日程:2024年10月26日(土) 14:00〜17:30(入退場自由)
場所:シェラトン都ホテル東京
参加校(一部):Imperial College London, New York University, Johns Hopkins University, NUS, University of Leeds
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イギリスの大学院は1年と短期集中型。学術的なカリキュラムが中心となり、入学と同時に非常に専門性の高い内容を学びます。
イギリス国内外から優秀な学生が集まり、その高い教育水準だけでなく学生の目的に合ったコース選択ができることも魅力のイギリスの大学院。
今回は、その中でも開発分野において国際的にも高い評価を受けているサセックス大学(University of Sussex)に注目。
サセックス大学についての基本情報はもちろん、開発学とは何か、そしてサセックス大学開発学部への出願方法から卒業後のキャリアについてまで、大学院進学を検討する際に役に立つ具体的な情報をお届けします。
この記事の筆者:Antieやや
タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。
サセックス大学(大学院)とは
基本情報
- 名称:University of Sussex(サセックス大学)
- 所在地:Sussex House Brighton BN1 9RH United Kingdom
- 電話番号:+44 1273-606755
- 創立年:1961年
- 学校形態:学士号、修士号、博士号
- 学生数:学部生 14,610名 大学院生 4,768名(2020/2021年度)
特徴
サセックス大学は、政府認定の美しい自然保護地区にキャンパスを構えています。
キャンパス内には学生寮に加え、多くの蔵書を誇る図書館、銀行、病院、薬局、レストラン、スーパーなど生活に必要な施設が整い1つのコミュニティを形成。
South Downs National Parkの敷地内にある自然に囲まれたキャンパスでありながら、海沿いの美しい景観と活気のある街で知られるブライトン中心部にもほど近い距離にあります。
ブライトンのロケーションと治安の良さからも留学生にも人気のサセックス大学 。
講師陣もイギリス人の他多くの国々の講師が教鞭をとっており、大学全体がインターナショナルな雰囲気となっています。
また留学生のためのサポートも充実。学びやすい環境を整え充実した留学生活を送れるよう、あらゆる面からサポートを行っています。
そんな留学生にも注目されているのが開発学/研究(Development Studies)。サセックス大学の開発部は世界トップレベルの教育水準を提供する人気のコースとなっています。
サセックス大学の修士課程では、52つの幅広いコース(分野)の中からそれぞれに関連した専攻科目の学位の取得が可能。その数は100以上となっています。
それぞれのコースの専攻科目学位についての詳細は、Masters Courses Degree をご参照ください。
ランキング
QS世界ランキング(専攻別)にて、12の科目(下記参照)がイギリスのトップ20にランク付けされるなど国際的にも評価の高い教育水準を提供しているサセックス大学。
柔軟な教育システムでそれぞれの学生に合ったコースを選択できることも魅力となっています。
- Anthropology (10)
- Communications and Media Studies (15=)
- Development Studies (1)
- Economics and Econometrics (13)
- English Language & Literature (20)
- Geography (15)
- History (20)
- Physics & Astronomy (19)
- Politics & International Studies (15)
- Psychology (20=)
- Sociology (11)
- Social Policy & Administration (12=)
※ ()内はイギリス国内順位
出典元: University of Sussex
柔軟な教育システムでそれぞれの学生に合ったコースを選択できることも魅力となっています。
定員数の限られた競争率の高い大学院では、成績などの入学基準を満たした学生の中でも、何を学びたいか、将来のキャリアプラン、インターンシップやプロジェクトなどの実績などが大学院の提供するコースの内容とマッチした学生を求めています。
まずは自分にマッチした専攻分野が学べる大学院をリストアップ。次に全ての志望校候補の中からレベルで絞っていきます。多くの大学院の中から出願先を決めるのは困難なこと。こんな時に利用したいのが「ランキング」です。
ランキングとは言っても、調査機関により多種多様なランキングがあり評価は一様ではありません。
アメリカやイギリスを含む海外の大学院は、日本の大学のように偏差値ランキングがないため簡単にはレベルを判断できず、大学院により強みとする専門分野も異なります。
そのため、あまり知られていない大学院の中でも「この分野は最高峰」や「この分野だったらこの大学院」なんてことも。
ここで役に立つのが専攻別のランキングです。主なランキングの中でもQS Top Universities/Postgraduate Studies では専攻別のランキングが充実。これらを参考にしながら、志望校候補のレベルを測ることもできます。
サセックス大学の場合、「開発学(Development Studies)」においてはハーバードやオックスフォードを超え、世界ランキング1位となります。他の各種機関によるランキングはこちらで確認することができます。
