インターネットで色々TOEFLの勉強法を発見するけど、人によって勉強法も違うし、どれを参考にしたら良いのかわからない・・
その気持ちわかる、インターネットは玉石混交。役に立たない記事、バイアスがかかった記事から、本当に良い記事までたくさんあるよね。
ここでは、情報の海に埋もれがちな、英語の勉強に役に立つ記事を、わかりやすくアレンジしながら紹介していきたい。
目次
ゆーたのTOEFL勉強法
はじめまして、ゆーたです。ちょっと前になるんですが、私はTOEFLで107点(R30, L26, S23, W28)を獲得して、最終的にスタンフォードのMBAに合格しました。
私は仕事もプライベートも海外経験はなくて、初めて受けたTOEFLは54点と、TOEFL100点越えまでは相当長い道のりでした。
やはり、1年ぐらい本気で頑張れば、90点代に持ってくることはできると思うんですけど、そこから100点台に持ってくるためには、もう1年ぐらいの努力が必要です。
トップスクールに純日本人が少ないのは、1年以上の努力をできる人が、そこまで多くないからなんだと思います。僕もそうなんですが、普通の人は2年ぐらい本気で勉強しないと、TOEFLで100点を超えていくのは難しいと思います。GMATやエッセイを考えると、留学の3年ぐらい前から英語を勉強することが必要です。
さて、散々苦労させられたTOEFLですが、僕かどうやって英語の勉強をしたのか、簡単に紹介したいと思います。
リーディング攻略
日本人であれば、一番高得点が狙いやすく、点数を安定させることができるセクションです。TOEFL100点越えを目指すために、確実に28点以上は稼ぎたいところです。
必要なのは、単語力、問題演習と読解力の強化です。
単語力
単語は、私の時も3800を利用していました。ランク3までしっかり覚えましょう。
リスト形式でひたすら覚えるのが嫌いな人は、以下の単語帳も良いかと思います。こちらは、例文と専門用語が豊富で3800よりも使いやすいかもしれません。
問題演習
単語の暗記に合わせて、TOEFLの問題形式に慣れるため、問題演習が必要です。こちらは、オフィシャルガイドを中心に演習をしてください。
読解力の強化
基本的なリーディング対策は単語と問題演習なのですが、高得点を目指したい場合、読解力の強化が重要です。そのため、アカデミックな記事を継続的に読むことをおすすめします。材料はなんでもいいんですが、個人的なおすすめは以下の二つです。
MITの研究成果を一般向けに解説したArticle。長さ、内容もTOEFLのレベルにあっている。理系テーマが中心。
Whartonの教授が最近のビジネスや経済周りの出来事について書いているコラム。TOEFLより長く、難易度もTOEFLよりも少し難しい。
ところで、私がTOEFLの学習を初めたばかりの頃は、Voice of AmericaのSpecail Englishで簡単な文章を読めるようにして、次にTIME For Kidsで小学6年生向けの記事をたくさん読見ました。
そのあと、TOEFLに関係しそうな大学の研究や活動記録をたくさん読むようにしました。上で紹介した、MITやWhartonの記事がスムーズに読めるようになれば、TOEFLリーディングも28点が取れると思います。
リスニング攻略
リスニングは最も時間のかかるセクションです。TOEFLはリスニングの割合が多い(スピーキング、ライティングにもリスニングがある)ので、リスニングを制したものがTOEFLを制すると言っても過言ではありません。
リスニングの能力を分解すると、①英語が聞き取れる(単語や文は聞き取れる)、②聞き取った英語の意味がわかる、③聞き取った内容を理解できるの3つ分けることができます。この3つのステップを理解した上で、それぞれ対応した勉強があります。
英語が聞き取れる
英語が聞き取れるようになるためには、シャドーイングが良いと思います。シャドーイングは、英語を聴きながら1秒ぐらい遅れて同じことを口に出すという訓練です。英語の単語や文章を認識するために必要です。
シャドーイングの教材
基本的にはTOEFLの教材で良いのですが、TOEFLの教材は私には難しすぎたので、私は、Voice of AmericaのSpecail Englishを使いました。
いくつか材料を選んでそれぞれ150回くらいずつシャドーイングすると、口が慣れてTOEFLの問題もシャドーイングできるようになってきます。
300回やってネタに飽きたら次の問題に移ります。TOEFLのオフィシャルガイドには10問以上問題があるので、3000回くらいは楽しめます。大体10問くらいこなしたら1.4倍速にしてまたやると良いと思います。
一点付け加えると、次のステップの「英語の意味を理解する」という意味では、シャドーイングはあまり役に立たないと思います。
頭から素早く英文の意味を理解していくためには、英語の多読をしたり、単語量を増やしたりすることが大事です。
聞き取った英語の意味がわかる
これは、聞き取った英語を頭から素早く理解するための勉強です。私は2つのアプローチを試みました。英語をたくさん聞くこと、そして速読です。
英語をたくさん聞く
シャドーイングで多少音に慣れてきたと思ったら、量の練習に移ります。興味のある題材を探して毎日聞きます。通勤、通学時間を活用して、毎日最低1時間半くらいは聞きましょう。私は以下の教材を利用しました。
