USCPAは日本の公認会計士と比較してコスパが良い試験だ。合格率も各科目で50%程度と高く、「諦めなければ誰でも合格できる」試験と言われることもある。
よく、USCPAは簡単と言われることがあるが、本当にそうだろうか?USCPAに効率よく合格するためには何をしたら良いのだろうか?
今回は、6ヶ月で4科目を合格した私が、USCPAの試験やメリットについて徹底的に解剖したい。
この記事の著者:Ryo
初めまして!Ryoです。大学大学中に日本の公認会計士試験に合格し、大手監査法人に勤めた後スタートアップでIPOや投資を経験。その後アメリカにMBA留学し、卒業後に現地の会計事務所に就職したことがキッカケでUSCPAの勉強を開始、約半年で全科目に合格しました。
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目次
米国公認会計士(USCPA)とは?取得のメリットは?
米国公認会計士(Certified Public Accountant、USCPA)は、米国各州が認定する公認会計士資格であり、CPAとも呼ばれる。
米国での公認会計士資格は各州ごとで取得・登録される。試験自体は統一試験となり、米国公認会計士協会(American Institute of Certified Public Accountants; AICPA)が試験を作成し採点する。州によって試験の難易度に差はない。
試験に合格したCertificate保有者とAICPA(The American Institute of Certified Public Accountants)に所属する営業許可(Licence)を持った米国公認会計士は百万人程いる。
参考:wikipedia
国際的な互換性が良い
国際相互承認協定(MRA:Mutual Recognition Agreement)の下、アメリカといくつかの国はお互いの会計資格を認めているので、USCPAを持っていると、一定の条件を満たせばアメリカだけでなく、下記の国・地域(と該当会計協会)でも会計業務に従事できる。
- オーストラリア(CPA Australia)
- カナダ (CPA Canada)
- 香港 (Hong Kong Institute of Certified Public Accountants (HKICPA))
- アイルランド (Chartered Accountants Ireland (CAI))
- メキシコ (Instituto Mexicano de Contadores Publicos (IMCP))
- スコットランド (Institute of Chartered Accountants of Scotland (ICAS))
USCPAで広がる転職のキャリアと年収感
監査法人
まず、USCPAに合格することで公認会計士の独占業務である監査をすることができるようになる。日本のBig4(トーマツ、EY、KPMG、PWC)でも、昨今の公認会計士不足から、未経験のUSCPAを監査業務で積極採用をしている。
一方で、日本の監査法人はやはり日本の会計士を優遇する傾向にあり、USCPAホルダーに偏見を持っている人も少なくはない。USCPAホルダーもマネージャーまではなれるが、それ以上にあがるのはハードルが高くなるかもしれない。
参考までに、監査法人のスタッフの年収は500-700万程度、シニアは600-900万程度だ。残業代がどれぐらいつけられるかにより金額は前後する。
海外勤務
USCPAの魅力の一つは、海外勤務を狙いやすくなることだろうか。
特に海外での日本企業向けの監査・会計サービスの提供は、日本人が欲しいという背景があり、日本人のUSCPAホルダーがアメリカやタイ、香港、シンガポールなどで活躍していることはよく聞く話だ。
日本の公認会計士ホルダーは、(英語ができないことが多いため)海外勤務の話は滅多に回ってこない。
将来海外で勤務したいという人には、USCPAに合格をすることでそのチャンスを掴みやすくなる。
外資系企業
日本企業は日本の会計士の方が好きだが、外資系企業となると違ってくる。日本の大手外資系企業はアメリカ資本の会社も多く、やはりアメリカ人の上司やマネージャーは、アメリカの資格が好きなのだ。
そのため、外資系企業でファイナンスやアカウンティングに従事したい場合、USCPAを持つことはレジュメでもプラスになる。
そして、外資系企業のファイナンスやアカウンティングの給料は、日系企業と比較して高くなる傾向がある。日本の公認会計士として日系事業会社に転職するよりは、USCPAとして外資系企業に転職した方が給料が高いなんてこともありうる話だ。
外資系企業では、スタッフで年収500-700万、マネージャー(部下なし)で700-900万は狙えるだろう。
USCPAを持っていれば、その後、部下のありマネージャー(800-1100万程度)やそれ以上のキャリアアップも狙って行きやすい。
コンサル、その他
監査以外のことをするのであれば、日本の公認会計士もUSCPAも立つ土俵は一緒のように感じる。
USCPAを持っていれば、FASやFinancial Advisory、M&A Advisory、戦略コンサルなどにも評価をしてもらえる。このあたりで頑張れば、20代〜30前半で年収1000万が狙えるレベルになる(激務だが)。
その他、レジュメにUSCPAと書いてあるだけでも、ある程度の信頼は得られることは間違いない。例えば、求人サイトのIndeedでUSCPAと検索すると、無数の求人が出てくるため参考にしてみよう。
昨今は英語の重要性がますます上がってくる中で、ドメスティックな仕事しかできないと思われている日本の公認会計士よりも、USCPAを持つことで広がる可能性はかなり広いのではないだろうか?
USCPAの試験制度や難易度・勉強時間
ここでは、米国公認会計士の難易度を日本の公認会計士との比較で考えていきたい。
試験科目・受験プロセス・受験スケジュール・問題の難易度・合格率等いくつかの切り口から見て、結論として日本の公認会計士より、USCPAのほうが受かりやすいと言えるだろう。
下記の表を参考にしてほしい。詳しくはこの後説明していく。
USCPA | 公認会計士(日本) | |
科目数 | Core(必須)3科目
Discipline(選択)3科目から1科目選択
(※)MC(Multiple Choice)=4択問題、TBS(Task-Based Simulations)=総合問題 | 短答(選択式):4科目
論文式:4科目+選択1科目
|
試験時間 | 各科目4時間(合計16時間) | 短答式:3科目1時間、1科目2時間(合計5時間) |
論文式:5科目2時間、1科目3時間(合計13時間) | ||
受験プロセス | 受験科目に決まった順番がない。それぞれの科目の合否はその他の科目の受験に影響しない | 短答式に合格後、論文式を受験 |
受験スケジュール | 柔軟な日程から複数回受験可能 | 短答式は年に2回 、論文式は年に1回 |
問題の難易度 | 短答式<USCPA<論文式 | |
合格基準スコア | 75 | 70 |
合格率 | 各科目50%前後 | 短答式20%前後、論文式35%前後 |
受験準備に必要な英語力 | TOEIC800〜(目安) | 不要 |
試験科目・試験時間
上記の通り、科目数で見るとUSCPAは4科目、公認会計士は5科目であり、科目数で言うと大差はほとんどない。
公認会計士の場合は短答式には選択科目はないが、USCPAは3つの必修科目と1つの選択科目から選んで受験することになる。
USCPAでは、法律と税務が一つの科目(REG)に入っているのに対し、公認会計士は企業法と租税法に別れているところは大きな違いだろう。
また、USCPAは財務で公会計が範囲に入りなど、若干試験範囲が広い。
一方でUSCPAは基本的な問題が解ければ合格ができるため、範囲が広いからといってマニアックな問題が出題されることはあまりない。
日本とアメリカの両方の試験を受験した私の感覚から、USCPAと公認会計士の短答式を比べると、問題の難易度はUSCPAの方が高いと感じた。
