 23 | 5 | 23 |
7 | 30 | 7 | 30 | 6 | 30 |
8 | 35 | 8 | 35 | 7 | 35 |
リスニング | アカデミック リーディング | ジェネラル リーディング |
IELTS公式サイトでは、全バンドスコアの換算チャートを載せていないが、非公式のサイトが載せているチャートもある。
ウィキペディアのバンドスコアはバンドスコアを計算するサイトをもとに作られており、比較的信頼ができるものになっている。
これがそのバンドスコア換算表である。左の項目欄上から、「バンドスコア」「リスニングスコア」「アカデミックリーディングスコア」「ジェネラルリーディングスコア」となっている。ぜひ参考にしてほしい。
参照:Wikipediaより
» IELTS 自己採点のためのリーディング、リスニングスコア換算表
ライティングとスピーキング
ライティングテスト及びスピーキングテストは、注意書きをもとに採点者が採点する。
その注意書きとは何か?
ライティング
IELTS Writing(公式)をもとにわかりやすく解説していく。
採点者は大きく分けて4項目を見ている。
1 タスクをこなしているか
与えられた問いにちゃんと答えているのか、文字数基準を満たしているか。
2 文章に一貫していて合理的か
極論やどんなにおかしい意見でも筋が通っていればハイスコアを狙える。
3 高い語彙力であるか
同じ単語を繰り返していないか、ハイレベルな単語をきちんと使うことができているか(例:sad→melancholic)
4 文法を正しく使うことができできているか
短い文ばかりではなく、複雑な文法を用いて長いくわかりやすい文を作れているか。効果的に文法を使えているか。
» IELTSライティング徹底対策|7.0を獲得する勉強法とコツ
スピーキング
IELTS Speaking(公式)をもとに解説する。こちらもポイントは4つ。
1 話に一貫性があり、流暢に英語を支えているか
途切れたり、「あー」や「うーん」に値する言葉を使いすぎていないか。言っていることに一貫性があるか。
2 高い語彙力であるか
難しい語彙を使い、繰り返しを避けることができているか。
3 文法を正しく使うことができているか
様々な文法を用いて正しく表現することができているか。
4 正しい発音ができているか
アクセントが間違っていないか、聴きやすく発音できているか。抑揚があるか。
» IELTSスピーキング徹底対策|7.5の私が勉強法とコツを伝授
オーバーオール換算方法
各セクションの換算方法がわかったとこで、次にIELTSのオーバーオールの算出方法を解説する。
前述し通りIELTSは9段階を0.5刻みで表記する。その繰り下げと繰り上げの仕組みは、四捨五入ではなく一番近い数値に合わせることになっている。
例 5.20→5.0、8.45→8.5、4.75→5.0
各セクションのスコアに対する平均値がオーバオールになる。
例 L5.0 R5.5 W6.0 S5.0 合計21.5/4=5.375 オーバオールは5.5
海外留学で必要なIELTSスコアの目安
ここでは世界のトップ大学が必要としているIELTSのスコアについて見て行く。
オクスフォード大学(Oxford University)
2018年度入学の応募資格として、IELTS7.0以上(各セクションで7.0以上)を掲げている。
しかし、2019年度の留学を考えている人は注意してほしい。入学制度が大きく変更されるのだ。
スタンダードレベルとハイレベルという二つの基準を設けるのだ。どちらか一つのレベルを満たしていれば限定された学科に応募することができる。
スタンダードレベル:IELTS7.0(各セクション6.5以上)
生物医学、コンピュータ科学、数学、統計学などの学科に応募することができる。
ハイレベル:IELTS7.5(各セクション7.0以上)
その他の学科には高い水準が設けられている。
ケンブリッジ大学(Cambridge University)
2018年度の大学に応募するためにはIELTS7.5以上という基準が設けられている。
しかし学科によっては7.0以上との表記もあるためこちら(大学院への留学を考えている人も)より確認してほしい。
» 参考:オックスフォード大学、ケンブリッジ大学とは?日本人が留学を達成するために
マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)(MIT)
TOEFL | Minimum: 90 | Recommended: 100 |
IELTS | Minimum: 7 | Recommended: 7.5 |
MITはTOEFL iBTもIELTSのスコアも両方受け入れており、ミニマムと推奨するスコアが開示されている。詳細はこちらを確認しよう。
» 参考:マサチューセッツ工科大学 (MIT)合格マニュアル2020
イギリスの大学・大学院
学校名 | 世界ランキング | 最低スコア(学部) | 最低スコア(大学院) |
Oxford | 1 | 7 | 7.5 |
Cambridge | 2 | 7 | 7 |