日本の大学を卒業後に海外の大学院へ進む、と決めたなら自分に合った志望校を選びたいもの。大
学院ではより専門的な知識やスキルを身に付ける場所でもあるため、自分の専攻分野とコースの内容を入念に調査してから志望校を選択することが重要です。
ランキングはあくまで1つの指標として参考にしてみましょう。
学費
留学生のためのフルタイム修士課程の学費(2021/2022)は、年間22,500ポンド~(3,400,000円:2021年5月為替レート)となっています。
なお学費は学部により異なるため、Masters Courseより各学部サイトのFees and Scholarshipsセクションにてご確認ください。以下は学費以外に必要となる費用の目安の一覧表です。
大学の学生寮(オンキャンパス)などの宿泊施設に滞在する場合
※参照元:Students living and accomodation costs
アパート(オフキャンパス)に滞在する場合
※参照元:Students living and accomodation costs
奨学金制度
修士課程は1年間とは言え、やはり高額であるその費用。
そのためサセックス大学では、希望する全ての学生が経済的な障壁にも関わらず学びの機会と場所を得れるよう、様々な方法での資金援助を提供しています。
ほとんどのものはイギリス人学生を対象にしていますが、留学生でも利用できる資金援助も用意されています。
以下は、サセックス大学公式Webサイトにて紹介されている奨学金制度です。制度を利用するための条件などは各機関により異なるため、それぞれの問い合わせ先にご確認ください。
世界ランキング1位を誇るサセックス大学開発学について深堀り
サセックス大学はイギリス国内でも有数の研究大学であり、特に開発学分野においては世界トップレベル。開発分野に関する学位は25つ(オンラインコースを含む)提供されています。
その中でも開発学(Development Studies)の 修士課程は、QS世界ランキング(専攻別)にて2017年から2021年まで5年間連続で第1位を獲得しました。
世界ランキング | 大学名 | 国 |
1 | サセックス大学 | イギリス |
2 | オックスフォード大学 | イギリス |
3 | ハーバード大学 | アメリカ |
4 | LSE | イギリス |
5 | SOASロンドン大学 | イギリス |
6 | ケンブリッジ大学 | イギリス |
7 | カリフォルニア大学バークレー校 | アメリカ |
8 | スタンフォード大学 | アメリカ |
9 | イースト・アングリア大学 | イギリス |
10 | ケープタウン大学 | アフリカ |
※ 11位以下の詳しいランキングについてはQS World University Rankings by Subject 2021 : Development Studiesを参照
ここからは、そんなサセックス大学開発学の修士課程について詳しく解説。今注目の開発学が一体どのような学問なのかを深堀りしていきましょう。
開発学(Development Studies)とは
開発学とは、国内外の経済、社会、環境、教育などに関わる多様で複雑な開発課題を解決するため、経済学、社会学、教育学、保健学、理学、農学など様々な学問分野をまたぎ、学際的に研究する学問のことです。
本来は途上国の貧困や開発援助に関する分野を研究する学問とされていましたが、近年では先進国を含む、地球社会全体の開発課題について幅広く研究する学問として認識されています。
最近、日本でもよく耳にするSustainable Development Goals : SDGsは、我々の世界を変革する持続可能な開発のための2030アジェンダとして2015年の国連サミットにて採択。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、貧困削減を始めとする17つの目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットは、発展途上国のみならず全ての国で取り組むべきと明記されています。
このような地球社会全体の開発問題に取り組むために、さまざまな既存の学問によるアプローチが行われており、開発学はその1つとして注目される分野の1つとなっています。
開発学大学院:グローバルスタディスクール
サセックス大学のグローバルスタディスクール(School of Global Studies)では、不平等、気候と環境の変化、戦争と平和、衛生問題、金融の危機、不寛容と差別など、現代社会の最も差し迫った世界的な問題についての研究と教育に取り組んでいます。
サセックス大学から世界、そして未来へ発信するグローバル拠点として熱心な研究を実施。これら取り組みを通じて生まれる新たな産業により、各国政府、国連平和維持軍、多国籍企業、NGOなどと協力しながら、未来経済への波及効果を創出することを目的としています。
グローバルスタディスクールは、
の4つの部門(Department)に分かれており、学部レベルと大学院レベル、そして研究レベルでグローバル開発研究に関連した様々な学位コースが開講されています。
これらの中でも特に注目される学位が、19の学位を提供している国際開発(International Development)部門の1つである開発学(Development Studies)。
サセックス大学の開発学修士/博士課程は、開発学研究機関(Institute of Development Studies : IDS)にて提供されています。
対象者
国際志向の強い学生が多く、日本人を含む留学生も多く在籍。
また幅広いキャリアの経験を持つ学生を歓迎。多様なバックグランドを持つ学生と教職員がもたらす文化、経験、視点などにより、開発における主な議論の幅を広げながら理解を深め、開発における実践的な経験を積むことができます。
開発学のカリキュラム
