海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第45段。今日は、ワシントン大学(セントルイス)MBA。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
ワシントン大学オーリンMBA(Olin)の概要
ワシントン大学オーリンMBAの基本情報
2018年U.S. News & World Reportのビジネススクールランキングで23位、Bloomberg Businessweekでは26位に選ばれた。
MBAカリキュラムには66単位が必要で、そのうち約2/3は選択科目である。1年目の秋学期のプログラムはクリティカルシンキング、リーダーシップ、キャリア戦略、ビジネスの主要な機能分野に焦点をあてている。
1年目と2年目の春学期は選択科目を受講して、自身のキャリア目標にむけてカリキュラムを組むことができる。選択科目にはセメスターロングと6週間のミニコース、ワークスタディポジションが含まれる。
(wikiより抜粋)
ホームページ
https://olin.wustl.edu/EN-US/Pages/default.aspx
公式Facebook
https://www.facebook.com/OlinBusinessSchool
公式Blog
Olin MBAの世界ランキング
#26 US News MBA Rankings 2023
#29 QS Global MBA Rankings 2025
#49 Financial Times Global MBA 2024
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$137,764(2年間)
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):103
- 女性比率:53%
- 留学生比率:44%
- 勤続年数/平均年齢:4.4年/NA
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$155,128
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:86%
出典:Class Pofile
ワシントン大学オーリンMBA(Olin)の特徴
STEM認定のJoint Degrees Program
MBAの準備や出願をするときに見落としてしまうことが多いと思うが、MBAには特定の学習に特化した専攻を選ぶことができる(選ばなくても卒業ができることが多い。)
ワシントンのオーリンでは、通常の専攻の他に、STEM認定がされたJoint DegreeでMBAとマスターを同時に取ることができる。通常はアメリカの大学や大学院を卒業すると1年しかアメリカで働けず、ビザが外れると帰国しなければならない。
一方でこのSTEM認定の学位を取得すると、OPTの期間が3年になるのだ。3年のうち4回ビザの申請をすることができるので、アメリカで働く期間も長く、ビザが当たる可能性も高くなる。海外就職をしたい人にとってはまたとないチャンスとなる。
Joint Degree
- MS in Analytics
- MS in Finance quantitative track
- MS in Supply Chain Management
通常の専攻
- Consulting
- Entrepreneurship
- Finance
- Marketing
- Operations/Supply chain
100人程度の少人数クラス
学生の人数は130人程度と比較的少人数。クラスメートの顔と名前が一致し、教授にも名前を覚えてもらえるサイズ感だ。
700-800名程度の学生がいるマンモス校も多いが、卒業後も続く深い関係づくりにはこれぐらいの人数がちょうど良い。
また、少人数のクラスのメリットとしては、クラスでの発表やプレゼンの機会がより多く取れるところだ。人数が多いと、プレゼンも録音して提出、教授が採点ということも多いらしく、ネイティブが出しゃばって録音に参加できなかったり、人前で練習する機会も限られてしまうと聞いたことがある。
少人数の強みはやはりグループワークやプレゼン、学外のパーティや遊び等、戦友を作りやすいことではないだろうか。
Ask Olin: Why Olin Business School?
Tour the WashU Olin School of Business
ワシントン大学オーリンMBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
ワシントン大学オーリンMBAへの出願で必要なものは以下の通り。これらの要件は、多くのMBAプログラムに共通する準備項目でもある。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
- 学士号
- 成績証明書
- GMAT又はGRE
- TOEFL又はIELTS
- 英文レジュメ
- 推薦状
- エッセイ
- インタビュー
出典:Admissions
- 平均GPA(またはレンジ):3.53
- GMAT平均スコア(またはレンジ):706
- GRE平均スコア(またはレンジ): V163 Q164
- 最低語学要件:テストスコアは不要
推薦状やエッセイなどについては、学校により要件が異なることも多いので、早めにアプリケーションのためのアカウントを作成して確認をしておくと安心だ。
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れ
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類を準備→オンライン出願→面接→合否、という手順で進む。
クラス規模は比較的小規模に保たれ、多様な背景やスキルを持つ学生を積極的に受け入れることを重視している。
2025年秋学期のフルタイムMBAプログラムへの出願締切日は以下の通りだ。
- Round 1:
- 出願締切 2024年10月5日、合否通知 2024年11月7日
- Round 2:
- 出願締切 2024年11月1日、合否通知 2024年12月12日
- Round 3:
- 出願締切 2025年1月5日、合否通知 2025年2月27日
- Round 4:
- 出願締切 2025年3月1日、合否通知 2025年4月17日
- Round 5:
- 出願締切 2025年4月15日、合否通知 2025年5月15日
- ローリングアドミッション:
- 2025年4月15日以降に出願した場合、出願完了後1〜2週間以内に随時決定通知。
ワシントン大学オーリンMBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
https://olinjapanassociation.jimdo.com/
日本人ブログ一覧
- MBA留学への道~Class of 2015~ (Class of 2015)
- MBAホルダーの仕事、子育て、趣味 (Class of 2010)
- Olin MBA日記 (Class of 2010)
- Olinにて (Class of 2007)
- 匿名希望 (Class of 2004)
学校説明会・イベント情報
https://olin.wustl.edu/EN-US/Events/Pages/default.aspx
【おまけ】ワシントン大学MBA面接経験談
MBA出願・面接一通り終わり、やっと落ち着きました。
TOEFLなどの受験準備をしていた時、このサイトを参考していましたので、少しでも役に立つ情報を提供できればと思って投稿します。
2月にWashington UniversityのOlin MBAのSkype面接を受けました。面接官はAshleyというフレンドリーな女性です。最初Skypeの接続が悪くてさらに緊張しちゃいました。
流れとしては、まずAshleyから面接のことについて3分ほど説明されてから、面接に入りました。
- なぜいまMBAで勉強したいのか(Why MBAとWhy Now二つの質問が含まれています)
- なぜOlinを希望しているか
- このコミュニティに何をもたらすことができるのか
- いままでの自分のCreativityを証明できる経験
- 他の人を説得したり他の人を巻き込んで何か達成した経験
- もう一つの質問はよく聞き取れず、bent the rulesみたいの話で、ルールを違反した経験と思って答えました。これについて準備していなくてよく答えられなかったですが。
- 最後の一つは、St. Louisという町についての質問。事前に少しは調べましたが、犯罪率が相当高くて、冬も寒そうで、あまりいいことろは言えなかったですが。
(2018年3月 ユーザー投稿)