Imperial College | 9 | 7 | 7 |
University College London | 14 | 6.5 | 6.5 |
London School of Economics and Political Science | 26 | 7 | 7.5 |
Edinburgh | 29 | 6.5 | 6.5 |
King’s College | 38 | 7 | 7 |
Manchester | 57 | 6 | 7.5 |
Bristol | 78 | 6 | 6 |
Warwick | 79 | 6.5 | 6.5 |
Glasgow | 93 | 6 | 7 |
(参考:IELTS requirements of the world’s top 200 universities in the UK in 2019)
IELTSはイギリス留学で広く使われているスコアであるが、他の大学はどの程度のスコアを要求しているのだろうか?
British Councilのサイトでランキング別のミニマムスコアを発見した。
イギリスの大学への正規留学では6.0-7.0、大学院では6.5-7.5程度のスコアが求められている。
» 参考:イギリス大学留学!特徴、費用から出願の流れまで(2020)
MBA
学校名 | 国 | ミニマムスコア |
---|---|---|
Harvard Business School | USA | 7.5 |
London Business School | UK | 7.5 |
Stanford Graduate School of Business | USA | 7.0 |
Rotman School of Management | Canada | 7.0 |
McGill University | Canada | 7.0 |
Macquarie University | Australia | 6.5 |
UCLA | USA | 7.0 |
(参考:Minimum IELTS scores for immigration and student visa for top MS / MBA universities)
IELTSは大学だけでなく、大学院やMBAの入試にも使われる。アメリカの名門校ハーバードMBAは最低7.5、イギリスのLBSも最低7.5を要求している。
MBA留学にIELTSを利用するのであれば、7.0~7.5がスコアの目安になるだろう。
» 参考:MBAとは?60校以上紹介!海外有名ビジネススクールまとめ
国別に見るIELTSスコア
オーストラリア編
オーストラリア政府はビザ申請に使うことができる英語力を五段階にわけている。特定のビザ申請に必須のものもあるため要注意だ。
Functional:IELTS 4.5以上
Vocational :各セクション5.0以上
Competent:各セクション6.0以上
Proficient:各セクション7.0以上
Superior: 各セクション8.0以上
オーストラリアのビザ申請は、ポイント方式となっていて高い英語力を有して入ればいるほど移民申請が降りやすくなる仕組みだ。
オーストラリアのほとんどの大学は6.0〜6.5を最低基準としても受けている。行きたい大学をしっかり調べることが必要だ。
カナダ編
必要とされるIELTSのスコアは求めるビザによって変わる。徒労ビザの中でも職業によって違う基準が設けられている。
カナダの大学を受験した場合は、オーストラリア同様多くの大学で6.0~6.5の基準を設けている傾向にある。また条件付き入学を認めている大学も多く、5.0~5.5でそれに応募することが可能である。
大学院の場合は7.0が基準になっている。
ニュージーランド編
ニュージーランドも種類別異なる基準を設けている。
2018年のデータより、大学入学に必要な英語力は6.0が一般で大学院に関しては6.5~7.0が一般的と言える。
イギリス編
イギリスの就労ビザはどれだけ長く滞在するかによって必要な英語力が決まる。イギリスで働くことを考えている人こちらを。滞在期間が長くなればなるほど求められる英語力は高い。
学校やその他の組織は移民をサポートしてくれる可能性があるが、それはIELTSのスコアに大きく委ねられている。
イギリスの大学は入学するために必要な英語力として、高いところだと7.5以上、中堅校などでは5.5~6.5を最低の数値として定めている。
アメリカ編
驚くことにアメリカ政府はビザ申請に英語力を求めていない。一方で、アメリカに留学する場合は英語力を示す必要がある。
求められる英語力は留学する教育機関によって異なる。さらに、大学か大学院かにもよる。多くの大学で、6.5から7.5と比較的高い水準を設けているところが多く見受けられる。
しかし、アメリカもその他の国と同じように学校によっては条件付き入学をIELTS5.5や6.0からもらうことができる学校も多いため、諦めずにしっかり調べることを強く勧める。
» アメリカ大学留学|8ステップで受験を成功させよう!合格への道のり
おまけ:TOEFL iBT、IELTS、TOEICどっちを受ける?
