





TOEFL80点を取らなければ、留学の夢は叶わない…。
そう思った大学2年生の私は、試験の難しさに絶望した。
初めて受けたTOEFLのスコアは、たったの58点。
リスニングは半分も聞き取れず、スピーキングは何を話せばいいのか分からず沈黙…。「これ、半年で80点に届くのか…?」と焦りしかなかった。
でも、正しい戦略を立てたことで、半年後には目標スコアを達成。
TOEFLの勉強は闇雲にやるのではなく、効率的な方法を選ぶことが重要なのだ。
この記事では、私が半年でTOEFL 80点を達成した戦略と具体的な勉強法を詳しく解説。
「TOEFLの勉強、何から始めればいいの?」と思っている人も、この記事を読めば最短ルートで80点に到達できるはずだ!
著者について:pitt
はじめまして、pittと申します。半年でTOEFLを20点以上上げて、アメリカへの交換留学を果たしました。また、留学支援サークルに所属し、多くの方の留学を支援してきました。私の勉強法・経験談がみなさん留学、TOEFL学習を進める上でご参考になれば幸いです。
TOEFLの基本情報
TOEFLとは?
「TOEICはよく耳にするけれど、TOEFL(トーフル、トフル)って何?」
そう思われる方も多いのではないだろうか。
今回は、留学準備、もしくは就活対策に必要不可欠なTOEFLの概要と、その難易度と攻略法についてお話しする。
TOEFLとは、留学で必要な英語力を証明するためのテストである。
大学での授業はもちろん実生活でも必要な、Reading、Listening、Writing、Speakingの4つの技能を個別のセクションに分けてテストを受け、アカデミックな英語力を総合的に測定する。
それぞれのセクションは30点満点で、合計120点満点の試験だ。
ここまでで「たしかTOEICもReadingとListening、WritingとSpeakingという2種類があるから、TOEICみたいなものなのでは?」と思われた方。半分正解で半分間違いだ。
たしかにTOEICとTOEFLは測る技能の数や種類は同じだが、その難しさとテスト時間が大きく違うのである。


TOEFLの試験形式
試験形式
まず、Testの形式。
TOEICはマーク形式である。これはつまり、分からなくても4択のうちどれかを色塗れば、4分の一の確率で正解できるということだ。
これに対して、TOEFLもReadingとListeningは選択形式だが、TOEFLはWritingとListeningは基本的に自分で文章を構成する必要がある。
Writingは一から自分で文章を作成するし、Speakingでは自分の声に出して、質問に答える。
質問の答え方もただYes/Noではなく、文章のようなある程度長いセンテンスを発する必要がある。
また、Reading量はTOEICとは比べ物にならない。
さらにListeningでは、普通の英語の問題文のように長い固まりをすべて自分の耳だけで聞き取らなければいけないのだ。
時間構成
ここで、公式サイトが出している、TOEFLの時間構成を見てほしい。
セクション | 制限時間 | 問題 | 課題 |
Reading | 35 分 | 20 問 | アカデミックな長文読解問題(1パッセージ約700語)。自然/環境科学、 社会科学、芸術、人文学、教育など幅広い分野の教養科目を題材に出題。 |
Listening | 36 分 | 28 問 | 大学の講義とキャンパス内での対話の2種類で構成された問題。幅広い分野の教養科目を題材とした講義(1題あたり3-5分の音声)と、教授と学生、大学職員と学生、学生同士などの対話(1題あたり約3分の音声)あり |
Speaking | 16 分 | 4 課題 | 授業やキャンパス内で起こり得る場面を想定した問題。身近なトピックについて意見を述べたり、読んだり聞いたりした内容を要約して話す。 |
Writing | 29 分 | 2 課題 | アカデミックな場面において自分の考えを明確に構成立てて、制限時間内にまとめる英語力を測定。キーボードにタイピングして回答。 |
公式サイトより引用
このようにTOEFLは一つ一つのセクションが長く、付け焼刃の対策では太刀打ちできないことが分かる。

