




英語を勉強していると、「単語も文法もある程度覚えたのに、ネイティブの会話が聞き取れない」「英語で話すときに、単語が出てこない」という壁にぶつかることがある。
この原因のひとつが、Phrasal Verbs(句動詞)である。
Phrasal Verbsとは、「動詞+前置詞(または副詞)」で特別な意味を持つフレーズのこと。例えば、
- 「get over it」 → 「それを乗り越えろ!」(失恋した友達への励まし)
- 「bring up a topic」 → 「話題を持ち出す」(会議や日常会話でよく使う)
- 「take off」 → 「飛行機が離陸する」「仕事が軌道に乗る」(ビジネス英語でも必須)
このように、ネイティブは「compensate」や「initiate」などの難しい単語よりも、シンプルな動詞と前置詞の組み合わせで伝えることが多い。
本記事では、最もよく使われる16個の基本動詞を使ったPhrasal Verbsを紹介する。
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目次
Phrasal Verbsの意味と基本
Phrasal Verbsとは?
Phrasal Verbs(句動詞)とは、「動詞+副詞」または「動詞+前置詞」の組み合わせで、新しい意味を持つ表現のことを指す。
例えば、以下のようなものがある。
- take off → 「(飛行機が)離陸する」「(仕事が)軌道に乗る」
- give up → 「諦める」
- bring up → 「話題を持ち出す」「子どもを育てる」
Phrasal Verbsは、動詞単体では意味が成り立たず、「前置詞や副詞とセットで1つの意味になる」という特徴がある。
そのため、直訳しようとすると意味が通じないことが多い。
また、Phrasal Verbsには「句動詞が持つ意味が複数ある」という特徴もある。
例えば、「pick up」は以下のように複数の意味を持つ。
- 「拾う」(例:I picked up a coin from the ground.)
- 「迎えに行く」(例:Can you pick me up at the station?)
- 「(スキルを)身につける」(例:He picked up Spanish while traveling.)
このように 「簡単な単語なのに、意味が多すぎて理解しづらい」ことがPhrasal Verbsの難しさのひとつである。
ネイティブがPhrasal Verbsを日常的に使う理由
Phrasal Verbsは、英語を話すネイティブにとって日常会話の必須表現である。
その理由は、以下の3つが挙げられる。
シンプルで使いやすい
ネイティブは、「compensate for」よりも「make up for」、「initiate」よりも「start up」など、短くて分かりやすいPhrasal Verbsを好んで使う。
フォーマルなビジネスの場面でも、日常会話ではPhrasal Verbsの方が自然に聞こえることが多い。
日常生活のあらゆる場面で登場
Phrasal Verbsは、ニュース、ドラマ、映画、ビジネスメール、試験問題など、あらゆる場面で使われる。
例えば、以下のようなシチュエーションで頻繁に登場する。
▪️仕事・ビジネス
- 「bring up a topic」 → 会議で話題を持ち出す
- 「set up a meeting」 → 会議を設定する
▪️カジュアルな日常会話
- 「hang out with friends」 → 友達と遊ぶ
- 「look after my pet」 → ペットの世話をする
▪️ニュース・時事英語
- 「cut down on spending」 → 支出を削減する
- 「carry out an investigation」 → 調査を実施する
こうした表現を知らないと、英語のニュースや日常会話をスムーズに理解することが難しくなる。
口語表現の基本
Phrasal Verbsは、「ネイティブの話し言葉の基本」である。
特に、ネイティブ同士の会話では、Phrasal Verbsが頻繁に使われるため、知らないと「知っている単語なのに意味がわからない」状況になりやすい。
例えば、「cancel(キャンセルする)」はフォーマルな単語だが、カジュアルな会話では「call off の方がよく使われる。
同じように、「continue(続ける)」よりも「carry on」の方が、日常会話では自然に聞こえる。
日本人がPhrasal Verbsを苦手とする理由
Phrasal Verbsは、日本人にとって特に難しい英語表現のひとつとされている。その理由は、以下の3つが挙げられる。
直訳できない
Phrasal Verbsの多くは「単語の組み合わせから意味を推測しづらい」という特徴がある。
例えば、「give up」は「give(与える)」+「up(上)」なのに「諦める」という意味になり、単語の意味を単純に足し合わせても理解できない。
他にも、「look after」は「後ろを見る」ではなく「世話をする」になるなど、直訳では意味が通じないものが多い。
1つの表現に多くの意味がある
Phrasal Verbsは1つのフレーズが複数の意味を持つため、混乱しやすい。
例えば、「run out」というフレーズには以下のような異なる意味がある。
- 「(時間やお金が)なくなる」(例:We ran out of milk.)
- 「外に走り出る」(例:The dog ran out of the house.)
このように、同じPhrasal Verbsでも、文脈によって異なる意味を持つため、日本人にとっては理解しづらいポイントになっている。
音の変化で聞き取りにくい
Phrasal Verbsは、会話の中で音が変化(リエゾン)しやすいため、聞き取るのが難しくなる。
例えば、以下のように単語同士がつながることで、予想と違う音になってしまう。
- 「give up」 → [ギヴァップ] のように聞こえる
- 「pick it up」 → [ピキダップ] のように聞こえる
- 「take off」 → [テイコフ] のように聞こえる
英語のリスニングを苦手とする人は、この音のつながり(リンキング)や脱落(リダクション)に慣れていないため、Phrasal Verbsを聞き取るのが難しくなる。
動画で学ぶPhrasal Verbs|おすすめYouTubeリスト
Phrasal Verbsは、実際の会話の流れや発音と一緒に学ぶことで、より自然に身につく。
そのため、YouTubeを活用するのは非常に効果的だ。
ここでは、Phrasal Verbsを学ぶのに適したYouTubeチャンネルを紹介し、それぞれの特徴を解説する。
おすすめのYouTube番組リスト
English Lessons with Adam

