USCPAの学習中に、「受かる気がしない」と不安を感じたことはありませんか?
仕事や学業との両立、膨大な学習量、そして試験の難しさに直面し、勉強を続けることが辛くなる瞬間は誰にでも訪れます。
特に、試験に落ちたり、周囲と自分を比べてしまったりすると、自信を失い、やる気が下がることもあるでしょう。
しかし、この「受かる気がしない」という感情には、必ず原因があります。
そして、その原因を見つけ、適切に対処すれば、合格への道は再び開かれます。
今回は、「USCPAに受かる気がしない」不安の原因とその対策について解説します。
この記事の著者:エザキ豊
大学卒業後、働きながらUSCPAの学習を開始。科目合格者としてBIG4監査法人へ転職、その後全科目合格を達成。USCPA学習と監査法人で培った知識や海外移住経験を活かし、現在はライターとして活動中。
監修者:Ryo
大学在学中に日本の公認会計士試験に合格し、大手監査法人に勤めた後スタートアップでIPOや投資を経験。その後アメリカにMBA留学し、卒業後に現地の会計事務所に就職したことがキッカケでUSCPAの勉強を開始、アビタスを利用して約半年で全科目に合格しました。
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目次
USCPAに「受かる気がしない」原因3選
USCPAの学習中に「受かる気がしない」と感じる理由はさまざまです。
しかし、大きく分けると以下の3つの原因が多い傾向にあります。
原因1:学習が思うように進まない
USCPAの学習は、長期にわたる計画が必要です。
しかし、日常生活との両立や学習計画の管理がうまくいかないと、思ったように勉強が進まず、不安が募ることがあります。
- 忙しくて勉強時間が取れない
仕事や家事、学業との両立が難しく、計画通りに勉強が進まない。
- ノルマを達成できない
過剰な学習計画を立ててしまい、毎日のノルマをこなせず、積み残しが発生する。
こうした状況が続くと、学習が手につかなくなり、「このままでは受からない」と感じるようになるのです。
筆者はこの状態に陥った時期が長く、モチベーションを回復させるのにかなり手間取ってしまっていました。
原因2:試験に何度も落ちてしまう
一度の試験で不合格になると、それが自信を失うきっかけになります。
さらに、不合格が続けば、「自分には無理かもしれない」と絶望的な気持ちになることもあります。
- 試験結果に落ち込んで勉強が続かない
努力が報われないと感じ、勉強を再開する意欲が失われる。
- 勉強法が間違っている可能性
学習内容が不十分、または適切でない方法を続けているために、スコアが伸びない。
特に、どれだけ頑張っても結果が出ないと、根本的な方法を見直す必要があると感じつつも、次に進む勇気を持てないケースが多いです。
筆者自身は2回の不合格で何とかなりましたが、周囲では何度も不合格を繰り返している人もおり、一時は受験を諦めてしまいそうな様子もありました。
原因3:周りと比べてできていないと感じる
SNSや予備校の合格体験談などを目にすると、つい自分と他人を比較してしまいがちです。
結果として、劣等感に苛まれ、学習意欲を失ってしまうことがあります。
- SNSや予備校の成功談に劣等感を抱く
「周りは順調なのに自分だけ遅れている」と感じ、焦りや不安が募る。
- 他人の成功に惑わされる
「自分より少ない勉強時間で合格した」という話を聞き、自己否定的になる。
このような感情は、学習への集中を妨げるだけでなく、モチベーションを大きく下げる原因となります。
「みんな順調に進めているのに、どうして私はできないんだろう」
「もしかしたら、私は人より頭が悪いのかも? 向いていないのかも?」
「私なんて、USCPAに受かる気がしない……」
筆者も予備校の合格体験記を読んでは身悶えたものです。
「勉強が思うように進まない」の対処法
学習計画を見直してみる
「勉強が思うように進まない」原因としてまず考えられるのが、無理な学習計画です。
日々のノルマはこなしきれる量でしょうか?
急な用事で勉強時間を取れない日があった場合、後から無理なく帳尻を合わせることはできていますか?
毎日が『すごく調子の良い日』であることを前提とした、希望的観測がすぎる計画を立てていませんか?
ひとつでも心当たりのある方は、一度まとまった時間をとって学習計画を見直してみてください。
筆者自身も実現不可能なノルマを設定した結果、以下のような負のサイクルを何度も繰り返した苦い経験があります。
毎日のようにやり残しが発生
↓
前日のノルマを消化するために時間を取られ、当日のノルマが消化できない
↓
その積み重ねで学習計画が崩壊し、モチベーションも下がり続ける
↓
勉強が止まる
このままではいかんと試行錯誤した結果、下記のような学習計画の立て方を考えたところ、これが上手くいきました。
なお筆者は、予備校(アビタス)を利用していましたので、教材もアビタスの教材です。
- 受験日(目標)を定める
- 問題集を何周するか決める
- 講義視聴を何週間で終わらせるかを決める
- 一日のノルマを週ごと(もしくは周回ごと)に算出し、それが現実的な数字であるか考える
- 必要に応じて受験日をずらし、最適な学習ノルマを定める
※単位認定試験前の段階で真面目に講義を受けて一通りインプットの済んでいる人は、③は必要ありません。
学習計画を立てる際にいちばん重要なのは、無理なく・無駄なくのノルマ設定だと思います。私がノルマ設定の際に気を付けていたのは以下の4つのポイントです。
【ポイント①】「学習し始めのノルマは軽く、試験が近づくにつれて重く」が原則
「勉強が進まない」と感じるのは、インプット中心である初期の段階が多いと思います。
初めて得る情報がほとんどであり、しっかり噛み砕いて自分の知識とするためには時間をかける必要があるからです。ですから、この時期のノルマは非常に軽く設定してしまって構いません。
「今日は講義を1回分聞いて終わり!」
それでも十分です(勿論、やれると思った時はノルマ関係なくどんどん進めて構いません)。
決めたノルマをこなせたという達成感、一歩一歩でも着実に進めているという安心感が得られると、自然とモチベーションが上がってきます。
目安として、筆者がしていたノルマの設定の方法を紹介します。
- まず講義動画の時間とMC問題の数をチェック
- 基本的に1日1~2チャプター進めることを目標としながら、以下のような方針で柔軟に設定する
・講義が短いor問題数が少ないなどすぐに終わりそうなチャプターをまとめて数回分進める
・講義が長いor問題数が多いなど重めのチャプターは1日に1回分こなせば良しとする
【ポイント②】問題集1周目は復習の時間を十分に確保する
問題集を周回する段階に入ったら、1周ごとに正答率を上げること・1問にかける時間を短くすることを意識しましょう。
最終的には「1問1分以内・正答率95%以上」を目標とするのが理想ですが、1周目からそこまで頑張る必要はありません。
- 問題ごとに解説を読み、必要に応じて講義を見返す。
- 誤答した問題について一通り解き直す。
この復習に十分な時間を取れるよう、1周目のノルマは少なめに設定します。
2周目以降は徐々に誤答数も少なくなり、すべての解説を丹念に読み込む必要もなくなるかと思います。
少しずつ学習のペースは上がり、1日にこなせるノルマが多くなるはずです。
【ポイント③】ノルマは柔軟に見直す
状況に応じて学習計画を見直すこともあるかもしれません。ノルマが重すぎるor軽すぎると感じたら、その都度調整していきましょう。
【ポイント④】予備日を設けることで余裕が生まれる