TOEFL・TOEIC・IELTSの違い
TOEFL、TOEIC、IELTSはそれぞれ異なる目的で実施される試験であり、試験形式や測定されるスキルも大きく異なる。
以下の表で、各試験の特徴を比較してみよう。
項目 | TOEFL iBT | TOEIC | IELTS |
目的 | 海外大学・大学院進学 | ビジネス英語・就職 | 留学・移住・就職 |
試験形式 | 4技能(読む・聞く・話す・書く) | 2技能(リスニング・リーディング) | 4技能(読む・聞く・話す・書く) |
試験時間 | 約2時間 | 約2時間 | 約2時間45分 |
スコア範囲 | 0〜120点 | 10〜990点 | 0.0〜9.0 |
特徴 | アカデミックな英語力を測定(大学の授業レベル) | 日常・ビジネス英語が中心、選択式のみ | 英・豪・加などで広く認知、スピーキングは面接形式 |
スピーキング | パソコン録音方式(対話なし) | なし | 対面面接方式(試験官と1対1) |
- TOEIC → ビジネス英語が中心で、企業での実務や就職活動向け。リスニングとリーディングのみの試験で、英会話力は測られない。
- IELTS → イギリス、オーストラリア、カナダなどの大学で広く認められる試験。スピーキングは試験官との対面式で行われる。
- TOEFL → アメリカの大学で最も一般的な試験であり、講義やレポート作成など、大学での学習環境に適応するための英語力を測る。



TOEFL80点の難易度とスコア配分戦略
TOEFL 80点は、海外留学のための最低基準とされることが多いスコアだが、具体的にどのレベルなのか、他の英語試験と比較しながら解説する。
TOEFL 80点が必要な理由
TOEFLは、特にアメリカやカナダの大学・大学院への進学を目指す場合に求められる試験だ。
大学の講義を理解し、エッセイを書き、ディスカッションに参加するためには、TOEICのようなビジネス英語ではなく、アカデミックな英語力が必要になる。
TOEFL 80点は、英語圏の大学に入学するための最低ラインとされることが多い。
一部の名門校では100点以上が必要になるが、80点を取得すれば多くの大学の出願基準を満たすことができる。
適切な目標スコアを設定しよう
60点や80点が目標の方は、語学留学や交換留学にTOEFLのスコアを使うことが主な目的だと思う。
その場合、まず最初に留学先の学校の条件をきちんと確認することが大切だ。
留学先によっては、それぞれのセクションのミニマムスコアを設定している場合があり、それを達成しないと合計が80点を超えてもでも出願することができない。
例えば、ある学校は全てのセクションで17点以上のスコアを要求することもある。
その場合、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングをバランスよく学習し、スコアを伸ばす必要がある。
一方で、特にセクションごとのスコアが設定されていないのであれば、日本人が得意とするリーディングとライティングで高めにスコアを取り、ライティング、リスニングはそこそこという戦略を取ることもできるだろう。
自分が出願したい大学をいくつか選び、出願の要件を調べた上で学習計画を立てることも重要だ。

