はじめまして、Lilyです。今回はTOEFL iBTリーディングの勉強法についてご紹介したいと思います。
私のリーディングのスコアは26点です。正直に言うと、リーディングが一番苦手で嫌いです。本試験で時間が足りないこともたくさんありました。
そんな私が26点を獲った方法と、満点を獲るにはあとこれが必要だな~や、こうすれば良かったなという今だから伝えられるものをお伝えできればと思います。
著者について:Lily
はじめまして、Lilyです。現在24歳で外資系企業に勤めています。幼稚園の頃から高校生まで英会話教室に通い、常に英語に触れる環境で育ってきました。高校ではニュージーランド、大学の長期休みにはカナダとオーストラリアへ1か月程の短期留学をし、大学3年生の時アメリカへ1年間交換留学をしました。その後は現在の会社に就職し、社内共通語は英語と今でも常に英語に触れております。TOEFL iBT110点(R26 / L30 / S28 / W26)
目次
TOEFLリーディングの勉強法
TOEFLのリーディングは易しくありません。しかし、しっかり対策をすれば自信を持って回答することができます。
それでは勉強法をみていきましょう!
時間配分のコツ
TOEFLのリーディングは3パッセージの場合は54分、4パッセージの場合は72分での試験時間となっております。
新形式では1パッセージ当たり約18分で解く必要があります。1パッセージは、700wordsほどの文章と10問の問題から構成されています。
1問1分ほどで回答する必要があります。
この時間配分は点数を大きく上下します。対策としては、まず模擬問題を18分間解きます。時間が足りなかった人は、そのまま解き続けましょう。
私も初めは大幅に時間オーバーし、中々リーディングのスコアが上がりませんでした。しかし、練習を繰り返すことで、徐々に時間のかける必要のない問題、じっくり1分かけて解く問題が分かってきます。
時間配分においては慣れだと思います。TOEFLの過去問をたくさん解き、18分で解答できるよう、また正解率を上げられるように練習しましょう。
リーディング攻略のコツ
人によってリーディングの解き方は様々ですが、何度も受験して分かった私流の攻略のコツをお伝えしたいと思います!
まず、質問文を理解する。皆さんすでにこの方法で解かれているかもしれません。ただ、皆さん質問文を「理解」していますか?
質問文に目を通す事は簡単です。ここでのポイントは、しっかり理解しましょう!多少時間がかかっても問題ないと思います。
質問を理解したら、次に長文を読みます。先程質問を理解した事で、何を答えなければいけないかがある程度分かっています。
だから、文章の途中で答えに導きそうな部分が分かります。その時、さらに集中して読む事がポイントです!
逆に答えに関係なさそうな所は、そこまで力を入れなくていいです。質問を理解してから文章を読む事で、文章を上手に読めます。
700wordsの文章を全て全力で読む、読み取る必要がなくなります。もちろん初めは出来ません。私も模擬問題を何度も解いてこの解き方を身につけました。
リーディングのスコアが伸び悩んでいる方は是非この解き方を試してみて欲しいと思います!
問題ごとのポイント
TOEFL iBTのリーディングでは大きく分けて6種類の問題が出題されます。
これから各問題のポイントを掴みながら、対策法やコツをご紹介したいと思います!
語彙問題
文字通り、語彙力を問われる問題です。長文の中にある単語を1つピックアップされ、その単語に1番近い単語を選択肢から選んで解答する形式です。
長文を読む必要はありません。語彙力の問題になってきますので、瞬間的に解答できるか分からないかのどちらかになると思います。
分からない場合は、長文を読んで内容を推測して当てはまる解答を選択肢から選びましょう。対策法は、単語帳を使って単語力をつけましょう。
TOEFLのおすすめの単語帳は、TOEFLテスト英単語3800と速読英単語(上級編)です。とにかく知らない単語を作らない!をモットーに英単語を暗記するのみです。
5W1H問題
「なぜ」「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「そのようにして」を問われる問題です。この問題を解くコツは、聞かれている部分の前の文章をよく読むことです。
答えとなるポイントが書かれていることが多いです。1.2でご紹介した、「質問を理解する」ができていれば、質問箇所の前あたりの文章を読む時に1番力を入れて読めば良いというわけです!