基本は、iTunes Uで大学の講義をたくさん聞くことだと思います。興味のある講義を1セメスター分全部聞いてください。
私はYaleのFinancial Marketsを聞きました。
同時に、Podcastや講演の単発モノもたくさん聴きます。iTunes Uのいいところは、授業なので、TOEFLにも通じることです。楽しいですしお勧めです。これも、土日は5時間くらい聞きます。量が重要です。
もちろん、iTunesUはシャドウイングの音声よりも難しいと思いますが、興味のある授業は内容も少し知っていると思うので、多少わかると思います。初めは理解度2割くらいでもOKです。そのうち聞けるようになってきます。
速読
速読は、リーディングのためにやったんですが、英語を頭から素早く理解するという能力に直結していました。
上記のリーディングで紹介したサイトに加えて、ペンギンリーダーズも活用しました。
聞き取った内容を理解できる
こちらは、苦手な分野の基礎知識を付けられる教材を、読んだり、聞いたりするのが良いと思います。
私は、歴史が苦手だったので、英語で書かれた英米史の本や、無料オーディオブックから米国史ものを中心に取り組みました。
スピーキング攻略
多くの純ドメが最も苦労するセクションですよね。勉強時間との費用対効果も低いですし、私も相当苦労して、23点が何回か取れたというレベルです。
個人的には、TOEFLの合計点が95点を超えるまでは、スピーキングの対策はしないで良いと思います。
なるほど、確かに、リスニング力が十分にない状態で、スピーキングの練習をするのは効率的ではないよね。
私は、95点を超えてからスピーキングに取り組みました。
オンライン英会話
スピーキング対策のため、まず、オンライン英会話を行いました。安くて良いですよね。
基本的には、気に入った同じ先生ばかりを選んで、毎回インデペンデンタスクの問題演習をしました。問題形式に慣れると、だんだん本番でびびらなくなります。
パート1、2の練習であれば、このあたりの問題が使いやすいと思うよ。
TOEFL予備校
95点を超えたところで、Donald Millerのスピーキングクラスに参加しました。
発音練習
発音練習として、英語耳を一通り練習して、洋楽で発音練習をしました。
スピーキングの勉強方法で、あまり共有できることはないのですが、スピーキングが23点あればスタンフォードに合格できるということは言えます。
ライティング攻略
ライティングで27点以上を安定的に出せると、100点越えが相当目指しやすくなります。
英語で毎日日記を書く
英語ライティング力を伸ばすためには、英語を書くしか方法はないと思います。
何度かTOEFLを受ければ、ライティングの形式にも慣れると思うので、TOEFLのライティングの練習ばかりやる必要はないと思います。
日記で好きなことを英語で書けば良いです。2週間ほど続けると、驚くほどライティングのスピードがアップします。
可能であれば、書いた英文を添削してもらうのがよいと思います。 私は、運よく一日1000文字まで、月6,000円で添削してくれるオーストリアの方を見つけることができました。
スカイプ英会話で添削をしてくれる人を探すのも、安く済ませるには良いかもしれない。
Integrated task
まず、Integratedはリスニングが重要です。Articleに3つの論点、Lesctureにそれぞれの反論がくるという構成はこれからもずっと変わらないと思うので、リスニングが聞き取れればあとはテンプレートに通りに書くだけです。
リーディングとリスニングでの関係で、完全否定なのか、証拠不十分で疑わしいとしているのか、など微妙なニュアンスの違いにも気をつけてください。
もしテンプレートを持っていなかったら、こちらの記事も参考にして見てね。
Independent task
Independentも、書きやすいテンプレートを用意して、細かいところは質問に合わせて変えていました。
語数を稼ぐと高得点が取りやすい気がします。経験上、500ワード以上書けた時はGoodが出やすかったです。たくさん語数を書くと、詳細もたくさん書かないといけないので、具体性が高いという意味で点数が高くなったのだと思います。
ちなみに、内容なのですが、客観的に書かず、主観的に書いても良いんです。
例えば、「子供の小遣いに賛成か反対か」という質問に対して、「小遣いは子供の金銭感覚の涵養に資するため賛成である。社会に出れば自分で資産管理を・・・」のように客観的に書きたくなるかもしれませんが、TOEFLでは、「小遣いがあれば、自分が好きなものが買えて楽しい。例えば、自分が子供の頃にはゲームボーイを買って、友達と遊んで・・・」みたいな感じでも大丈夫です。
このレベルの個人的な経験であれば、量を書くのもそこまで大変ではないと思います。
終わりに
海外経験のない日本人がTOEFL100点越えを目指すのは、想像以上に厳しい道のりですが、正しい練習を必要量こなせば必ず達成できる道のりだと信じています。
まずは、全てのセクションの基礎となるリスニングとリーディングを鍛えて、ライティングで25点以上安定的に取れるようにしてください。そのあと、スピーキングの対策を始めるという感じだと思います。
最後に、当サイトではTOEFL・IELTS対策専門のオンラインコースも提供しているよ!英語対策でお悩みがあれば、遠慮なく連絡してね!