他の試験(TOEIC・英検・IELTS)との比較
では、TOEFLで80点をとる難易度はどれくらいなのだろうか?
TOEFL 80点は、中上級(B2レベル)に相当し、日常会話はもちろん、アカデミックな場面での読み書き・議論にもある程度対応できるレベルとされる。
以下の表で、IELTS、TOEIC、英検と比較してみよう。
レベル/スコア | TOEFL iBT | IELTS | 英検 | TOEIC (L&R) |
初心者 (A1) | – | – | 3級 | 120~340 |
初級 (A2) | – | – | 準2級〜2級 | 345~545 |
中級 (B1) | 42~71点 | 4.0~5.0 | 2級~準1級 | 550~770 |
中上級 (B2) | 72~94点 | 5.5~6.5 | 準1級~1級 | 775~940 |
上級 (C1) | 95~113点 | 7.0~8.0 | 1級 | 945~990 |
超上級 (C2) | 114~120点 | 8.5~9.0 | NA | NA |
TOEFL80点は、英検で言うと準1級〜1級の間のレベル感となる。
また、TOEICでみても775~940の間に入るため、TOEIC800点代の後半や900点程度を取るレベルの勉強量は必要になる感覚だ。
しかし、TOEICはリーディングとリスニングのみでスピーキング・ライティングが含まれないため、TOEFL80点=TOEIC 900点レベルとは単純に比較できない点に注意しよう。
日本人が効率的に狙うべきスコア配分
TOEFL 80点を目指す場合、4技能のバランスを意識しつつ、特にリーディングとリスニングを重点的に伸ばすのが効率的な戦略となる。
理想のスコア配分
目標スコア | Reading | Listening | Speaking | Writing |
60点 | 17~ | 13~ | 13~ | 17~ |
80点 | 22-24 | 20-22 | 15-17 | 21~ |
リーディング・リスニングを重点的に伸ばす理由
- 日本人にとって伸ばしやすいスキル
リーディング・リスニングは独学しやすいため、効率的にスコアを伸ばせる。
基本的な文法知識がある日本人にとって、リーディングは対策がしやすく、スコアを稼ぎやすい。
リスニングも音読やシャドーイングを習慣化すれば、安定的にスコアを獲得することが可能となる。
- スピーキング・ライティングは時間がかかる
スピーキングは一朝一夕では伸びにくいため、最低限の点数(15点程度)を確保し、他でカバーする戦略が有効。
ライティングは構成やテンプレートを活用しつつ、21点以上を狙おう。
- リーディングとリスニングが全セクションに影響
リーディング・リスニングが得意だと、スピーキング・ライティングの対策にもなる。
スピーキングではリスニング能力が重要になり、ライティングではリーディングの理解力も必要になる。



TOEFL80点レベルを達成した勉強法
ここでは、TOEFL iBTの勉強方法と忘れてほしくない大切なポイントを挙げていく。
リーディング対策:単語力を強化
とにかく何よりも先に必要なのが単語力である。単語の理解の質も大切だが、ある程度の単語量の蓄積も必要だ。
いざ文章を読んだり、聞いたりするにあたり、いちいち分からない単語を調べていたらキリがない。
また、文章を書く際にも自分の中に単語のストックがないと、題意に沿った文章を紡ぎ出すことが難しくなってしまう。
TOEICだと書店に出てるTOEIC専用の中から一冊の単語帳を決めてそれと心中するつもりで暗記すればいい。
しかし、TOEFLは幅広い専門分野の単語を網羅的に知っておく必要がある。したがって、取り組むべき単語帳の量も異なる。
わたしは、TOEFL対策の単語帳を医学分野、経済分野、農業分野、教育分野などに分かれたものを買って5日ごとにローテションで回すなど、使い方を工夫して単語帳を学習した。
また、単語帳を読むだけではいつまで経っても暗記できないので、赤シートで隠してぶつぶつ呟いてみたり、定期的にミニテストを受けて知識の定着を図っていた。
さらに、単語だけでなく動詞とそれに続く固有の前置詞のセット(たとえば、arrive at, look forward toなど)を覚える作業も行なっていた。


リスニング対策:音読とシャドーイングの活用
読むと一口に言っても、音読、シャドーイング、速読など様々な読み方がある。TOEFLの勉強においてまず音読は不可欠だ。
脳が英語に慣れるためにも、速読の基礎とするにも音読は必要である。
音読をすることで、黙読では動くことのなかった口や耳も動かすことになるので、体全体に英語を染み込ませやすくなるのだ。
文章を書いたり、問題を解いたりする時間がなくても、音読ならたった10分から可能である。
後述するが、とにかく毎日継続して学習することが必要なので、勉強するまとまった時間が取れない場合は音読だけでもすることをお勧めする。
シャドーイングは耳慣れない方も多いかもしれない。
基本はとにかく、聞こえてきた言葉をそのまま発話すること。「聞いてリピート」を繰り返すのだ。英語耳を作るのにうってつけで、暗記効果もある。
いきなりシャドーイングは難しいので、教材を決め、音読をし、分からない単語を調べた上で臨むといい。