また、USCPAにも四択問題(MC)だけでなく、総合問題(TBS)が含まれているのだが、公認会計士の論文式は完全に記述(理論+計算)のためより深い理解、暗記も求められる。
出題される問題の難易度を比較すると、下記のようなのようなイメージとなるだろう。
短答式<USCPA<論文式
試験時間に関しては、合計時間で言うとUSCPAと公認会計士で差異はない。両方とも長時間の集中力を要するハードな試験であることが伺える。
合格率
USCPA
直近10年ぐらいの合格率は基本50%前後を維持している。本年度各科目の合格率に関して、AICPAサイトで公開されている。それぞれ50%-60%程度の合格率だ。
つまり、偏差値でいうと50超程度で合格圏内に入ってくる難易度となる。
公認会計士
一方で、公認会計士の最終合格率は10%前後だが、短答式の合格率は約20%で、論文式の合格率は約35%。
USCPAと公認会計士の両方の試験を受けた私の感覚を言われてもらうと、USCPAは日本公認会計士と比較して決して簡単な試験ではなく、難易度が高く一切解法がわからないような問題も一定数出題されると感じた。
一方で、合格率を比較すると、USCPAは50%程度合格率の試験を4回受ける、公認会計士は20%程度の合格率の試験を1回合格し、その後35%程度の合格率の試験を1回受ける。
また、採点方法に関しては、正答率で計算され、日本の公認会計士は70点以上(毎年合格点の前後はあり)で一律に合格する。
USCPAは採点の考え方が厄介で、75点以上で合格なのだが、これは75%以上の正答率ではないため注意が必要だ。USCPAでは、正答率何%以上で合格と言う基準が開示されていないため、合格率で難易度を比較した方がわかりやすい。
上述したように、公認会計士の短答とUSCPAを比較すると、問題の難易度はそこまで違いがあるとは思えないが、明らかに合格がしやすいのはUSCPAだと言える。
公認会計士ではケアレスミスは命取りだが、USCPAはある程度間違えても2分の1のグループに入れれば合格できる。
試験日・受験スケジュール
もう一つ、米国公認会計士を受かりやすい試験にしてくれる要因に、受験のスケジュールがある。
USCPA
USCPAは1科目ずつ、科目別に受験できるため、一気に全部勉強をする必要がない。
また、1年を通じてテストセンターが空いていれば比較的自由に受験ができる上、仮に落ちてしまってもすぐに再受験が可能となる。
自分の好きな日程で、何度でも受験ができるのは精神負担が少なくて済む。
公認会計士
一方、日本の公認会計士の場合、短答式は年に2回 (5月と12月)、論文式は年に1回(8月)の決まった日程にしか受けられない。
短答式は1日で全ての科目を受験、論文式は2日で受験をするため、全ての科目を同時進行で勉強する必要があり、暗記の範囲も増える。そのため、受験者のほとんどは大学生で社会人はほとんどいない。
一度失敗すると来年・・と言うことになりかねないため、受験当日の緊張やストレスも増える。
試験制度や受験スケジュールを見ても、USCPAは受験者に優しい設計になっていることがわかる。
受験資格
USCPAの受験を若干厄介にさせるのはこの受験資格。試験を受けるために一定の要件を満たさなければならず、この基準が州ごとに異なるのだ。以下、いくつかの州の受験要件を見ていこう。
アラスカ州
- 4年制大学の学位
- 会計15単位
グアム
- 4年制大学の学位
- 会計24単位
- ビジネス24単位
ワシントン
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計24単位
- ビジネス24単位
上記は比較的受験がしやすい州の例だが、州によっては会計単位に特定の科目が含まれていなければならないなどの縛りもあり、日本の大学で会計専攻などでない限りは単位を追加で取らなければいけないことがほとんどだ。
また、受験資格に大学の学位があるため、大学在学中に受験ができず社会人になってから受験をすることが一般的。
この単位については、後ほど予備校比較で記載するが、USCPAの専門学校の講座を受講することで比較的容易に取得をすることができる。
どこの州で受験すべきか、ライセンス登録をすべきか悩むかもしれないが、アメリカ国外で仕事をするのであれば州は正直関係ない。(アメリカ国内で開業や監査法人パートナーとしてサインをする場合は、その州のライセンスが必要になる)
ニューヨークやカリフォルニアなどかっこいい州のライセンスが欲しいと言う気持ちはわかるが、まずは受験して「合格」を勝ち取ることを優先した方が良いだろう。
受験しやすい州でまずは全科目合格し、その後必要があれば必要な単位を追加で取得し、ライセンスを他の州にトランスファーすることもできる。
一部の州ごとの受験要件はアビタスのこちらのページがとても参考になる。全ての州の要件は、こちらのサイトではまとめられている。より詳細を調べたい人は参考にしてみよう。
USCPAの合格に必要な英語力
日本人にとって米国公認会計士の唯一のハードルは、試験が全て英語で行われることだろう。
FARやBECは計算も多いため合格はしやすいが、REGやAUDは理論も多く、英語の読解力がないと文章の意味がわからない、と言うような長文もいくつか出題される。
感覚的には、勉強を開始する当初、TOEIC800〜900点、TOEFLのリーディングで23~26点、IELTSのリーディングで6.5~7.5程度の実力がないと英語力がボトルネックになる可能性が高い。
一方、何度も申し上げたいのはスタート当初の英語力はなくとも、やっているうちについていくこと、USCPAは合格率が高くある程度失敗しても受かる試験であることは考慮して欲しい。
また、所詮英語のリーディング力だけが勝負であり、日本人が苦手なリスニングやスピーキングは必要ない。USCPAに必要な英語力の記事も参考にしよう。
サンプル問題・過去問
USCPAがどんな試験内容か見てみたい人は、AICPAのサンプルテストを受けてみよう。
本番形式でサンプル問題を解くことができる。フルサイズの試験が受けられるわけではなく、MCとTBSが数問ずつ出題され、その場で答えあわせをすることができる。
一つ勘違いして欲しくないのは、勉強を始める前にこの問題を見て「難しすぎる・・自分にはできない・・」と思うことだ。
これからUSCPAを始めようかなと思っている人が、いきなり本番の問題を見ても解けるはずもなく、難しいのは当たり前。これはあくまでどんな試験なのかイメージを湧かせるために活用しよう。
簿記1級との難易度比較
ついでに簿記1級と米国公認会計士の難易度比較をしておこう。
- 合格率
合格率だけ見ると、簿記1級は10%前後に対し、USCPAの科目合格は50%程度となる。
一方で簿記1級にはUSCPAのように受験資格の制限がないため、母集団の質が落ちて合格率が低くなることは想定される。
- 問題の難易度
計算問題の難易度からすると、簿記1級の計算問題は細かいことも覚えていないと解けないが、USCPAはざっくりでも解ける問題が多いと感じる。
一方で、USCPAには簿記には出題されずらい連結等の論点も頻繁に出題され、出題範囲は広い。さらに理論科目も多くある。
- 勉強時間
簿記2級までは独学でなんとかなるが、1級であれば予備校に通うことが想定される。
クラスは半年〜1年の期間はかかるため、年二回しか受験できない簿記1級は最短でも半年は勉強期間が必要と考えて良いだろう。
私が簿記1級を勉強した際には合格まで半年、500-600時間は勉強した記憶がある。USCPAは1000−1200時間程度が一般的だ。
- 結論
結論からすると、簿記1級とUSCPAを比較するのはナンセンス。キャリアへのインパクトはUSCPAの方が格段に評価が上がる。
英語が得意で会計にチャレンジしたいのであれば、合格率の低い簿記1級に時間を割くよりもUSCPAに挑む方が将来のチャンスは多いと考えられる。
USCPA受験に簿記が必要か悩んでいる人は、USCPAに簿記2級は必要?簿記1級との難易度は?も参考にしよう。
USCPAの勉強時間は?