このチャンネルでは、Phrasal Verbsを一つひとつ丁寧に解説し、実際の会話の中でどのように使われるかを具体的に説明している。
ネイティブの発音を聞きながら、表現のニュアンスを理解するのに最適だ。


BBC Learning English – The English We Speak

イギリス英語のリアルな会話を学べる人気のチャンネル。
1本の動画が3分程度と短いため、スキマ時間を活用して手軽に学習できるのが魅力。
Phrasal Verbsが実際にどう使われるかを、ネイティブの自然なスピードで聞くことができる。


Learn English with Bob the Canadian

カナダ英語の発音で学べるチャンネルで、ゆっくりで明瞭な話し方が特徴。
実生活で使えるPhrasal Verbsや英単語を厳選して紹介しており、リスニングが苦手な人でも理解しやすい。
シンプルな解説が多いので、基礎からしっかり学びたい人にも向いている。


Speak English With Vanessa

アメリカ英語のカジュアルな会話表現を学べるチャンネル。
ネイティブの日常会話の中でPhrasal Verbsがどのように使われるかを、フレンドリーな雰囲気で解説している。
リラックスした雰囲気で学べるため、楽しく続けられるのが魅力。


Oxford Online English

論理的な解説が特徴のチャンネルで、Phrasal Verbsをしっかりと体系的に学ぶことができる。
英語学習者向けにわかりやすく説明しており、例文も豊富なので、基礎から応用までしっかり理解できる。


動画を活用した学習方法
YouTube動画は、ただ見るだけではなかなか身につかない。効果的に学ぶためには、以下の方法を試してみよう。
まずは字幕なしで視聴し、どのようなPhrasal Verbsが使われているかを確認する。最初から完璧に理解する必要はないので、話の流れを意識しながら聞いてみよう。
その後、英語字幕をONにしてもう一度視聴し、聞き取れなかった部分や新しいPhrasal Verbsをメモするのがポイントだ。
最後に シャドーイングを取り入れる と、学んだ表現を実際に使えるようになる。
動画を一時停止しながら、発音やイントネーションを真似して口に出してみることで、ネイティブの話し方が身についてくる。
さらに、自分の生活に当てはめて例文を作ってみると、記憶に定着しやすい。

