同君連合型の4つの国が単一主権国家を形成するイギリス(英国)。その中の1つであるスコットランドはヨーロッパ最古の歴史をもち、中世の面影を色濃く残す美しい街が多く存在します。
そんな街並みが魅力のスコットランドは、国内外の大学ランキングでもトップクラスの名門校を有しており、毎年多くの留学生が世界各国から集まります。
今回ご紹介する「グラスゴー大学」もスコットランドを代表する大学の1つ。グラスゴー大学は、芸術と文化の街として知られ、一度は訪れたい世界の都市の1つとして観光客にも人気のグラスゴーにキャンパスを構える総合大学です。
それでは、スコットランドの最大都市グラスゴーの活気のあるエリア「ウェストエンド」に拠点を置く「グラスゴー大学」について詳しくみていきましょう。
この記事の著者:Antieやや
タイ在住。語学力を活かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、イギリスの大学で心理学、大学院で戦略マーケティングを学んだ息子あり。
目次
イギリス・スコットランドの名門校:グラスゴー大学とは
グラスゴー大学の基本情報と歴史
基本情報
- 名称:University of Glasgow(グラスゴー大学)
- 所在地: Glasgow G12 800 Scotland
- 電話番号:+44 141 330 2000
- 創立年:1451年
- 学校形態:大学・大学院
- 学生数:全学生数 35,525名(2022‐2023年度)
歴史
グラスゴー大学は、中世からルネサンス時代にかけて創立され現在も存続するイギリスの「古代の大学(英語:Ancient University)」の1校。イングランドのオックスフォード大学、ケンブリッジ大学、スコットランドのセントアンドリューズ大学に次いで4番目に古い大学です。
現在のイギリス(英国)である「グレートブリテン連合王国」が成立する以前は、独立した主権国家の1つであった「スコットランド王国」。
グラスゴー大学の起源は、当時の国王が、隣国イングランドですでに創設されていたオックスフォード大学とケンブリッジ大学と並ぶ大学の設置検討を進め、ローマ教皇ニコラウス5世の認可状により1451年に創立が認められた神学大学と言われています。
創立時、大学はグラスゴー大聖堂に隣接した場所にありましたが、9年後の1460年に当時のグラスゴー随一の繁華街であったハイストリート沿いに移転。
しかし、産業革命以降はスラム化が進行したため、1870年の都市計画によるスラム街の大規模な住宅開発とグラスゴー市街地の西側への伸展とともに、ウエストエンドの丘陵地であるギルモアヒルへ再び移転しました。
グラスゴー市内を見渡す高台に、現在もキャンパスを構えるグラスゴー大学のゴシック様式の美しい建物は、イギリスの建築家ジョージ・ギルバード・スコットの設計によりこのとき新しく建築されたものです。
グラスゴー大学大学の特徴と学部紹介
特徴
創立以来、「世界を変える大学となる」というビジョンに基づき、教育、研究、社会的貢献の領域でリーダーシップを発揮しながら持続可能な未来の実現に貢献し続けているグラスゴー大学。
優れた教育と革新的な研究を通じて知識の創造と普及に取り組んでいます。
このような背景からもグラスゴー大学は、幅広い分野で優れた卒業生を多数輩出。蒸気機関の発明や電力単位のワット(W)で知られるジェームス・ワット、経済学者のアダム・スミス、物理学者のウィリアム・トムソンなど歴史上の重要人物が卒業生に名を連ね、これまでに7名がノーベル賞を受賞しています。
カレッジ(学部)とスクール(学科)
グラスゴー大学は、学士課程レベルまたは大学院の過程を有する4つのカレッジに分けられ、それぞれが専攻分野をさらに細分化したスクールを設置。幅広い分野に関連する専攻/ 学科を選択することができます。
文学部(College of Arts)
- 批判研究学科(School of Critical Studies)
- 文化・クリエイティブアーツ学科(School of Culture & Creative Arts)
- 人文学科 / Sgoil Nan Daonnachdan(School of Humanities / Sgoil Nan Daonnachdan)
- 現代言語・文化学科(School of Modern Languages & Cultures)
医療、獣医学、生命科学学部(College of Medical, Veterinary & Life Sciences)
- 生物多様性・ワンヘルス・獣医学科(School of Biodiversity, One Health and Veterinary Medicine)
