海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第48段。今日は、ヴァンダービルト大学MBA。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
ヴァンダービルト大学MBA(Owen)の概要
ヴァンダービルト大学MBAの基本情報
ヴァンダービルト大学(Vanderbilt University)は、米国テネシー州ナッシュビル市に本部を置くアメリカ合衆国の私立大学である。1873年に設置された。
アメリカ屈指の名門校で最難関大学の一つであり、最先端の研究、勝れたリベラルアーツ教育、名の知れたメディカルセンターを兼ね備えた大学である。現在全米50州と世界90カ国から約12,000人の学生が、4つの学部と6つの研究大学院および専門職大学院に在籍している。
MBAプログラムは8モジュール(4セメスターと同じ)で構成されている。1年目はマネージメントの基盤となるコアコースが必修で、1年目の第2モジュールからはキャリアに合わせた選択科目を受講できる。
MBA、EMBAともに多くの称賛を得ている。
(wikiより抜粋)
ホームページ
https://business.vanderbilt.edu/
公式Facebook
https://www.facebook.com/VanderbiltOwen/
公式Blog
https://business.vanderbilt.edu/our-school/newsroom/blogs/
Owen MBAの世界ランキング
#20 US News MBA Rankings 2024
#42 QS Global MBA Rankings 2025
#41 Financial Times Global MBA 2024
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$71,250(年間)
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):175
- 女性比率:29%
- 留学生比率:30%
- 勤続年数/平均年齢:6年/29歳
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$157,525
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:96%
出典:Class Pofile
ヴァンダービルト大学MBA(Owen)の特徴
ヘルスケア・医療分野への強み
ヴァンダービルト大学MBAの一番の強みは、何と言ってもヘルスケアだろう。
学校のあるナッシュビルは、全米で最大規模の病院の一つであるヴァンダービルト大学のメディカルセンターがあり、1年で200万人以上の患者が訪れる。
また、冒頭でも言及したが、ナッシュビルには500以上の医療関連企業が集まり、さらにそれをサポートする周辺サービスも豊富だ。
OwenのMBAでは、ビジネススクールでは珍しくヘルスケア専攻も提供しており、Healthcare Immersionをはじめ、その分野での選択科目が充実、卒業生の20%はヘルスケア産業で働いているという。
ヘルスケア産業は金融の次にお金が集まるビジネスであり、MBAのリーダーシッププログラムやインターンシップを提供しているのは、コンサル、投資銀行、一部の大手IT企業(AmazonやDell)を除くと医療関連の事業会社のみとなる。
MBA卒業後、ヘルスケア産業で働きたいと考えていれば、これ以上の選択肢はないだろう。
比較的安い生活費・住みやすい環境
あまり馴染みがないかもしれないが、ナッシュビルはアメリカ南部のテネシー州にある。
田舎すぎず都会でもない、暑すぎず寒すぎない、人もフレンドリーで治安も良いため、家族づれの日本人にとっても住みやすい環境だ。
また、生活費(特に家賃)は、物価の高いボストンやニューヨークと比較すると2/3程度で済むため、私費にとってはよりありがたい。
少人数のクラス
MBA全体の学生数は180人前後と少数精鋭だ。一つ一つのクラスサイズも25-30人程度と少人数で、生徒とfacultyの割合も1:10のため、学生同士の関係も構築しやすく、教授との距離も近い。
また、セメスター制(1年が2学期から構成)ではなく、モジュール制(1年が4学期から構成)のため、セメスター制の倍の数のクラスを取ることができ、多くの人と出会えるチャンスがある。
クラスサイズはMBAを選ぶ上で重要なポイントの一つとなるのではないだろうか?
Discover Vanderbilt’s Full-Time MBA: Your Bridge to a Thriving Career
Vanderbilt Business School Virtual Tour
ヴァンダービルト大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
ヴァンダービルト大学MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これらの要件は、多くのMBAプログラムに共通する準備項目でもある。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
- 学士号
- 成績証明書
- 英文レジュメ(最低2年の職務経験)
- GMAT又はGRE
- 推薦状
- エッセイ
- ビデオエッセイ
- インタビュー
出典:Admissions
- GPA中央値(またはレンジ):3.4
- GMAT平均スコア(またはレンジ):703
- GRE平均スコア(またはレンジ): Verbal 159 Qunat 159
- 最低語学要件:TOEFL100, IELTS7.0、duolingo130以上を推奨
推薦状やエッセイなどについては、学校により要件が異なることも多いので、早めにアプリケーションのためのアカウントを作成して確認をしておくと安心だ。
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れ
出願の流れは、英語試験などの要件をクリアし、関連書類を準備してから出願→面接→合否決定となる。
2025年秋学期の出願締切日は以下の通りだ。
- Round 1: 出願締切 2024年10月8日
- Round 2: 出願締切 2025年1月8日
- Round 3: 出願締切 2025年2月25日
- Round 4: 出願締切 2025年4月1日(留学生の最終締切)
- Round 5: 出願締切 2025年5月15日
また、Dean’s Scholars’ Programの応募を希望する場合はRound 2まで、その他のメリットベースの奨学金を希望する場合はRound 4までの出願が推奨される。
ヴァンダービルト大学MBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
Vanderbilt MBA (Owen) Class of 2026 ブログ
日本人留学ブログ一覧
- Go ‘Dores! Vanderbilt MBA JBC Blog (在校生共著)
- Never too late 三十路からMBAへの道 (Class of 2012)
- テネシー日乗 (Class of 2007)
- From Tennessee – MBA留学日記 (Class of 2006)
学校説明会・イベント情報
https://business.vanderbilt.edu/calendar/
100名以下:
Ohio State University (Fisher) MBA
Purdue University (Krannert) MBA
150名以下:
University of Washington MBA (Foster)
Washington University in St. Louis (Olin) MBA
200名以下:
Owenのホームページが新しくなりましたのでご案内いたします。
https://owenjbc.wixsite.com/vanderbilt-mba-japan
現在、日本人サイトが技術的な理由から更新できない状態となっています。
そこで、在校生により暫定的に別途ブログを開設しました。
質問や相談等は下記のブログよりお問い合わせください。
https://owen2026japanese.blog.fc2.com/
なお、日本人サイトの更新が可能になり次第、上記ブログは統合・閉鎖しようと思っております。
ご連絡ありがとうございました!!早速内容を更新しました。
もし統合・閉鎖になりましたら、あらためてお知らせいただければ、最新の情報を反映させていきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。