こんにちは、Lilyです。今日はTOEFL iBTのスピーキングの勉強法についてご紹介したいと思います。
私のスピーキングのスコアは28点です。
長期留学したから当たり前でしょ?と何回も言われましたが、留学前に必死に勉強して獲ったスコアです。
コツさえ掴めば留学なんてしなくても、高得点は獲れちゃいます!
高得点は獲りたいけど日本で英語を話す機会なんて無いから、スピーキング力なんて伸びない・・・
の概念を覆したい読者の皆さん、今からご紹介する勉強法で高得点を狙いましょう!
著者について:Lily
はじめまして、Lilyです。現在24歳で外資系企業に勤めています。幼稚園の頃から高校生まで英会話教室に通い、常に英語に触れる環境で育ってきました。高校ではニュージーランド、大学の長期休みにはカナダとオーストラリアへ1か月程の短期留学をし、大学3年生の時アメリカへ1年間交換留学をしました。その後は現在の会社に就職し、社内共通語は英語と今でも常に英語に触れております。TOEFL iBT110点(R26 / L30 / S28 / W26)
目次
TOEFLスピーキングに求められる力
まず、TOEFLのスピーキングにおいて求められる力を解説します。マイクに向かって話すTOEFLのスピーキングでは主に3つに分けられる技能を見られます。
Delivery
まず1つ目は、Delivery(話の流れ、発音、ペース、イントネーション(強弱))です。スピーキングにおいて基本的な技能です。
「話の流れ」は、日本語に置き換えてみても重要である事がよく分かると思います。
「あれ?この人結局何が言いたいのだろう・・・?」という経験はありませんか。少なくとも1回はあると思います。逆に、「え?何が言いたいの?」と言われた事はありますか?
頻繁に言われる人は要注意です。特にTOEFLのスピーキングは時間制限があります。長くありません。
短い時間の中で本当に伝えなければならない事を英語で話します。日頃から意識するように、起承転結を意識しながら話す事は良い訓練になると思います。
「発音」「ペース」「イントネーション(強弱)」は練習あるのみです。まずは自分の英語を録音して聞いてみましょう。初めは自分の話す英語に違和感があるかもしれません。
しかし、客観的に自分の英語を率先して聞くようにしましょう。自分はアメリカ英語のような発音で話せていると自信があった人は、もしかしたら思っていた発音と違うと気付けるかもしれません。
自分の話す英語、少し速いな遅いなと気付けるかもしれません。強弱が無く、日本語のように淡々と話す英語だと気付けるかもしれません。この気付きこそが改善の余地です。
「発音」であれば、基礎のABCの発音から。手鏡を持ちながら口の動きを一つずつ確認して行う事が良いと思います。フォニックスも有効です。
「ペース」は自分が思っている以上に速かったり遅かったりします。意識的に話す事で改善します。
「イントネーション」は発音記号を見て、初めはアクセントがついている部分を大げさに強く発音してみましょう。続けるうちに自然と強弱が身に付いてきます。
Vocabulary
2つ目はVocabulary(単語や文法)です。スピーキングに限らず、英語を学ぶ上で最も重要な能力の1つです。
特に単語は、単語知らずして英語はできません。TOEFLのスピーキングでは、よりアカデミックな単語を話せる方が得点アップにも繋がります。
単語帳でコツコツ単語数を増やすしかありません。
私は、TOEFLテスト英単語3800と速読英単語の2つの単語帳に絞って勉強しました。
速読英単語は上級者向けの単語帳だと思います。かなり難しい単語ばかりですが、満点を狙っていたので隙間時間なども利用して覚えました。
スピーキングに限らず4技能全てに応用できるので、この単語帳を覚える時間は無駄ではなかったと思います。
Topic Development
最後はTopic Development(内容)です。話をしていてこの人の話す内容面白いな、濃いなと思う人の特徴は何ですか?人によって感じ方は様々だと思います。
私は、あるトピックに対して意見があり、理由がある人と話していると「面白いな、こういった考えがあるんだな」と感じます
TOEFLのスピーキングでは、簡潔で分かりやすく、短い会話の中に意見と理由、例が盛り込まれている事が理想です。
日頃の会話から意識して話すようにするだけで、話し方のクセ、会話構成の作り方が身に付きます。少しの意識がスピーキングアップに繋がるかもしれませんね!