筆者の場合、最低でも週に一度は何の予定も入れない予備日を設けるようにしていました。
その週にこなし切れなかったノルマがあったとしても、予備日を活用すれば無理なく消化することができるためです。
もしも上手いこと計画通りに進んだのであれば、予備日は頑張った自分へのご褒美として完全オフにしてしまって構いません。
「本当に休んじゃって平気かな……」と心配になるかもしれませんが、平気です。きちんと計画に基づいた休日なのですから、安心してゆっくり休息しましょう。
達成可能なノルマをキッチリこなし、休む時はしっかり休む。このサイクルが安定してくれば、やがて不安も解消し、より勉強が捗るようになるはずです。
勉強を邪魔する誘惑をシャットダウン
世の中には、貴方の学習を妨げる誘惑が溢れています。
ちょっとした気分転換のつもりで始めたスマホゲームに没頭して、気がついたら夕方に……
家で勉強していたら、部屋の散らかりが気になってしまい大掃除を始めてしまった……
こんな経験のある方はかなり多いと思います。
- スマホの中の余計なアプリはことごとく削除
色々理由をつけて残したいアプリもあるでしょうが、ダメです。勉強に必要のないものは全て消しましょう。
YouTube、Twitter、ゲーム等々……筆者も泣く泣く消しました。
そして一旦消してみると、案外なくても平気なことに気がつきます。
できればスマホ自体を持ち歩かないのがベストですが、そこまでしてしまうと、現代社会においては生活に支障をきたす可能性があるため、無理にとは言いません。
- できれば自宅以外の場所へ
図書館や自習室など、適度に人目があり、不便で、やや居心地の悪い場所が理想です。
カフェやホテルなどのリラックスできる環境で勉強したいという方も多いと思いますが、あまりおすすめできません。
筆者の経験から言わせてもらうと、そんな場所へ身を置いたが最後、完全にくつろぎモードになって勉強どころではなくなってしまうからです。
自制心がなくて困っているというあなたに、カフェやホテルは10年早い。
遊びたくても遊べない、勉強以外に何もすることがない、そんな環境を自分で作り上げてしまいましょう。
「落ちたときのこと」は考えない
受けた試験は過去のものです。過去は変えられません。変えられないことについてあれこれ悩むのは、ハッキリ言って完全に時間のムダなのです。
……という悟りを得るまでに、筆者自身は膨大なクヨクヨタイムを過ごしておりました。
時を戻せないか、奇跡が起きやしないかなどとウダウダ悩んでいた時間は本当に勿体なかったと思います。
試験を受けたその日から、過ぎた試験のことなど忘れて、心置きなく次の科目の勉強を始めてください。
「簡単に言うなよ!」と思われるかもしれませんね。
どんなに頭で理解しても「落ちたかもしれない」というダメージに打ちのめされ、なかなか前を向けないこともあるでしょう。
筆者はそんな時、1週間の期限を決めて、思いっきり悩み、現実逃避しました。
日中は気分転換と称して大いに遊びまわり、寝る前に必ず「過ぎたことは仕方ない、次だ次!」と自分に言い聞かせます。
こうしてストレスを発散しつつ、少しずつ意識を次の試験へフォーカスさせることにより、勉強を再開してからはほとんど悩まずに済みました。
試験日から合格発表までの期間をいかに有意義に活用できるかが、次の試験の結果を左右します。
「試験に何度も落ちてしまう」の対処法
勉強の仕方を『1回』見直す
学習計画をしっかり立て、あらゆる誘惑に打ち勝ち、かなりの時間を勉強につぎ込んで……でも落ちた!
こういうことも、受験においてはままあります。
もし5点、10点……それ以上に得点が足りていなかった場合には、学習の方法を根本的に見直す必要があるかもしれません。
かつて筆者もAUDとBECで1回ずつ落ち、勉強方針を大幅に変更した結果、無事に合格したという経験があります。
具体的には以下のような変遷がありました。
- AUD(スコア65→82)
1回目: 問題演習は最低限にし、テキストを読み込んで内容を体系的に理解した(アビタス教材のみ使用)。
2回目: Wileyを購入し、問題演習の量を大幅に増やした。わからないor忘れた論点だけアビタスのテキストを参照した。
- BEC(スコア58→77)
1回目: WCは出題テーマごとのキーワードを押さえることを重視し、文章はアドリブで書けるように英作文の練習を独自で行った。
2回目: WCは自力で解答を考えるのを諦め、アビタス問題集の模範解答をすべて丸暗記した。
筆者の場合はこれら2回目の方法が上手くハマり、どうにか合格することができました。
ただし人それぞれに合う方法・合わない方法がありますから、上記の勉強法をまるっきり真似しろと言うのではありません。
大事なのは「上手くいかなかった時、それまでのアプローチを一旦見直す」という部分です。
自分一人で考えるのが難しい場合は、予備校や受験仲間に相談してみると良いでしょう。
この戦略においてぜひ守ってほしいポイントは、「一度落ちるごとに1回だけ見直す」ことです。
勉強方法の見直しは、突き詰めようとすればキリがありません。
少し調べるだけでも、色んな人が色んな方法を提唱しており、またどれも理にかなっているように見えます。
気がつけば「勉強方法について勉強する」ことに大幅な時間を費やしてしまい、肝心のUSCPA学習そのものがおろそかになりかねないのです。
また、大抵の勉強方法はある程度継続してやらねば効果が出ないものです。
あれこれ取っ替え引っ替えするのではなく、これと決めた方法を一貫してやり通すことが何よりも重要です。
- 勉強方法を見直すタイミングは「試験に落ちた後、1回だけ」
- これと決めたら、次の試験を受けるまでは方針を変えない
この点に気をつけながら、次こそ『受かる勉強』をして再受験に臨みましょう。
本番に弱い人はルーティーン作りを
4時間の試験というのは、体力的には結構な長丁場である一方、全ての問題を解くにはあまりにも短く感じられるものです。
特に初めての受験では、疲れや緊張のために本来の実力を十分に発揮できないという方も多いはず。できることならいつでも万全のコンディションで試験に臨みたいですよね。
一つの対策として、本番同様のタイムスケジュールで日頃から学習することをおすすめします。
筆者が常に意識していたのは、
- 勉強1時間+休憩10分間のペースを守る
- 遅くとも試験2週間前には、MC一問につき1分以内で解く習慣をつける
これら2点です。
あらかじめ本番の時間感覚に身体を慣れさせておくことで、焦ることなく問題に集中できる効果を狙いました。
また、試験本番は休憩時間の過ごし方が重要です。休憩は頭をスッキリさせ、心を落ち着けて次のテストレットへ臨むためのもの。
窓から遠くを眺める、水を飲む、糖分を補給する、瞑想する…などなど、脳と心に良さそうなルーティーンを見つけて取り入れてみましょう。
なお、これらはゲン担ぎ・儀式的な意味合いも強いので、科学的に効果があるか否かについてはそれほどこだわらなくて構いません。
自分で「なんか良さそうだなあ〜」と感じられる行為ならば何でもOKです。ただし、テキストを読み返したりスマホで遊んだりして脳を疲れさせることだけは避けてくださいね。
筆者の場合は、
・水を飲む(水分補給)
・ラムネを大量に食べる(糖分補給)
・時間ギリギリまで窓から遠くを眺める(目と脳をリラックス)
このセットを休憩のたびに必ず実施していました。
水やラムネの清涼感と外の素敵な景色(お茶の水の試験会場からは神田川と線路が良い感じに見えます)で、疲れた頭がクールダウンされていく……という思い込みも手伝い、リフレッシュ効果は十分でした。
時間感覚を鍛えるルーティーンと、心を落ち着けるためのルーティーン。この2種類を上手く取り入れて、本番に強い自分を作りましょう。
十分な勉強時間を確保
「USCPA合格に必要な学習時間は1500時間」
この謳い文句に騙された受験生がどれだけいることか!