- がん科学科(School of Cancer Sciences)
- 心血管・代謝健康学科(School of Cardiovascular & Metabolic Health)
- 健康と福祉学科(School of Health & Wellbeing)
- 感染症・免疫学科(School of Infection & Immunity)
- 医学、歯学、看護学科(School of Medicine, Dentistry & Nursing)
- 分子生物学科(School of Molecular Biosciences)
- 心理学・神経科学学科(School of Psychology & Neuroscience)
社会科学学部(College of Social Sciences)
- アダム・スミス・ビジネススクール(Adam Smith Business School)
- 教育学科(School of Education)
- 学際研究学科(School of Interdisciplinary Studies)
- 法学科(School of Law)
- 社会・政治科学科(School of Social & Political Sciences)
- 大学院(Graduate School)
理学・工学学部(College of Science & Engineering)
- 化学科(School of Chemistry)
- コンピュータ科学科(School of Computer Science)
- ジェームズ・ワット工学科(James Watt School of Engineering)
- 地理・地球科学科(School of Geographical & Earth Sciences)
- 数学・統計学科(School of Mathematics & Statistics)
- 物理学・天文学科(School of Physics & Astronomy)
- スコットランド大学環境研究センター(Scottish Universities Environmental Research Centre:SUERC)
世界大学ランキングでの評価
グラスゴー大学はイギリス国内10位にランクインする大学であり、世界大学ランキングではトップ100大学の1つ。
学術的な質の高さや国際的な研究/ 教育環境などが評価されています。
- 10位
The Times Higher Education/ Best Universities int the UK 2023 University Rankings - 82位
The Times Higher Education/ World University Rankings 2023
グラスゴー大学の学費・留学費用と奨学金
学費と留学費用の目安
学費
グラスゴー大学の学士課程では、学部/ 専攻により異なる学費を設定。またイギリス出身の学生と、EUおよび海外からの学生に対する学費は大きく異なります。
2023-2024年度の学士課程の学費(EUおよび海外からの学生)は以下の通りです。
出典:Undergraduate Study/ Tuition Fees/ International Students
※2023年8月為替レート:1£=約183円
学費についての詳細は各コースのページ、またはUndergraduate Study/ Tuition Fees/ International Studentsにてご確認ください。
滞在費
グラスゴー大学では、キャンパス内および大学周辺に便利で安全な住環境を提供。
学生寮には、シングルルームやダブルルームなどの異なるタイプの部屋があり、生活スタイルや予算に合わせた宿泊施設を選ぶことができます。
寮の家賃は部屋の広さや設備などによって異なりますが、通常、光熱費やインターネット利用料などは費用に含まれています。
出典:Undergraduate Accommodation Fees
生活費
200ヶ国以上の生活費を調査しているウェブサイト「Expatistan」の結果によると、グラスゴーでは、ロンドン、ブリストルといった留学先として人気の都市と比べても生活費が抑えられることがわかります。
また東京での生活費と比較すると、5%ほど高いという調査結果が出ています。
出典:Expatistan/ Cost of Living/ Glasgow/ Tokyo/ Comparison
留学生向けの奨学金制度
グラスゴー大学では留学生向けにさまざまな奨学金制度を用意していますが、これらの奨学金は、学生の国籍、学術成績、専攻分野などに基づき異なる条件が設けられています。
