海外大学院進学には多くの書類を集める必要があります。
私は日本の大学卒業後にイギリスの大学院に進学しましたが、何から留学準備をはじめたら良いかわからず、結果的に必要な書類を集めるのに非常に時間がかかってしまいました。
今回は、海外大学院・MBA受験に向けたスケジュールと、準備が必要な書類について徹底的に解説していきたいと思います。皆さんがもっとスムーズに留学準備を進められる一助になれば幸いです。
著者について:SIM(シム)
過去に二度の長期留学(オーストラリア・イギリス)をしました。留学前にTOEIC 900、IELTS 7.0取得。趣味は旅で去年はヨーロッパ周遊をし、今年はアジアを中心に回るのが目標です。
目次
海外大学院・MBA受験に向けた準備の概要
まずは、海外大学院やMBA留学の準備に必要な期間や出願に必要な書類を確認しましょう。
いつから留学準備を始める?
一般的に英語圏の大学院は8-9月から始まります。出願については、アメリカ・カナダの大学院は年末年始が締め切りで、その他の国は締め切りは特にないことが多いです。
イギリスなどでは、ローリング審査(Rolling Admission Process)を採用している大学も多いです。この方式を採用している大学では、願書を受け取った順番に審査が開始され、定員いっぱいになったら締め切りとなります。
この場合、早め目に出願した方が有利となるため、願書の受付開始から逆算して早めに準備を始めるようにましょう。
具体的なスケジュールは次章で解説しますが、留学までに必要な準備期間は1年~1年半、英語力によっては2年〜3年程度はかかると考えた方がよいでしょう。
出願に必要な書類は?
一般的に必要となる書類は以下のとおりです。
- 願書
- TOEFL・IELTSのスコア
- GRE・GMATのスコア
- PS(Personal Statement)、エッセイ
- 推薦状
- 大学の成績、GPA
- 履歴書CV
- ポートフォリオ(対象者のみ)
- VISA
第3章以降で、提出書類について詳しく解説していきます。
海外大学院・MBAの受験準備スケジュール
ここでは、2026年秋の留学を目指す場合と2027年秋に留学を目指す場合に分けて、具体的なタイムスケジュールのイメージについて解説していきます。
2026年秋の留学目標スケジュール
2025年3月まで
- 専攻と志望校を絞る(学校選び)
- それぞれの志望校の応募条件と応募締め切りを確認し、今後のスケジュール管理のためリスト化する
- 志望校の応募締め切りに基づいて、TOEFLとGRE/GMATの受験計画を立てる、勉強開始
3-9月
9‐11月
11‐12月
- 申請提出(基本ネットで行える。一部郵送が必要な書類があれば郵送)
- 面接対策
2026年 1-5月
- 書類審査の結果確認。面接
- オファー(合格通知)をもらい、締め切りまでデポジットを支払い、学校からI-20のフォームをもらう。
6-7月
- ビザ申請用の書類をそろえ、ビザ申請
- 予防接種・荷物準備・両替など
8-9月
- 無事入学
2027年秋の留学目標スケジュール
2025年3月まで
3月-10月
- TOEFL受験準備、受験
11月-2026年6月
7月-10月
7月
- 自身の条件を分析し、志望校を絞る。それぞれの応募締め切りを確認し、それに合わせて書類準備のスケジュールを立てる
8月-
10月
- ラウンド1で申請
11月
- アドミッション(必要であれば希望の指導教授も)とのやり取り
2026年12月-2027年5月
- 書類審査の結果確認。面接
- オファー(合格通知)をもらい、締め切りまでデポジットを支払い、学校からI-20のフォームをもらう。
6-7月
- ビザ申請用の書類をそろえ、ビザ申請。
- 予防接種・荷物準備・両替など
8-9月
- 無事入学。HAVE A NICE TRIP!