1つの分野にこだわらず様々な分野をまたいで研究を進める学際的教育の先駆者でもあるサセックス大学の開発学研究。
サセックス大学開発学の修士課程では、貧困や紛争、格差、人権、気候変動、差別問題など開発学の主要テーマについて詳しく研究。
幅広いトピックについて学べるようコースが構成されており、これら問題のいくつかに対処するために必要な分析的かつ実践的なスキルを身につけながら、開発問題に取り組む方法を学ぶことができます。
開発学のモジュールは以下の通りです。
注:新型コロナウィルスの影響により変更される場合があります。
コアモジュール(Core modules)
コアモジュールは全ての学生が受講するコースのこと。開発学分野に関する基礎知識を学ぶことができます。
- 秋学期:Ideas in Development and Policy, Evidence and Practice
- 春・夏学期:Research Design
- 夏学期:Dissertation Development Studies
- オプション(Option):コアモジュールに加えてさらに視野を広め、知識を深めるためのコースを選択することができます。
サセックス大学の修士課程のカリキュラムは主に以下の種類の授業によって構成されています。
- レクチャー
- セミナー
- チュートリアル
- 実験または実践的なワークショップ
- グループワーク
- 個々での研究
学習期間と必要な単位数
開発学の修士号のスケジュールは通常、フルタイムの場合は1年、パートタイムの場合は2年とされています。
修士号取得のためには180クレジット(単位)の取得が必要。各モジュールにより15の倍数(15、30、45)のクレジットを取得することができます。
開発学修士号取得後のキャリア
サセックス大学開発学の修士課程では、ひとことで開発学と言っても貧困や紛争、人権、環境、気候変動、食料問題などその範囲は広く、習得する主要テーマは多岐に渡ります。
これらについて学ぶことで、世界を変革するための理論的知識と実践的スキルを身に付けることができ、政策、研究など様々な開発関連分野でのキャリアとさらなる機会を生み出すことができることでしょう。
多くの卒業生は、各国政府の大臣、国連開発計画(UNDP)や世界銀行など開発組織の高官、公務員、市民社会組織のリーダー、また著名な学者として活躍。世界で起こる様々な問題、課題を解決するために取り組んでいます。
著名な卒業生
Carlos Alvarado Quesada
コスタリカ大統領
MA Development Studies 2009
Galib Ibn Anwarul Azim
国連資本開発基金(UNCDG)、プロジェクトオフィサー
MA Development Studies 2015
Muhammad Mujtaba Piracha
世界貿易機関(WTO)パキスタン常任大使
出願方法
サセックス大学修士課程への出願は、アカウントを作成し大学院のオンライン申請システムを通じて提出します。出願後の審査状況などは、ログイン画面からログインをし確認することができます。
入学要件等は専攻により異なるため各サイトにて確認が必要。以下は開発学出願のための情報となります。
入学要件
日本の大学を卒業後に出願する場合の入学要件は以下の通りです。
- 学士号、最低GPA3.0または同等レベルの成績
- IELTS Academic(全体で7.0、各セクション6.5以上)
- 社会科学に関連する専攻分野の学士号
- 開発関連の実務経験(ボランティアなどを含む)
必要となる提出書類
- 就業や課外活動などの経験を詳述する履歴書(CV)
- パーソナルステイトメント:学位を申請する理由や、開発に関した実務経験またこれからのキャリアプランなどを約800語でまとめたもの
- 英語能力証明
- 英文推薦状2枚
入学審査のプロセスにおいて重要となるパーソナルステイトメント。
修士課程では専門的な知識を学ぶため、なぜサセックス大学の開発学を学びたいのか、そしてサセックス大学の開発学プログラムが自分の知識を広げたい内容、キャリアプランと合っているかなどをはっきりと示す必要があります。
修士課程出願のためのパーソナルステイトメントについての詳細は、How to write a personal statement for Masters coursesをご参照ください。
英語力不足な方向けの進学準備コース
英語力が足りない、大学または大学院での専攻分野が漠然としてよく理解できないなど、サセックス大学へ進学したいが不安があるという学生は、学部生として進学するための準備コースに参加するという方法があります。
そんな学生のために、サセックス大学のInternational Study Center: ISCでは、学士課程または修士課程への入学要件に満たない学生のための準備プログラムを提供しています。
このプログラムではサセックス大学の指導スタイルが反映されており、英語対策はもちろん、大学/大学院での授業に欠かせないカレッジスキルやエッセイ、授業を通した予備知識の習得を短期間で効率よく受講できるように設計されています。
また、選択した専攻分野をじっくりと考察できるため、フルタイムの学生としての入学準備だけではなく、その後を踏まえた対策がこのプログラムでは可能となります。
ISCプログラムへの申請は、サセックス大学の ISCオンラインフォームから行います。ここからは、学士/修士課程へ進むための準備プログラムについて紹介します。
学部進学準備コース①:International Foundation Year
International Foundation Yearは、選択した学士課程の1年目を始める前に、英語と学習スキルを向上させることを目的とした大学準備プログラムです。
コースを無事に修了し、全ての入学条件を満たすことで正式に学士課程へ進むことが可能となります。
Who is this Programme for?