日本からの留学生が利用できる制度もいくつかありますが、奨学金を受給するためには必要書類を提出し、審査をクリアする必要があります。
自身が申請可能な制度であるかを確認の上、個別の奨学金制度の詳細をご覧ください。
グラスゴー大学でのキャンパスライフ
キャンパスの紹介
スコットランド北部のグラスゴーに位置するグラスゴー大学は、市内中心部から3マイル(約5キロ圏内)ほどの場所にあるメインキャンパス「ギルモアヒルキャンパス」に加えて、「ダンフリースキャンパス」「ガースキューブキャンパス」の3つに分かれており、それぞれのキャンパスでは学びの特色が異なるコースを提供しています。
学生コミュニティ
グラスゴー大学には大きく分けて5つの学生団体があり、それぞれが活動を通じて良好な人間関係を築く機会を提供。
充実した学生生活を過ごすための大切な役割を担っています。
- Student’s Representative Council (SRC)
学生の代表者からなる組織であるグラスゴー大学学生自治会。さまざまな問題や政策に関与し、学生の権益を代表して学生の声を大学当局に伝えるなど、学生生活の向上に取り組んでいます。
- Glasgow University Sports Association (GUSA)
グラスゴー大学には、サッカー、ラグビー、テニス、水泳など50以上のスポーツクラブが活動。学生は自分の興味やスキルに応じて自由に参加することができます。
- Queen Margaret Union
地元のバンドや有名アーティストの音楽コンサート、学生主催のパーティなどさまざまなイベントを企画、開催しています。
- Glasgow University Union
グラスゴー大学学生組合は在校生により運営。キャンパスライフにおいてコミュニティの中心を担っているといってもいい存在です。
グラスゴー大学の学生組合は専用の建物を有しており、図書館、討論会専用ホール、売店、カフェ、ナイトクラブなどを完備。音楽イベントやクイズナイトなど、さまざまなイベントを定期的に開催しています。
- Gilchrist Postgraduate Club
キャンパス内には大学院生または職員のための施設を設置。大学院生同士の交流やコミュニティ形成を支援するセミナールームや学生ラウンジなどを備えています。
グラスゴー大学で学ぶ理由
住みやすい街グラスゴーでの学校生活
グラスゴー大学がキャンパスを構えるスコットランド最大の都市グラスゴーは、Time Out 「世界のフレンドリーな都市2022年度版」で1位を獲得。また「世界のベスト都市2022年度版」では4位に選ばれています。
キャンパスからはバスや地下鉄を利用して市の中心部まで簡単に行くことができ、また市内にはターミナル駅があるためグラスゴー国際空港へのアクセスも抜群。
美術館、劇場、音楽会場、歴史ある建物、美しい自然など、グラスゴー大学は、落ち着いた学習環境と快適な学生生活を提供するにふさわしい絶好のロケーションにあります。
専攻の変更が可能な柔軟な教育システム
イングランド、ウェールズ、北アイルランド、スコットランドの4つの国で構成されるイギリス。
イングランド、ウェールズ、北アイルランドにあるほとんどの大学は3年制で、入学と同時に専門課程の履修が始まりますが、イギリス北部のスコットランドでは大学教育システムがやや異なり大学によっては4年制。
グラスゴー大学でも学位によっては入学時に専攻を決める必要がなく、最初の1年目では複数の基礎科目を履修し、学生の個人指導にあたるチューターなどからの進路アドバイスを受けながら2年目以降に専攻を選択。
4年間での学位取得を目指します。
留学生向けの充実したサポート
多様な価値観を受容し共に学び共創する大学を目指しているグラスゴー大学では、積極的に留学生を受け入れており、現在140ヶ国以上からの留学生が在籍しています。
留学生サポートチームは、留学生が学業に専念し、安心して海外生活を送れるよう豊富な支援を提供。
イギリスでの生活の中で生じるさまざまな問題解決のための個別相談、授業に関するアドバイス、学生ビザなどに関する法律相談、滞在先などの相談窓口など、その支援内容は実に多様です。
名門研究大学としての地位
学問の卓越性と独立性を兼ね備え、その優れた教育と研究で国際的に高い評価を得ているグラスゴー大学は、イギリスの研究型大学24校で構成されるラッセルグループに属しています。
グラスゴー大学は、世界中のパートナーと協力しながら質の高い研究成果を生みだすことに尽力。
