日本国内で最難関と言われる公認会計士資格。
実は、アメリカにも公認会計士制度(USCPA)があり、日本にいても受験可能かつ就活やビジネスで有効な資格であるということはご存知でしょうか?
営業職で会計未経験、英語力も限定的だった私も、全科目に合格し、BIG4へ就職も果たすことができました。
「USCPAがどんな試験か知りたい」
「USCPAに興味があるけど、難しそうで迷っている」
そんな方へ向けて、今回はUSCPA試験とその難易度についての紹介です。
筆者について:エザキ豊
大学卒業後、働きながらUSCPAの学習を開始。科目合格者としてBIG4監査法人へ転職、その後全科目合格を達成。USCPA学習と監査法人で培った知識や海外移住経験を活かし、現在はライターとして活動中。
監修者:Ryo
大学大学中に日本の公認会計士試験に合格し、大手監査法人に勤めた後スタートアップでIPOや投資を経験。その後アメリカにMBA留学し、卒業後に現地の会計事務所に就職したことがキッカケでUSCPAの勉強を開始、アビタスを利用して約半年で全科目に合格しました。
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目次
USCPA(米国公認会計士)試験の概要
試験科目(4科目)の概要
必修の3科目
USCPAの試験は全部で4科目(うち1科目は選択式)あります。
試験時間は1科目あたり4時間で、スコア75点以上で合格です。
必修科目の概要は以下の通りです。
Financial & Accounting and Reporting (FAR)
財務会計分野であり、企業会計・公会計の大きく二分野に分かれます。
4科目中もっともボリュームが大きく学習時間が必要となるため、最初に受験する科目としてFARを選択する人が多いようです。
Auditing & Attestation (AUD)
いわゆる監査論です。監査以外の保証業務・CPAとしての職業倫理規定についても含まれます。
覚えなくてはならないことは少ないですが、他の科目に比べてやや応用的な問題が多く出題されたように感じました。
通り一遍の暗記で対応することは難しく、内容に関する深い理解が必要な科目です。
Regulation (REG)
米国のビジネス・ローおよび税法に関する内容です。
テキストのボリュームは4科目の中でもかなり大きく、覚えることの多いのが特徴です。
内容自体はそこまで複雑なものではありませんが、日本人にとっては馴染みのない米国の諸法規を扱うものであるため、学習はじめはとっつきにくいかもしれません。
テキストを丸暗記するのではなく、法成立の背景や解釈など一つ一つ理解すること・商取引の流れについて図を描くなどして具体的にイメージすることで、記憶に定着しやすくなると思います。
選択科目
選択科目は以下3つの内、1科目を選んで受験します。
- BAR(Business Analysis and Reporting)ビジネス分析と報告
- ISC(Information Systems and Controls)情報システムとコントロール
- TCP(Tax Compliance and Planning)税務コンプライアンスとプランニング
受験要件・単位要件
4年制大学の卒業資格
出願州ごとに異なりますが、多くの州では4年制大学を卒業することが条件となっています。
在学中の場合でも、一定の条件を満たしていれば受験可能な州もあります。
しかし高卒または短大卒の方にはややハードルが高く、出願可能な州自体が限られてしまいます。
例外として、モンタナのように受験時の大卒資格を不要とする州もあります。
州によって難易度や合格率が変わるわけではないので、この点で不利になることはありません。
受験時に大卒資格を不要とする州でも、合格後ライセンスの取得段階では必要となります。
とはいえ就活や実務上ではライセンス不要、つまり全科目合格の実績のみでOKであるケースがほとんどです。
CPAライセンスを持つことのメリットは、「名刺に肩書きとして載せることができる」くらいですので、ほとんどの方には影響がないでしょう。
どうしてもライセンスが欲しいという方は、4年制大学の卒業資格を得るか、後述する通り日本の公認会計士試験を受けることを検討する必要があります。
筆者の場合ライセンスについてそこまでこだわりはなかったため、アビタスがオススメするグアムでの出願を決めました。
グアムのライセンスには2種類(Active LicenseとInactive License)あり、実務経験がない場合でもInactiveと併記することで名刺への記載が可能です。
さらにInactiveからActive化する際の実務経験認定が比較的ゆるいため、後々Active化したくなった場合に面倒がない点が魅力でした。
会計/ビジネス単位
大卒資格に加えて、一定の会計単位およびビジネス単位を要求する州もあります。
商学部やビジネス関連の学部等に通っていた場合、大学で取得した単位をそのまま利用できる可能性があります。
しかし注意していただきたいのは、全ての会計・ビジネス単位が無条件に認められる訳ではないという点です。
日本の大学で取得した単位の場合、大学・授業内容により要件を満たさないとされる場合もあります。
ご自分の取得単位がUSCPA受験において有効か否かを確認するため、出願前に予備校へあらかじめ相談することをオススメします。
卒業学部が会計・ビジネスと関係ない場合はどうすればいいのでしょうか?
