息子が通っていた高校では、ほとんどの生徒がアメリカの大学受験を目指していたため、早い時期から耳にしていた SATとACTという言葉。
しかし、我が家の息子はイギリスへの進学を目指していたので全く興味なし。
周りのママ友からは、専門の塾に通わせてるだの、勉強しているのに点数がなかなか上がらない、など様々な愚痴を聞かされており、あら、大変なのね、とまるで他人事だった私。
しかし高校2年生に入ってすぐの頃、息子が言い放した一言、アメリカの大学も受験してみる!で状況は一変!
ならばと始まった 準備ですがそこで疑問が。SATとACTは何が違って、どちらを受けたほうがいいの?
今回のこちらの記事では、準備期間も短かった息子と筆者が必死な思いで収集したSAT(Reasoning Test)とACTについての情報、また違いについてを、それぞれの内容を詳しく説明しながら紹介させていただきます。
この記事の筆者:Antieやや
タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。
目次
SAT vs ACT どっちを受験する?違いを解説
アメリカの大学では、入学審査の際にアドミッションテストとして、SATまたはACTのスコアの提出を求めています。
どちらを受験するのかを決めるには、まずSATとACTそれぞれの特徴や内容を知ることが大切です。
人によってはACTはScienceのセクションがあるため点数が取りやすいといいますが、それでも英語の理解力がないと点数は取れないため、一概にSATとACTどちらが簡単とは言えないと思います。
両方のメリットとデメリットを自分なりに判断し、計画的に受験の準備を進めてくださいね。
テスト科目
- SAT Reading, Writing, Math, Essay (optional)
- ACT English, Reading, Math, Science, Essay (optional)
テスト内容
- SAT
Reading 5つの長文読解問題 5択
Math 計算機が使用できない問題も出題されるため、計算力も必要
Reading、 Mathのセクションでサイエンス系のデータ分析などの問題が出題される
- ACT
Reading 4つの長文読解問題 4択
Math 全ての問題で計算機の使用ができる
Science 科学に関した文章やグラフを読み取り、分析する問題が出題される
(理系科目が得意ならハイスコアを目指すことができる)
テスト時間
- SAT 3時間(エッセイなし)3時間50分(エッセイあり)
- ACT 2時間55分(エッセイなし)3時間35分(エッセイあり)
受験できる回数
- SAT 無制限(ただし記録に残る)
- ACT 12回まで(記録に残らない)
スコアの方法
- SAT 400から1600満点
- ACT 1から36満点
さて、それぞれ試験について、詳細を見ていきましょう。
SATとは
SAT(Scholastic Assessment Test)とは、非営利機関であるカレッジボード(College Board) が運営している、アメリカの大学進学に必要な大学進学用の標準テスト(Standardized Test)です。
現地の学生はもちろん、留学生に対しても合否基準として多くの大学で使われており、入学審査において提出を求めています。
さて、このSATには、SAT Reasoning TestとSAT Subject Testsの2種類のテストがあります。
SATReasoningテストは、SATを受けると言えばこのテストを意味する、ほとんどの大学で提出必須のテストのことです。
そしてSAT Subject Testは、科目別テストのことでSAT Reasoning Testに加えて出願の際に提出を求める大学もあります。
Ivy Leagueを含む名門校、難関校では2科目、3科目のSAT Subject Testsのスコアの提出を求めているところもありました。
各大学により提出内容は異なるので、ホームページできちんと確認することが大切。
自分がどのテストを受けるべきなのかを見極め、集中して自分が出せる最高点を目指しがんばってください。
では、SAT(Reasoning Test)について詳しくみてみましょう。
なお補足としてお伝えしておきますが、 SAT(Resoning Test)は、2016年3月にテストの内容が大幅に変更され、現在使用されているSATは新SATと呼ばれています。
こちらの記事では改定後の新SATについて紹介させていただいています。
SAT(Reasoning Test) はどんなテスト?