世界をリードする研究は、社会に直接的な影響をもたらすだけでなく長期的な視点でのポジティブな変化を促する役割を果たしており、英国内の研究の質と社会に与える影響力を評価するResearch Excellence Framework 2021でも高評を得ています。
偏差値は?グラスゴー大学への進学方法と入学条件
偏差値や難易度
海外の大学には日本のような偏差値・入試という概念はありません。
海外大学の入学審査では、高校での成績に加えて、課外活動、カウンセラーや教員からの推薦状、エッセイなども評価の対象となり、総合的に合否が判断されます。
アメリカの大学の入学審査は、エッセイまたは課外活動の実績を重視することで知られていますが、イギリスの大学はどちらかというと数値を重視。志望するプログラムの入学条件を満たすことで入学が認められることがほとんどです。
グラスゴー大学が設定する成績要件はやや高めですが、日本の高校卒業資格では原則として出願基準を満たせず、必要な学力や英語力を補うための大学進学準備コースを受講するケースが一般的。
準備コースを受講し要件を満たすことで進学への道が開かれているため、英語力が足りないという方でもチャレンジしやすい大学といえます。
学士号取得を目的とするグラスゴー大学への一般的な留学方法は、
- 高校卒業後にそのまま直接入学(出願資格条件を満たす場合)
- パスウェイプログラムを受講してから正規留学を目指す
という2通りの方法があります。
高校卒業後に直接入学する方法
■出願資格
グラスゴー大学では、イギリスとは異なるカリキュラムにより教育が実施されている各国の学生ためにいくつかの出願資格を採用。
- 日本の大学の学士課程1年目を修了している
- 国際バカロレアディプロマ (IB) やAレベルのスコアを保持している
など、イギリスの大学が認める入学資格であるAレベルと同等の国際資格を取得し要件を満たしている場合は、日本の高校を卒業後に直接出願することが可能です。
■入学要件
求められる入学要件は各プログラムにより異なり、それぞれが必須科目や成績などを含む諸条件を定めています。志望するコースの入学要件や申請プロセスについての詳細はこちらからご確認いただけます。
■英語能力証明書
グラスゴー大学に留学するためには、TOEFL iBTやIELTS(英語を母語としない学生の英語力を測るテスト)のスコアを提出する必要があります。
TOEFL iBT | 90~ |
IELTS | 6.5~(各セクション6.0以上) |
■出願方法
グラスゴー大学フルタイムの学部課程への出願は、イギリス版共通願書であるUniversities and Colleges Admissions Service (UCAS)を介して行います。
■主な出願必要書類
- 高校の成績証明書
- 卒業証明書
- 英語能力試験の結果
- パーソナルステイトメント
- 推薦状
- 履歴書
■UCAS
UCASは、出願だけではなく情報収集、出願後の流れを追跡できるシステムのこと。5つのコース(異なる大学でも可)へ一括して出願することができます。
UCASによる出願方法は以下のとおりです。
1 UCASアカウントを作成する
Eメール、氏名を入力しパスワードを設定。アカウント登録を行います。
※登録ページはこちら→UCAS Register
2 大学とコースを選択
最大5つのコースが選択可能。(ただし医学部、歯学部、獣医学は4コースまで)。また、オックスブリッジ(オックスフォード大学とケンブリッジ大学)への出願はいずれか1校のみとなっています。出願の際にUCASへ記入するコードは、コースにより異なるため注意が必要。各コースページの詳細にてご確認ください。
3 学歴または職歴
ここでは高校での学歴を入力。SATやIELTSなど取得済み、結果待ちのテストスコアを記入することができます。職歴の欄には最大5つまでの職務経験(アルバイトなどを含む)を記載します。職務経験がない場合は空欄のままにしてください。
4 パーソナルステートメント
専攻する学部分野に関連する課外活動の取り組みやその他の経験、卒業後の目標などから、自分自身の言葉でコースを志望する理由、コースに対するスキルや関心などを明確に説明することが重要なポイント(最大47行、4000字まで)。志望する専攻分野の学びに対して意欲的であることをアピールしましょう。
5 推薦状
自分のことをよく理解してくれている教員、カウンセラーなどに推薦者になってもらいます。UCASの推薦の欄に推薦者のメールアドレスと電話番号を入力。その後、推薦者が推薦状を直接送信します。
6 出願期限
グラスゴー大学への出願は9月初旬より開始され、学士課程への出願締切日は翌年の1月31日(イギリス時間18時)までとなっています。留学生は6月30日まで出願することが可能ですが、コースの空き状況によっては受付を早めに締め切る場合があるため注意が必要です。
