目次
TOEFLリスコア(スコアの見直し)とは
リスコアの時間と費用
TOEFLのSpeakingとWriting Sectionは、結果受領後にリスコア(採点のやり直し申請)が可能なのはご存知だろうか。
スコアの見直しをリクエストするには
Writing および Speaking セクションのスコアは受験から30日後までスコアの見直しを申請できます*。各セクションの見直しには、80米ドルの費用かかります。つまり、両方のセクションのレビューには160ドルかかります。
次の規約が適用されます:
- スコアの見直しは 1 度のみ可能です。
- 両方のセクションでスコアの見直しを希望される場合は、同時に行う必要があります。
- スコアの見直しによってスコアが変わる場合 (上下する) は、この訂正済みのスコアが正式のスコアとなります。
- スコアをすでに機関または団体に送付するよう申請している場合は、見直しはできません。
出典 : スコアの見直し(再採点)
まとめると、受験から30日以内に各セクション80ドル(Speaking/Writing両方申請するなら160ドル)で1度だけ申請可能。
得点が上昇/下落すれば無料となる。
注意点としては、受験時にスコア送付先の学校を指定するとリスコアが不能になる。
スコアの送付先は、受験時に指定していると無料で4校送れるが、受験後に送ると1つ20ドルかかる。
(参考 スコアレポートの送付)
リスコア申請方法
- スコアレビューフォームをリンク先よりダウンロード(TOEFl Official Site)
- FAXをコンビ二又は自宅からアメリカのETSに送付
- FAX送付後2-3日で登録メールにOrder Receipt Confirmation受領
- 3週間を目処にETSからスコア見直しが完了した旨のメール受領/スコア再確認
リスコアでスコアアップの可能性はどれぐらい?
リスコアの結果は三つ。
- 上がる
- 下がる
- 変わらない
偶にネット上で、「上がった、下がった確率は共に30%で、変わらないのが40%」というような文言が見られるが、確実なデータに支えられていないため信憑性は低い。
結局一回一回のリスコアは、採点基準に合わせて当日のパフォーマンスを再度採点するだけなので、30%の可能性が上がるということはない。
無闇にリスコアを申請しても、毎回変わらないか、下手にすると下がってしまうこともある。
リスコアしたほうが良い場合は?
過去3-5年ほど前は、申請すれば2-5点程度上がったということが多かった様だが、最近は申請する人が増えたのか、点数は上がりにくくなった。
そのため、闇雲にリスコアを申請するのは、金をドブに捨てることになるためお勧めしない。
目標スコアまであと1−3点
目標はTOEFL iBT100点で、98点だった。目標は90点で、89点だった。または大学の最低要件としてはスピーキング24点だが、23点だった。
その場合、スコアがちょっと上がったら申請要件がクリアになったり、志望校に入るチャンスが明らかに増えるが、スコアが下がっても(変わらないとしても)全くリスクがないため、リスコアを行うのは良いチャレンジとなる。
もちろん、リスコアの結果はパフォーマンス次第なので、全ての99点が最終的に100点になるわけではない。
スピーキング / ライティングのスコアが明らかに低い
例えば、R29、L28、S17、W25というような、スピーキングは明らかに他の三セクションよりスコアが低い場合、しかも自分の実力的にはスピーキングもっとできているなら、リスコアでスコアが上がる可能性は大きい。
一方で、R25、L21、S17、W20というようなスコアであれば、リスコアでスコアが上がる可能性が小さいのでしなくても良いかもしれない。
過去のベストスコアより結構低い
例えば、過去にスピーキングが22点、またはライティングが24、25を取得したことがあり、今回はいきなりスピーキング17に下がったり、またはライティングが18になったりした。
試験中、特段悪いパフォーマンスをした感覚もないし、納得が行かない!
といった状態であれば、チャンスがあるかもしれない。
いずれにせよ、スピーキングとライティングの採点基準と照らし合わせ、試験当日の自分のパフォーマンスをよく振り返った上で判断することがおすすめだ!
リスコアしないほうが良い場合とは?
目標スコア/ 最低スコア要件より明らかに低い
例えば、大学の最低スコア要件として、ライティング22点と書いてあるが、自分は15点しかない。
スコアの見直しで大幅に変わることはあまり見られないので、このような場合は諦めたほうが良いかもしれない。
スコアが低くなるリスクを取れない
例えば、目標点が105で、R29、L28、S22、W23で合計102点の場合、ライティングとスピーキングは今までのベストスコアより低いから、リスコアして105点になればいいなあと思う人がいるかもしれない。
万が一リスコアで3点下がったら、せっかくの100点超えが90点台になってしまい、出願に大きな影響が出てしまう。このような場合はリスクが大きすぎるので、ぜひ慎重に!
出願締め切りが近い
「スコアは、事前に送付手続をしている場合はテスト日の約11日後、後から手続きをした場合は、申込日から4〜6週間で通知される」とETSのホームページに書いてある。
リスコアの期間中はスコアレポートは送付されない(フリーズされる)ので、出願締め切りに近くて、急いで成績が欲しい人は、リスコアをやめた方が良いかもしれない。
リスコアより確実なスコアアップの方法とは?