こんにちは、Lilyです。今回はTOEFL iBTライディング26点の私が、ライティングの点数をグンと上げる勉強法や対策法をご紹介します。
私はライティングがかなり苦手でした。理由は、ライティングとは言えリーディング、リスニングのスキルも必要だからです。
しかし、コツさえ掴めば書く事が楽しくなりました。
ライティングが苦手と感じている方や点数がなかなか上がらないという方に是非実践して頂きたいと思います!
著者について:Lily
はじめまして、Lilyです。現在24歳で外資系企業に勤めています。幼稚園の頃から高校生まで英会話教室に通い、常に英語に触れる環境で育ってきました。高校ではニュージーランド、大学の長期休みにはカナダとオーストラリアへ1か月程の短期留学をし、大学3年生の時アメリカへ1年間交換留学をしました。その後は現在の会社に就職し、社内共通語は英語と今でも常に英語に触れております。TOEFL iBT110点(R26 / L30 / S28 / W26)
目次
TOEFLライティング対策に必要な4つのスキル
TOEFLのライティングはただ英語で文章を書くだけではありません。今から必要なスキルとそのスキルの上達法をご紹介します。
リーディングスキル
後で詳しくご紹介しますが、ライティングの中には2種類のタスクがあります。そのうちの1つはリーディングスキルが必要となってきます。3分間、アカデミックな内容のリーディングをしなければなりません。
時間制限もあるので、いかに落ち着いて情報収集をし、整理できるかどうかがポイントとなってきます。
私が行ったアカデミックトピックのリーディングスキル向上方法は、Google Scholarで検索し、記事を読む事です。Google Scholarは主に学術用途の検索を対象としています。
なかなかアカデミックな内容の本を購入したり、記事を探す事は大変だと思います。しかし、Google Scholarで「Science Article」など検索すれば、サイエンスに関するアカデミックな記事が出てきます。
Medical, Literature, Communicationなど気になるワードや浮かんだワードを検索すればたくさん出てきます。無料で気軽にリーディングが出来るのでかなりおすすめです。
リスニングスキル
次にリスニングスキルです。こちらもライティングの1つにリスニングスキルが必要なものがあります。3分間のリーディングの後、2分間リスニングを行います。リスニングは2分間とかなり短いですが、重要な内容が詰まった2分間になっています。
このリスニングで要点を掴めたか掴めていないかで、ライティングの内容の濃さが変わってきます。リスニングの上達方法はディクテーションに限ると私は思います。好きなドラマ、映画でも構いません。毎日30分でいいのでディクテーションを取り入れてみてください。
また、ポイントとなってくるのは、メモを取るか取らないかの判断です。私は、TOEFLのリスニングの際、あまりメモを取りません。
理由は、メモを取る作業に必死になり、リスニングの内容を自分が思っている以上に聞き取れておらず内容把握が出来ていないからです。
しかし、ライティングパートのリスニングは2分間だけです。全て書く事はおすすめしませんが、大事かな?と思った部分は書きとる事は問題無いかと思います。
ここでの上達法は、問題を何問も解き自分はノートをとる方がいいかどうかを知る事です。上達のコツなどよくネットで掲載されているかと思いますが、自分にその方法が必ずしも合って高得点を獲れるわけではありません。
「自分を知る」これが高得点を獲るカギだと思います。
アウトラインスキル
かなり重要になるのが、アウトラインスキルです。
書きたい内容の目次(アウトライン)をまず考え、その後ライティングに入ります。基本的に、5パラグラフ(段落)構成で書きます。インストラクション、ボディ、コンクルーションです。ボディは2~3パラグラフ書きます。
アウトラインを構成する事で、書いている途中で被ったり何を書かなければいけないか忘れたりする事を防止できます。上達するまで何度も模擬問題を解き、すぐにアウトラインが浮かぶようになるまで練習するしかありません。
日頃のリーディングでも上達できます。文章を読まなくてもいいです。目次だけ見て、どのようにアウトラインが構成されているかを気にしてみましょう。
スペリングスキル
スペリング(タイピング)スキルはTOEFLライディングにおいて必須スキルになってきます。
TOEFL受験時のパソコンにスペルチェック機能はありません。普段から自動修正や予測変換に慣れている場合は、少し注意した方がいいでしょう。
単語帳で単語を勉強する際、何気なく単語を見るのではなく、一度はスペルを必ずチェックしておくことをおすすめします!
ライティングタスクごとの対策と勉強法
TOEFLのライティングにはIntegrated taskとIndependent taskがあります。それぞれライティング形式が異なるので、各タスクの対策をご紹介します!
Integrated task
Integrated taskとは総合問題です。ライティングだけでなく、リーディング、リスニングのスキルも必要となってきます。
アカデミックなトピックの内容のリーディングを3分間行った後、同じトピックのリスニングを2分間行います。その後20分間でリーディングとリスニングから得た内容の要約を150~225wordsで書きます。
リスニングパートでは、リーディングで書いてある内容に追加した内容か若しくは否定した内容が話されます。このタスクでは、自分の意見は一切書く必要はないので集中して読み聞きするようにしましょう!