※ 歯学、医学、獣医学への出願締切日は10月15日
7 出願の追跡
出願料を支払い出願手続きは完了。提出後はUCAS内のTrackにて自分の出願状況を確認。その他、合否結果を含む出願状況、出願に関する最新情報、面接が必要な場合の通知などを確認することができます。
■合否結果
グラスゴー大学では、出願ポータルに添付された書類情報の全てを総合的に判断し、3月末(遅くとも5月初旬)までに合否を決定。
合否結果は「Unconditional offer(無条件合格)」「Conditional offer(条件付き合格)」「Unsuccessfull(不合格)」※となり、その通知はUCASまたは直接メールを通じて出願者に届きます。
※ 無条件合格とはオファーをもらった時点で合格が決定。条件付き合格とは、提示された条件を満たした場合に合格が認められます。条件の例としては、公的機関(IELTSなど)の英語能力テストのスコア、最終学歴、特定の科目の成績などが挙げられます。
※出願方法についての詳細はこちら→How to Apply for an Undergraduate Degree
パスウェイプログラムを通じた進学方法
①ファンデーションコース(Foundation Certificate)
日本の高校卒業資格は、教育制度の違いからイギリス大学の入学資格として認められていないため、入学要件を満たすための大学進学準備プログラム「ファンデーションコース」を受講することが一般的。
ファンデーションコースでは英語力や学術的な基礎知識を高め、学士課程への進学に備えます。
出典:Foundation Certificate Courses at Glasgow International College
グラスゴー大学では、学士課程への進学を目指す留学生のために、大学提携の教育機関Kaplan International Pathwayによるパスウェイプログラムを大学キャンパス内に位置するGlasgow International College (GIC)で提供。
パスウェイプログラムを既定の条件を満たして修了した学生は、グラスゴー大学の学士課程2年次への編入が保証されています。
■主な出願必要書類
- 高校の成績証明書
- 卒業証明書
- 英語能力試験の結果
- パーソナルステイトメント
- 推薦状
■出願資格
- 高校を好成績で卒業
- 各プログラムが設定する英語要件を満たす
■提供されている準備コース
グラスゴー大学が提供するパスウェイプログラムでは、以下の3つの専門分野での準備コースを開講(2024年度入学)しています。
- Foundation Certificate for Arts and Humanities
- Foundation Certificate for Business and Social Sciences
- Foundation Certificate for Science and Engineering
■コース期間
2学期から4学期(ターム制)※パスウェイプログラムの受講期間は、入学時の英語力により異なります。
■開講場所
グラスゴー大学 ギルモアヒルキャンパス(メインキャンパス)
■必要となる英語力と学費(2023/ 2024年度)
Foundation Certificate for Arts and Humanities
English language entry level | Course length | Tuition fee |
IELTS 5.5 (at least 4.5 in all skills) | 2 terms 2.5 terms 3 terms | £20,540 £21,990 £21,990 |
IELTS 5.0 (at least 4.0 in all skills) | 2.5 terms | £21,990 |
IELTS 4.5 (at least 4.0 in all skills) | 3 terms | £21,990 |
IELTS 4.0 (at least 4.0 in all skills)
| 3.5 terms 4 terms | £25,655 £28,200 |
Foundation Certificate for Business and Social Sciences
English language entry level | Course length | Tuition fee |