SAT(Reasoning Test)は、英語力を試すEvidence-Based Reading and Writing(800満点)と数力を試すMath(800満点)の2科目(合計1600満点)で構成されています。
Evidence-Based Reading and Writingのパートで は2つのセクションに分かれており、合計のテスト時間は3時間です。(エッセイを受ける場合はプラス50分)
Evidence-Based Reading and Writing セクション1
限られた時間内で問題文を読み解き、必要な情報を取り出し、解答へと導くといった読解力を試すReading Testとなっています。
ここでは5つの長文問題が出題されていて、それぞれの長文に関しての様々な質問を答えます。
問題数は全部で52問、テスト時間は65分です。
いろいろなジャンルの長文が出題されるのですが、運良く自分の得意とするジャンルや興味のあるジャンルの長文問題が出題されると、比較的スムーズに作者の意図などを深く理解することができ問題にも答えやすいのですが、全く興味のないジャンルの長文が出題されると読解するのにも時間がかかってしまいます。
我が家では短期間での準備となりましたが、長文読解に慣れるため過去問演習とともに、問題集などで様々なジャンルの長文読解問題を繰り返し解き実践力をつけるようにしました。
Evidence-Based Reading and Writingセクション2
このセクションでは長文が3つほど出題され、それぞれの文章全体の構成を見て文法的に最も適切な単語を選ぶ問題や、動詞の活用や前置詞、文章の中での単語の使い方が間違ったものを修正する問題などが出題されています。
問題数は全部で44問、テスト時間は35分です。
ここでは、歴史や科学など幅広いジャンルの長文問題が出題されますが、見たことも聞いたこともないような単語が出てきても、文法さえ理解していたら比較的スムーズに解答できる問題も出題されています。
Math
数学のテストでは、計算機を使わない問題と使う問題が出題されています。
問題全体の約90%は、代数、問題解決とデータ解析、そして基礎と解法パターンを応用し論理的に考え、数学的に証明して解答を求める、より高度な数学問題が出題されています。
残りの10%には追加トピックとして、幾何学、三角法、複素数に関した問題が出題されています。
計算機を使わない問題数は20問、テスト時間は25分、そして計算機を使う問題は38問、テスト時間は55分となっています。
ここで使用できる計算機のタイプは決まっており、息子が通う高校で使用していた計算機はSATの試験でも使用可のタイプでしたが、これまた機能がたくさんついていてややこしい。見ているとコツがあるみたいなので使い慣れておくことも大切かと思います。
計算機についての詳しい説明は、運営元のCollege Boardホームページで確認することができます。
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat/taking-the-test/calculator-policy
知っておくと役に立つ公式( mathematical formula for SAT)
https://www.erikthered.com/tutor/facts-and-formulas-0.pdf
エッセイ(任意)
新SATでは、エッセイがテストから外れてオプショナルとなり、エッセイを受けた場合、エッセイのパートは別に採点され、テスト時間は50分です。
エッセイパートでは、まず課題の文章を読み、その内容を元に与えられた課題についてエッセイを書くので、作文力だけではなく読解力や分析力といったことも求められています。
エッセイの文字数は決まっていませんが、400字から500字ほどでまとめるといいかもしれません。また、あまり文字数が少ないとほとんどの場合、低いスコアをつけられるとも言われています。
エッセイはオプショナルですが、エッセイのスコアの提出を求める大学もあるので、場合によっては受験が必要となります。各大学のホームページでの確認を忘れずに。
ここで余談ですが、念の為と思いエッセイも受験した息子の結果を見てびっくり。全て手書きなのですが字が汚くて読めない!まぁまぁのスコアでしたが、ちゃんと読んでもらってたのかしらと素朴な疑問が。
字がきれい、汚いはスコアに関係ありませんが、せめて誰が見ても読みやすいようにきれいに書きましょうね。
SAT(Reasoning Test)の受験スケジュールは?