実は、多くの予備校では外部の大学との提携制度を設けており、予備校の授業を受けることで必要単位が取得可能となっています。
したがってこの点はクリア可能な受験生がほとんどですので、どうか安心してください。
筆者も大学は全くの畑違いだったため、会計・ビジネスどちらの単位もゼロの状態から学習を開始しています。
アビタスの提携校であるカリフォルニア州立大学イーストベイ校(CSUEB)の単位認定試験をクリアし、無事に出願することができました。
試験スケジュール
USCPA試験は全部で4科目ありますが、1科目ずつ好きな順番・タイミングで受験することができます。
日本国内では東京・大阪に試験会場があり、事前予約制となっています。
予約枠は先着順であり、日によっては満席となってしまう場合もあるため、受験希望日を決めたらすぐに予約するのが良いでしょう。
結果発表(スコアリリース)はおおよそ受験日の翌月半ば頃となります。
詳細な日程はAICPAのサイトで確認可能です。
合格した科目には有効期限があり、最初の合格科目の受験日から一定期間内(アラスカ・グアム・ニューヨークは30カ月、ワシントン州は36カ月)に全科目合格を達成する必要があります。
期間を経過した科目は失効してしまうため、再度受験しなければなりません。
そのことを踏まえ、ボリュームが大きく学習時間の掛かるFARを最初に受験し、残りの科目を短期集中でクリアするという戦略を取る人が多いようです。
筆者自身も最初のFARには半年以上の時間をかけました。
その後には比較的FARと親和性の高いAUD、次にIT繋がりで AUDを応用できそうなBEC(新試験ではBAR)という順で受験し、最後にREGです。
AUDとBEC(新試験ではBAR)で1回ずつ落ちたため、FARの失効ギリギリで何とか全科目合格に辿り着くという危ない橋を渡っています。
筆者のような思いをしないためにも、最初の科目合格後はとにかく学業優先で短期合格を目指しましょう。
USCPA(米国公認会計士)の難易度とは?