※この記事は、こちらのブログを参考にしてアレンジしたものになります。
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今高校2年生です。卒業後は海外のトップレベルの大学に進学したいと考えています。まだ、TOEFLIBTは受けたことがありませんが(夏までには受ける予定)おそらく47ぐらいだと思います。そして、できれば一年ぐらいで100以上を取りたいです。学校の勉強もしながら、この一年TOEFLのスコア達成に向けて本気で勉強していきます。
なので、平日と休日どんなスケジュールで何時間ほど、勉強されていたのか教えて頂きたいです。
こんにちは、何時間勉強が必要かは人によって異なる(この著者は社会人)ので一概には言えないよ。
ここから1年をターゲットとするのであれば、夏まで待たず、近いうちに一度TOEFL(TPOでOK)を受けて自分の実力を把握すべきだと思う。そこから、TOEFLの難易度や目標との差分がわかり、何をしないといけないのかが明確になってくる。
時間で言うと、現在47点だとすれば1年で100点越えのためには平均4-5時間は英語学習にコミットすることが必要になってくると思うな!
1年かからずに100点を突破する人もサイトの読者にはいるので、チーズケーキさんも続いて欲しい!
https://www.path-to-success.net/toefl-map
こんにちは。いつもサイトを拝見しています。先日初めて受けたTOEFL ibt の結果が返ってきました。R:12 L:8 S:12 W:12 で44点のスコアでした。readingはダミー問題にあたってテンパったのもあるのですが、listening がほとんど聞き取れなかったです。なのでspeaikingとwritningのintegrated taskのlistenigの詳細を詳しく言えませんでした。現在readingを1日2passageほど解いて、listeningは聞いてスクリプトを読むのとシャドーイングを2task分ほどしています。speaking とwriting のintegrated task の対策はあまりできていません。あと一ヶ月で69点以上を取る必要があるのですが、毎日どれにどれほど時間を割けば良いのでしょうか?現在英語に費やせる時間は平日で5時間、休日で10時間ほどです。単語はTANZAMでやっています。
コメントありがとう。
スコアからみて、RとLを集中して勉強したほうが良いね。
問題演習をたくさんやるより、基礎的な英語力を付けたほうがスコアアップにつながると思う。
単語力について、TANZAMはどれぐらいの単語数でやっているかな?レベル2まではマスターすることがおすすめ。
時間もないので、1日の学習単語数を100単語程度にして、復習単語もしっかり消化する必要があると思う。
この場合、復習ピークの期間はおそらく3〜4時間かかるかもね、
ただ、単語はまとまった時間を確保するだけでなく、スキマ時間なども活用してやりきってほしい。
さらに、多読を導入して、1日1時間〜でレベルに合った洋書などを読む時間を作ろう。
Lについては、問題演習してスクリプト読んだりシャドーイングしたりするだけでなく、間違いの原因を分析して、全ての内容が理解できるまで繰り返し聞いてほしい。
また、SとWについて、Sは時間いっぱいだまらず話すこと、Wはテンプレートも活用して何とか文字数を稼ぐことも意識すると、少しスコアアップが狙えると思う。
練習時間的には、それぞれ30分程度(Sはオンライン英会話で、Wはエッセイ練習)で十分かと思うよ。
アドバイスありがとうございます。また頑張ります!