現在の英語力や会計のバックグラウンドなどによって、必要な勉強時間は異なるが、USCPAの合格に必要な勉強時間は概ね1000時間前後から1500時間程度だと言われている。
英語力や簿記の知識などによって短縮は可能であると考えられるため、以下も参考にしてみよう。
英語力による勉強時間の違い
- TOEIC800点以上 or 英検準1級:平均から100時間短縮
- TOEIC500~800点 or 英検2級:平均レベル
- TOEIC500未満、英語が苦手:平均+200時間〜300時間
会計知識による勉強時間の違い
- 会計士試験合格者:平均から200-300時間短縮
- 簿記1級 or 税理士試験合格:平均から100~200時間短縮
- 簿記2、3級合格:平均レベル
USCPA予備校・専門学校比較
独学で米国公認会計士を受験する人もいるが、上述した受験資格を満たすために単位を別途購入することになると、最終的に予備校に通うのとコストが大差がなくなることもある。
私も当初予備校なしで受験を検討したが、アメリカの大学やコミュニティカレッジで会計単位を取得すしようとすると、3単位で500-800ドル程度かかるのが普通であり、セメスター制で時間もかなりかかってしまう。
予備校や専門学校に通うと、通常のコースを受講することで単位の取得ができるパターンが多く、かなり「楽」に受験要件を満たすことができる。また、講座内容や解説が日本語のため、理解がしやすく勉強時間短縮にも繋がるだろう。
USCPAの予備校費用・特徴比較表
アビタス | TAC | CPA | |
受講費用 | 入会金:11,000円 ライトパック:616,300円 フルパック :815,800円 学生専用パック:579,700円 | 入会金:10,000円 教室:400,000円 通信:430,000円 | 300,000円 |
単位 | 受講料に含む ライトパック: 会計又はビジネス15単位 フルパック、学生専用パック: 会計29単位、ビジネス24単位 | 別料金: 大学入学金:7,000円 3単位ごと21,000円 | 受講料に含む |
テキスト | 日本語 | 日本語 | 日本語 |
問題集解説テキスト | 日本語 | 日本語・英語併用 オンライン演習は英語解説のみ | 日本語・英語併用 (一部教材は日本語解説文/動画がない) |
受講期間 | 5年 | 2年 | 2年+1年(延長期間は自習室等は利用不可) |
私はUSCPAの予備校を比較した結果、最終的にアビタスにすることにした。以下、私の各予備校の消去法のプロセスを各予備校の特徴とともにお伝えしたい。
TAC
私は元々日本の公認会計士を受験した際にはTACにお世話になったこともあり、TACは上位の候補であった。
日本の公認会計士を持っていれば、フルパッケージではなく、エッセンスのみのBeckers30のコースを受講すればよく、受講料も30万程度+単位取得代で40万円程度で済みそうだ。
一方で、USCPAの受験に必要な単位取得については悩みがあった。
TACの提携校のブラッドリー大学の試験は難易度が高いという噂があり、さらに単位を取得するために毎回受験料がかかるのだ。
さらに、アメリカ在住の場合、単位認定の試験は限られた場所と日程でしか受けられないとのことで、早めに本試験を受験したかった私はTACをパスすることにした。
CPA
CPAは2024年からUSCPAの講座をスタートした。
まだまだだ合格実績は少ないが、料金は一番安いので気になる人も多いのではないだろうか。
私がUSCPAの予備校を比較検討していたときはCPAの講座は未開校ではあったが、その時にも別の格安の予備校も選択肢としては考えていた。
一方で、確実に一発で合格するためには、予備校代を節約するより、実績のある予備校に投資をする方が近道であると考え、値段だけで決めることはしなかった。
アビタス
さて、値段が他と比較して若干高めのアビタスのUSCPA講座は最後の選択肢。決め手はなんだったのだろうか?
一番の決め手は、合格実績だ。合格者数を公開しているのはアビタスのみで、この教材を信じてやり切れば合格できるという確信がもてた。
また、単位認定の試験は自宅でいつでも受けられれ、次の月には成績表を出してくれるため、早めに受験資格を満たして本試験を受験をすることができることもプラスであった。
ちなみに、オンラインの問題演習はかなり便利で、●回間違えた問題、●回解いた問題等だけを指定して勉強でき、正解数や正答率で問題を選んで学習できる機能は弱点克服に活用した。
実際にアビタスを受講をしてみて、全ての科目を一発で合格できたので文句はないが、不満をあげるとしたらテキストや解説が若干わかりづらいことだろう。
表などが活用されておらず、文字がダーっと書いてあることが多いため、頭の中での整理や暗記がしづらいことが多くあった。もちろん読めばわかるだが、学習者の利便性を考えてもらえるとより嬉しかった。
このことから、私は暗記や理解がしやすいように付箋にポイントをまとめる作戦をとった。詳しいやり方は勉強法の節を参考にしてほしい。
また、アビタスを検討している方は、こちらの記事でアビタスの料金や割引制度についてまとめているのでチェックしておこう。
米国公認会計士試験に6ヶ月で合格した勉強法
私の受験スケジュール
2019年6月 | USCPA学習開始 |
2019年8月31日 | AUD – Auditing and Attestation(89点) |
2019年10月5日 | FAR – Financial Accounting and Reporting(91点) |
2019年11月11日 | BEC – Business Environments and Concepts(82点) |
2019年12月9日 | REG – Regulation(81点) |
私は2019年5月半ばにMBAを卒業し、現地の会計事務所で働くことになったためUSCPAの勉強をする決意をした(二度と会計の勉強はしないと思っていたので、人生はわからない・・)。
1月からは年度監査が始まり忙しくなってしまうため、年内に終わらしたかったのは事実だが、実際にやってみるとかなり大変で、特にBECとREGは神経をすり減らしたことはここで申し上げておきたい。
FARとAUDは割と余裕を持って勉強をすることができたのだが、その後BECとREGはそれぞれほぼ1ヶ月で準備をしたため、前の2科目と比べると駆け足で理解度も低かったと感じる。
スコアをみても、FARとAUDは時間をかけた分高得点、BECとREGは10点近く下がってしまったことで完成度の低さは想像がつくだろう。
なんども申し上げているように、USCPAの合格率は50%。つまり、隣の席の人を一人倒せば合格できるような試験なのだ。上位10%に入るのは大変だが、上位50%に入るのはそう大変ではなさそうと思わないだろうか。
私は75点でも受かれば良いと思っているため、高得点を取るためではなく、受かるための勉強が大切だと感じている。FARとAUDも少し手を抜けば、受験期間をもう少し短くできたかもしれない。
USCPAの勉強時間(私の場合)
USCPA合格に必要な勉強時間は、1000時間〜1500時間程度と言われている。1日平均3時間勉強したとして、1年から1年半で確保ができる勉強時間だ。
私は平日は2-3時間、休日は6-7時間は確保し、平均して毎日3-4時間は勉強しただろうか。
6ヶ月で180日だとすると、600-700時間程度は勉強したはずだ。科目別で言うと、AUD3割、FAR4割、残りの1.5割ずつをREGとBECに費やしたイメージだ。
次の勉強法でも述べるが、AUDとFARはやり始めで効果的な勉強方法がわからず、無駄に勉強をしてしまった部分があった。そこを削れば100時間は節約できたと思う。
参考までに、日本の公認会計士は大学3年生の始めで予備校に入り、4年の夏で合格するまで一日平均5-6時間は勉強をした。約18ヵ月で合計3,000時間程度は有したはずだ。
この貯金があったからこそUSCPAに有利に働いた部分はもちろんあるが、なかったとしてもUSCPAに合格するための必要な勉強時間は大幅には増えないと考える。
USCPAの効果的な勉強方法
テキストは読まない(授業は見ない)
まず、AUDとFARで失敗したのは、勉強始めで余裕があったせいか、授業を見ながらテキストを通読し、それから問題を解くというアプローチをしたことだ。
授業を見るのには1科目50時間程度かかるにもかからわず、問題を解く時には授業の内容はほぼ忘れており、さらに、問題集は授業よりも難易度が高いため初見ではほぼ解けない。
そのため、テキストを読んで授業を見たとしても、最終的には問題集を完璧にし、解説を読んで理解しなければならないのだ。
また、授業を見た2-3日はテキストの内容をある程度覚えているかもしれないが、その後問題集を中心に回している中でテキストや授業の内容は全て忘れ、もともと費やしていた時間が無駄になると感じた。
最終的にテキストにはほとんど戻らず、問題集が全てになるのであれば、最初から問題集だけやれば良いではないか。
人間、初見でわからない問題を解くのは抵抗があり、たくさん間違うためストレスがたまるため、授業を見たくなる気持ちもわかるが、合格を勝ち取るためには必要ないのではないか?
であれば、最初から問題集中心で勉強し、間違いを通じで理解度を高めることをおすすめする。
この作戦に切り替え、BECとREGはテキストを通読することもせず、授業も見ずに合格をすることができた。
もちろん時間に余裕があれば授業を見るというスタイルも良いのだが、ほとんどの人は社会人として仕事をしながら準備をしていることが想定されるため、合格するために不要な部分は削った方が効率が良い。
ちなみに、日本の公認会計士に関しては、短答式の試験ではテキストはほとんど不要で問題集をやり込めばばよく、論文式は全体像の理解が必要のためテキスト中心の学習になる。
USCPAの場合は日本の論文式のように深い理解や記述が試されることはないため、テキストを何度も読んだり暗記したりする必要はない。
問題集を中心に学習
特にアビタス の場合は、テキストに書いてあることがそのまま問題集の解説に何度も記載がされるため、その解説を読むだけでもテキストの大事な点は網羅できる。
結局はテキストを完璧にしても試験には受からず、手を動かして計算し、問題を解き、間違えて理解をするというプロセスを繰り返すことが大切だ。
最初の1、2回は間違えも多くストレスがたまりやすいが、3、4回と繰り返すと解き方や思考プロセスが整理され、正答率が高くなってくる。
問題集に問題を解いた日付と○✖︎△記載し、次のステップに備えよう。
○:正解
✖︎:不正解
△:正解したけどまぐれ
(※)写真の問題集には◯が付いていないのだが、これは終盤(REG)で日付と◯を書き込む時間さえ勿体ないと思ったからである。とにかく✖︎と△だけはメモして弱点を潰すようにした。
間違えた問題を潰す
ここがかなり大切だ。まず、問題集を1〜2回解き、できる問題、できない問題を振り分ける。2回連続で正解した問題は何度やっても正解できる問題のため、そこに時間をかけるのは無駄になる。
そのため、問題を振り分け、✖︎△がついた問題を中心に勉強するのだ。
アビタスのシステムが便利なのは、オンラインで問題を解くと正解不正解が記録され、どの問題で何回間違えたのかなどのデータを残すことができることだ。
私はこれを使って間違えた問題を中心に何度も練習を繰り返し、結果を紙の問題集にも記載して目視できるようにした。
直前ではたくさん✖︎がついた問題を中心に復習を行った。問題集にもたくさん間違えた問題に付箋をはり、前日に総復習ができるようにした。
間違えやすいポイント、忘れやすい部分はメモ
間違えた問題を繰り返し解いていると、何度やっても間違えたり、ひっかったりする問題が出てくるはずだ。それはケアレスミスなのか?理解不足なのか?知識が足りないのか?