試験内容の難しさ
上の項で紹介した通り、米国公認会計士の試験は4科目の異なる分野に分かれ、非常に幅広い内容の知識が求められます。
各論点の要所を満遍なく押さえることが重要ですが、あまりに論点が多いために頭がこんがらがってしまうかもしれません。
科目ごとに分けてうまく頭を切り替えることができれば、その心配を防ぐことができます。
何科目も並行で学習するよりは、1科目ずつ順を追って着実に合格していくほうが効率的でしょう。
求められる英語力の高さ
USCPAは米国の資格であるため、当然ながら試験は全て英語です。
問題を読解し、適切な解答を選択できるレベルの英語力が必要となります。
そのためか、英語ネイティブである米国人が多数を占める受験者全体の合格率に比べ、日本人の合格率はやや落ちるのが現実です。
しかし「自分には英語力がないから」と諦めるのは大変もったいない話です。
USCPA合格に必要なのはリーディング+少しのライティングスキルであり、これはUSCPAの学習を通して十分に身につけることが可能であるためです。
USCPAで英語力を伸ばす具体的な方法については、TOEIC400点から全科目合格!USCPAに必要な英語力で紹介させていただいています。そちらも併せてお読みいただければ幸いです。
数字で見るUSCPAの難易度
合格率から見るUSCPAの難易度
USCPA試験を管理する全米州政府会計委員会(NASBA)が公開している、科目別の合格率(Pass rate)は次のとおりです。
科目 | 合格率 |
---|---|
AUD | 45.71% |
FAR | 41.16% |
REG | 63.44% |
BAR | 41.04% |
ISC | 56.15% |
TCP | 78.16% |
出典:https://www.gleim.com/cpa-review/exam-pass-rates/
しかしこの通り『超難関』とまではいかなくとも、決して高い合格率ではないことがわかります。
特に英語というハンデがある分、日本人の合格率は全体に比べてやや下がる傾向にあります。
しかしながら、この数字に躊躇して諦めてしまうのは早計です。USCPA試験は絶対評価の試験であり、合格者に定員はありません。
つまり他の受験者と競争する必要はなく、自分が75点を取りさえすれば合格なのです。
なので合格率の数字に惑わされ挑戦を迷ったり諦めてしまうのは、とてももったいない話です。
「大体この程度の難易度なんだな」と参考程度にとどめ、それを学習へのモチベーションに変えるほうが、ずっと有意義だとは思いませんか?
勉強時間からみるUSCPAの難易度
一般的に、USCPA全科目合格までに掛かる学習時間は1000〜1200時間と言われています。
学習期間という面で言うと、早い人では数ヶ月、長い場合は2年以上掛かる人もいるようです。
これは仕事との両立をしながら学習しているか、勉強のみに集中できるかという状況の違いもあるかと思います。
科目合格の間は18ヶ月失効という縛りもあり、最初の科目を受験してから1年半以内に全科目合格を達成するというスケジュールが現実的です。
筆者の場合も、全科目合格までの期間は約2年、そのうち累計1年くらいは働きながらの学習でした。
また、周囲のUSCPA仲間では8ヶ月という短期間で合格した人もいれば、途中で科目合格の失効を経験しつつ5年以上掛けて受かった人もいます。
このように、期間は人により違いがあるものの、実は時間数で言うとそこまで大差はありません。
短期間で合格した人は標準である1000時間くらいですが、5年掛けた人でも2000時間は超えない程度でした。
長く掛かった人の勉強状況は、仕事との兼ね合いでなかなか時間が取れなかったという事情もあったようです。
しかし詳しく聞いてみると、一番の要因は中弛みでした。
学習の長期化に伴う疲れ・マンネリ化のために、
- ただ漫然とテキストを眺めるだけの時間があった
- やる気が出なくてサボってしまう日が続いた
- 一日に数問だけ解いて満足してしまった
などなど、学習時間が極端に少ない日々をダラダラと続けてしまった期間が一度や二度ではなかったのです。
せっかく覚えた内容も、間を空けてしまったために忘れてしまうことも多く、効率的な学習方法とは言えません。
そういう背景も加味すると、実質的な学習時間はやはり1000〜1200時間程度に収まるのではないかと思います。
何が言いたいかというと、USCPAは費やした時間が結果へ如実に現れる試験だということです。
効率的に進めれば短期間で、ダラダラと続ければ合格までに長年掛かるという差はあるものの、実質的な学習時間ではそれほど変わりません。
「1200時間やれば必ず受かる!」とまでは断言できませんが、一般に言われる標準学習時間はかなり実情を表していると言ってもいいのではないでしょうか。
となれば、あとは効率の問題です。
たとえば社会人の場合ですが、平日は4時間、土曜と祝日は8時間、日曜は予備日として休むというスケジュールで勉強したとします。
すると確保できる勉強時間は1年で約1500時間。必要とされる1000〜1200時間を大幅に上回ることがわかります。
単純に日数で按分すると、9〜10ヶ月あれば合格できる計算です。仕事を辞めて勉強に集中できるのならば、期間はさらに短くなるでしょう。
「たった10ヶ月、毎日コツコツ勉強すれば受かる!」
そう考えると、急に合格への道のりが現実的に見えてきませんか?