日本を含む、アメリカ国外での受験をする場合、SAT(Resoning Test)の試験は基本的に、10月、12月、3月、5月に実施されます。
詳しい日程や会場についてはCollege Boardのホームページで公開されているので確認しましょう。
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat/register/international
なお、SAT受験回数に制限がないため、満足するスコアを取得するまで何度も受験をすることができます。
志望する大学がどのくらいのSATのスコアの提出を求めているのか早めに確認をし、対策を立て受験をすることをおすすめします。
また、大学にスコアを提出する時には、最も高いスコアを送ることができますが、大学側は受験生がSATを何回受けたかを知ることもできるため、あまり受験回数が多いのもおすすめできません。
息子の周りでは2、3回受験するのが一般的。それ以上受けても大幅なスコアの変化は見込めないというでした。
もう1点注意したいのが、SAT(Reasoning Test)とSAT Subjectsを同じ試験日に受験することはできません。
また、実施日により受験できる科目も異なるため、SAT Subjectsのスコアも提出しないといけない場合にはそれぞれの試験日を確認し、しっかりと計画を立て受験をすることをおすすめします。
いざ申し込み!その方法とは
まずは、College Boardのホームページ、右側上にあるサインイン(Sign in)で指示に従い必要事項を入力しアカウントを作成します。
登録する内容は、後に使用する写真付き身分証明書(パスポートなど)に記載されているものと一致するよう気をつけて入力してください。
アカウントを作成したら、ユーザーネームとパスワードでサインイン。申し込みに必要な情報を入力し、指定された条件を満たす自分の顔写真をアップロードします。
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat/register/policies-requirements/photo
そして受験料を支払い、申し込み完了後にAdmission Ticketをプリントアウトし、当日試験会場へ持参します。
なお、アメリカ国外で受験する場合、受験料($47.50エッセイなし、$64.50エッセイ込み)の他にInternational Fees ( 日本での受験の場合は$53)がかかります。
思ったよりも簡単な手続き。まだテストも受けてないのに1つやり遂げたと満足そうな息子の顔が思い出されます。
結果の受け取り・送付・キャンセル
テストの結果は、受験日からおよそ2週間で受け取ることができます。
エッセイのパートも受験した場合には、それから数日後に別に受け取ることとなります。ただし、6月に受験した場合は、およそ5週間後と夏休みの関係なのか少し時間がかかってしまいます。
全ての結果はCollegeBoardのホームページ上からOnline Score Report をクリックしてチェック。各受験日の結果発表のスケジュールは、ホームページに記載されているのでわかりやすく便利です。
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat/scores/getting-scores
そして、出願校へSATのスコアを提出する場合には、College Boardから直接スコアレポートを送付する手続きが必要になります。
どのスコアを提出するかは自分で選べ、また、過去に受けた複数のテストから、各セクションにおいて最高点を選び、それらを合計して最終的なスコアとするスーパースコアを提出することもできます。
テスト受験日から9日間以内ですと、4校まで無料で送付することができます。
5校以上、また9日を過ぎてからも最終的にどのスコアを、いくつの大学へ送付するかを選ぶことができますが、その際には1校につき$12が別途にかかります。
受験後に、どうだった?できた??と聞くと、大抵はできた?と思う?または、覚えてない、といった曖昧な感想を述べますが、万が一テスト当日受験後に、あぁ全くできなかった!絶対ダメ!!といった場合には、その日のテストのスコアをキャンセルする、ということができます。
これは後で知ったことでしたが(後の祭り)、こうすることでこの回のスコアは記録されないため、受験回数に数えられないというメリットがあります。受験料は戻って来ませんが。
この場合には、試験終了後、その場で監督員にフォームをもらい記入して手渡すか、自宅へ帰りフォームをプリントしてから郵送、またはFAXを送ります。
詳しくはこちらに書かれているのでチェックしてみてくださいね。なお、電話やEメールでは受け付けていません。
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat/scores/canceling-scores
https://collegereadiness.collegeboard.org/pdf/sat-cancel-scores-request-form.pdf
さて、SATがどんなものかわかったところで、次にACTについて説明させていただきます。
ACTとは
ACT(American College Test)とは、アメリカンカレッジが運営している、SAT同様にアメリカの高校生や留学生が受験をする、大学の入学審査に必要となる標準テスト(Standardized Test)です。
周りから耳にすることができた少ない情報の中の1つで、ACTの方がSATよりも点数を取りやすいというセリフ。
そうなの?と息子に尋ねても、知らないと無関心。自分でもっと興味を持ったらどうなのよ、とここでまたイライラ。
だったらACTも受けたら?の私の一言で息子は1度だけACTも受験しました。感想はと言うと、できた?と思う?覚えてない。これしか言えないのか。
なので、実際のところはどうなのかわかりませんが、まずはテスト内容を詳しくみてみましょう。
ACTはどんなテスト?