USCPAには丸暗記で対応できるような問題はほとんど出てこない(暗記よりざっくり理解が大事)と感じるが、問題集の中には細かい知識問題も含まれている。
私はテキストは読んでもいないし暗記もしていないが、問題集の問題を解くために必要な知識は、解説に乗っている範囲で出来るだけ暗記(理解した上で解く際のポイントを覚える)する努力をした。
この時、問題集に色々書き込むのも良いかが、如何せんすぐに忘れてしまう。そのため、間違いやすいポイントやちょっとした知識(わからなかった単語も)を小さい付箋にメモし、その付箋を壁に貼ってちょこちょこ見れるようにした。
付箋は1科目につきノート4枚分ぐらい溜まったが、付箋を一箇所に集めれば苦手分野・知識を集めたまとめノートになる。付箋なので簡単に場所を変えて、暗記しやすいようにオーガナイズすることもできる。
この付箋ノートを試験直前には完全に暗記・理解できるようにして試験に望んだ。
直前に模試や本番問題を解く
アビタスだけではないと思うが、問題集の難易度は本番よりも明らかに簡単だ。問題集を完璧にすれば合格点は取れるとは思うが、問題集だけしかやらないと、本番の難しさでパニックになるだろう。
そのため、受験の1ヶ月〜2週間ぐらい前までには問題集は9割型解けるようにし、その後は模試やAICPAのリリース問題(過去問)を演習して本試験の難易度に慣れると良い。
AICPAのリリース問題でも、問題集で見たことのないような問題が1-2割出てくるが、そういうのは解けなくても良いし、本番でも解ける必要はない。
合格点を取るためには、問題集にある基本問題の知識を活用して、ちょっと難しく見える応用問題が解ければ良いのだ。上位50%に入るために細かい部分は必要ない。
ここだけの話、AUDとFARは順調に勉強が進み、2週間前までには問題集は9割型できるようになった。その後は過去5年分ぐらいのMCとTBSのリリース問題まで学習することができたため、万全を気して受験し、90点前後の点を出すことができた。
一方、BECとREGは問題集を2-3周できた(8割の完成度)のは1週間〜5日前ぐらい、その後慌てて模試を受けたり、リリース問題を解き始めたため、AICPAの過去問もMCを3年分ぐらいしか演習することができなかった。
それでも80点は出すことができたため、準備が完璧だと思わなくても合格はできる試験だと考えてほしい。(もちろん、完璧に準備ができてから受験した方がストレスは少ないが。)
上位50%に入れば良い
勉強をしていると「こんなに難しいのできない」「覚えられない」「もう無理かも」という気持ちになることがある。人間だもの。
私はそんな気持ちになった時に、「上位50%に入れば良いんでしょ?」と思うようにした。
1/10に入るためにはかなり努力をしなければいけないが、1/2に入るためにはそこそこの努力で良いし、難しい問題はみんなできないはずだ。
そのため、本試験でわからない問題があっても、「みんなできないだろ!」と楽観的に試験を受験すると精神的なストレスも少なくなる。気持ちの持ち方は資格試験の学習や早期合格にはかなり大切だ。
おまけ:公認会計士だからできたのか?
私がもともと公認会計士試験に合格しているからそんなに早く受かったのではないか?と思う人もいるかもしれない。
もちろん、FARやAUD、BECの一部は試験内容も被っており、6-7割ぐらいは知っていることだったのも事実だ。
一方、REGは一番対策期間が短く(1ヶ月弱)、事前知識もなかったためゼロからのスタート。それでも短期間で合格を勝ち取ることはできた。
事前の知識は有利にはなるが、それがなかったとしても、ここで紹介する勉強方法で、90点は取れなくても短期間で合格レベル(80点前後)に持っていくことは可能なはずだ。
USCPAの受験の順番(新試験制度に対応)
ここでは、よくある質問の一つである米国公認会計士の受験の順番について考えていく。
私が受験したのは旧試験であるが、2024年に導入された新試験制度を元に若干内容をアレンジしてみた。
新試験制度の選択科目では、ほとんどの予備校はBARを推奨しており、9割以上の受験者はBARを選ぶことが考えられる。
- FAR
- AUD
- REG
- BAR
多くの場合、FARから受験勉強を始めるが、必ずしも効率的でない場合があると考える。
現に私もFARから勉強を始めたが、途中でAUDに切り替え、AUD合格後にFAR、BEC(BAR)、REGの順に合格をした。
FARから勉強を始めるのは良いのだが、試験全体で4割程度の勉強時間が必要のため、中々受験できるレベルにならず、学習の半ばで挫折しやすくなるだろう。
ある程度短期間で終わらせられる科目から始め、まずは1つ合格を勝ち取ることもモチベーション維持のため重要だ。
経理経験あり、日商簿記保有:AUD、BARから受験
- BAR→AUD→FAR→REG
- AUD→BAR→FAR→REG
- AUD→FAR→BAR→REG
経理経験や日商簿記2級程度の会計知識があれば、AUDやBARから勉強を始め、早めに1科目合格するのは合理的な選択だ。
私は、FARからAUDに浮気している間にFARの知識はほぼ忘れてしまったので、最初から監査を勉強していれば時間短縮に繋がったはずだ。
会計初心者:FAR、BARから受験
- FAR→AUD→BAR→REG
- BAR→FAR→AUD→REG
FARで習った知識はAUDにも出題されるため、会計知識なしで監査の勉強は厳しいだろう。
会計バックグラウンドがゼロからUSCPAの勉強を始めるとすると、FARかBARを最初に持ってくるのが良いと考える。
BARは他の科目との関係は薄いため、最初に合格しておくぶんには問題ない。
好みや得意にも左右されるが、モチベーション維持のため「FARを最初にやらない」という選択肢も検討してみよう。
よくある質問集
- 米国公認会計士って意味ないのでは?
USCPAは意味がない、取得しても就職ができないとネガティブキャンペーンをする人はいるが、それは結局その人次第だ。
監査法人を出たら、公認会計士もUSCPAも一人の人、資格で食っていくのではなく、自分の実力でキャリアを築いて行かなければならい。
個人的には、USCPAは日本の公認会計士と比較してコスパがよく、社会人でも合格可能性が高い試験であり、監査法人への転職を含むキャリアチェンジや、専門性を身につけて年収アップに繋がる資格だと考えている。
- 英語できないけどUSCPA受かる?
残念ながら、英語ができないとUSCPAは受からない。少なくとも英語のリーディング力は最低限必要だ。
USCPAの価値と効果を最大限発揮するために、合格後でも良いのだが、英語の総合力を高める努力をすると良い。
USCPA+英語の実際の運用能力があれば、英語のできない日本の公認会計士よりも高収入は狙いやすいはずだ。
- アビタスのUSCPAで割引はある?
私からの紹介で、アビタスは以下の特典を受けることができる!