ライティング対策:タイピング練習とテンプレ活用
意外と忘れがちなのがタイピングの練習。TOEFLでは膨大な文字の量を短時間でタイピングする必要がある。
鉛筆で文字を書くようなスムーズさでタイピングすることができたら、かなり時間の短縮化を図ることができ、空いた時間を別の問題に割くことができる。
基本的にTOEFLは時間をめいっぱい使っても解き足りないくらいのボリュームなので、タイピングによる時間の短縮は得点アップに直結する。
これも毎日継続して練習する必要がある。


定型文の暗記でスコアアップ
特に、Writingでは定型文を暗記しておき、自分なりの型を作っておくと、文章を作りやすい。
たとえば、自分が問題文に対して賛成か反対かをはじめに示す必要があるのだ。
ここであなたは、「世界平和のためには人々が協力する必要がある」という文章に賛成だったとする。この場合、あなたは
「The author says that people should cooperate with others for world peace. I agree with his opinion.」と書くことができる。
that以下はその時々に変える必要があるが、その他は使いまわすことができる。もし、反対の場合はagreeをdisagreeに変えるだけでいい。
このような型を文章の流れに沿って10通りくらい覚えておくと、時間の短縮化にも繋がるし、難しい内容の問題であっても、ある程度は文章量を稼いで爪痕を残すことができるので安全である。
定型文は以下の参考書からピックアップすることができる。
③のタイピングと組み合わせて、自分の決めた定型文を素早く打てるように定型文のタイピングを練習することをおすすめする。

スピーキング対策:黙らずに話し続けるコツ
80点目標であれば、スピーキングは15-18点程度取れれば十分。
ほとんどの高校生や大学生は英語を喋った経験がなく、パソコンに向かって英語を話すのに緊張するかもしれないが、心配しないで欲しい。
スピーキングの15点以上は受験者の9割以上が取るスコアであり、とにかく黙らずに制限時間いっぱい喋ることを心がければ支離滅裂でも獲得が可能なスコア。
他のセクションに力を入れつつ、スピーキングはオンライン英会話などを活用して毎日口を動かす練習をする程度で十分なはずだ。


TOEFL対策で忘れてはいけないポイント
毎日継続することがスコアアップの鍵
毎日継続することは何よりも大切なことである。
1週間に1回10時間勉強するよりも、1日1時間で1週間の合計勉強時間が7時間の方が効果がある。
「一度忘れて、また思い出して」を繰り返すことで英語力はアップしていく。
目標スコアを意識し、計画的に学習する
TOEFLの目標点到達の道のりは長く気が遠くなる。
最終目標ともいうべきスコアと、自分の中で今週はここまで教材をすすめるといった短期目標をうまく組み合わせて、モチベーションを下げることなく日々レベルアップする必要がある。
そのためには目標の認識とそのための計画性が大切だ。
スコアが伸びなくても絶対に諦めない
これはマインドの問題である。短いスパンで見れば成長が感じられないことはよくある。
2ヶ月前に受けたTOEFLと今回のTOEFLのスコアが変わらない、もしくは下がってしまうということもある。
でも、スコア=あなたの実力ではない。結果が悪くても諦めずに続けることで、潜在的に蓄積された能力が結びつき、点数が爆発的に上がる日日が必ず来る。
長く苦しい戦いだが、決して諦めないでほしい。
いかがだろうか。TOEFLは忍耐力と継続力が肝要だ。諦めずに目標スコアを達成して、夢を叶えてほしい。

TOEFLよくある質問集
効果的な学習スケジュールの立て方は?
TOEFLで80点を達成するには、毎日継続して学習を続けることが重要だ。
しかし、忙しい大学生や社会人にとって、勉強時間を確保するのは簡単ではない。ここでは、週20時間の学習スケジュールを例に、効率的に学習時間を確保する方法を紹介する。
TOEFL対策における時間配分のポイント
TOEFLは リーディングとリスニングの比重が高い 試験のため、この2つのスキルに毎日しっかりと時間を確保することがスコアアップの近道となる。
一方で、スピーキングとライティングは短期間で伸ばすのが難しいため、効率よく取り組むことが重要だ。
- リーディング・リスニング:毎日継続(1日1〜2時間)
- スピーキング:1日30分程度の軽い練習でOK
- ライティング:まとまった時間が必要なので週末中心に
効果的な学習スケジュールの例(週20時間)
学習項目 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
リーディング | 1h | 1h | 1h | 1h | 1h | 2h | 2h |
リスニング | 1h | 1h | 1h | 1h | 1h | 2h | 2h |
スピーキング | 30m | 30m | 30m | 30m | 30m | 1h | 1h |
ライティング | – | – | – | – | – | 2h | 2h |
合計 | 2.5h | 2.5h | 2.5h | 2.5h | 2.5h | 7h | 7h |