必要書類①:願書・アプリケーション
それでは、具体的な書類の詳細を見ていきましょう。まずは願書です。
願書を取得するということはこの時点までに志望校を絞る必要があります。自分の成績やランキング、研究したい内容によって少なくとも5校くらいに絞れるといいでしょう。
多くの場合、志望校のホームページから入手することができますので、出来る限り早めに取得して出願までの具体的なスケジュールをリスト化し、把握できるようにしておきましょう。
願書自体は規定のフォーマットに則り必要事項を記入していきますので、あまり難しい書類ではありません。私の場合は留学エージェントに登録していましたので、メンバー登録の際の情報が直接送られ、特に何もすることがありませんでした。
もし時間に余裕がないという方は留学エージェントを利用することもご検討ください。
必要書類②:TOEFL・IELTSのスコア
次に英語力を証明する書類について解説します。英語力の証明に関してはTOEFLとIELTSの2種類のテストどちらかを受ける必要があります。
TOEFLとは
TOEFLとは主にアメリカ留学に必要な英語力を証明するためのテストでReading、Writing、Listening、Speakingの4科目をそれぞれ30点満点で評価します。
全てコンピュータでの試験で、リスニングはヘッドホンで聞き、スピーキングは与えられるお題に対しマイクを使って話すのが特徴です。
同じ部屋に大勢の人がそれぞれのペースでテストをしているので、自分がリスニングをやっている時に隣の人がスピーキングをやっていることもあるので注意が必要です。またライティングもPCで試験を受けることになりますので、普段英語の文字を書いて勉強している人はタイピングの練習もしなければなりません。
おおよそですが、120点満点中80点台後半を取ることが大学院留学の最低ラインになります。また、RWLSそれぞれの科目で最低ラインを設けている学校もあります。例えば得点が(R:25, W:19: L:25 S:25)の94点を取ったとしてもW:20という最低ラインを設けている学校には入学することはできません。
志望校がどのような点数ラインを設定しているかは事前に確認が必要です。また、イギリスの一部の大学など、TOEFLの成績を受け付けていない大学院もありますので、出願要件を確認しておきましょう。
»【100点突破続出】TOEFLおすすめ参考書と勉強法完全MAP【保存版】
IELTSとは
IELTSとは主にイギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの留学に必要な英語試験です。こちらもRWLSの4科目の試験が行われます。
TOEFLと違い基本的にペーパーベースの試験(PCでも受けられます)ですので、これまでのいわゆる試験と近い感覚で受けることができます。リスニングも会場でスピーカーを使って全員同時に行われ、スピーキングもネイティブスピーカーの人と直接話す形式です。
一般的にはバンドスコア6.5以上取れれば志望校の選択肢が広がります。こちらのテストも各セクションごとに最低ラインが設けられていることが多いので、全体的にバランスよくスコアを取らなくてはなりません。
TOEFLとは対照的に一部のアメリカの大学等でIELTSのスコアは受け付けていないところもありますので、出願の際には必ず確認をしましょう。
»【7.0を超える】IELTS対策おすすめ参考書と勉強法完全MAP【保存版】
補足)条件付き合格もあり!