- 模擬試験1セット無料追加(約24,000円相当)
入会者全員に1セットついている模擬試験だが、紹介の特典として、
※科目は、必須科目のFAR/AUD/
- USCPA用語集無料付与
通常の入会者にはついていない用語集を無料で付与。会計や監査に関する専門用語を瞬時に検索し、
※関連科目の表示は旧試験制度に準拠だが、
アビタスの模試は非常にクオリティが高く、本番の難易度に近いため、本番前の実力試しや弱点の把握に重宝をする。
通常ついてくる1回分だけだと、不完全燃焼で終わってしまう可能性もあるが、2回分あることで、気を入れ直して本番に向けて調整をしていくことができる。
また、会計初学者や英語初心者には、用語集があることで効率的に学習を進めることができるはずだ。
下記のフォームからご連絡いただければ、私からアビタスに紹介をすることができるため、活用してほしい!
紹介特典の他、アビタスの割引は複数あるのでリンク先をチェックしておこう。
- 参考書はメルカリやヤフオクの中古品でも大丈夫?
中古品でも概ね問題ないが、デメリットとしては解説の動画やオンラインの問題演習・模試ができないことだろうか。
また、REGは改定も多く、毎年少しづつ法律が変わっていくため、中古品は改定部分に対応できていない問題点がある。
合格すると言う意味では、改正点を抑えていなくても、その他ができれば合格できるとは感じる。
- 米国公認会計士は独学じゃダメ?
受験要件で足りない会計やビジネス単位取得の問題がなければ、独学も一つの選択肢であるだろう。
中古でテキストを購入したり、アメリカの教材を使えば、教材代は1/3~半分ぐらいで済むのではないだろうか。
- 予備校以外でかかる費用はどれぐらい?
日本の大学を卒業した場合、学歴審査に200ドル前後、各試験の受験209.99ドル(日本受験は356.55ドル)、出願に初回200ドル前後、2回目以降は100ドル前後かかる。ちなみに州によって学歴審査・出願の費用は異なる。
一回の出願で4科目を申し込むこともできるが、一度出願すると4ヶ月以内に試験を受けなければならないため、2、3回に分けて出願をすることが一般的だ。
6ヶ月で合格すると仮定し、2回出願して日本で4科目を受験するとなると、予備校以外で2000ドル程度はかかる計算になる。USCPA受験の費用の記事も参考にしてほしい。
- USCPAの勉強開始前に日商簿記を受けるべき?
USCPAのFARとBECの計算問題の難易度は、簿記2級と1級の中間程度だろう。
特段合格のために簿記を勉強する必要はないが、会計が好きかどうか、得意かどうか判断するために簿記2級まで勉強してからCPAの本格的な勉強に入ることは考えられる。
中々簿記2級に合格できないのであれば、CPAは向いていないかもしれない。
- USCPAの勉強開始前にTOEICや英語力をつけておいた方が良いかな?
USCPAの問題は全て英語のため、英語力に自信がなければ、最低限TOEIC700-800点程度を獲得してから学習を開始した方が効果的だと考える。
また、TOEICで点数があると、予備校の割引がつくケースもあるため先に学習する価値はある。
本記事が動画になりました!ご視聴よろしくお願いいたします!
記事を拝読させて頂き、大変参考になりました。有難うございます。
1点ご教示頂きたいのですが、AUDとFARは並行して勉強をされたのでしょうか?
勉強方法は個人の向き不向きがあること承知しておりますが、参考にお聞かせいただければ幸いです。
こんにちは!著者のRyoです。
並行して勉強はしてないです!最初にFARから始めましたが、量が多すぎてAUDに移行し、AUDに合格してからFARを再度勉強した感じです。この辺りも動画にする予定なので、もしよろしければチャンネル登録よろしくお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCY-aXOKHrtX3vB8tjf1oWvw
興味深く読ませて頂きました。難易度の面では、大半のUSCPA受験者が会計関連の学校を卒業した米国人であり、その人達の合格率が5-6割ですので、純ジャパの日本人で英語が話せないと実際は格段に難易度は上がるかと思います。
会計士試験とUSCPA試験の言語が違うので、公式HPに公開されている合格率を比較するのでなく、日本人の合格率で双方を比較しないとapple to appleではないかもしれません。
合格の難易度は英語がそれなりにできる前提で比較しています。
日本で受験する人の合格率が低いのは、英語力が低い状態で勉強を開始する人が多すぎるのも原因だと思っています。
(中国語ができない日本人が、中国の弁護士試験を受けたら、それは合格率は極端に低くなるはずで、それを中国人の合格率や日本の弁護士資格の合格率と比較するのもアンフェアです。)
補足ですが、USCPAは英語が話せる必要は一切なく、基本的には読めればOKです。
なので、合格率が高いから誰にでもUSCPAが向いているわけではなく、英語が得意(少なくともTOEIC800以上、理想は900以上)な人にはコスパの良い試験であるのではないでしょうか。
こんにちは。貴重なアドバイス有難うございます。いつも拝読しております。
質問なのですが、「いきなり問題集を解く」という方法は、いわゆる会計初学者にも有用な戦法でしょうか?
いきなり右も左も分からない状態で、問題集に挑戦するのはかなり勇気がいります。。また科目別で上記の戦法を使うべき、使わないべき等の違いがあれば教えて頂ければと思います。宜しくお願いいたします。
いつもご愛読いただきありがとうございます!
いきなり問題集を解くのは、初学者ではなくても「心理的に」は簡単な戦法ではないと思います。
(私にとっても勇気のいる選択ではありましたが、使える時間と合格の可能性を鑑みて、合理性があると考えました)
私はFARとAUDは動画を見てテキストを読んでから問題集を解きましたが、後から考えると動画を見たりテキストを読む時間がもったいないと感じました(問題集を中心に学習している際に、動画やテキストのに内容はほぼ忘れていたることに気づいたため)。
そのため、BECとREGは(時間も限られていたので)いきなり問題集を解く戦法を取りました。
もちろん、初見だとたくさん間違えるのでストレスは多いのですが、2−3回回すと全体像が掴めてきますし、合格のために大切なのはテキストを理解するより問題を問けるようにすることだと考えています。
ご自身が取れる学習時間を考慮しながら、「自分のやり方」を確立させることが大切だと思うので、私の勉強法も参考にしていただき、試行錯誤をしてみてください!
大変興味深く拝読させていただきました。貴重な情報ありがとうございます。
もし差し支えなければ、FARの模試を受けられたタイミング(本試験のちょうど1ヶ月前くらいでしょうか)とご記憶の範囲のスコアや手ごたえ(本試験と比べた難易度の感覚)等をご教示いただくことは可能でしょうか。。
模試の結果で問題なければ、1ヶ月先での受験を予約しようと思っていたのですが、思ったよりも模試の結果がよかったため、前倒しをし、FARを速めに済ませ他の科目の勉強に進んだ方がいいかなと考えております。
コメントありがとうございます!私が模試を受けたのは本試験の2週間〜3週間程度前だったと記憶しております。
その時のスコアは合格者の平均点よりもある程度は上でした。模試は結構難易度が高いと思いましたが、本試験も同様に難しかったです(本試験では公会計と連結・企業結合系が特に難しいと思いました)。
私は模試を受けた後に、直前対策やリリース問題をやる予定でしたので、模試の後2−3週間はそれらの問題演習と復習に使っていました。
もう一通り学習を終えており、さらに模試の結果が良かったのであれば、早めに試験を受けてみるのもありだと思います。本番では見たこともないような難問にも出会うと思いますが、そのような問題は落ち着いて部分点を稼ぎ、基礎的な問題を落とさないようにすれば問題ないはずです!頑張ってください!
ブログの方拝見致しました。
現在、uscpaホルダー都内国立文系大生の者です。
当方自分のスペックを過大評価しているつもりではございませんがこの米国公認会計士試験はあまり簡単な試験だとは一ミリも感じられませんでした。
しかし、「米国公認会計士 難易度」と調べると貴方様のブログが上から4つ目くらいに表示され、またその見出しに「六ヶ月で合格」と書かれており米国公認会計士を全く知らない一般の方は内容までみることなく簡単な試験だと錯覚してしまうことに繋がりかねないと感じました。
これから米国公認会計士を取得して就活をしようとしている人や現在米国公認会計士を持って活躍されている方に対して非常に迷惑な話であり、失礼です。
当ブログの閲覧者を増やすために必要なことだったのかもしれませんがどうか変えていただけないでしょうか?