公式問題集のおすすめの使い方は?
TOEFLの公式問題集 「The Official Guide to the TOEFL iBT」 や 「Official TOEFL iBT Tests」 は、TOEFLを運営するETSが発行する唯一の公式教材であり、本番の試験形式を忠実に再現している。
そのため、TOEFL学習の基礎固めとして最適な教材だ。
しかし、単に問題を解くだけではスコアアップにはつながらない。
重要なのは、なぜ間違えたのかを分析し、次に同じミスをしないための対策を立てること。間違えた問題は、
- リーディング・リスニングなら、選択肢の誤りのパターンを理解する
- ライティング・スピーキングなら、どの部分が減点対象になったかを確認する
といった形で、セクションごとに振り返るのが効果的だ。
また、TOEFLの試験は、PCを使って受験するため、本番環境に慣れることも必要になる。
公式問題集で学習した後は、中国TPOなどのオンライン模試を活用し、PCで本番形式の問題を解くことをおすすめする。
TOEFL iBTには英文法の勉強は必要?
TOEFL iBTでは、文法を直接問う問題は出題されない。そのため、TOEICのように文法問題を解くための細かい知識を暗記する必要はない。
しかし、リーディング・ライティング・スピーキングのすべてのセクションで、正しい英文を理解し、適切な表現を使う能力が求められる。
特にライティングやスピーキングでは、文法ミスが減るほどスコアが上がるため、基礎的な文法知識は身につけておくべきだ。
TOEFL対策におすすめの文法教材
英文法を基礎からしっかり学びたい人には、『English Grammar in Use』(通称:Grammar in Use)がおすすめ。
Grammar in Useを活用すれば、TOEFLで求められる自然な英語の文法力を効率よく身につけることができる。
特にライティングの添削で「文法ミスが多い」と指摘された人や、スピーキングで表現がうまく出てこない人には、文法の復習が効果的だ。
TOEFLの勉強におすすめのアプリは?
TOEFL対策にはアプリを活用することで、効率よく学習を進めることができる。
特にリスニングや単語学習は、スキマ時間を活用しやすいため、スマホを使った学習がおすすめだ。
- リスニング強化 → 公式TOEFLアプリやポッドキャストを活用
- 単語学習 → TANZAMなどの単語アプリで反復練習
- スピーキング対策 → 録音機能付きアプリで発音・流暢さを確認
「高得点を狙うなら、どのアプリを使えばいい?」という人のために、以下の記事でおすすめのアプリを紹介しているため、チェックしてほしい。
終わりに
半年間のTOEFL勉強は、決して楽な道のりではなかった。
模試で思うように点が伸びず、心が折れそうになったことも多々あるだろう。
しかし、諦めずに「リーディング・リスニングを重点的に伸ばす戦略」を続けたことで、半年後には目標の80点をクリアした。
TOEFLは、正しい方法で取り組めば必ずスコアが上がる試験である。
この記事を読んで「自分も半年で80点を目指せるかもしれない」と思ったなら、まずは今日から学習方法を見直してみてほしい。

このブログが動画になりました!ご視聴よろしくお願いいたします!