穴埋め問題
こちらは1,2文の文章をA~Dどこに追加すれば適切かを解答する問題です。
コツは、穴埋めしなければならない文章のキーワードを掴むことです。そのキーワードは必ず本文中にあります。
A~Dの前後に無いか探し、消去法で選択肢を消していきましょう。後は残ったものを見比べ、適切な場所を選びましょう。ここも模擬問題で練習あるのみです。
言い換え問題
これは、ハイライトされている文章を選択肢から同じ意味の文章を選ぶ問題です。
間違っている選択肢は、逆のことを述べているパターンが多いです。瞬時に明らかに違う選択肢を見つけ出し、解答しましょう。
言い換え問題も、単語力が簡単に解答するコツなので、2.1でご紹介したおすすめの単語帳を使用して単語力をつけましょう!
要約問題
これは700wordsの長文の要約を6つの選択肢から3つ選ぶ問題です。3つ全て正解の場合は2点、2つ正解は1点獲得できます。
文章全体を理解していないと難しいです。各段落を再度見直す際のコツは、段落冒頭を読みTopic Sentenceを掴むことです。
段落の冒頭部分は必ずこれから始まる内容について書いてあります。選択肢をじっくり読み取り、要約されているものを選びましょう。本文のメインポイントからずれたような内容の選択肢もあります。
内容は間違ってはいませんが、本文の要約にはなっていない細かい部分を言及している選択肢もあるので注意しましょう。
表の穴埋め問題
これは文章中の内容が部分的に記された表を、選択肢を使って埋めていく問題です。
埋める部分は5つあり、全問正解で3点、4つ正解で2点、3つ正解で1点獲得できます。ここでのコツは要約問題と同じです。
文章全体を理解しておく必要があります。
TOEFLリーディング満点取得のためやっておけば良かった事
当時の私に足りなかったものの一つは、ずばり単語力と読解力です。
単語力をつけてスピードを上げる
私は元々、理系なので国語が苦手です。読書は趣味の一つですが、自分の興味のないものに対しての読解力が皆無です。
TOEICと異なりアカデミックな内容が出題されるトフルリーディングは大変でした。単語も全て分からないので、「こんな感じかな~?」と推測で読む為、頭に入ってきません。
単語を疎かにしていたせいで、文章を読むスピードも、理解度の正確性も上がらず感覚で解いてしまい正答率があがりませんでした。
多読で読解力をつける
今の私のリーディングの解き方を考えると、満点は獲れないだろ~と思う事ばかりです。
理由は解き方にあると考えます。
時間制限があり、1問1分20秒以内で回答しなければいけない為、パッと文章を読み、全て分かっていると思いこんで問題を解いていました。
読める事と正解できる事は違います。おそらく当時の私は読めたという感覚(達成感)で正解できていなかったと思います。
私が当時の自分にアドバイスできるのであれば、「多読をしなさい!」と言います。明らかに読む量が少なすぎでした。
多読におすすめする教材はペンギンリーダーズやOxford Bookworms等のGraded Readersです。レベルが0~6までありますが、レベル5か6をおすすめします。
また、誰かと一緒に勉強できる環境にあるのであれば、一緒の英文の本を読み、いつまでに読み終えると期間を設けます。
期間までに10個の質問を用意しておきます。その後、お互いの質問を出し合って回答します。この方法は実際、私が大学の時後輩に教えた勉強法です。
一緒に勉強する人数が多ければ多いほど問題も多くなり、読解力がつきます。
案外読めていなかった部分が出てくると思います。あの時、私ももっとこの方法で多読をしておけば満点獲得も夢では無かったかもしれませんね・・・
私みたいに後悔しない為にも、多読をして読解力を付けて下さい。正解するためには、文章を理解し確実な根拠と共に回答しなければなりません。「読めた」と「内容を理解した」は違います。
読む事は簡単です。内容を理解する事が難しいです。自身を持って正解を選択できるように、怠らずに日々努力しましょう!
まとめ
- 時間配分がカギ!
- 多読と単語帳は、読むスピードをアップさせます!
- あとは練習をたくさんしてTOEFLのリーディングに慣れましょう!
頑張ってください、応援しています!