このプログラムは、選択した専攻科目に関連する英語、学習スキルに焦点を当てたコアモジュールと専攻科目モジュールを設定。
サセックス大学の学部課程への直接入学のための要件を満たしていない学生、または追加のサポートが必要と判断される学生に適しています。
International Foundation Year 主な入学要件
- 高等学校卒業(70%以上またはGPA3.5/5以上)
- 英語能力証明 IELTS UKVI Academic(全体で5.0、ライティングセクション5.0以上)
- プログラムが修了する年度の7月31日までに18歳以上であること
- イギリス、EU国以外の留学生
入学要件に関するさらなる詳細は、International Foundation Year entry requirementsでご確認ください。
学費
International Foundation Year | Tuition fees 2021/2022 |
Business, Media and Social Science | £18,000 |
Science and Engineering | £18,700 |
※ 滞在費や保険代などの諸費用は別途必要
プログラムの開講日と期間
- 年2回(9月と1月)
- 2学期制
学部進学準備コース②:International Year One
International Year Oneは、学士課程の1年目に相当するプログラムです。定められた成績を収めプログラムを修了することにより学士課程の2年目に進むことができます。
Who is this Programme for?
このプログラムは、選択した専攻科目に関連する英語、学習スキル、および専攻分野についての知識を習得し、学士課程2年目をスムーズに進めるための準備を行うことを目的としてます。
International Year One 主な入学要件
- 高等学校をよい成績で卒業し、大学1年生課程を終えていること
- 英語能力証明 IELTS UKVI Academic(全体で5.0、ライティングセクション5.0以上)
- プログラムが修了する年度の7月31日までに18歳以上であること
- イギリス、EU国以外の留学生
入学要件に関するさらなる詳細は、International Year One entry requirementsでご確認ください。
学費
International Year One | Tuition fees 2021/2022 |
Business Management | £18,500 |
Computing | £19,500 |
Engineering | £19,500 |
Film and Media | £19,500 |
Finance and Accounting | £18,500 |
International Relations and International Development | £18,500 |
※ 滞在費や保険代などの諸費用は別途必要
プログラムの開講日と期間
- 年2回(9月と1月)
- 2学期制
大学院進学準備コース:Pre-Masters Programme
Pre-Masters Programmesは、修士課程を学びたい留学生のための準備プログラムです。プログラムの期間は学業レベルに応じて、1セメスターまたは2セメスターのいずれかを選択できます。
Who is this programme for?
プレマスターコースは、サセックス大学での修士課程を始める前に希望する専攻科目に焦点を当て、修士課程を成功させるための準備プログラムとして特別に設計。
英語能力を向上させる必要がある、イギリスの学術環境に適応するための準備をしたい、専攻分野についての知識を深めておきたい、という学生を対象としています。
Pre-Masters Programme入学要件
- 大学または短期大学卒業以上(学士号60%以上の成績、短期大学士70%以上の成績)
- 英語能力証明
1セメスタープログラム:IELTS Academic(全体で6.0、各セクション5.5以上)
2セメスタープログラム:IELTS Academic(全体で5.5、各セクション5.5以上)
- 20歳以上
- イギリス、EU国以外の留学生
入学要件に関するさらなる詳細はPre-Masters Programme entry requirementsでご確認ください。
学費
Pre-Masters Programme | Tuition fees 2021/2022 |
Business, Media and Social Science-1 semester course | £11,800 |
Business, Media and Social Science-2 semester course | £17,500 |
Science and Engineering-1 semester course | £11,800 |
Science and Engineering-2 semester course | £19,100 |
※ 滞在費や保険代などの諸費用は別途必要
プログラムの開講日と期間
- 年2回(9月と1月)
- 2学期制
専攻科目のためのコースを選択
Pre-Masters Programmeでは、コアモジュールの他に専攻科目に焦点を当てたモジュールを選択します。
学位取得に必要なより深いレベルの専門知識を提供するため、自分が選択する専攻に基づき以下の中からコースを選択する必要があります。
これらプログラムを受講するための英語力が足りない場合には?