対策は
「リーディングで言いたい事(メイントピック)をチェックする。それに対してどういう意見を持っているかを整理する。その後のリスニングでは、リーディングの内容を肯定しているか否定しているかを瞬時に判断する。」これにつきます。
後は上記で説明したアウトラインの作成です。
イントロダクションでは、リーディングとリスニングで何が話されていたかを述べます。
次のボディで、リーディングとリスニングそれぞれ比較しながら展開されていた内容を述べます。
最後のコンクルージョンでリーディングとリスニングのまとめを書きます。(肯定か否定か等)
Independent task
Independent taskでは、30分間の時間制限の中で、あるトピックに対して自分の立場を選び300 words 程度で根拠を含めて書いていきます。傾向は、トピックに関して賛成か反対かを選ばせる問題が多いです。
ここでの対策(ポイント)は、「書きやすい方、アイデアがたくさん浮かぶ方に自分の立場を置く事」です。トピックに対して、仮に自分が賛成だと思っていても反対の意見の方がたくさん書けそうだな・・・と思う事はありませんか?
私はいつもたくさんアイデアが浮かぶ方の立場を瞬時に見極め、賛成か反対かを決めます。
立場を決めた後は、その根拠(なぜ賛成/反対か?)を2~3つ挙げます。その後は、各根拠に対する具体例や補足説明(サポーティングセンテンス)を書けば強い(内容が濃い)ボディの完成です。
補足説明は、自分の実体験や経験を書けばより現実味のある具体的な根拠になります。
コンクルージョンは根拠を再度簡単にまとめ、自分の主張(賛成/反対)を強く言えば完成です。
ライティングスキルを伸ばすコツ
私が実践して、ライティングの点数が上がった勉強法をご紹介します!
それはクイックライティングです。
平日毎日10分行っていました。私は、単語帳の名詞から一つ単語を選び、それについて10分間ライティング(タイピング)します。その際、きちんと5パラグラフ構成で書きます。単語を決め、1~2分間でアウトライン構成を行い、10分間ライティングをします。
<例えば、選んだ単語がCommunicationだった場合>
1 Communicationとは
ここでは一般的にコミュニケーションとはどういった事かを説明します。後に米国と日本の比較をしようと思っているので、「国によって違いがあります。」などで締めくくります。
2 米国のコミュニケーションの取り方
ボディランゲージ文化について書きます。
3 日本のコミュニケーションの取り方
察する文化、空気を読む文化について書きます。
4 自分の考え
自分はやはり日本の文化の方が良いと思う等と理由
5 まとめ
国によっては違いがあるが、対人である事には変わりない。大切な事は・・・等締めくくりの文章を書きます
この様に2分くらいでアウトラインを構成し、10分で書き上げます。
アウトライン構成、スペリングの練習に最適だと思います。10分で書き終えたら自分が何文字タイプできたかを日々記録すると良いでしょう。TOEFLのライティングでは300wordsほど書く必要があるので、10分で慣れれば450~500wordsくらいかけると思います。
私は毎日続ける事で、10分で出来る気軽さもあってか書く事が楽しく思えてきました。そう思えるようになってからライティングの点数が上がりました。この記事をここまで読んでくださった方は、是非取り入れてみて下さい!
まとめ
ライティングだけでなく、リーディングとリスニングスキルも必要。
リーディングで素早く内容を読み取り、整理してリスニングでリーディングの内容+α情報を取り込みましょう!
リーディング、リスニングセクションがライティングにも繋がります!ライティングは日々の練習が高得点獲得のポイントになってきます。日々の頑張りが必ず結果として現れます。
応援しています!頑張ってください!
クイックライティングの練習の際に、アウトラインは日本語で書くべきでしょうか??
質問ありがとう。アウトラインの書き方には決まりはないね。日本語の方がやりやすいのであれば、日本語でアウトラインを書いた後に英語で文章を書くのも最初のうちは良いと思う。たくさん書いているうちに、英語でアウトラインが書ける(英語のほうがやりやすくなる)ようになるのではないかな?
にゃんこ先生
ご返信頂きありがとうございます!!
なるほど、最後には自然に英語でアウトラインを書いているようになる(のが理想)ということですね!
勉強になります。ありがとうございます。
いつもサイトを参考にさせて貰っています。この記事への質問ではないのですが、スコアが伸び悩んでいるため質問させてください。TOEFLのwritingで1問目225words、2問目400words以上は書いていて最高18点しか取れません。エッセイの構造もこちらのサイトを参考にして練習して(テンプレは使ってますが最低限です)、制限時間内にタイプミスがないかもちゃんと確認しています。なのに思った以上にスコアが伸びず悩んでおります。何か考えられる原因などはありますでしょうか?
かなり前に練習で添削してもらった時は、文字数もたりてないのに20点あったりして訳がわかりません。
質問ありがとう。
自分で原因を分析するのはいいことだね!
まずライティングの採点基準を理解しておこう。ポイントになるは文字数・エッセイの構造・タイプミスだけではないよ。
Intergrated Taskに関しては、リスニングの内容をどれだけ聞き取れ、織り込めているかが勝負。
Independent Taskでは「質問に答えているのか」「論理的な議論を展開しているのか」「文法のミスはないのか」「レベルの高い英語表現や言葉遣いがどれほど入っているのか」等。一番やっていけないことは、そもそも問題に答えていないこと。。一例として、こちらの記事を読んでみよう。https://www.path-to-success.net/toefl-ibt-writing-essay-editing-1#TOEFL-2
ライティングの採点基準に関して、こちらの記事を読んで自分に足りていない部分を分析してみてね!
https://www.path-to-success.net/toefl-writing-rating-criteria
ライティングは自分で中々気づかないミスがたくさんあるので、客観的に評価しにくい。定期的にTOEFLライティングの添削サービスを利用してフィードバックをもらい改善していくことも必要だと思うよ!