出願時に英語のスコアだけどうしても取得できないということもあり得るでしょう。その場合、英語の試験結果を除く書類を提出することで「条件付き合格」をもらえることがあります。
この場合、合格通知書には「Conditional Offer」と書かれており、指定の期日までに募集要項にあるスコアを提出すること、あるいは入学前の数が月間大学付属の語学学校でカリキュラムを終えることが条件となります。
もし金銭的・時間的余裕があるのであれば語学学校にいく選択も一つの手段です。
必要書類③:GRE・GMATのスコア
英語力を図る試験とは別に、基礎的な学力を有しているかを確認するための試験として、GREとGMATがあります。
アメリカの大学院出願に必要な「GRE」
日本にいると聞き慣れないですが、主にアメリカの大学院に進学する場合はGREというテストも受ける必要があります。
英語力だけではなく、以下3つのセクションで読解・作文・文法・語彙・熟語やその他専門知識などを測定する試験です。試験はPCを使ったオンライン受験が可能です。
- 数学能力(Quantitative Reasoning)/170点満点
- ライティング (Analytical Writing)/ 6点満点
- 言語能力 (Verbal Reasoning)/170点満点
専門知識や専門用語が出題されることが多いので、大学院レベルの授業についていけるかどうかを試すためのテストとも言えます。
私の場合はイギリス留学でしたので、GREは必要ありませんでした。アメリカの大学院進学にはTOEFLに加えGREも受験が必要なので、留学準備がどうしても長くなりアメリカ留学を諦める人が増加する一つの要因でもあります。
もし数学的知識に自信がなければアメリカ以外の大学院に進学することも一つの手です。
MBA出願に必要な「GMAT」
GREと同じく、大学院レベルにおいてビジネスを学ぶために必要な分析能力、言語能力、数学能力があるかどうか測るテストです。アメリカに限らず、多くのMBAでスコアの提示が必要です。
GMATは以下の4セクションに分かれています。
- 分析論述 (Analytical Writing Assessment)/6点満点
- 統合推論 (Integrated Reasoning)/8点満点
- 数学 (Math)・言語能力 (Verbal)/計800点満点
試験はCAT方式で実施され、最初の難易度中の問題が出題されその正答率によって次の問題の難易度が決まるのが特徴です。
私は社会学専攻でしたのでGMATも必要ありませんでした。
必要書類④:推薦状
オーストラリアやニュージーランドを除く国への大学院の進学には推薦状が必要です。推薦状は自分の推薦者が大学院に対して送るA4一枚程度の書類で、数値では表せないような性格や人格、物事に対する姿勢などを評価するために提出が求められます。
人を総合的に判断する文化の欧米では、他者からの評価も非常に重きを置かれているので、推薦状が合否を左右するほどの重要な書類とも言えます。
通常、2人以上からの推薦状が必要で、教育水準が高いカナダの大学院などでは3枚必要なことも多いです。MBA留学など教育機関によっては1枚以上はビジネス分野からの推薦状が必要なところもあります。
2人以上推薦者を探すことが難しく、基本的に英語で書かれていなければならないため、自分でスケジュールをコントロールするのが難しいです。志望校が決まり次第すぐに推薦者に連絡をしましょう。
ギリギリになって推薦者を催促するのは失礼にあたるため、少なくとも翻訳を含めて3ヶ月は準備期間を設けておくのがおすすめです。
≫海外大学院留学に必要な推薦状のすべて|書き方ガイドとテンプレート
» 海外大学・大学院留学に必要な推薦状 作成依頼から提出まで
必要書類⑤:PS(Personal Statement)・エッセイ
以上の書類と並行してその他の申請書類の準備に入ります。まず必要なのはPSです。PSとはpersonal statementの略で、日本語でいうところの自己推薦書にあたります。
一般的にA4サイズ1枚分になりますので、字数にすると500字程度の短い文章で自己PRをしなければなりません。
基本的にフォーマットは自由で、自身が書きたいように書けばいいですが、一般的に下記のポイントが含まれていると良しとされています。
- なぜその国のその学校を選んだのか