大事なのは中弛みを防ぐことと、そのために学習スケジュールを綿密に立て、それを愚直に守ることです。
モチベーションを高く保ち続けるためにも、短期決戦を目標に駆け抜けましょう。
受験要件から見るUSCPAの難易度
上の項で説明した通り、多くの州では受験要件として4年制大学の卒業資格を必須としています。
しかし、卒業大学や職歴などといった詳細なバックグラウンドが合格を左右することは一切ありません。
いわゆるFラン卒(筆者のことです)でも十分に合格は可能ですし、反対に国公立・早慶等を卒業した優秀な人が何年も合格できず諦めてしまうケースもザラにあります。
職歴についても同様で、全く違う業界・職種からの転身を図り、見事合格している人が大勢います。
実際に監査法人へ入所してわかったのですが、USCPA合格者で経理や監査の経験があるという方はほとんどおらず、営業、一般事務やSE、変わったところでは観光業出身という人もいました。
つまり卒業大学のレベル・それまでのキャリアは合格の可否に全く関係ないのです。
むしろ学歴コンプレックスのある人や、まったくの畑違いからのキャリアチェンジを図りたいという人こそ、USCPAへの挑戦は大きく人生を変えるチャンスになるはずです。
公認会計士 vs 米国公認会計士 vs 簿記1級の難易度比較
USCPAとよく比較される日本の公認会計士(JCPA)。
国内最難関と呼ばれる資格の一つですが、USCPAと比べてより難しいのは一体どちらなのでしょうか。
USCPAと公認会計士。それに加えて、やはり難関の会計資格である簿記一級。
この3つについて、いくつかの面から資格難易度を比較してみたいと思います。
試験制度から難易度を比較
米国公認会計士(USCPA) | 公認会計士(日本)(JCPA) | 日商簿記検定1級 | |
受験要件 | 4大卒・一定の会計&ビジネス単位 | なし | なし |
試験開催日 | ほぼ毎日受験可能 |
| 年2回 |
受験費用 |
4科目合計で$2,667.6〜2757.6 =約34〜36万円 | 19,500円 | 7,850円 |
科目 | 4科目 各科目を好きな順番・タイミングで受験可能 |
それぞれを1日で実施 | 4科目を1日で実施 |
こうして見ると、USCPAは受験要件と費用面で残りの2資格よりもハードルが高いことがわかります。
しかし試験スケジュールの面においてUSCPAは非常に柔軟性が高く、学習のしやすさについては圧倒的に有利と言えるでしょう。
勉強時間から難易度を比較
各資格取得にかかる一般的な学習時間はおおよそ次の通りとされています。
- USCPA: 1,000〜1,200時間
- JCPA: 2,500〜3,500時間
- 簿記1級: 800〜2,000時間
この差についてはいくつかの理由が考えられます。
まず試験範囲の面からです。
簿記1級は分野としては比較的狭く、簿記・会計学・原価計算と会計に特化した内容であることがわかります。
それに対してUSCPA・JCPAでは、会計以外にも幅広い分野(監査論・経済・諸法令など)を扱うため、必然的に学習時間も長くなる傾向にあります。
また、USCPAと比べて日本の2試験はより複雑な出題傾向にあるようです。
USCPAの学習方針は『広く、浅く』。基本的な内容をしっかり押さえておけば、本番の試験でも十分に対応可能です。
それに対してJCPAでは深掘り問題が多く、『落とすための難問奇問が多い』とも言われています。
さらに短答形式と論文形式の2段階試験があるという点も、JCPAを難しくしている要因でしょう。
簿記1級も難関資格と呼ばれるだけのことはあり、内容の複雑さは相当なものです。場合によっては学習時間がUSCPAを超えるケースもあるのはそのためでしょう。
また上述したように試験スケジュールの柔軟さも、USCPAの難易度を下げていると言えます。
1科目ずつ好きなタイミングで受験できることで、より効率的な学習計画を立てられるためです。
- 時間をあまりかけず、短期集中で合格したい
- 深掘りや応用よりは、広く浅く知識を身につけるほうが得意
