今日は、TOEFLスピーキングのIntegrated Task対策に突入する。
Integrated Speakingでは、テンプレートは有効である。しかし、長々としたテンプレートを覚えても意味はない。暗記は最小限、大事なのは喋る内容だ。
目次
Integarated Speakingの問題形式
新形式のTOEFLスピーキングテストでは、Integarated Speakingはタスク2~4の3問が出題される。
ここでは簡単に問題形式の確認をしておこう。
- パート2
50秒でリーディング(学校からの通知や手紙など)を読み、その内容に関する生徒同士の会話を聞く。準備時間は30秒で、60秒でリーディングと会話内容のサマリーを発表する。
- パート3
50秒でリーディング(アカデミックな内容)を読み、プロフェッサーによる補足のレクチャーが行われる。準備時間は30秒で、60秒でリーディングとレクチャー内容のサマリーを発表する。
- パート4
プロフェッサーによるレクチャーを聞く。準備時間は20秒で、60秒でレクチャーの内容のサマリーを発表する。
Integrated Speakingの採点基準
Integrated Speakingの採点基準となる三大要素を以下にまとめた。もちろん、これはパート1、2にも共通している。
- 内容
- 構成
- イントネーション、発音
1. 内容
聞いたの内容を正確にメモして回答に反映できているかどうか。曖昧な理解で不正確なことを言うと、3.0は絶対に取れない。
つまり、リスニング力をあげて講義、会話内容を理解することが大切。
2. 構成
タイムマネジメントをしっかりと行い、聞き手にわかりやすい構成で喋っているかどうかが高スコアのポイント。これは後ほどテンプレートと共に説明する。
3. 発音
発音は、1人で練習しているとなかなか上達が難しい。
ポイントとなる発音をについて、リンク先の記事一読して理論は理解しておくことをおすすめする。
» 【図解】英語の母音10個の発音のコツを徹底解説!【動画で学ぶ】
»【図解】英語の子音24個の発音のコツを全部解説!【動画で学ぶ】
Integrated Speakingで使えるテンプレート
スピーキングのテンプレートと言っても、これはしっかりとした構成で喋るための道しるべでしかない。できる限り、テンプレートは最低限にした。内容を充実させることを意識しよう。
Integrated Task全般に言えることだが、主人公の性別 She/He Woman/Manは間違いやすいので注意しよう。
それと、リスニングの内容を順番通りに話した方がややこしくならない。聞いた順に上から話すことを心がけよう。
パート2
問題形式の確認
50秒でリーディング(学校からの通知や手紙など)を読み、その内容に関する生徒同士の会話を聞く。準備時間は30秒で、60秒でリーディングと会話内容のサマリーを発表する。
ETSの動画で例題も練習できるので活用しよう。
テンプレート
⑴ Reading内容の説明 (10秒)
The student letter said the university should 〜 / The university will change 〜
⑵ Listening内容の説明 (50秒)
The man/woman agrees/disagrees with this idea.
The first reason is 〜
The second reason is 〜
50秒でリーディング(アカデミックな内容)を読み、プロフェッサーによる補足のレクチャーが行われる。準備時間は30秒で、60秒でリーディングとレクチャー内容のサマリーを発表する。 ETSの動画で例題も練習できるので活用しよう。 The professor discusses an example of / a personal example of / two example of 〜 プロフェッサーによるレクチャーを聞く。準備時間は20秒で、60秒でレクチャーの内容のサマリーを発表する。 The professor talked about two kinds/ideas of 〜 The first 〜 is The second 〜 is TPO1~25のスクリプトと模範解答を共有する。マネをする必要はないが、解答する上である程度の目安になるだろう。パート3
問題形式の確認
テンプレート
導入(5-10秒)
リスニング内容の説明(残り)
パート4
問題形式の確認
テンプレート
導入(5-10秒)
論点1(25秒)
論点2(25秒)
スピーキングのスクリプトと解答例
Practice Practice Practice
テンプレートに得点は配点されない。いくら長〜いテンプレートを覚えても点数が伸びないのはそう言う理由。
内容と、構成、そしてイントネーションと発音が大事なのだ。
構成はすぐにでも取りかかれる。内容を良くするためにはリスニング力+メモ力が必要だ。そして、イントネーション、発音もバカにせず、理論を知り、練習できる機会を見つけよう。
中国TPOで実践問題を行い、本番形式に慣れていこう。
これを使って、スピーキングやったんですが、スコアが22のままでとまってるんです。全然伸びなくて。どうしたら、25以上とれるんでしよう?
みかんさん、コメントありがとう!
まず、スピーキング22点おめでとう!TOEFLで100点とか105点を目指すとしても、一般的な日本人の目標点は23点だから、22点というのはかなり良い点数なんだよ。なので、ここで紹介しているテンプレートや対策はindependent taskのものも含めて、まず23点を取ることを念頭に入れている。みかんさんの全体のスコアのバランスはわからないけど、スピーキングよりも他のスコアの方が伸びやすい場合もあるから、他のセクションのスコアも教えてもらえるともっと適切なアドバイスができると思うよ。
ちなみに、テンプレートは構成を整えるためのものだから、より高い点数を目指したい場合、発音とかイントネーションも重要になってくる。
23点以上を目指すレベルの高い対策方法はこちらの記事に乗っているので、参考にしてみてほしい。
https://www.path-to-success.net/toefl-speaking-template
また、independent taskの重要な過去問もこちらの記事にまとまっているので、練習が必要であれば、こちらの問題で練習するとより本番に近いと思う。
https://www.path-to-success.net/toefl-speaking-2013-2016
にゃんこ先生、いつも記事を拝見しています。
質問なのですが、なぜPart3ではReadingの内容を入れる必要がないのでしょうか?Conceptについて説明するように聞いているので必要なように感じるます。
質問ありがとう!
実はこちらのテンプレートは満点を目指すものではなく、あくまで22、23点程度を狙うための最短ルートのようなものだね。
基礎が弱い人は、リーディングを読んで理解してまとめることを省き、リスニングの内容だけ綺麗にまとめれば良い。
24点以上を目標にしている人は、こちらの記事も参考にしてみよう。
https://www.path-to-success.net/toefl-speaking-template#4
にゃんこ先生、いつもお世話になっております。
公式問題集で、優れた参考例を聞くことができるのですが、半分以上の解答が解答を全て言い切らず終わっています。ある程度内容が予測できるのであれば、文章を言い切らなくてもいいということなのでしょうか。
経験上も、採点基準から見てっも、言い切らなきゃいけないということはないよ。
特に、理論的で流暢に話していて、最後は時間制限で言い切れなかったという場合、全く減点対象にはならない。
一方、内容の一貫性があまりなく、そもそも流暢に話せていない中、ネガティブな印象を減らすため、極力時間制限内に言いたいことを全部言ったほうがおすすめだね!