タスクごとの対策と勉強法
TOEFLのスピーキングは大きく2つのタスクに分かれて出題されます。今からそれぞれのタスクに合った対策法をご紹介します。
※あくまで対策のご紹介です。テンプレート等は記載しておりません。
Independent task対策
ある1つのトピックに対して自分で立場を選択し、根拠と一緒に回答する問題です。
問題は以下の構成となっています。
問題数 2問
準備時間 15秒
回答時間 45秒
対策のキーポイントは、アイデア力・論理的思考力・スピーキング力です。
準備時間の15秒で自分の言いたい事を見つけ出す必要があります。日頃から、質問や疑問に対して意見やアイデアを持つようにしましょう。
アイデアが浮かべば、次は自分の意見を述べなければいけません。分かりやすく、明確にまとめる必要があります。
初めは自分の意見を紙に書いてリーディングしてみる事をおすすめします!45秒がだいたい何文字分くらいかが把握できるかと思います。
スピーキング力は、前項で述べた事を忠実にマスターできれば自然と力はつきます!
当時私は対策として、友人と一緒にトピックに対して45秒で意見を言い合う練習をしていました。練習ではストイックに15秒の準備時間を設けず、即意見を言うというルールで行っていました。
今思えばそれがかなり効果を生み出していたなと思います。みなさんも一緒に勉強している人を見つけたらスピーキング力を上げるチャンスです。
Integrated task対策
Integrated taskの中にも2つのパターン、①リーディング、リスニング、スピーキングと②リスニング、スピーキングに分けられます。
①は表示される文章を読み、その後同じトピックに関する音声を聞きます。
文章と音声から情報と入手し、要約したり比較したりします。2人があるトピックに対して賛成反対の意見言い合い、それを自分の言葉で要約する問題もあります。
問題は以下の構成となっております。
問題数 2問
準備時間 30秒
回答時間 60秒
②は音声を聞いた後、その内容の要点や具体例を話す問題です。
問題構成は以下の通りです。
問題数 2問
準備時間 20秒
回答時間 60秒
このIntegrated taskの対策はずばり, いかに要点を聞き、読みとってそれを話せるかです。
リーディングにおいては、メインポイントを掴む。リスニングは、立場(賛成か反対か等)を掴む。この2点がポイントです。
また、スピーキングではよりアカデミックな内容をリーディングする場面も出てきますので。難しくすぐ読めなさそうな長い単語は、単語帳で声に出して練習すると良いと思います。
私が思うこのタスクの対策は、ひたすら模擬問題を解くにつきると思います。速読力も必要です。要点だけメモを取るスキルも必要です。数をこなす方が早いです。
騙されたと思ってひたすら模擬問題を解いてみてください。だいたいこの後要点言うだろうな~というフレーズや、今の確実に意見だった!というフレーズの規則性が見えてくると思います。
例えば、I see your point, but…の後は必ず反対の意見を話します。butの後ろがポイントです。また、It would/could be better if…の後はアドバイスや提案がきます。
質問文は「女性/男性は~の会話をしていました。彼女/彼の意見と理由を述べよ。」というように、結論(彼/彼女の意見)と理由を回答しなければいけません。
良い答えは、「彼女/彼は○○と述べています。理由は3つあります。1つ目は○○。2つ目は○○。3つ目は○○。」と回答することです。
また、高得点を獲るコツは、準備時間に簡単なアウトライン作成する事です。
①②両方に言える事は、まず結論を述べその後理由です。論理的で、具体的な回答が出来ると点数はより上がります。
非帰国子女が一発で24点を取ったTOEFLスピーキング完全対策
無料でTOEFL勉強!?中国TPO(過去問模試)活用法(PC編)
10分の日課でスピーキング力アップ?
今から紹介する勉強法を実践すれば、スピーキング力アップ間違いありません!「するかしないか」で点数は大きく変わるはずです!
毎日英語で独り言を言う
え?と思った方もいるかと思います。でも文字の通りそうです!(これが勉強法?と言われるとそこまでですが)
自分はイングリッシュスピーカーだと思い込んで、1日1回何か英語で話してみましょう。できればアメリカ英語で話すとより良いです。TOEFLでは北米英語の発音が好まれます。
私は幸い、小さいころから通っていた英会話の先生からアメリカ英語を教わっていたので発音は得意です。
RやERの発音を大げさなくらい舌を巻いて発音してみて下さい。独り言なので何も恥ずかしくないです!