長文失礼致しました。
先程コメントさせて頂いたものです。大変申し訳ございません、補足としてあと一つコメントさせてください。
この件については実は私に実際に起きたことなのです。
実際に私は現在就活を終え、無事big4に数えられる内の一つに内定を頂き、そこに就職することに致しました。この結果にも十分に満足しております。しかし他の事業会社を受けた際(日系)に私の面接官の方はこの米国公認会計士を知らずその場で調べ、あなた様のブログが目に入り、見出しだけで判断し、頑張れば六ヶ月で受かるくらいの資格なんだと言われました。
面接官にとっては多くの学生を相手にしなければならないのでいちいち米国公認会計士について詳しく調べることもなくネットの検索に出てきた見出しくらいで判断するしかないのもわからなくはないですが少なくとも私は志望度の高い企業でもあったので正当に評価されなかったことに非常に悔しさを感じました。この際に私はあなた様のブログを知りました。拝見したところあなた様もアビタスで受講した(当方もアビタスになります。)と書かれておりましたが、アビタスで受講されている方々は仕事の合間をぬって一生懸命に勉強し、短くても一年間長くて二、三年かけて合格されている方々が大多数です。合格者体験談を見てもとても簡単な道ではなく険しい道を一生懸命乗り越えた方々の声があるのはアビタス生でしたら一度は見たことはあるのではないでしょうか?また、あなた
すみません、途切れてしまいました。
また、あなた様のブログをしっかり読めばこの米国公認会計士についての詳細について知ることができるのも絶対に事実であり内容に関してはかなり素晴らしいものだと私は感じました。しかしこの度の経験から、もしかしたら今後不利益を被ることになる可能性が出る人が出てくることは否めないとも感じました。今アビタス(また、その他の予備校でも)で一生懸命米国公認会計士を勉強している人や、キャリアチェンジのために仕事の合間を縫って取得した社会人の方々が私のようなことを言われるかもしれないというのがとてもじゃありませんが不憫でなりません。努力したものには正当に評価がなされるべきです。
本当にかなり長文になってしまい申し訳ございません。しかし、現に私は被害を被りましたのでお伝えしたのみです。どうか宜しくお願い致します。
なるほど、いろいろ詳しく教えてくれてありがとう。そして、USCPA合格とBig4内定おめでとう。
話を整理すると、他の日系事業会社で面接の際、面接官がこの記事タイトルを見てUSCPAの価値を過小評価したせいで、あなたが落とされたということだね。
① まず一つ知って欲しいのは、面接で落とされた原因(相手側にも自身にもある)は様々なので、USCPAの価値を知らないだけで落とされた、という考えはあまりにもナイーブだね。
② そもそも、面接官がUSCPAについて知らないという時点で、その会社、またはそのポジションはあなたとミスマッチではないか、と考えて欲しい。日系の事業会社であれば、USCPAより日本の公認会計士の方がもっと認められるのは仕方がないし、USCPAホルダーであれば、日系より外資系がより良いチョイスで評価されるはず。
③ 世の中の全員が、自分の努力を「正当に」評価できるわけでもないし、されるとも限らない(社会人になるとされないことの方がが多いかも)。
そうはいっても、努力を否定するのではなく、そういう状況の中でも努力をして運を掴み取る必要性はあると思うけどね。
返信ありがとうございます。
返信内容についてなのですが、
①②について
当方全くもって揚げ足を取るつもりはないのですが、選考に落ちた訳ではありませんし落ちた受かった、またその企業に評価されるされないとかの問題を言っているのではありません。(落ちたのなら落ちたと書きます。詳しくは選考途中で大変ありがたく現在就職予定の法人からお声掛け頂いたので自分を一番活かせると思いそちらを選ばせていただきました。途中辞退になります。)問題なのは、普通の人に「六ヶ月で合格」と言われてもちろん悔しさを感じるが、より自分を見てほしい人に対してそのようなことを言われたことに対して悔しいと言われたことです。
あまり長文で書くとあなた様のお時間を無駄にさせてしまっているようで大変心苦しいのですがそれだけは知ってもらいたかったです。
③について
確かにその通りだと思います。自分の努力は自分しか分からないし客観的なものさしで図ることは不可能だと思います。ですが、今回の件についてはそのようなことではなく「六ヶ月」という客観的に捉えやすい表現で書かれておりそれにより判断を阻害させることにつながったと思ったのでコメントさせていただきました。
再びこのような長文になってしまい申し訳ございませんでした。また、文言を変えてほしいと言ったのも当方行き過ぎた発言であったのも反省いたしております。さらにこのようなコメントに対してあなた様の「uscpa合格とbig4内定おめでとう」というコメントはあなた様の心の広さと優しさを深く感じました。ありがとうございます。もし、当サイト運営においてこれらコメントが運営上差し支えるのならば消していただいても結構です。しかし、これだけは知ってほしかった。
お時間取らせてしまい、大変申し訳ございませんでした。
コメントありがとう!
日系も合格したんだね。勘違いだった。個人的には、日系の事業会社を選ばなかった(評価をしてくれない会社に行かない)のは正解だと思うし、キャリア的にもBig4からスタートした方が良いと思う。
大切な経験&意見の共有なのでコメントはこのまま残そう。他の方にとって参考になることもあるので。時間を無駄だとは思っていないので、気にしないで欲しい。
(基本我々のポリシーとして、明らかな広告と、悪意の攻撃でなければ、コメントは削除しない。議論や反論は行うことはあるけどね。)
「6ヶ月合格」の5文字の裏では、記事の著者も働きながらの学習で多大な努力・犠牲を払ったので、この結果をアピールして多くのUSCPA学習者に自分の勉強法を共有したい気持ちも理解していただきたく!また、何かあればいつでもコメントしてほしいよ!
貴重な情報ありがとうございます。
2点質問があります。可能な範囲でご回答願えますと大変ありがたいです。
Ryoさんは、JICPAもお持ちとの認識なのですが、
①USCPAのライセンス登録はされましたでしょうか
②日本のJICPAを持っていることを前提として、日本で働く際に、USCPAライセンサーあるいはUSCPA全科目合格者となる(ダブルライセンサーとなる)メリットはありますでしょうか。
ご質問ありがとうございます!
ライセンスに関しては、現在USCPAは登録済みですが、JICPAは開業しておらず、登録するか迷っているところです。
両方登録すると、会費やCPEの研修が倍になってしまう点がネックですよね。
監査以外の仕事をするのであれば、正直資格はどちらも実務上は必要ないですが、ダブルラーセンサーであることをレジュメや名刺などに書くと、どちらか一方よりも信頼性が上がるというメリットがあると思います。JICPAは英語ができない人が多いですが、USCPAを持っていることで英語もできる感を出すこともできますね。
また、JICPAとUSCPAの組み合わせは日本で事業をしている米系の会社には刺さると思います。日本基準を知りつつ、アメリカの会計基準にも精通していると見せられるからです。また、USGAAPを利用する仕事に関しても優遇される可能性があると思います。
ご参考になれば幸いです!
早速のご返信誠にありがとうございます!
やはり、維持費と研修履行義務はネックですよね。。。特にJICPAは年間費だけで10万強かかりますしし。
大変参考になりました!
度々恐れ入ります。親切かつ迅速な解答ありがとうございます。
Ryoさんの勉強方法を参考にさせていただき、講義を一切みず、問題集を回してつぶしこんでいくという方法で残りBECのところまできました。本当にありがとうございます。(REGは結果まちですが。。。)
1点質問なのですが、BECのWCはどのように対策されたでしょうか?
アビタスのWC対策の問題集をもとに、ひたすら、単語や書き方等をある程度暗記していくとすると、それだけで1ヶ月程度はかかってしまいそうで、到底効率的には進められないように思っております。。。
(もしかしたら、Ryoさんクラスの英語力があれば問題集をつぶしていけば、自ずと合格可能な水準のWCの記載ができたのかもしれませんが、私レベル(日常会話レベルの英語であれば、書いたり話したりできるが、専門的な内容はできないまたは精度がかなり低い)では到底難しいように思っております。)
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご助言いただけますとありがたく存じます。
ご無沙汰しています!コメントありがとうございます。
講義を見ずに問題集を潰す方法で効率的に合格を掴んでいっているとのことで、嬉しいです!
