海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第34弾。今日は、バージニア大学MBAダーデン。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
バージニア大学MBA(Darden)の概要
バージニア大学MBAの基本情報
バージニア大学(University of Virginia、通称UVA)は、アメリカ合衆国バージニア州シャーロッツビルに本部を置くアメリカ合衆国の州立大学である。1819年に設置された。MBAは1955年に設立された。
パブリック・アイビーと称される、米国屈指の名門大学の一つであり、その中でも常にトップに位置する超難関校である。
アメリカの州立大学ではカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)、ミシガン大学(University of Michigan, Ann Arbor)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に匹敵する名門校として知られている。
MBAランキングでは毎年アメリカで15位以内、世界でも30位以内に選ばれている。
- エコノミスト 16位 (2019)
- U.S. News & Report 11位 (2021)
- フォーブス 13位 (2019)
- Bloomberg Business Week 5位 (2019)
- ファイナンシャルタイムズ ゼネラルマネジメント分野 1位 (2016)
(wikiより抜粋)
ホームページ
https://www.darden.virginia.edu/mba/
公式Facebook
https://www.facebook.com/DardenMBA
公式Blog
https://blogs.darden.virginia.edu/admissions/category/residential-mba/
Darden MBAの世界ランキング
#10 US News MBA Rankings 2024
#26 QS Global MBA Rankings 2025
#16 Financial Times Global MBA 2024
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$81,940(年間)
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):355
- 女性比率:38%
- 留学生比率:30%
- 平均勤続年数:5.7年
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$205,183
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:95%
出典:Class Pofile
バージニア大学MBA(Darden)の特徴
100%ケーススタディ:鬼のケースメソッド
ダーデンのクラスは100%ケーススタディで行われ、2年間の中の勉強量が半端がないと言われている。
というのも、1年時は基本的に一日3コマの授業で3つのケースが課され、前日にこのケースを読み込んで授業に向かうことになる。
アメリカ人にはケースを手抜きで終わらせる人はいるが、普段から英語を読み慣れていない日本人は、授業でのディスカッションを意識してケースの準備をするのには何にせよ時間がかかる。
一つのケースで2~5時間はかかるため、X3本で夜遅くまでケース漬の生活が送れるだろう。
https://www.darden.virginia.edu/mba/academics/learning-experience
MBAの醍醐味:戦友、クラスパティシペーション
1年目は怒涛のケーススタディのため4-5人のLearning Groupが組まれ、グループでケースを勉強していく。ケースを読み、夜遅くまで仲間と議論し、そして授業にのぞむのだ。
そして何と言ってもMBAの醍醐味といえば、クラスパティシペーションだろう。日本で教育を受けた我々にはハードルが高いが、授業の中で質問し、議論し、意見を言い合うことでクラスが進行する。
なんと、クラスの成績は50%がこのパティペーションからなり、教授からのコールドコールも多くある(らしい)ため、授業中も一切気を抜いている暇はない。まさに戦場だ。
こんなMBA生らしいMBA生活を送れるのはダーデンだけ。厳しいプログラムの反面、学生たちの母校愛はかなり高く、一緒に戦場を走り抜いた戦友たちは一生続く関係を作れるのではないだろうか。
田舎生活・安い生活費
ダーデンはバージニア州シャーロッツビルに位置し、生活費(家賃)がかなり安い。
家族連れでも1,000〜1,300ドル程度で東京の3倍はあるアパートを借りられる。独身ならその2/3程度で済むだろう。安めの寮も豊富にある。
シャーロッツビルはバージニア大学を中心に地元経済が回っており、古き良きアメリカの田舎という雰囲気だ。
ちなみに、バージニア大学の建物は世界遺産に登録されており、キャンパスが全米一綺麗という点も忘れてはいけない。
TVで見たことのなるようなアメリカの片田舎で、怒涛のMBA生活をする。ダーデンを卒業すれば、これから遭遇するどんなことも怖く無くなるメンタルがつくはずだ。
Authentically Darden: The MBA Experience
UVA Darden Student Conversations: Why Darden
バージニア大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
バージニア大学MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これらの要件は、多くのMBAプログラムに共通する準備項目でもある。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
- 学士号
- 成績証明書
- GMAT又はGRE
- TOEFL又はIELTS
- 英文レジュメ
- 推薦状
- エッセイ
- インタビュー
出典:Admissions
- 平均GPA(またはレンジ):3.56
- GMAT平均スコア(またはレンジ):718
- GRE平均スコア(またはレンジ):321
- 最低語学要件:最低要件なしだが、TOEFL平均点は106点
推薦状やエッセイなどについては、学校により要件が異なることも多いので、早めにアプリケーションのためのアカウントを作成して確認をしておくと安心だ。
DardenではTOEFlやIELTSの最低スコア要件は定義されていないが、平均点は106点と高水準となっている。
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れ
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類を準備→出願→インタビュー→合否となる。
出願締切日は例年4回のステージに分かれており、今年のスケジュールは以下の通り。
- ラウンド1:2024年9月5日
- ラウンド2:2024年10月2日
- 留学生はビザの関係でラウンド2までの出願が推奨
- ラウンド3:2025年1月7日
- ラウンド4:2025年4月2日
スケジュールは毎年変わるため、入学方法の詳細は公式HPから確認しておこう。
バージニア大学MBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
Darden School of Business 日本人在校生ブログ
日本人留学ブログ一覧
- Darden MBA Blog at Charlottesville (Class of 2016)
- Darden MBA留学記 (Class of 2016)
- My Student Life in Virginia (Class of 2013)
- Living in C’ville (Class of 2011)
- Make haste slowly!- MBA way to go! (Class of 2008)
- バージニア大MBAコースが実はダントツにすばらしいわけ(Class of 1955)
学校説明会・イベント情報
https://www.darden.virginia.edu/mba/admissions/events-receptions/
ウィスコンシン州:
University of Wisconsin(Madison) MBA
オハイオ州:
Ohio State University (Fisher) MBA
ミシガン州:
インディアナ州:
https://dardenjapan.wordpress.com/
Dardenの日本人在校生ブログです!