実際に学習を始めた皆さんの多くが薄々気づいているかと思いますが、勉強時間は個人のバックグラウンドによって大きく異なります。
会計や簿記の知識があるか、未経験からのスタートか、英語力など、勉強時間に影響を与える要素はたくさんあります。
私の場合、ハッキリ言って1500時間なんかじゃ全然足りませんでした。
なかなか合格できない原因で意外とよくあるパターン「単純に勉強時間が足りていない」。
特に仕事と勉強の両立を図る方にとっては、勉強時間の確保は大きな課題ですよね。
だからこそ(日本の公認会計士と比べれば)短時間で合格できるUSCPAは人気の資格。
しかし『短時間』という部分を鵜呑みにナメてかかると、見事に足元をすくわれます。
ごく一部のガチ天才の皆々様ならばいざ知らず、ほとんどの方の場合、結局はどれだけ勉強を積めたかが合否を左右するものです。
こんなエラそうな記事を書いている筆者でも、1科目あたり約500~700時間、合計約2500時間近くは掛かっていたと思います。
ことUSCPAに関しては、勉強量は決して裏切りません。
必要なのは1%のひらめきでもなければ特別な才能でもありません。大量のインプットと、それを余さずアウトプットする練習。その繰り返しです。
そのための時間を惜しまず、愚直にコツコツと努力する。結局はそれこそが一番の近道なのだと思います。
「周りと比べてできていないように感じる」の対処法
上手くいった人の体験談ばかりを読むのは考えもの
情報収集に熱心な人ほど陥りやすい、劣等感の沼にハマってはいませんか?
「皆、こんなに出来ている」
「見渡す限り、上手くいっている人ばかり」
「それなのに、自分は……」
先人に学ぶ志は立派ですが、あまりにも上手くいっている人の話ばかりを聞くのは逆効果です。
実際に有意義な情報もあるでしょうが、もし読んでいて辛い気持ちばかりが募るようになってしまったら、それはあなたにとって有益な情報ではありません。
では、どうすればよいのか。
ネット上の成功者たちからは一旦離れ、もっと身近な人々に声をかけてみてください。
予備校の仲間や講師の先生方、チューターの方々、あるいは家族や友人などUSCPAとは関係ない方々でも構いません。できればあなた自身を知っていて、顔を合わせて話をできる相手が望ましいです。
情報交換だけでなく、愚痴の聞きあいや励ましあいのできる相手。あなたの学習状況や悩みを聞いて、あなたに合った的確なアドバイスをくれる相手。
そして何より、あなたのことを本気で応援し、心配し、見守ってくれる相手。
そんな人たちとの交流からは、ネット記事とは比べ物にならないほどに有益な情報と自信、モチベーションが得られるはずです(ネット記事を書いている身で、こんなことを言ってしまってもよいのかわかりませんが……)。
筆者も一時期はこの罠にハマり、勉強が手につかず無気力になってしまった経験があります。
そのときに一番の支えになったのは、「お前ならできる」と信じてくれた家族の応援でした。
暗い気持ちで『USCPA 合格者』と延々ググり続けるかわりに、その時間を身近な誰かとの会話に使ってみてください。
「明日から、また頑張ろう」
そんな気持ちを取り戻せるはずです。
Twitterの『受験垢』は取扱注意
Twitterを検索すると、USCPA受験者のアカウント、いわゆる『受験垢』が沢山見つかりますよね。
リアルタイムで学習中の人と繋がりを持つことができるので、試験に関する情報交換やモチベーション維持のために運用しているという方も多いのではないでしょうか。
筆者自身も発信はしていなかったものの、勉強の合間の気分転換によくタイムラインを追っては情報収集をしていました。
しかし熱心にチェックしていたのは最初だけで、実のところ早々に見るのをやめています。
Twitterを活用することにはメリットもありましたが、自分にとってはデメリットのほうが大きいと感じたためです。
以下に、筆者が実際にTwitterを利用して感じたメリットとデメリットをまとめてみました。
Twitterのメリット
- モチベーションにつながる
勉強へのモチベーションを適度に高めるには有用なツールであると感じました。同じ勉強をしている仲間が沢山いるのは心強く、励みになるものです。
また日々の進捗をツイートすることで、成果が数値化され、その積み重ねによって達成感を得られやすくなります。