IELTS 5.5 (at least 4.5 in all skills) | 2 terms 2.5 terms 3 terms | £20,540 £21,990 £21,990 |
IELTS 5.0 (at least 4.0 in all skills) | 2.5 terms | £21,990 |
IELTS 4.5 (at least 4.0 in all skills) | 3 terms | £21,990 |
IELTS 4.0 (at least 4.0 in all skills)
| 3.5 terms 4 terms | £25,655 £28,200 |
Foundation Certificate for Science and Engineering
English language entry level | Course length | Tuition fee |
IELTS 5.5 (at least 4.5 in all skills) | 2 terms 2.5 terms 3 terms | £22,350 £23,730 £23,730 |
IELTS 5.0 (at least 4.0 in all skills) | 2.5 terms | £23,730 |
IELTS 4.5 (at least 4.0 in all skills) | 3 terms | £23,730 |
IELTS 4.0 (at least 4.0 in all skills)
| 3.5 terms 4 terms | £27,685 £29,920 |
※2023年8月為替レート:1£=約183円
■出願方法
グラスゴー大学が提供するキャリアサービス
グラスゴー大学では、就職/ 進路の支援を目的としたキャリアサービス部門による幅広い支援プログラムを用意。
キャリアアドバイザーによる個別相談(キャリア相談)や就職活動支援イベント、各種情報提供を行っています。
キャリア開発サービス
1年次から自分の将来像を描きながら実践的なスキルアップを目指せるよう、入学から卒業までの将来設計(キャリアデザイン)を支援。
卒業後の多様な進路を見据え、学生一人ひとりの将来の夢を実現させるために必要な知識、スキルの習得をバックアップしています。
- Your Career Options
専任のキャリアアドバイザーやコーディネーターが中心となり、学生が自分に合った進路/ 就職先を選択するためのさまざまな支援を行っています。
- Applying for Jobs
履歴書や職務経歴書の作成方法はもちろん、就職活動で必要となる、自己分析、業界企業研究、エントリーシートや面接などの対策講座を開催しています。
- Careers Masterclasses
就職活動の段階に応じたセミナーをオンラインでも無料で行っています。※要予約
仕事と実務経験の機会を見つける方法
How to find a job
内定を勝ち取るためには戦略的な就職活動プランを立てることが重要。仕事探しで重要となるポイントや自己分析の方法 、また求人情報、進路に関するガイダンスなど、キャリアに関連する情報を提供しています。
その他、キャリア関連のイベントや、キャリアスキルを開発するためのトレーニングやワークショップを定期的に開催。
イベントには就職フェア、業界セミナー、キャリア開発プログラムなどが含まれ、ワークショップでは、コミュニケーションスキルやリーダーシップスキル、プレゼンテーションスキルなど、就職やキャリア形成に役立つさまざまなスキルを磨くことができます。
Developing Experience
就活活動では学生時代の経験を問われることが多く、就職活動を有利に進めるためには、時間を有意義に使い充実した学生生活を送る必要があります。グラスゴー大学のキャリアサービスでは、
・インターンシップ
・ボランティア活動
・学生団体やクラブ活動
・パートタイムジョブ
など、学生が就職活動に有利になるさまざまな課外活動の機会を提供。これら活動は、専門分野での経験やスキルを発展させ、将来のキャリアにおいて競争力を高めるのに役立ちます。
最後に
日本の高校を卒業後にイギリスの大学進学を希望する学生は、教育制度の違いからファンデーションコースを受講し入学要件を満たす必要があります。
一見回り道のように見えますが、ファンデーションコースでは、専攻科目の基礎知識や英語力向上など大学入学後に必要とされるさまざまなスキルを学ぶことができるという大きなメリットがあります。
グラスゴー大学進学は高いハードルがあるように思えますが、ファンデーションコースで規定の成績を修めて修了することで学士課程への道が開かれます。
スコットランドへの留学が視野に入った際は今記事をぜひお役立てください。