- なぜそのコースが自分に合っているのか
- 具体的に何を専攻したいのか
- 学生時代の専攻と卒業論文
- 社会人としてのキャリア
- 研究したことを将来どう活かしたいのか
- 研究内容は社会にどのような貢献をあたえるのか
- その他ボランティアなどの課外活動
簡単に要約すると「過去に自分が何をしてきて、現在どのようなことに興味があり、将来社会にどのようなベネフィットを生むことができるのか」です。
簡潔にまとめ、その上でなぜその大学院に進学したいのかをアピールできると良いでしょう。
» 海外大学院出願のエッセイの書き方と5つのポイント【2人の成功者が語る】
»【理系留学】海外トップ大学院合格の私が、エッセイの書き方を解説
必要書類⑥:英文の成績証明書・GPA
大学での成績(学士号)は、通っていた学校に英語版の成績を請求し取り寄せることができます。進学したいコースの科目がこれまで受講してきた科目と関係することを証明するために、受講した全ての科目名と成績が記載されている必要があります。
特に重要となるのがGPA(Grade Point average)と呼ばれる、欧米を中心に採用されている数値です。
各科目の成績から特定の方法によって算出された成績評価値のことで、具体的には以下のように各科目を点数化し、その平均化することでGPAが算出されます。
- AA/S(90-100)・・・4point
- A(80-89)・・・3point
- B(70-79)・・・2point
- C(60-69)・・・1point
- D/F(59以下)・・・0point
例えば、「AAが60単位、Aが30単位、Bが20単位、Cが20単位」の計130単位を取得した人は下記のような計算式になります。
(60×4+30×3+20×2+20×1)÷130=GPA3
GPAは出願できる大学のレベルを決める大きな要素の一つとなり、一般的には3以上取得する必要があると言われています。
なお、GPAは世界で統一された算出方法ではないので、大学によっては十段階評価であったり、異なった点数帯でABCDをつけている学校もあります。上の表は目安として参考にしてください。
≫海外大学・大学院留学に必要なGPAとは?|目安・計算方法・日本の成績との違い
≫低いGPAでMBA留学を諦めない!足りないGPAを補う方法
必要書類⑦:CV・英文レジュメ
MBAなどのプログラムによってはCV(curriculum vitae)と呼ばれる、いわゆる英文の履歴書をA4用紙1~2枚分に書く必要があります。
自分のこれまでの経歴を書けば良いので特に難しいことはありません。指定のフォーマットがない限り以下の項目を箇条書きで書けばいいでしょう。
-PERSONAL INFORMARION
- 住所・電話番号・メールアドレス・氏名を明記します。
- 証明写真は基本的に不要です。
-EDUCATION
- 大学(学部)以降の学歴(大学名・学位・学位取得年)を書きます。
- 高校は特殊な学校でない限り書く必要はないです。
- その他留学経験なども書くと良いでしょう。
-WORK EXPERIENCE
- 職歴はあればで構いません(MBAなどコースによって職歴が必要なところがあります)。
- 会社名・部署・職位・担当特別な功績などを書きます。
- もしインターン経験もあれば書くといいでしょう
-QUALIFICATION
- 持っている資格を書きます(TOEICなど)。
- 日本ほど資格文化の国はあまりないので、その資格自体が海外で通用するかどうかはわかりませんが、関連する資格は書いておいて損はないと思います。
-その他
- その他特別な海外経験や語学・ボランティア経験・コンピュータスキルなど自身にとって大きな経験を書きましょう。
» 米国トップMBA取得者が語る、英文レジュメ(履歴書)の作り方
必要書類⑧:ポートフォリオ
絵画や写真・映像などの一部の芸術系の専門的な分野ではポートフォリオが必要です。
ポートフォリオとはこれまで自身が手掛けてきた作品やアイデアをまとめた作品集で、表現を視覚化したものです。
あなたの写す鏡であり、自身の個性やセンス、芸術性、感性や才能を見せる場となりますので、芸術分野への進学においてはポートフォリオは一番重要で合否を左右する提出物になります。