はじめまして!今年の12月にTOEFLを受験しようと計画しております。現段階で、英単語3800RANK3まで、英熟語700、必修フレーズ100の本、中学高校の基礎文法問題集に取り組んでいます!6月までこれを継続して、それこら、公式問題集に取り掛かろうと思っています。7月以降は、単語等を繰り返しながら、公式問題集、 speaking、writingに取り組もうと思うのですが、このような勉強計画で大丈夫か不安です。12月受験時は、スコア80を越えたいのですが、もしアドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いします!
SAYAKAさん
質問ありがとう!
現段階の英語力は65点や70点台で80点を目指すなら、TOEFL対策という意味ではいまのプランに問題はなさそう。
一方、現在の実力と目標点が大幅に離れている場合(例えば現在は40点台とか)、単語力や問題集だけの対策ではなく、基礎的な英語力をあげることが必要だね。
まず一回TPOを解いてみて、RとLのスコアを把握してみるのはどうかな?
本質的な英語力アップのため、TOEFLの以外の素材で隙間時間の多読・多聴をすること、そして毎日2、3時間集中して精読・精聴を行うことがおすすめだよ。
にゃんこ先生
ご返信ありがとうございます!!!
実は、今ままで一度も受けたことがなく現段階の自分のスコアがわからない状況です;
まずは、TPO解いてみたいと思います!多読、精読についても勉強計画に入れていきます!
丁寧にご返信しただき本当に感謝しています。また不安なことがあれば、質問させていただきます!!
はじめまして。
今私は高校に通っていて大学受験のためTOEFL80点を目標に勉強中です。
しかしながら、先月始めて受けたTOEFLは38点でした。R7, L 10, S12, W9です。
来年の5月までには80点を越えたいですが、今進めている次のような勉強方法で大丈夫か不安です。アドバイスいただけると嬉しいです。
問題演習としては、Official Guideで複数回学習したので今はTPOを進めています。また、単語力を上げるために英単語3800の暗記、基礎的な英語力を上げるためにNew York Timesの多読を行っています。
諦めずに勉強し、点数を上げたいと思っています。勉強方法のアドバイス、よろしくお願いします!
コメントありがとう。
現時点のスコアから見ると、まだ基礎が固まっていないようなので、TPOや過去問を解くより、単語力をつけ、自分のレベルに合うような多読精読・多聴精聴を進めて、英語の基礎をつけることが優先だね。レベルに合わないものを読んだり聞いたりすると、挫折しやすくなるよ。
特にR対策では、単語力に加え、レベルにあった洋書の多読から始めることがおすすめ。ちなみに、New York TimesはTOEFLより難易度が高いので、TOEFL対策にはならないよ。
Lは問題演習で解いた音源を完璧に聞き取れるまで繰り返し精聴して、認識できる音源を増やしていくことが重要かな。その他、多聴で日常的に英語を耳に入れる時間を増やしてほしい。
現段階は実力を確認する意味で、週1か月2回程度TPOをやるぐらいで十分。目標80であれば、RとLが一定レベル(せめて18点〜)になってから、もう少しTPO中心の学習を進めても良い。
他に具体的な方法は、こちらのまとめ記事と下のコメントを参考してみてね!
迅速かつ丁寧に教えていただきありがとうございました!教えていただいた内容を元に勉強方法を変えて進めてみます。また進める中で不安なことなどあれば質問させていただきます。諦めずにがんばります!
準備期間も十分にあるので、半年程度は基礎固めに努めれば80点は現実的な目標だと思うよ!
90点ぐらいを獲得するつもりで、目標を高く持って頑張ってほしい!また何か質問があればいつでもコメントしてね!
現在高校3年生で、英検二級にギリギリ合格するぐらいの英語力なのですが、留学することを目標に、来年の8月までにはTOEFL80点をクリアしたいです。
単語力に自信が無いのでターゲット1200と1900、文法は1億人の英文法という参考書でとりあえず基礎を固めようと思っているのですが、これは8月までに80点以上取るために適した方法なのでしょうか?
またこの目標スコアや勉強スケジュールの組み方は正しいのでしょうか?
こんにちは、質問ありがとう。