ACTとは、英語力を試すEnglishと Reading、数学力を試すMath、科学の広い分野から出題されるScienceで構成されています。
エッセイパートのWritingはSAT同様、オプショナルで受験を決めることができます。
採点方法は、実際の点数(Raw Score)を統計処理によって算出した1から36(満点)までのスコア(Scaled Score)に変換、そして各セクションで取得したスコア(Scaled Score)の合計の平均点を算出した数字がACTのスコアとして評価されます。
合計のテスト時間は2時間55分です。(ライティングを受ける場合はプラス40分)
English
このセクションでは、5つの長文問題が出題されていて、それぞれの長文の中で主に文法と用法、句読点、文の構造、そして文章の読解方法やテクニックといったスキルを測る問題が出題されています。
問題数は全部で75問、テスト時間は45分です。
息子いわく、4択問題のため比較的、解答を絞りやすいということでした。文章の前後をよく読み、前置詞や単語のどのように変えたらいいか判断するスキルが求められます。
Reading
ここでは、文学(Literary Narrative)、社会科学(Social Science)、人文科学(Humanities)、自然科学(Natural Science)と異なる4つの分野の文章を読み、直接に述べられていることや間接的に述べられていることを読み取るという読解力を試す問題が出題されています。
問題数は全部で40問、テスト時間は35分です。
まずは文章を読み、すばやく筆者の主張や論旨(Main Idea)を理解し、また裏付け記述や詳細説明(Supporting Idea)で筆者がそれらを通して伝えたいことを読み取り解答します。
Math
数学のセクションでは、基礎的な問題から応用問題まで、難易度順に出題されている代数学、幾何学、三角関数といった幅広い範囲から出題されます。
問題数は60問、テスト時間は60分です。問題1問に対して1分と与えられる時間が短いため、要領よく時間配分をし問題を解くという能力が問われます。
なお、計算機の使用が認められていますが、定められたタイプのもの以外の使用は認められていません。
詳しくはACTのホームページで確認しましょう。
http://www.act.org/content/dam/act/unsecured/documents/ACT-calculator-policy.pdf
知っておくと役に立つ公式( mathematical formula for ACT )
https://www.erikthered.com/tutor/act-facts-and-formulas.pdf
Science
ACTにはSATにはない科学(Science)のセクションが含まれています。
ここでの問題の出題形式は、専門的な科学(Science)についての能力を問うものではなく、どちらかと言うと読解力を求めるReadingのセクションに似ています。
生物、天文、地学、物理、科学など幅広いジャンルに関した7つの文章それぞれに示されたグラフやチャート、実験結果を読み解き、それらを元に答えを求める問題が出題されています。
問題数は全部で40問、テスト時間は35分と短いため、このセクションでは科学データーをすばやく正確に読み理解することが必要となります。
息子はどちらかというと理系タイプ(進学したのは理系ではありませんが)。
その彼が言うには、理系科目が好きならば比較的容易に答えを見つけることができると思う、とのことでした。
Writing(任意)
ACTのWriting セクション(エッセイ)はSAT同様、オプショナルで受験を決めることができますが、多くの大学は出願の際にWritingのスコアの提出を求めているので、ぜひチャレンジすることをおすすめします。
1つのお題(Prompt)が出題され、それについていろいろな角度から考えた意見を提示し、自分の意見を述べるというスタイルがほとんどです。
テスト時間は40分です。SATでもそうですが、基本的なところで減点がないよう、文法ミスやスペリングミスのないように気を付けてください。
ACTの受験日スケジュールは?
アメリカ国内以外での受験を希望する場合には、基本的に9月、10月、12月、2月、4月、6月に実施されます。詳しい日程や会場についてはACTのホームページで確認しましょう。
http://www.act.org/content/act/en/products-and-services/the-act-non-us/registration.html
ACTもSATと同じく、満足するスコアを取得するまで何度も受験をすることができますが、12回までと決められています。
ACTはSATと違い、大学側が何回テストを受験したかを知ることがないため、気分的にもなんとなく安心して自分の目指すスコアが出るまでトライできます。
息子はSATでのハイスコアを目指していたため、SATの結果が遅く出る6月に1度だけACTを受験し様子を見ることにしました。
SATも受験するのなら、それぞれのスケジュールを把握し上手に計画を立てることが大切です。
ACTは何度か受験したほうがいいのはなぜ?というちょっと興味深い記事があるので、読んでみてくださいね。
https://blog.prepscholar.com/how-many-times-can-you-take-the-act
いざ申し込み!その方法とは
まずは、ACTのホームページ、右側上にあるサインイン(Sign in)をクリックし指示に従い必要事項を入力しアカウントを作成します。