ポートフォリオの提出方法は教育機関によってインターネット上にあげたり、印刷したりSDやDVDとして送ったりと様々ですが、インターネット上で自身のホームページを持っておくべきでしょう。
作品は多ければ良いとも限らず一作品でいいとも言えませんので、一般的には自身の代表作と言えるものを複数個用意しておけば安心だと思います。
提出課題が出される場合もありますので、事前にどのような作品を提出すれば良いのか確認をしておくことが大事です。
また、芸術性は国によって捉え方が異なるので、余力があればその国の感性やバックグラウンドまで考えられるとさらに良いでしょう。
必要書類⑨:VISA
大学から合格が出るまで学生ビザの申請はできないため、ビザは一番最後に準備しなければならなりません。合格証が届き次第すぐに申請にいきましょう。
国やビザの種類によって必要書類が違う可能性がありますが、私が行ったイギリスの場合Tier4というビザを取得するため以下のような書類が必要でした。
<全員必要>
- パスポート・コピー(現在・過去全て)
- CAS番号(入学許可番号)
- IELTSのスコア(最低ラインはバンドスコア5.5)
- 資金証明の書類(通帳のコピー)
- 顔写真
- 申請書
- ビザ申請予約確認書
<親名義の口座を使う場合>
- 戸籍謄本
- 資金サポートレター
私が悩ませたのはある一定の金額(数百万!)が28日間預金通帳に入っていることを証明する必要があったことです。これは不法労働をする可能性がある人を排除するためのシステムで、金銭的に余裕のある人ならば不法な労働はしないだろうという考えに基づきます。
一般的には一年間の学費と生活費を合わせた貯金があるかどうかを見ますが、私は学費を稼ぐだけで精一杯で金銭的に余裕がなかったので、このシステムを知った時愕然としました。親戚に頭を下げて一時的に通帳を埋めてなんとかしましたが、実際は日本は信用がある国なので結局は貯金残高を提出する必要はありませんでした。
また、パスポートを事前に預け、マニラを経由し10日ほどでビザとともに戻ってきました。その間パスポートは手元になく使うことはできませんので、必ずパスポートが必要でない期間に申請しましょう。
約32,000円ほどお金を払えばビザの手続きを他の人より優先して行ってくれるサービスもありますが、なるべく早めに準備して留学に当てたいお金でもあります。
ビザが降りれば無事8月に入学することができます。
おわりに
海外大学院・MBA出願時のアドバイス
大型連休の前後(クリスマス・イースター)は教育機関も連休に入っていますので、なかなか連絡が来ないことがあります。
また、書類の管理も日本ほどしっかりされていませんので提出しても連絡が来ないことがあります。連絡がこない場合はこちらから連絡して聞くようにしましょう。
私もクリスマス前に出願をしましたが、なかなか連絡が来ず、二月前に連絡をしたら書類が埋れていたなんてことがありました。
幸先が思いやられるような出来事でしたが、実際に留学する前にそのようなことも簡単に起きうるのだと覚悟することができました。なるべく早め早めに行動をするように心がけましょう。
受験生へのメッセージ
いかがだったでしょうか。
必要書類を集めるだけでも非常に時間がかかってしまいます。
特に個人的にはこちらでスケジュールをコントロールできない推薦状を取得するのが一番難しいのではないかと思われます。
とはいえ準備に1年~1年半かければ十分余裕を持って行動することができますので、焦らず大学院留学の夢を追ってください。
ありがとうございました。
サイト管理人のRyoです!このブログが動画になりました!ご視聴、サブスクライブよろしくお願いいたします!
大学卒業見込みで MBA を受けることは可能ですか?
多くのMBAは職業経験を必須とするけど、それが必須でない学校もあるよ。
志望校の学校の要件を確認してみてね。
職務経験を必須としない学校であれば、大学卒業見込みで大丈夫だとは思うけど、心配の場合は大学のAdmissionに状況を説明して聞いてみるのが一番だよ!
IELTSやTOEFLの結果は自己ベストを送付するのであって2年以内であれば最新のものではなくてOKという理解で正しいでしょうか?万一最新のもののほうがスコアが低かった場合それは大学院側には伝わらないでしょうか?
質問ありがとう。スコアレポートを大学側に送付するときに、test data(受験日)を入力して、送りたいスコアだけを送るという認識だね!