やはり、講義は見る必要なかったんですね笑
BECのWC対策では、テンプレを覚えて、アビタスの薄いテキスト(トピックと回答例が載っているもの)を少し読んだぐらいです。
回答例は正直にいうと暗記してもキリがない(全て暗記は不可能)ですし、せっかく暗記しても、同じものは出題されないことがほとんどだと思います。
WCは一つの正解があるものではないので、問題に対しての「自分なりの考え」を書き殴るといった作戦を取り巻りました。
どちらかというと、MCとTBSを完璧に準備し、WCはその範囲の中から出てくるので、問題集をこなすだけでもある程度の対策にはなります。
また、本番では、いくら暗記をしていたとしても、みたこともないトピックが出てくるはず(おそらく2/3は見たことがない、運が良いと1問は見たことがあるかもしれないレベル)なので、そんな中でWCを捨てず、なんとかアイディアを捻り出して書くことで、部分点を取るというイメージで良いのではないかと考えています。ご参考になれば幸いです!
丁寧かつ早速の回答、誠にありがとうございます!
大変助かります‼
WCのテンプレや書き方、よく使えるようなフレーズは覚えつつ、MCとTBSをがっつり進めていこうと思います!
(その中で出てきた単語とかはかけるレベルで覚えていこうと思います。全部は無理かもしれないので、可能な範囲ですが。。)
いえいえ!お役に立てていたら幸いです!
WCは本番では「諦めずにそれなりの分量を書く」ことも大事かと思います!
また何かあればいつでもコメントくださいね〜勉強頑張ってください!
こんにちは、素敵な記事をありがとうございます。
私は現在、日本の公認会計士としてアメリカに駐在しており、
将来ローカルハイヤーを見据えてUSCPAを取得しようか悩んでおります。
そこで一つ質問があるのですが、
監査法人→MBA→ローカルハイヤーという経歴をお持ちと理解しましたが、
現地の会計事務所への就職で評価されたのは日本の会計士資格ではなくMBAだったでしょうか。
日本の会計士資格がローカルハイヤーされる際にどこまで通用するのか、不明であり、
肌感覚で感じたことがあればぜひ共有いただきたいなと思いました。
よろしくお願いします。
こんにちは、コメントありがとうございます。
ほとんどの会計事務所(監査法人)はMBAのDegree自体は評価しないですね。
私の場合、どちらかというと日本での経験と日本の公認会計士+一定の英語力を評価していただいたと思います。
(アメリカで必要なのは日本の資格ではなく、USCPAなので、入社時にUSCPAがあることで、さらに評価してもらえる可能性はあります。)
ローカルハイヤのポイントは、日系企業と関わりのある企業、日本語が一定は必要な仕事をターゲットにすることかと思います。
ローカルの日本語が喋れない人と比べて差別化になります。
一方で、1つ問題はVISAです。
アメリカで大学や大学院を卒業すると1年(又は3年)VISAなしで働けるステータス(OPT)をもらえ、監査法人等から内定を取りやすいのですが、駐在ですとVISAを取り直す必要がありますか?
一般的なアメリカ就職のルートとしては、卒業してOPTで働いている間にH1B VISAを申請して、当たれば残れるといったイメージです。
H1B VISAは抽選で、当たるかどうかは運のため、OPTなしでVISAをスポンサーしてもらう会社を見つけるのは結構苦労すると思います。
なるほど、早速のご返答ありがとうございます。
貴重な情報、大変助かります。
ビザに関してはおっしゃる通りでして、こっちで現地の監査法人の人とコネクションを作っておくくらいしか今のところは対策を考えておらず、しっかりと検討しておく必要がありますね・・
ありがとうございました、またぜひ何かあれば質問させてください。
よろしくお願いします。
私の勤めていた監査法人にいた日本人には、アメリカ人と結婚して働くステータスを得た人や、大学卒業後のOPT期間中にVISAが当たらず、大学院に入り直してH1Bを取得した人もいました。
昔はOPTを通さずにVISAスポンサーしてくれることもあったようですが、最近は難易度が上がっている感覚がしますね。
キャリア志向によりますが、一旦大学院に進学も1つ手だとは思います!頑張ってください!
無事にBECも合格し全科目合格となりました!色々アドバイスいただき誠にありがとうございました!
準備期間が短かったためか、WCがよくなかったのか、点数自体は今までの4科目の中で最低でしたが。。
結局、講義はほとんど見ないまま終わりました。。(FARははじめだけ少しみて、あ、これテキストと同じっだなって確認だけしましたけど笑 AUD,BEC,REGは1動画も見ませんでした)
好みももちろんあるんでしょうけど、問題集中心にやりこむスタイルはかなりよかったなと改めて思いました!
Hiroさん
全科目合格おめでとうございます!全て無事に合格して安心しましたね。
僕はFARとAUDは全部動画を見てしまったので、Hiroさんはより効率的に勉強できたと思います!私の経験が参考になり何よりです。スコアよりも合格が大事ですよね笑
ちなみに、Hiroさんは会計的な知識や経験は結構お持ちだったのでしょうか?また、英語力はどの程度ありましたか?四科目の勉強時間なども、もしよろしければ教えてもらえると、他の人の参考にもなるかと思いますので、助かります!
ご返信誠にありがとうございます!
4時間の試験はやはり苦痛なので、もう受けなくていいんだっていう解放感に浸っています笑
以下、記載させていただきます。
(Ryoさんのご経験と似たようなところもあるので、あまりサンプルとして参考にならないかもしれないですが。。。)
【開始前の会計知識経験】
・JICPA
・監査実務は5年程度
【開始前の英語力】
・TOEIC800点くらい(留学経験なしの日本人でいわゆる純ジャパ)
【勉強時間】
・FAR250時間
・AUD140時間
・REG130時間
・BEC120時間
合計640時間(ざっくりですが)
反省点として、FARとAUDは高額な試験料のために本試験予約を躊躇してしまって、問題集が完全に仕上がってから模試を受け、そこから1ヶ月後に本試験を受けていました。試験を受けた際の手ごたえやスコアから、ここまでやらなくてよかったなと思ったため、減らす余地が結構ある印象です。というのも、いくら問題集をやりこんでも、結局試験を受けてみないと
わからない問題が一定数あるため、ここまでやらなくていいなと感じた次第です。
REGとBECは逆に、仕上がる前に本試験を予約したので、試験前に「これ落ちるかも?」と追い込まれて試験を受けた結果、勉強時間自体は少なくて済みました。REGは知識が0スタート、BECはWCもあることを思うと、これ以上は減らせなかったなという印象です。
Ryoさんが600-700時間、講義なしで△100時間くらいとおっしゃている通り、講義を仮に見なくても最低でも500-600勉強時間が必要な試験だと感じました。あとは、仕上がりが甘いほど試験前のプレッシャーが大きくなってくるので、そこを踏まえてもうどのくらい仕上げていくかかなと思いました。
少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
何か不足等あれば、ご指摘頂ければと思います!
Hiroさん
詳細ありがとうございます!
勉強の仕方や試験の所感は私とかなり似ていますね!
私も最初の科目のFARとAUDは余裕を持って勉強して勉強時間数も多かったのですが、REGとBECは仕上がる前に予約してなんとか走り切った感じです笑
動画を見ないやり方は会計初学者の学生なども実践してくれているみたいで、無事に合格をしているようなので、個人差はありますが見なくても良いのでしょうね。
(精神的には追い込まれますが)仕上がっていないタイミングで試験日を決めて、当日仕上がったところまでで試験を受けるというのは、短期合格には良い戦略そうですね。
皆さんの参考になるかと思います!ありがとうございました!そして合格おめでとうございました!
私は最近JCPAにも登録し、両方のCPEを取得するのが大変だなと思っているのですが、効率的なCPE取得方法などもあれば、色々と情報交換しましょう!
ご返信ありがとうございます。
CPEはなんとも悩ましい問題ですよね。。
ダブルで持ってる方は、USCPAのコースを定額コースみたいなやつで取得してJICPAに自己学習で申請しているとブログに書いている方もいますが、実際やるとどんな感じなんでしょうね。。(https://ameblo.jp/satoshifukudome/entry-11202758764.html)
とりあえず必要に迫られるか、CPEの事前取得が必要になる3年超過までは登録しないで、なんとかやり過ごそうと思います。万が一の試験無効化を防ぐために一旦取得したのち、CPEと会費の節約のためにリタイア申請するのもありかなとも思うんですが、復活させるのも手間みたいで、悩ましい限りです。
何かいい情報がわかれば、またコメントさせていただきます!!
私は最近USCPAのCPEを定額コースで取得したので、JCPAで使えるかどうか調べてみます!情報ありがとうございます!
USCPAのCPEは費用はかかりますが、アビタスが推奨しているSurgent CPAで時間的にはかなり素早くCPEが取得できました。
そうですよね、私は独占業務をしているわけではないので、実務的には両方とも登録する必要はないのですが、社会的な信頼性としてはメリットがあると思っています。
こちらこそ、引き続きよろしくお願いいたします!