英検◯級からTOEFL△点までどうすれば良いかより、まず1回TOEFLの模試(またはTPOでリーディングとリスニング1セットずつ)をやってみて、現時点の立ち位置を把握してから、セクション別の目標スコアや学習プランを立てよう。
単語と文法は必要だけど、自分のレベルに合うような多読多聴・精読精聴を行うことが本質的な英語力をつけるためにもっと大事。
ちなみに、80点であれば、今から半年以上の時間もあるので、勉強法を間違えなければ全然届く目標だと思うよ!
具体的な勉強方法に関して、このサイトで数多くの経験談があるのでぜひ参考してみてね!
お返事頂きありがとうございます!
TOEFLの模試をつい最近購入したのに、自分にはまだ早いと思ってまだ手を出していませんでした^^;
まず、解いてみます!!
このサイトを参考に後半年で80点突破目指します!このサイトを見つけたときは、自分の学習塾が見つかったようで本当に嬉しかったです。
これからも、このサイトの先輩方の経験談を参考に学習させていただきます!
ありがとうございます。
あたたかいメッセージありがとう!
このサイトを参考にして目標点達成できたという報告が数多く来ているので、きっと匿名さんもできるはず!
また何かあったらいつでもコメントしてね!
はじめまして!大学1年生です。
先日TOEFLを受験したのですが、スコアがR:15,L:13、S:8、W:13で合計が49でした。来年の夏までにスコアを80まで上げたいです。大学受験を経験したので基礎的な単語や文法は身につけたものの、受験期に比べて英語に触れる機会が減っているのでかなり忘れてきているようです。単語、熟語、文法、語法等は全くわからない状況ではないのですが、知識に穴が多いため受験期の参考書を引っ張り出してきて、一から復習したほうが良いのでしょうか。
また、スピーキングは受験でも使ったことがなくとても苦手なので、スピーキングの勉強法を教えたいただきたいです。
大学1年生で時間がたくさんあるのでTOEFLに限らず、ほかの試験にも対応できるように英語力を向上させたいです。4技能をまんべんなく向上させたいのですが、どのようなスケジュールで勉強したらいいのかも教えていただけないでしょうか。
こんにちは、コメントありがとう。
まず、TOEFLと大学受験の英語レベルや出題形式は全く異なるので、大学受験の参考書は不要と考えてOK。
TOEFLは試験対策だけをしてもスコアは中々上がらず、「本質的な英語力を高めること」がスコアアップの近道。
時間もあるので、来年の夏までに十分80点は狙えるはず。
それぞれのセクションの目標スコアはこんな感じだね。
R22-24 L20-22 S15-17 W21~
一番大事なのはRとLの底上げ。
半年ぐらいはRとLの基礎力を磨きつつ、Sは苦手意識があれば瞬間英作文を一冊とオンライン英会話を毎日25分続けることだと思う。
Rは英単語力と洋書の多読、Lは精聴がメインの学習になってくるはず。
月に1,2回TPO(問題演習)をしてRとLのスコアの伸びを見つつ、間違えた問題・弱点を分析して対策方法を軌道修正していくイメージ。
Sは止まらず喋ることを意識するだけで15点ぐらいは可能だし、WはRとLの実力をあげていけばテンプレを利用して20点程度を獲得するのはそう難しくはないよ。
おすすめの教材は具体的な学習方法は、こちらのTOEFL完全MAPを参考にしてね!
現在高校三年生です。
アメリカに留学したくてTOEFLをやらなきゃ行けないのですが、不安しかないです。
自分は英語の基礎がなってないと自覚しているんですが何をしたらいいでしょうか?
この著者も0からのスタートなので、まずこの著者がやっていたことを地道に毎日やってみるのはどうかな?
単語を覚えたり、音読したり、毎日オンライン英会話やったりして、行動に移せば不安は減るし、ゴールには近づいていくよ!
こんにちは!わたしは今年の7月くらいにtoefl 70点くらい目指しています。忙しくて夜の9時や10時からの勉強することが多いです。b1くらいのレベルです。4ヶ月で毎日4時間くらい勉強しようと思っているんですけどどこから何をやればいいいいのかがよくわかりません。どこから毎日ドウのようなプランで勉強したらいいですか?
ニコさん
まずは最初に一度TOEFLの模試などを本番形式で受けて、セクション別のスコア(特にRとL)を把握しよう!
そこから、目標スコア達成のために何から始めるべきかがより解像度高く見えてくるはずだよ。