英語力を向上させることを1つの目的としている準備コースとはいえ、入学要件に定められている英語力レベル。万が一、これら英語の要件に満たない場合にはISCの英語コースを受講することが可能。
このコースは、サセックス大学が提供する準備プログラム(International Foundation Year, International Year One, Pre-Masters Programme)を開始するために必要なレベルまで英語力を高めることを目的としています。
ISC 準備プログラムの英語要件に満たしていない学生は、English Language coursesが提供している次のいずれかのコースを選択することができます。英語コースのための諸条件や期間は以下の通りです。
Online Pre-sessional English(10週間コース)
- International Foundation Year 入学希望者
IELTS UKVI Academic (全体で4.5、各セクション4.5以上)
- International Year One, Pre-Masters Programme 入学希望者
IELTS UKVI Academic (全体で5.0、各セクション4.5以上)
Online Pre-sessional English(20週間コース)
- International Year One, Pre-Masters Programme 入学希望者
IELTS UKVI Academic (全体で4.5、各セクション4.5以上)
English Language Preparation(1または2セメスター)
開講日
年2回(1月または9月)
期間
English Language Preparation コースの期間は、学生の英語レベルにより設定されています。
- International Foundation Year, International Year One (ELP) 入学希望者
参照元:English Language Preparation (ELP)
- Pre-Masters Programme (EPM) 入学希望者
参照元:English for Pre-Masters (EPM)
Language Lift
language Liftは、IELTSライティングセクションでの必要スコアに満たない学生を対象とした6週間コースです。
学費
English Language Courses | Tuition fees 2021/2022 |
Online Pre-sessional English (per 10 weeks) | £4,500 |
English Language Preparation: ELP (per semester) | £5,950 |
English for Pre-Masters: EMP (per semester) | £5,950 |
Language Lift (6 weeks course) | £590 |
※ ELP または EMP では滞在費や保険代などの諸費用が別途必要
最後に
知っておきたいサセックス大学の歴史
イギリス南部ブライトン近郊Falmer に大学を設置する計画が1958年に政府により承認。その後の1961年にサセックス大学として正式に創設された総合大学です。
50周年を迎えたサセックス大学は比較的新しい大学ながらも、多くの研究機関や産業界と連携しながら様々な研究を進め高い評価を獲得。イギリス国内にある新設大学の中でも名門と言われる大学の1つです。
またサセックス大学は、多くの専門分野で優れた教育と研究の場を提供。今日までに3名のノーベル賞受賞者を輩出しています。
受験生へのメッセージ
「イギリスの大学院に留学したい」と考えているみなさん。イギリスの大学院には様々なプログラムがあり、講義のレベルは高くより専門的になるため「自分の学びたいプログラム」を慎重に選択、事前にその内容をしっかりと確認することが大切です。
幅広い分野の中から自分が学びたい分野についての専門的な知識を学ぶことができるサセックス大学は、研究型の大学として知られ、国際開発分野の中でも特に開発学の分野で実績があり、多くの研究機関と連携しながらの研究は国内外から高い評価を得ています。
今回はそんなサセックス大学について幅広くまとめてみました。ぜひ、留学前の準備の際に参考にしてみてください。
開発学の研究で名高いサセックス大学への留学体験は、実践的な語学力向上や幅広い知識の修得だけでなく、あなたを大きく成長させてくれることでしょう。
University of Sussex – an international overview
1st in the World for Development Studies
現在大学3年生で、23年9月からサセックス大学院でGlobalization, Business, and Development を学びたいと考えているのですが、work experience がない場合だと入ることは難しいのでしょうか?また、ボランティアの場合、どのようなボランティアが有効なのでしょうか?
こんにちは、コメントありがとう!
個別のメッセージも確認しているので、後日サセックス大学の担当者から直接回答するね。
返信まで、少し待っていてね!