「TOEFLとTOEIC、IELTSどっちを受けるべき?」という質問が多かったため、TOEFLとTOEIC、IELTSの目的と点数換算について簡単に捕捉したい。
ここでいうTOEFLは、TOEFL iTPやPBTではなく、留学のために必要なTOEFLiBTのことを指している。
試験の目的
トイックはビジネス英語や就活のための試験、トーフルやアイエルツは留学のための試験で目的が異なる。
トイックは基本的に日本(+韓国)でのみ一般的に知られている試験であるが、TOEFL、IELTSは世界的に認められている試験であり、海外大学や大学院・MBAへの進学で必要なスコアとなる。
海外留学を目指すのであればIELTS又はTOEFLの学習をしよう。
点数換算表
TOEFL iBT | IELTS | TOEIC |
35–45 | 5 | -600 |
46–59 | 5.5 | -700 |
60–78 | 6 | 700-800 |
79–93 | 6.5 | 800-950 |
94–101 | 7 | 950- |
102–109 | 7.5 | NA |
110–114 | 8 | NA |
115–117 | 8.5 | NA |
118–120 | 9 | NA |
(参考: TOEFL iBT® and IELTS® Academic Module Scores)
TOEICとIELTSの換算に関しては公式の換算表は存在しないのだが、経験から言うとTOEIC700点でIELTS5.5-6.0、TOEIC900点でIELTS6.5点程度のイメージを持つと良いだろう。
一般的に、IELTS6.5よりTOEFL90、IELTS7.0よりTOEFL100の方が難易度が高いとされ、TOEIC満点でも、アイエルツやトフルでは高得点を取れない人が多い。
この表はあくまで目安のため、下記記事で紹介しているサンプル問題や無料模試で、それぞれの試験の難易度を確認してみよう。また、どの試験を受けるべきかも詳しく解説している。
» TOEFLとIELTSどっちを受けるべき?選び方と違い、特徴を徹底比較
» TOEICはやるだけ無駄?TOEFLとの違いとスコア換算表(勉強法も!)
よくある質問集
- IELTSの東京の試験会場は?
東京にはいくつか試験会場があるのだが、英検から申し込んた場合、申込時には会場がどこになるかはわからない。後日受験票から試験会場を確認できる。
一方、IDPから申し込む場合は、申込時に試験会場がわかる。
一方、IELTSは試験会場により有利不利は存在しないため、英検、IDPどちらから申し込んでも試験の難易度や採点方法は変わらない。
- IELTSは自宅受験ができるって聞いたけど?
コロナの影響で会場がクローズしたことから、IELTS Indicatorで自宅受験が可能となった。
しかし、日本国内ではIELTSの会場受験が再開したことから、現在では通常のIELTSしか受けられなくなっている。
- IELTS対策でおすすめの教材・過去問は?
公式問題集で過去問演習ををするのがおすすめだ。ブリティッシュカウンシルの本は日本語付きで初心者にも使いやすい。
詳細はIELTSおすすめ教材・単語帳を完全解説を読んでみよう。中国教材(KMF)を使うと無料で40以上の過去問演習を行うことができる。
- IELTSのおすすめオンライン講座はある?