US-StudentsとNon-US Studentsでは、受験日や結果発表アドが異なるため、申請あその他の情報を確認したい時には、必ず Non-US Students を選択するようにしましょう。
アメリカ国外で受験する場合、SAT同様にInternational Feeがかかります($150ライティングなし、$166.50ライティングあり)。電子パンフレット にて詳しい内容を確認することができます。
http://www.act.org/content/dam/act/unsecured/documents/Intl-ACT-Student-Flyer-English.pdf
結果の受け取り・送付
テストの結果は、受験日からおよそ3週間でオンライン上で受け取ることができます。
ライティングのパートも受験した場合には、それから2,3週間後にライティングのスコアを受け取ることができます。
ホームページ上ではおよその結果発表日を確認できますが、発表日は前後することもあるので、こまめにサインインをしオンライン上で確認することをおすすめします。
息子の結果発表は、友人よりも遅かったため本人よりも親の方がヤキモキしていました。
さてその結果ですが、理系頭脳を持った息子はMathとScienceのパートのスコアは高く、EnglishとReadingはまぁまぁという結果。
しかしACTは4つのパートを合計してから平均点を算出した数字がスコアとなるので、結局はMathとScienceのパートに助けられ、ラッキーなことにいい結果を残すことができました。
どのセクションに対しても全力を尽くしておけば、こういうことも起こりうるわけです。
出願校へACTのスコアを提出する場合は、ACTのホームページ上から直接スコアレポートを送付する手続きが必要になります。
何回か受験をした場合、自分で送付するスコアを選ぶことができます。また、SAT同様スーパースコアを提出することもできます。
SATスコアを大学に送付する際には4校まで無料でしたが、ACTは 1通につき、$13を支払います。
しっかりと練習しよう!テキストのおすすめ
息子は本当に短期間の準備での受験でしたが、とにかく志望する大学が求めている最低スコアには達しないと!ということで、必死に勉強していました。
合計3時間というテストをそう何度も練習できるわけもなく(学校のIBの勉強に追われ)、それぞれのパートごとに練習していました。
テキストを買うのはもったいないという息子を無視。何冊かテキストを購入し本番さながらに練習。いろいろなテキストが出版されているので参考にしてみてください。
- SAT
https://blog.prepscholar.com/10-best-sat-books-for-sat-prep
- ACT
https://blog.prepscholar.com/best-act-prep-books
また、College Board、ACT共にホームページ上ではオンラインでの練習問題を利用することができます。その他、ダウンロードができるサイトも多くあるので、 プリントアウトをしてしっかりと練習。高得点を目指してくださいね。
- SAT
https://collegereadiness.collegeboard.org/sat/practice
https://blog.prepscholar.com/printable-sat-practice-tests-4-free-official-tests
- ACT
http://www.act.org/content/dam/act/unsecured/documents/Preparing-for-the-ACT.pdf
https://blog.prepscholar.com/complete-official-act-practice-tests-free-links
最後に
実際にSATとACT、両方を受験した息子を見て感じた個人的な意見ですが、まずはSATもACTも1回受けてみたら?と思います。
とりあえずどちらも受験してみて、その後点数の取りやすかったもの、自分に合ったものを数回受験しベストのスコアを目指す、というのもいいと思いました。
SATとACTは全く違うテストで、採点方法も違い単純に点数だけを比較することはできませんが、両方のテストを受験した際にはスコアの換算表があるので、参考にしてみてください。
https://collegereadiness.collegeboard.org/pdf/guide-2018-act-sat-concordance.pdf
アメリカの大学は、そのほとんどで高校の成績やエッセイ、推薦状、また課外活動などを含む書類選考により合否が決まりますが、SATやACTなどの標準テスト(Standardized Test)もその1つで、多くの学生がより高いスコアをとるために努力を続けます。
しかし、日本のセンター試験とは異なり、SATやACTのスコアが何点以上で合格、何点以下で不合格という明確なラインがありません。
ちょっとわかりにくいアメリカの入学審査ですが、親からしたらどうせ受けるなら高い点数を取る方がいい!と思うのは当たり前?ですよね。
SAT、ACTどちらを受験するにしろ、早めに対策を立てて準備を進めることが必須。
今後みなさんがSATとACTどちらを受けるべきか悩んだ時、また何を対策すべきか迷った時に、今回のこちらの記事が参考になれば幸いです。
後悔のないようベストを尽くし、自分が納得する結果を残してくださいね。
応援してます!
アメリカ在住で受験生を抱えています。拝読し、参考にさせていただきました。SATは25年卒業生からdigitalテストに切り替わります。ご参考まで。https://mytutor.com/blog/a-peek-at-the-digital-sat/