基本的には、読めない単語が多そうであればまず単語から、並行して毎日の多読・精読、多聴・精聴、オンライン英会話で基礎力を固め、定期的にTPOで実力を測り、最後の一ヶ月は模試で本番形式に慣れていく、という感じだね。
また何かあったらいつでも質問してね。
4月から大学院博士課程前期課程に所属しています。これまでは英語から逃げてきて、TOEICもおそらく400点台前半だと思います。将来的には博士課程後期に進学する予定で、英語でいう4技能が必ず必要になってきます。留学をしたいというよりも、進学時における試験や国際学会に英語で論文を提出し、プレゼン等で英語で話す機会が出てくるためです。
この場合、英語の基礎固めをするためにもTOEICから勉強を始めその後TOFLE対策をしていく。それとも将来的にはリスニングやリーディングだけでなくライティングやスピーキングも必要になってくるのでTOEFLの勉強を義務教育レベルから復習しつつやっていく。どちらの勉強方法が良いのでしょうか。
長文となってしまい申し訳ありませんが、ご返信いただきますようお願いいたします。
質問ありがとう!
「先にTOEICでその後TOEFLへ」をよく聞くけど、個人的には、アカデミック(大学・大学院の講義・学会発表が聞き取れる、英語の論文・エッセイが書ける、学術的な議論ができる等)の英語力を身につけるためにTOEICから始めるのは遠回りだと思う。試験のレベル的にも、内容的にもTOEFL一本で決めて良い。
一方で、現時点の実力(TOEIC400点台)から考えると、いきなりTOEFLの勉強を始めても挫折しやすいので、
中学校・高校の文法とTOEFL単語から基礎固めていきながら、自分の興味のある分野で、自分のレベルにあう多読精読・多聴精聴を行おう。
基礎を固めるために教材を使うとしたら、英検2級のレベルのテキストを使うのが良いかと思うよ。
半年ぐらいは基礎固めに使い、少しずつTOEFLの勉強を始めていくのはどうかな!
にゃんこ先生、ご返信ありがとうございます。
大学受験のときに使っていた単語帳や文法の問題集があったので、それを使いつつ基礎固めをしていきたいと思います。
Tofle対策の単語帳とかはこのサイトにあるもののを参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
こんにちは!
私はアメリカの大学をオンラインで受けようと思っていて授業は100%英語なのですが、ピープル大学といってレポート提出や掲示板でのデスカッションだけでクラスメイトとSkype等で話す機会はなく、reading とwriting だけはものすごくあがり、speaking とlistening は全く身につかないのですが。アメリカの学士だし、大学はインターンやアメリカでの就職もサポートしてくれるみたいで(Google、Apple、Amazon等。入学条件はTOEFLは61点以上なのですが、英語講座(無料)を受けて合格すればそのTOEFLのスコアも必要なく、正規学生になり成績がよければ提携してるアメリカの大学に通学制としていけるので私はそこを目指そうと思ってるのですが、TOEFL受けずに講座を受講して入学するか、TOEFLで80点くらいとってから入学するか迷ってます。相談できる相手がいなかったものでご意見をお聞かせ願えませんか?
ピープル大学のオンラインコースを受講して、ゆくゆくアメリカ現地の大学に編入、ということだね。
ピープル大学のオンラインコースにTOEFLの要件がなければ、まず受講(入学)を始めたら良いのでは?
受講開始後は苦労するとは思うけど、実践的に学びながらTOEFLの勉強も行なっていけば、と思う。
スピーキングやリスニングは、オンラインコースで身につかないのであれば、
別途オンライン英会話等のサービスを使ったり、クラスメートとZoom飲みしたりして、話す機会を自分で積極的に作るのがおすすめだよ!
こんにちは、交換留学を目指す大学生です。
10月12日にTOEFLをうけます。交換留学出願の際 my best scoreが使えるのですが、現在の私のmy best scoreはR:17 L:19 S:17 W:18の合計71点です。残り一か月もありませんが、どうにか80点越えをしなければなりません。頑張れば可能でしょうか?残りの期間どのように時間を使うべきでしょうか。不安で仕方ありません。