私はお風呂の時間や寝る前に、今日起きた出来事を英語でぼそぼそ話していました。家族に聞かれるのが恥ずかしかったので・・・(笑)
「今日〇〇があって、〇〇と言われた。私は〇〇だと思った。」のように自分の意見を入れるとTOEFLのスピーキングに役立ちます!常に意見を英語で言える事は非常に大切な事です。
私は今日の出来事を話す事に慣れてきたので、今日のニュースを1つ見つけ、それに対してどう思ったかを英語で言う練習をしていました。
誰でも簡単にできる事なので、習慣づけてみましょう!
まとめ
- 日本にいても工夫次第で毎日英語を話す機会はある
- 結論をまず述べその後理由や例を話す。
- Independent taskでは自分意見をしっかり持ち、それを英語で伝える。
- Integrated taskでは、いかに早くメインポイントを見つけられるかが得点を獲るカギです。
- 総合的な技能が求められるので、スピーキングに加えてリーディング・リスニングにも目を向けて勉強する。
- スピーキングセクションは、机に向かってコツコツ勉強するよりも、自信を持って話す事が高得点への近道!
応援しています!頑張って下さい!
純ジャパアピールしていますが、小さい頃から英語の習い事をし、留学までしている人に何を言われても参考にならんです。。。。
この時代では、安い月謝でオンライン英会話ができるし、短期留学もフィリピンから欧米まで様々な選択肢があるので、やりたければ誰でもできる。正直英語教室に行っている人は星の数ほどいるけど、行っているだけではほとんど意味ないし、この著者個人の努力があったからこその結果だと思う。
ここで紹介しているほとんどの練習法は、留学経験なしで今日からでも始められることだしね。
こうやって、「この人は小さい頃から英語をやっていたから」、「あの人は裕福な家庭の出身だから」、「その人は天才だから」・・・人の経験は自分に適用しないと始める前から思い込み、人の努力や勉強方法に一切目を向けないなら、いつになっても前に進めないよ。
自分が生まれて来た環境は変えられない事実、そこを妬んでも仕方がない。けど、与えられた環境の中で最大限もがいて自分の人生を変えるのも自分自身。
匿名さんの意見とは逆ですね。
自分は素晴らしいと思います。子どもの頃か、英会話行ってても身につかない人なんて山ほどいます。留学の権利を勝ち取るのも努力しないと辿りつかないのでは?とおもいました。自分はこの記事を読み、夢広がりました。アメリカ人のみのインター出身、日本人の英語教師が嘘ばかりで嫌すぎて、英語を無視してたらセンター50点だったりとみぃあより
そうだよね、生まれる環境は選べないから、周りの環境が良くても悪くても、それを最大限利用して努力をするだけだよね!ポジティブなコメントありがとう!!
匿名さんの意見に賛成します。学習者はそれぞれ違った前提条件に応じてよい学習方法は変わります。そのため参考例を示すにしても、前提条件がマッチするかは重要だと思います。
バイオリンなど楽器のアーリーとレイト、小学生で始めたら遅いねと言われる囲碁や将棋、サッカーなどの複雑なスポーツ、いずれにしても「習得するもの」は、早期から教育を受けているかどうかがその後の伸びに無視できない影響を及ぼします。英語も同じく習得するものなので、幼い頃からきちんとした英会話教室に通うことは、学習面でとても有利に働きます。
返信で「著者個人の努力があったからこその結果だと思う」と書かれていますが、それはまさにその通りでしょう。つまり「学習面で有利な環境にあった方が、さらに大きな努力を伴いながらようやく到達できたケースのやり方」ということになります。ここでいう有利とは、「純ジャパ」といわれて一般に想起されるような英語に縁のなかった人たちと比べて、という意味です。すごいなぁ、とは思えますが、参考にはなるでしょうか。どんなに努力しても、幼少期に戻ることはできません。私は、先に書いたとおり、「純ジャパ」というキーワードで引き寄せられる学習者にとっては、前提条件が違いすぎると思います。
これをざっくりとした書き方にすると、匿名さんの投稿になると思います。
私も、筆者の努力や成果は素晴らしいと思いますし、それを詳らかにすることはとてもよいことだと思います。筆者の経験が、誰かの役に立つということは、必ずあるでしょう。一方でこの記事名に惹かれてくる読者には筆者とは前提条件が違いすぎる人の方が多いはずです。記事を読むか判断するためにタイトルやリードというものがあります。記事名を『TOEFL100点、スピーキング28点の私(幼稚園から高校まで英会話教室に通った)が教える対策と勉強方』としたり、補足的なプロフィールでなくリードにわかりやすく前提条件を書くようにするなど、記事のアピール方法を工夫すれば、この素晴らしい記事がよりよいものになるはずだと、私は思いました。