このような方にはUSCPAのほうが向いています。
» USCPAに簿記2級は必要?簿記1級との難易度は?【全取得者が解説】
資格のダブルホルダーが難易度を比較
筆者が監査法人に勤めていた頃、USCPAとJCPAの両方を取得している、いわゆる『ダブルホルダー』と呼ばれる方と何人か出会ったことがあります。
また、公認会計士資格に加えて簿記1級の資格を持つ人も珍しくはありません。
そういった人々に「実際、難しかったのはどっち?」と尋ねてみると、感じ方は人によって様々であることがわかりました。
USCPAとJCPA
日米両方の公認会計士資格を取った人の数は多くありませんが、意見はかなり割れました。
ほとんどの人は学生時代にJCPA合格、監査法人に勤め始めてからUSCPAに挑戦という流れでダブルホルダーとなったようです。
学生と社会人という状況の違いもあり、
「JCPAのほうが勉強に割ける時間が多く、余裕を持って受けられた」
そう感じる人もいれば、
「仕事と学習を両立できていたので、USCPAのほうが簡単だったと思う」
「先にJCPAで会計や監査について深く勉強した後なので、USCPAのハードルは英語力だけだった」
などという意見もありました。
USCPAと簿記1級
監査法人での実務においてよく指摘されるのが、「USCPAは簿記に弱い」ということです。
JCPAと比べて仕訳知識に乏しいのが弱点で、筆者自身も初めての財務諸表監査ではかなり苦労しました。
これはやはりUSCPAとJCPAの試験内容の違いが影響していると思います。
『広く、浅く』のUSCPAは、様々なケースを想定して深く学習するJCPAには知識量や応用力においてどうしても劣るということです。
その点を補うため会計論に特化した簿記1級へ挑戦するUSCPAは多いですが、残念ながら途中で挫折するケースも少なくありません。
「語学のハードルがないはずなのに、何を言ってるのかさっぱりわからない。専門用語が多い」
「内容が複雑すぎて頭に入ってこない」
「学習に時間がかかり、仕事との両立ができない」
という阿鼻叫喚の様相を目の当たりにいたしました。
無事に合格まで辿り着けたのは、
- 先に簿記3→2級を経てから満を持して1級にチャレンジした人
- 学習計画を綿密に立て、仕事量をうまく調整できた人
- 化け物(いつ寝てるの?)
というパターンでした。
知識を得るために学習はするが、合格まで目指す必要はないという意見もあります。
確かに就活やビジネス上では、公認会計士資格さえあれば簿記1級まで求められることはまずありませんので、それはそれで合理的な考えかもしれません。
USCPAとJCPA/簿記1級の難易度について比較した結果、一般的に受かりやすいのはUSCPAという印象を受けました。
とはいえUSCPAが就活で不利になるということは全くありませんし、知識面の不足は後から埋めることが十分に可能です。
新しい世界に飛び込むきっかけとして最も有利な入り口は、断然USCPAであると言えるでしょう。
» USCPAに簿記2級は必要?簿記1級との難易度は?【全取得者が解説】
まとめ
USCPA試験の概要とその難易度について紹介しました。
試験の出題範囲が広く、英語力も必要となることから、決して簡単な試験ではありません。
しかしながら、
- 「落とすための試験ではない・他の受験生との競争ではない」ことから、純粋に実力で勝負できる
- 日本の類似する資格に比べてハードルが低い割に、キャリアチェンジのチャンスとしては同等の価値がある
このような点において、大変リーズナブルな資格であると言えます。
また努力が成果として如実に表れる試験であるため、モチベーションを高く保って学習計画を着実にこなすことが重要です。
1000〜1200時間の学習時間を目標に、短期集中で乗り切りましょう。
この記事を通じて、USCPAへのチャレンジを迷っている方の背中を少しでも押すことができたならば幸いです。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
この記事はインターンのKazuによって編集されました。