アカデミック英語を学ぶ、オンライン講座ベスト5にて、IELTS運営組織のブリティッシュカウンシルと、カナダのクイーンズ大学が提供するIELTSの無料講座を紹介している。
日本の予備校や塾よりも、質の高いIELTSのクラスを無料で、かつ英語で受けることができる。学生には特におすすめだ。
- 初めてIELTSを受けるけど、どれぐらいのスコアが取れるかな?
個人の準備期間や元々の英語力による。
4.0点のこともあれば、5.5点のこともあるだろう。初めてのスコアでめげずに学習を続けて欲しい。
無料模試を受けるとある程度スコアが予想できる。
- IELTSで使えるおすすめのアプリは?
英語学習はアプリを使うと効果的に進めることができる。
【無料】IELTS対策アプリベスト7を読んでみよう。
- IELTSはどうやって対策したら良いの?おすすめの勉強法は?
IELTSのおすすめ学習法は全てIELTSおすすめ参考書と勉強法完全MAPのブログで解説をしている。
多くの高得点獲得者の経験談をまとめており、初心者から上級者まで勉強のヒントが得られるはずだ。
IELTS過去に2度受験したものです
とても詳しく書かれていましたが、1点気になるところがありました
アカデミックとジェネラルの比較ですが、難易度はアカデミックの方が高いです。名前の通りアカデミックは所謂受験用、ジェネラルは一般英語です。アカデミックは海外の大学や大学院(短大なども)を受ける場合に受験するモジュールで、リーディングとライティング内容がジェネラル比べて難しく、学術的な論文や表を読み解いたり、論理的に英作を行ったりします
一方のジェネラルは手紙やチラシからの情報を読みとったり、テーマに沿った手紙を書いたりと、私たちの日常に近いシチュエーションを問われる問題です
記述されてある通り、2つモジュールはスコアの出し方が異なるため、ジェネラルのほうがより正答率を求められ、それによって平均値(中央値)もジェネラルのほうが低いようですが、問題自体の内容はアカデミックの方が難易度が高いです
以上ご確認、修正・加筆などいただければと思います
こんにちは、コメントありがとう!ご指摘の箇所を修正したよ!
こんにちは。
都内でIELTSを受けようとしていますが、ブリティッシュカウンシルでも受験が可能になったと思います。英検、IDP、BCの3箇所で受験になると思います。
都内でおすすめの申し込み会社(これは事前に会場がわかるという点でIDPですかね)や試験会場(申し込み先によって会場が変わると思います)など、少しでも良い環境で試験が受けられる情報があれば更新していただけるとありがたいです。
今月中に受験予定です。
質問ありがとう。個人的には、IELTSはスピーキング別部屋だし、リスニングも受験者全員が同時に同じ音源を聴くので、会場環境によってパフォーマンスが影響されることがあまりないとは思うなぁ。我々も様々な試験会場の会場データを持っているわけではないので、会場に関して皆さんから積極的に情報共有してほしい!
始めまして、詳しいご説明をありがとうございます。
IELTSのスコア提出に関して1点教えてください。
IELTSを複数回受験して、仮にスコアが下がってしまった場合(例えば、9月は7.0だったのが、10月に6.5になってしまった場合など)、受験予定のスクールには直近ではなく、古い方のスコアを提出することができるのでしょうか。
回数をこなしてスコアを少しでも上げられればと考えておりますが、万一下がってしまうことも少し気にしています。
お手数をお掛けしますが、ご教示頂けますようお願いいたします。
複数回のスコアがある場合、有効期間内の一番高いスコアを送付すれば問題ないよ!
ご回答をありがとうございます。
直近のものが有効になったり、有効期間内のものが全て通知されたり・・・という懸念をしていたのですが、ベストスコアを送付できること、理解いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。