こんにちは!
アビタスのセミナー拝見しております!
紹介のものを利用させていただきたいです!
よろしくお願いします!
本日はセミナーに参加いただき、ありがとうございました!
紹介にあたり、❶メールアドレス、❷お名前と❸ふりがなが必要ですので、上記のフォームから連絡いただけませんか?こちらです!↓
https://www.path-to-success.net/uscpa#shokai
とても正確で貴重な情報共有頂きありがとうございました。USCPAを仕事しながら目指そうか迷っており、コメントさせていただきました。“記載された記事に、簿記二級がなかなか受からない人は向いていないかもしれない“。と記載されており、まさしく、3回落ちまして、合格点より20点ぐらい低くTACの授業に通いましたが、授業中も寝てしまったり、仕事が忙しくて全ての授業にでれませんでした。簿記三級は受かりました。BATICもいい点数ではないですが、以前受けました。英語レベルはバイリンガルです。正直財務会計が大嫌いです。でもbig4のM&A部門で働いていたので財務分析や会計関連の業務も会計士の方々と作業した経験があります。今もM&Aで戦略やプロマネしてますが、そんなにがっつり会計業務ではないです。M&A好きですが会計嫌いです。簿記二級3回落ち会計嫌いですがUSCPA頑張れるでしょうか。(大学は学士修士経済です)それとも嫌いなら辞めておくべきでしょうか。教材費が50万円超えなので契約に踏み切れせん。アドレス頂けますと幸いです。
英語レベルに問題なく、財務や会計関連の経験があれば、USCPA試験は合格率も高いのでかなりのアドバンテージはあるかと思います。
一方で、ある程度の時間的なコミットは必要なので、時間を使って勉強をすることが難しい場合はおすすめはできません。
1年〜2年程度覚悟をして、合計1000時間程度の学習をやり切る覚悟ができれば、チャレンジする価値はあるかと思います!
Ryo様、コメント失礼いたします。
問題集は紙の問題集をご利用しましたでしょうか。
それともウエブの問題集をお使いになったでしょうか。
よろしくお願いいたします。
吉田
私は問題集はウェブと紙の両方活用しましたね!
ウェブで解いた問題の、復習や解説を読むのは紙でやっておりました。
やはり、線を引いたり書き込んだりするのは紙のほうが便利です。
Ryo様、
早速にご返信をいただき、誠にありがとうございます。
こちらから返信が遅くなり、大変申し訳ありません。
コロナにかかってしまった家族メンバーがおり、三日間勉強など何もしませんでした。
学習は始めたばかりですが、ご相談させていただけたらと思います。
① Ryoさんの学習方法を活用し、英語会計入門を初め、FARなどの他の科目も問題集から直接やりますが、分からない時は回答をみたり、テキストで確認したりすれば良いでしょうか?
② 問題集からやるので、学習時間が普段より短くなると理解してよろしいでしょうか。
③ TOEICは900点以上です。学習の際に英語のみを見てもOKですか?
お忙しいところ、誠に恐縮ですが、お手すきの際にご回答いただけたらと思います。
以上、よろしくお願い致します。
吉田
そうですね、問題集から行う場合、基本的にはわからない問題はかならず解説を読んだり、テキストにもどったりして理解するようにする必要があります。
ちなみに、特にAUDに関しては、全体像の理解が重要なので、監査や監査対応未経験の場合はテキストを一通り読んでから問題を解いたほうがよいかもしれません。
ちなみに、私はAUD、FARは講義動画から全部みて学習をしていましたが、時間が無駄と感じたのでREGとBECはほとんど問題集のみで合格しました。
講義動画を見ない戦略であれば、少なくとも動画を見る時間は節約できると思っています。
英語のみをみるというのはよくわかりませんが、海外のサービスを利用して学習するということですか?
日本の教材の場合は、解説は日本語だと思うので、そういう意味では問題は英語で解いて、日本語で解説やテキストを読むということになると思います。
Ryo-さん、早速にありがとうございます。
承知いたしました。
FARを明日から勉強いたします。
何かありましたら、ご相談させていただけたらと思います。
追記:説明は日本語ですね。質問と説明も英語だと思いました。失礼いたしました。
こんばんは。いつもブログ拝見しております。
勉強スケジュールについて質問させてください。
私は現在FARの受験に向け、8月はじめより勉強しており、現在Abitusの講義1周とMC問題(公会計除く)を2周完了しました。
もともと来年1月の受験を予定しておりましたが、諸事情により2月か3月になることが予想されます。
この状況で、次はTBS問題を1〜2周しようかと考えているのですが、想定より受験時期が後ろ倒しになったことから、スケジュールを変更することも考えております。
このままTBSに取り組むべきか、それとも弱点分野の補強(特に、社債や有価証券、連結など)に取り組むべきでしょうか。
また、MC問題の3周目以降になるとある程度問題内容を把握できているかと思うのですが、そこで意識すべき勉強方法などございますでしょうか。
アドバイスいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます!
なるほど、MC問題を2周していたらもうTBSもはじめて良いかと思います。
TBS問題を解くことで理解が深まり、MCへの相乗効果も期待できますし、できるだけ早く難易度の高いTBSにチャレンジしていった方が今後の伸びは早いかと思いますよ!(難しいので最初は苦しいですが、2、3回回していると慣れてくると思いますので!)
MCの3週目以降は、間違えた問題を中心に取り組んでくださいね。
1週目、2週目で2回連続して正解(曖昧ではなくて自信を持って正解)した問題は、難易度が低く3回目以降も容易に正解ができるものかと思うので、そういったところで時間は使わないで良いかと思います!
勉強頑張ってください!!
コメント失礼します。
アビタスでUSCPAを勉強中のものです。
問題集を解く際は紙ベースで行われましたか?
(ブログを拝見する限りフィジカルに問題集をこなされているようにお見受けしたので。。。)
アビタスだとWebの問題集も活用できると思うのですが、敢えて紙ベースで学習されたのであればその理由を伺いたいです。
上記質問した者です。
すでに御回答されていましたね。失礼致しました。ご放念ください。
いえいえ、私はまずは紙中心で行い、会社にいる時にはウェブの問題も解いていましたね。
紙ですと✖️た△を書き込んだり付箋を貼ったりして、パッと可視化できるのは良いかと思います!
ちなみに、最初の2科目はじっくり紙で問題を解いていたのですが、最後の2科目は時間もなくなってきてウェブ中心になっていた記憶です(ウェブの便利さに慣れてきた部分もあるかと)。
ウェブで問題を解いて、紙で解説を読んで線を引いたり書き込みをしたりするのもおすすめです!
以前コメント欄にて質問させていただいたGYです。
ご回答いただきありがとうございます!
勉強法、スケジュールに関する追加の質問になります。
以前、TBSをやり始めたばかりの段階だとお伝えしましたが、そこからの1ヶ月間でTBSを2~3周程度(現在はランダムでの演習を繰り返しています)、MCも2~3周程度演習しました。
公会計がやや苦手である以外はどの分野も7~8割程度の理解度、正答率があるのではないかと認識している次第です。(めちゃくちゃ苦手、という分野はないため、これ以上テキストや問題集を深掘りする必要はないように感じます。)
FAR受験を2月頃に予定しており、残りの2ヶ月間をどのようなスケジュールで過ごせば良いでしょうか。
特に、模試をいつぐらいに受験すべきか、その復習で何を意識すべきかをご教示いただきたいです。
また、FARの直前期でなければ他教科の勉強も並行して行って問題ないでしょうか?(FARの次は5〜6月頃にAUDもしくはBARを受験しようと考えております。
長文で大変恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
こんにちは、コメントありがとうございます。
個人的には、7-8割ぐらいの理解度・正答率であるということで、できる問題はやらず、できない問題を中心に復習をすべきかと思います。2-3割ぐらい不正解の問題があるということで、問題集に△xなどを書き込んでいれば、その問題だけをやり込んでいくことが重要かと思います。(全体を回す必要性はないです)
また、苦手も潰して問題集が完成したと思ったら、模試をやってみたり、AICPAのリリース問題などにも着手し始めて良いのではないでしょうか。
勉強の並行については私は(時間的な余裕がなくて)行っていなかったですが、模試の感触がよければ並行しても良いかもしれませんね!