Twitterを通じて知り合った人同士で勉強会を開いているところもあるようです。
- アイデアの宝庫
ユーザーが多いほど、沢山のアイデアが生まれます。学習方法やモチベーションアップのコツなど、受験勉強を通して模索した方法を(成功例も失敗例も)発信してくれている人が大勢います。
学習につまずきを感じているときに、それらのアイデアからヒントを得て解決へ向かうこともありました。
Twitterのデメリット
- 焦りが生まれる
「今日は12時間勉強した!」
「AUDの結果が87点だった!」
そういう「捗っている」ツイートを見かけると、だいたいにおいて心が荒みます。
適度に見る程度ならば良い刺激になりうるのですが、Twitterの場合は目に入ってくる量が桁違いです。
自分だけが取り残されているような焦燥感が強くなり、
「うるせー! アピールやめろ! 意識たけーんだよ!(言いがかり)」
などと攻撃的な気持ちになることもしばしば……。
自分の学習が上手くいっていないときは、かえってモチベーションを下げる原因にもなると感じました。
- 裏付けのない情報も多い
出題傾向に関する情報を発信しているアカウントもありますが、果たして本当に信用できるのかは疑問です。
中には正確なデータに基づいた情報もあるでしょうが、そうでないものとの区別を一見して付けることは困難でしょう。
もっともらしいことを言っているようでも決して鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留めておいたほうがいいと思います。
実際に、その手の情報に振り回されてBEC4連敗した知り合いがいましたので。
- 時間泥棒になりうる
タイムラインは無限に続きます。結末があり、見るのをやめるタイミングをつかみやすいブログ等とは違って、Twitterはいくらでも見続けることができてしまいます。
そして、流れてくるのは有益な情報だけではありません。面白画像やネタツイート……そう、自制心のない我々を誘惑する悪魔の巣窟でもあるのです。
それに気づいた時、筆者はTwitterのアカウントを消しました。
以上が、筆者自身がTwitterを利用して感じたメリットとデメリットです。
Twitterを利用すると良い場面・避けた方がいい場面というものがあり、また人によっても向き不向きがあると思います。
状況や自分の性格をよく考えて、上手な付き合い方を心がけてください。
よくある質問(FAQ)
USCPAの勉強を続けるコツは?
モチベーションを保つためには以下のポイントを意識しましょう。
- 小さな目標を設定する
「1日○問解く」「1週間でテキストを1章進める」など、達成感を得やすい目標を立てると継続しやすくなります。 - 学習環境を整える
誘惑を排除し、集中できる環境を作ることが重要です。スマホの通知をオフにする、自習室や図書館で勉強するなどの工夫を。 - 定期的にリフレッシュする
無理をしすぎると燃え尽きてしまいます。週1回は完全オフの日を設け、心身をリフレッシュさせましょう。 - 仲間と支え合う
予備校の受験仲間やオンラインコミュニティに参加し、情報交換や励まし合いを行うとモチベーションが保ちやすくなります。
合格するための勉強時間の目安は?
A: 一般的には、USCPA合格に必要な学習時間は1,000〜2,000時間と言われていますが、個人のバックグラウンドによって大きく異なります。
学習時間の目安:
- 会計知識がある場合: 約1,000〜1,500時間
- 会計知識がない場合: 約1,500〜2,000時間
- 英語力が高い場合: 会計知識に集中し、時間を短縮できる可能性あり
- 英語力が低い場合: リーディング力・専門用語の習得に追加で数百時間が必要
終わりに
「USCPAに受かる気がしない」理由とその対処方法を紹介しました。
- 勉強が思うように進まないとき
- 試験に何度も落ちてしまっているとき
- 周りと比べて自分ができていないように感じるとき
それぞれの理由について、さらに根本的な原因があります。
そして、多くの場合は上手く対処する方法が必ずあるものです。
あなたに合った解決方法は見つかりましたか?
この記事が、悩める受験生の皆様にとってヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。