厳選!ネイティブがよく使うPhrasal Verbs一覧
ネイティブが日常会話やビジネスシーンで頻繁に使うPhrasal Verbsを、 「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」 の3つのレベルに分けて紹介する。
自分のレベルに合ったものから優先的に学習し、実践の場で使えるようにしていこう。
初心者向け:基本動詞から学ぶPhrasal Verbs
(get / take / bring / look / put / call)
まずは、英語を学び始めた人でも取り入れやすい 基本動詞 から始めよう。
これらの動詞は、シンプルな表現が多く、 日常会話で最もよく使われるPhrasal Verbs を作る。
例えば、「get up(起きる)」「take off(離陸する・脱ぐ)」「bring back(持ち帰る)」などは、日常的に使うフレーズの代表例だ。
まずは、これらのPhrasal Verbsを 「見てわかる」→「聞いてわかる」→「使える」 の順でマスターしよう。
get
学べる表現
- get up:(席を)起つ、(服を)着る
- getup:服
- get down:(席に)座る、(音楽を)楽しむ
- get away:去る、バケーションに入る
- getaway:バケーションの目的地
- get over:(壁を)乗り越える、(問題を)終わらせる
- get off:(〜から)離れる、(罪を)を避ける、(〜を)楽しむ
- get on:(電車に、船に、飛行機に)乗る
- get in:(車に、ボートに)乗る
- get in with:(グループの)仲間になる
- get through:(〜を)やり切る
- get between:(〜の間で)問題を起こす
- get along with:(〜と)仲良くする
- get on with:(〜と)仲良くする
- get on board:(〜に)参加する、合意する
take
学べる表現
- take out:(食べ物を)持ち出す、取り出す、(人を)暗殺する
- take in:(服を)小さくする、(〜を)受け入れる
- take over:(会社を、仕事を)引き継ぐ
- take up:(スペースを)取る、(新しいことを)始める
- take up with:(〜と)議論する
- take after :(態度を)真似る
- take back:(言ったことを、約束を)取り消す、
- take off:(飛行機が)飛び立つ、(ビジネスが)うまくいく
- take on:(〜を)試す、(誰かと)戦う
- take down:打ちのめす、書き留める
- take to:(人に)親近感をもつ、(〜へ)運ぶ
- to take someone under your wing: (〜を)弟子にする
bring
学べる表現
- bring up:(物を)持ち上げる、(話題を)取り上げる、(子供を)育てる、(ゲロを)吐く
- bring about:(結果を)引き起こす、(船を)引き返す
- bring around: (人を)復活させる、(人の意見を)変える
- bring back:(物を)持って帰る、(昔の慣習を)呼び戻す
- bring down:(物を、人を)壊す、がっかりさせる、(地位を)引きずり落とす
- bring in:(物を)持ってくる、逮捕する、(人を)連れてくる
- bring on board:(会社に)紹介する
- bring it on:お前なんて怖くないぞ、戦ってやる、俺が勝つ
- bring off:(〜を)成功させる
- bring to:(人を)復活させる
- bring to mind:(〜を)思い出す、意識する
- bring to light:(〜を)暴露する、明るみに出す
- bring to one’s knees:(〜を)やっつける
look
学べる表現
- look up:(上を)見る、(辞書で、グーグルで)調べる、ことがうまく行く
- look up to:尊敬する
- look down:見下す
- look over:(上から)見る、チェックする
- look through:完璧にチェックする、検査する
- look in on:監視する、軽く世話をする
- look after:世話をする
- look into:調査する
- look out:注意する
- look around:見る(見てるだけで買わない)
put
学べる表現
- put up with:(渋滞に、退屈な授業に)堪える
- put on:(服を、ジュエリーを)つける、着る
- put away:(物を)片付ける
- put together:(家具を)組み立てる
- put off:(服を、ジュエリーを)脱ぐ、とる
- put down:(銃を)下げる
call
学べる表現
- call on(upon):(助けを)頼む、(〜に)頼る
- call up:電話する、(スポーツチームで)昇進する、(軍隊に)呼ぶ
- call back:電話を返す、(オーディションの)審査通過の電話をする
- callback:(オーディションの)審査通過電話
- call for:(〜を)求める、(〜に)値する
- call in:(シャンパンを、専門家を)持ってくる、電話する(メッセージを残す)
- call off:キャンセルする、(犬が、人が)攻撃をやめる
- call to action:〜に行動させる
- call to mind:思い出す
- call into question:疑う
- on call:電話があったらいつでも対応すると言う状態
中級者向け:表現の幅を広げるPhrasal Verbs
(fall / hold / set / pass / carry / turn)
英語に少し慣れてきたら、意味が直訳しにくいPhrasal Verbsを学んでみよう。
このレベルでは、「fall apart(バラバラになる)」「carry out(実行する)」「set up(準備する)」といったニュースやビジネスシーンでも使われる表現が増えてくる。
また、1つのPhrasal Verbが複数の意味を持つことが多くなるため、文脈ごとの意味の違いに注意しながら覚えるのがポイント。
fall
学べる表現
- fall apart:バラバラになる、精神的にやられる
- fall out:(〜を)落とす、喧嘩する、
- fallingout:喧嘩、結果
- fall behind:後ろから着いていく、遅れを取る、支払いが遅れる
- fall for:恋に落ちる、(嘘を)信じる
- fall through:(計画が)失敗する、(穴を)通す
- fall in:従う
- fall in with:いやいや従う
- fall back:頼る
hold
学べる表現
- hold on:(電話を)待つ、つかむ
- hold off:(人が〜するのを)待つ、(選挙を)延期する
- hold up:(パーティを、コンサートを)延期する、(強盗が言う)手を上げろ
- holdup:強盗
- hold out:(〜が良くなるのを)待つ
- holdout:(〜が良くなるのを)待っている人
- hold over:(展示会を)延期する
- hold against:(〜を〜に押し付けて)持つ、(〜に)恨みを持つ
- hold onto:つかまる、保つ
- hold back:こらえる、抑える
- hold down:抑える、保つ
- hold to:(約束を)保つ
set
学べる表現
- set up:(物を、ビジネスを、店を)作る、(関係を)作る、(証拠を)作る
- set up to(for):〜を〜にする
- set in:始まる
- set feet in:(店に)入る
- set in motion:(〜を)始める
- set to:(〜を)始める
- set on:固執する
- have your heart set on:心から欲しい
- have your eyes to set on someone:凝視する
- set down:(物を)降ろす、書き留める
- set against:(〜に)強く反対する、(人と人の間の)衝突を作る
- set aside:取っておく
- set back:遅らせる
- setback:問題
- set apart:目立つ、分ける
- set out/off/about:行く、開始する
- to set someone straight:(〜の間違いを)正す

