海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第44段。今日は、ノースカロライナ大学MBA。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
ノースカロライナ大学MBA(Kenan–Flagler)の概要
ノースカロライナ大学MBAの基本情報
ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill またはUNC)は、1789年に創立された、アメリカ合衆国ノースカロライナ州チャペルヒルにある州立の総合大学であるノースカロライナ大学の17キャンパスのうちの一つ。
アメリカに現存する州立大学の中で最古の大学であり、リチャード・モルの1985年の著書で、アイビーリーグと同等の教育が受けられる公立大学群(パブリック・アイビー)の8校の内の1校に指定された最難関名門大学の1つである。
UNC Kenan–Flagler Business Schoolは1919年に設立された。FTランキングはの世界ランキングで41位、US Newsではアメリカで19位に選ばれた。
MBAプログラムでは多様な学習環境や方法論を学習することができる。
- ケーススタディメソッド
- インタラクティブレクチャー
- 少人数制のアクティビティ
- ライブシュミレーション
- ビジネスパートナーシップ
(wikiより抜粋)
ホームページ
https://www.kenan-flagler.unc.edu/programs/mba
公式Facebook
https://www.facebook.com/KenanFlagler
公式Blog
https://www.kenan-flagler.unc.edu/news/
Kenan–Flagler MBAの世界ランキング
#20 US News MBA Rankings 2024
#48 Financial Times Global MBA 2023
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$71,956(年間)
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):249
- 女性比率:31%
- 留学生比率:43%
- 勤続年数/平均年齢:5年/28歳
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$171,940
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:88%
出典:Class Pofile
ノースカロライナ大学MBAの特徴
ノースカロライナの安い生活費
ノースカロライナのチャペルヒルの生活費はボストンやニューヨーク、カリフォルニアに比べるとかなり安い。
例えば、ボストンやニューヨークの市内で家族用の1ベッドルーム(日本でいう1LDK)を借りようとすると、2000~3000ドルはかかるのが普通。2000ドルにおさまればかなり安いと言った感覚だ。
チャペルヒルの付近であれば、家族連れでも2/3ぐらいので家賃はおさまる(そして家は東京よりでかい!)ため、2年間の生活費でいうと、物価の高い地域に住むのと比べて200万前後はコストが変わってくるはずだ。
切り詰めて生活する私費の学生にとってはありがたい。
250人程度の中規模で密なプログラム
UNC Kenan-Flaglerはクラスサイズも250名程度と中規模のプログラム。クラスは少人数・チーム制で動くことが多いため、ディスカッションやチームワークを通じて学びだけでなく人間関係を深めることができる。
600-700名規模のMBAもあるが、クラスのサイズも大きく教授も全ての学生を覚えることはできず、クラスメート同士の関係も薄くなってしまうだろう。
また、クラスサイズが大きい場合、例えばプレゼンの課題提出も録画してネットで提出のようなことになる。その点、少人数であればプレゼンの発表はクラスルームでグループごとにと言った風に、人前で喋ったりソフトスキルを磨く機会も多い。
数多くのグループワークやプレゼンをこなすこと、これはMBAの醍醐味でもある。
STEM認定MBAでアメリカ就職のチャンス
UNC Kenan-FlaglerはSTEM認定の専攻(Business Analytics and Management Science Concentration)をMBAで提供している。
この専攻をすることで、卒業後のOPT(アメリカで働ける期間)が1年から3年に延長できる。1年で帰国するかもしれない学生を雇うことは企業も嫌がることが多いが、少なくとも3年働けるのであれば、現地の企業も採用するメリットがあるだろう。
また、通常のOPTだと、ビザを申請するチャンスは2回しかないが、STEMであれば4回に増えるため、どこかでビザがあたりアメリカに残るチャンスも増えてくる。
STEM認定を受けているMBAはそう多くはないため、アメリカ就職を考えているのであればUNC Kenan-Flaglerは良い選択肢になるだろう。
UNC Kenan-Flagler “Business for Life”
Full-Time MBA: Virtual Student Tour
ノースカロライナ大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
ノースカロライナ大学MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これらの要件は、多くのMBAプログラムに共通する準備項目でもある。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
Kenan–Flaglerでは、最低スコアの他、スピーキングスコアに推奨要件を定めているのは特徴的だ。
- 学士号
- 成績証明書
- GMAT又はGRE
- TOEFL又はIELTS
- 英文レジュメ
- 推薦状
- エッセイ
- インタビュー
出典:Admissions
- 平均GPA(またはレンジ):3.42
- GMAT平均スコア(またはレンジ):707
- GRE平均スコア(またはレンジ): NA
- 最低語学要件:TOEFL100(S推奨24)IELTS7.0(S推奨7.5)
推薦状やエッセイなどについては、学校により要件が異なることも多いので、早めにアプリケーションのためのアカウントを作成して確認をしておくと安心だ。
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れ
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類を準備→出願→面接→合否、という手順で進む。
締切日は毎年設定されており、スケジュールは年度によって異なるため注意が必要だ。
今年度(2024-2025年)の出願締切スケジュールは以下の通りである。
ラウンド | 出願締切日 | 合否通知日 |
---|---|---|
Round 1 | 2024年10月8日 | 2024年12月11日 |
Round 2 | 2025年1月7日 | 2025年3月19日 |
Round 3 | 2025年3月4日 | 2025年4月23日 |
Round 4 | 2025年4月29日 | 2025年5月28日 |
- Round 3は留学生の最終締切日となる
- Round 2までに出願すると、奨学金の審査対象となりやすい
ノースカロライナ大学MBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
以下の在校生ブログをご覧ください。
日本人ブログ一覧
- UNC Kenan-Flager Business School MBA在校生ブログ(在校生共著)
- KFBS 日本人在校生アカウント (在校生共著)
- Gift from countryside. (Class of 2014)
学校説明会・イベント情報
https://www.kenan-flagler.unc.edu/news/events-calendar
100名以下:
150名以下:
200名以下: