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TOEFLライティング 僕の経験談
TOEFL Writing はやり方次第で高得点を取りやすい。
僕がTOEFL iBTを受け始めた2016年3月のテストでは21点しか取れなかったが、2016年10月には29点まで取ることができた。
ListeningやSpeakingは上達にかなりの時間が必要だが、Writingは比較的短時間でうまくなれるのだ。
ただ、日本で普通に小・中・高・大の教育を受けているだけだと、英作文とそのフィードバックの機会は少ない。
そのため、TOEFLの対策を始めた段階で最初からWritingで高得点が取れる人はほぼいない。
この記事では、自分が行った、TOEFL Writingで高得点を取るための練習方法について書いて行きたい。
フィードバックの必要性
まず、英作文のフィードバックだが、インターネットでTOEFL Writing形式のエッセイを採点してくれる人を探すのがよい。
私は週に2-3回ほどの頻度で、Integrated Writing, Independent Writingのエッセイを書き、採点と添削をしてもらっていた。
ほかに、クラウドソーシングのWebサービスを使って採点してくれる人を探してもいい。
Integrated Writingのコツ
TOEFLのIntegrated Writingは形式が独特で、慣れていないと高得点は狙えない。しかし、練習を積めば意外とすぐにGood(4.0 – 5.0)は取れる。
しかし Integrated Writingの対策は他のWebサイトなどでいくらでも載っているので、ここで詳細は書かない。
≫ TOEFLライティングIntegrated Taskの必勝法
≫ TOEFLライティングで9割(27点)獲得!Integrated Task対策編
Independent Writing 6つのコツ
Independent Taskは、以下のポイントを守ってミスをしなければ、Goodは取れるだろう。
- 370 words くらいまで書く
- 5 パラグラフで書く
370 words くらいまで書く
370 単語 をミスなく30分で書くというのは結構難しい。これにはとにかく練習量を積むのが最善の対応策だ。
週に三回程度の頻度で、TOEFL Writing形式のエッセイを制限時間つきで書く習慣をつけるといい。
自分の場合、職場では毎日1時間の昼休みがあったので、そのうち30分をWritingの練習時間にあてていた。このやり方を決めることで、半強制的にWritingを練習することができた。
昼休みの時間はもとから1時間しかないため、練習開始前にのんびりしている余裕がないのだ。
この時間を逃してしまうとWritingを練習できなくなってしまうため、たとえ気持ちが乗らなくても練習を始めなくてはならない。
Writing の練習は、時間がかかるし頭が疲れるのでやる気が出ないことが多い。
しかし昼休みにWritingの練習をすると決めると、思い切って始められやすい。これで僕は平日の練習時間を確保した。
ちなみに、自分は休日はほとんどWritingの練習をしなかった。
時間はあったが、やる気が出ずにあとでWritingをやろうと思ってのんびりして、気づいたら夜中になっていることが多かった。
やる気を毎日高く保つのは難しい。やる気を高めるよりも、やる気がなくても練習できるよう工夫すべきだと自分は思っている。
5パラグラフで書く
- 1パラグラフ目では結論を書き、以下の文にその理由を述べることを示す。
- 2パラグラフ目で理由その1を書く。
- 3パラグラフ目で理由その2を書く。
- 4パラグラフ目で理由その3を書く。このとき、「自分と異なる意見についても言及」して、一方向からのアンフェアな考えではないことをアピールする。
- 5パラグラフ目で結論とその理由を改めて述べる。
という書き方が5パラグラフの基本だ。ちなみにこれは Five-paragraph essay と呼ばれ、アメリカの小学校で習う文章の書き方らしい。
それぞれのパラグラフにおいて、具体的に何を書くかについては、こちらの記事が参考になる。
≫参考:添削例で学ぶ!TOEFLライティング高得点のコツと対策
異なる意見への言及
では、「自分と異なる意見についても言及……」というのはどういうことか。
たとえば、問いが「医療保険を全国民強制加入にすべきかどうか、あなたの考えを書きなさい」だったとして、エッセイで「全国民強制加入にすべき」だという主張を述べることを考えてほしい。
理由その1とその2で強制加入の利点を述べたあと、
「しかし全国民強制加入にすると、医療を必要としない人も加入せねばならない。彼らにとっては嬉しくないだろう」
というように、逆の立場からの意見も入れると、主張がフェアに見えないだろうか。
一方向だけからの攻撃ではないので、説得力が生まれる。
ただし、このときもエッセイの主張は一貫させたほうがいい。でないと、文の意図が理解しにくくなるからだ。
なので、たとえば「医療を必要としない人にとっては嬉しくないだろうが、しかし全国民強制加入にすることによって、社会が得る利益は不利益よりも明らかに大きい」のように、エッセイの主張に沿った結論を書くとよい。
パラグラフのワード数(理由)
また、理由が3つ思い浮かばないときは、理由を2つにしてもよい。
このときは4パラグラフ構成になる。「自分と異なる意見についても……」は2パラグラフ目に書く。
ただし、パラグラフごとにワード数が偏らないよう長さを調整すること。
具体例・実体験
Independent Writingを書く際に重要なのは、具体例を詳細に書くことだ。できればエピソードは実体験のほうがいい。
つまり、「ある新聞記事に書いてあったことですが……」というものも良いが「私が高校生のときの出来事ですが……」のほうがよい。
というのも、書きやすいし、読むほうとしても、筆者の思考のバックグラウンドを理解しやすいからだ。
ウソはOK
実体験とは書いたが、すべて事実である必要はない。それらしいことが書けていればフィクションでも問題ない。
たとえば、
「医療保険を全国民強制加入にすべきかどうか、あなたの考えを書きなさい」
のような問いがあったとして、適当に
「私の母はある日突然心臓ガンだと診断された。その治療には莫大なお金がかかるはずだったが、強制加入の医療保険のおかげで無料で医療が受けられた。突然重い病気にかかった人のためにも、医療保険は強制加入のほうがよいと私は思う」
のような嘘を書いてもよい。(心臓はガンにならない臓器なのでこのエピソードは明白な嘘)
※この記事は、こちらのブログを参考にしてアレンジしたものになります。
WRITINGの勉強が億劫です。強制力をうまく使ってがんばります!
モチベーションが湧きづらいライティングだけど、練習を重ねれば絶対の伸びる!一緒に頑張ろう!
直近のテストでtotal94,R30,L23,S19,W22と100点までもう少しではあるのですが、LとWの伸びがいまひとつです。
Lに関しては毎日TPOを聞いて、通勤時間でシャドーイングをおこなっています。音は聞けるのですが、内容理解が抜けているようです。
Wについては3日に一回程度でエッセイを書き、イギリスの友人に添削してもらってます。書き方などを変えてみてるのですが、なかなか点数は上がらず。。
シフト制の仕事でなかなか時間の確保が難しいですが、100点には必ずのせたいところ。
100点にはこの二つのセクションを上げなければいけないのですが、目標の期限まで2〜3ヶ月と焦りも出てきています。
ここからの点数上げに必要なことでアドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いします。
kyさん
コメントありがとう。LとWの伸び代はかなりあるね!
Lについて、音の認識と理解は別のものなので、理解を重視して精聴を行い、本質的なリスニング力(理解力)を上げることはおすすめだね。
シャドーイングは良い学習方法だけど、機械的になってしまうと理解の疎外になるので注意が必要。
ライティングについて、ネイティブは英語の表現を添削・ブラッシュアップできるが、TOEFLが求めているのは表現力だけではないので、可能であればTOEFLの採点基準を知っている講師にフィードバックをもらった方が効果的だと思うよ。
Wについては、Writing 26+の添削がおすすめ。講義自体は英語だけど、やさしい英語なのでリスニングの練習がてらとして使っても良い。
また、Lのメモ取りに不安があれば、Listening28+もおすすめ。メモ力がつけばWにも効果が出る。
最後の数ヶ月でやり切れれば、100点越えは決して不可能ではない!是非諦めずに頑張って欲しい!!