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pass
学べる表現
- pass up:(機会を)放棄する、(物を)上にあげて渡す
- pass on:死ぬ、(情報を)あげる、(いらないから)パスする
- pass over:(物を)渡す、ざっくり見る、(選ばないで)飛ばす
- pass through:(街で何もしないで)通過する、(風が服を)通過する
- pass by:(少しだけ)立ち寄る、(車が)通る、(時間が勝手に)経過する
- pass down:(物を)下に渡す、(服くなった服をいとこの子供に)あげる、
- pass away:死ぬ(pass on より一般的な表現)
- pass out:(紙を、キャンディを)配る、(飲み過ぎで)気を失う
- pass off:(本当の自分ではない)ふりをする、(偽物を本物であるように)説得する
- pass around:(紙を、キャンディを)順番に配る
carry
学べる表現
- carry on:(授業を、慣習を)続ける
- carry on with:(異性と)楽しむ、セックスする
- carry over:(物を)運ぶ、(時間を)ずらす
- carry back:(子供を)背中で運ぶ、背徳感を感じる
- carry around:(成功して)終わらせる
- carry off:持って行く
- carry out:(仕事を)実行する、持って行く
- carry forward:(将来の時間に)持って行く
- be carried away:自己を忘れた、誇張された
turn
学べる表現
- turn on:(スイッチを)入れる、(授業を、外見を)魅力的にする
- turn-on:(授業を、外見を)魅力的にすること、もの
- turn off:興味を失わせる
- turnoff:興味を失わせること、もの
- turn up:(音量を)上げる、発見する、現れる
- turn down:(音量を)下げる、断る
- turn over:裏返しにする、(レストランの)回転率を上げる
- turnover:(レストランの)回転率
- turn around:(人が)振り返る、(意見を)変える
- turn in:提出する、(警察に悪い奴を)密告する、寝る
- turn to:頼る
- turn out:(猫を)追い出す、(〜で)あることがわかる
- turnout:出席率
上級者向け:ニュアンスを深く理解するPhrasal Verbs
(head / back / step / knock)
ネイティブの会話により近づくには、比喩的な意味を持つPhrasal Verbsを理解することが重要だ。
このレベルでは、「head off(阻止する)」「step up(強化する)」「knock out(ノックアウトする)」のように、直訳では意味がわかりにくい表現が多く登場する。
また、ビジネスやフォーマルな場面で使われるものも増えてくるため、より洗練された英語を話したい人には必須のPhrasal Verbsとなる。


head
学べる表現
- head up:(北へ)行く
- head down:(南へ)行く
- head out:(今いるところを去ってそっちに)行く
- head over:(すぐに)行く
- head in/inside:(家の中に)行く
- head back:戻る
- head off:やめる、止める、方向を変える
- head for:(〜の方向を)目指す

» 【ネイティブの英文法を】English Grammar in Use【特徴・使い方を解説】
back
学べる表現
- back up:(データを)バックアップする、後ろに下がる、サポートする、強化する
- backup:サポート
- back away:下がる
- back down:(衝突を避けるために意見を)取り下げる
- back off:(威圧的な人に言う)下がれ、やめろ
- back in:(車をガレージに)バックして入れる
- back into:(バックして何かに)ぶつかる
- back out:(最後の最後で)意思を変える
step
学べる表現
- step:一歩出る、(階段を)登る
- step down:下がる、(職を)辞職する
- a step-down:(金がないから)ランクを落とすこと
- step up:上がる、(困難を克服するために)立ち上げる
- step up to the plate:(困難を克服するために)立ち上げる
- a step-up:ランクが上がること
- step in:(部屋に一歩で)入る、(〜に)関わる
- step inside:(〜に)入る(偉い人が言う)
- step around:(直接的な意見を避けて間接的に)答える
- step around the issue:(政治家が本質的なことを言わずに)答える
- step out:(ちょっとの間)外に出る
- step out of line:ルールを守らない、皆に合わせない
- step on:(虫を)踏む、(もっと働くように)プレッシャーを与える
- step one’s toes:(誰かに)たくさん干渉する
- step on the gas:プレッシャーを与える、(車の)スピードを上げる
- setp on it:急ぐ
- step back:下がる、(ある事象を)一歩下がって見る、(物事が)後退する
- step aside:横に動く、(道、ポジションを譲るために)横に動く
- step forward:前に動く、ボランティアする、(責任を)認める
knock
学べる表現
- knock:(ドアを)ノックする
- knock down:(意図的に物を)倒す
- knock over:(事故で物を)倒す
- knock up :妊娠させる
- knock out:(パンチして)意識を失わせる、故障させる
- knockout:ノックアウト、(意識を失うほどの)美人
- knock off:(物を)倒す、盗む
- knockoff:偽物


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Phrasal Verbsを効率的に覚えるコツ
Phrasal Verbsは、単なる単語の暗記ではなく、文脈ごとに覚えることがポイントだ。
リスニングやスピーキングでもスムーズに使えるように、効果的な学習方法を取り入れよう。
よく出る組み合わせを優先的に覚える
Phrasal Verbsの中には、日常会話やビジネス英語で頻繁に登場するものがある。
例えば、「get」「take」「bring」などの基本動詞と前置詞の組み合わせは特に使用頻度が高い。
まずは以下のような「基本動詞+よく使うPhrasal Verbs」 を重点的に覚えよう。
- get up, get over, get along
- take off, take on, take in
- bring up, bring about, bring back
- look up, look into, look after
これらのPhrasal Verbsは、英語のニュースや会話の中でも頻繁に登場するため、優先的に学習することで実践の場で活用しやすくなる。
シャドーイングや実際に使う練習法
暗記するだけでは、いざ使おうとしても思い出せないことが多い。
Phrasal Verbsをスムーズに使えるようにするには、「聞く」→「真似する」→「話す」の流れで学習するのが効果的だ。
シャドーイングでリズムを身につける
ネイティブの話し方をそのまま真似る「シャドーイング」は、Phrasal Verbsの音の変化やリズムを身につけるのに最適な方法だ。
- Phrasal Verbsがよく出てくる英語のポッドキャストやYouTube動画を選ぶ
- 一文ずつ再生し、音声をそっくり真似して繰り返す
- できるだけ意味も意識しながら発音する
シャドーイングを続けると、Phrasal Verbsをスムーズに使えるようになり、自然な英語のリズムも身についてくる。


実際の会話の中で使ってみる
覚えたPhrasal Verbsは、実際に使わなければ定着しない。
例えば、日記を書くときに意識して使うのも効果的な方法だ。
日記例:
“I got up early today and took on a new project at work. In the afternoon, I ran into an old friend and we caught up over coffee.”
このように、日常の出来事を振り返りながら使うことで、Phrasal Verbsを実践的に定着させることができる。
オンライン英会話・言語交換で実践しよう!
Phrasal Verbsを「使える英語」にするためには、実際の会話で試すことが一番の近道だ。
オンライン英会話や言語交換を活用し、ネイティブや英語学習者と会話しながら使う機会を増やそう。
① オンライン英会話で練習
DMM英会話やCamblyなどのオンライン英会話サービスでは、講師と自由に会話できるため、積極的にPhrasal Verbsを使う練習ができる。
レッスンの前に「今日使うPhrasal Verbs」を決めておくと、より実践的な練習ができる。
会話の例
“Today, I want to practice using ‘take off’ and ‘bring up’ in conversation.”
“Can you give me some feedback if I use them correctly?”
レッスン中に実際に使ってみて、講師からフィードバックをもらうと、自然な表現として身につきやすい。


② 言語交換アプリでアウトプット
HelloTalkやTandemなどの言語交換アプリを使うと、英語を学ぶネイティブと気軽にチャットや音声通話ができる。
英語でメッセージをやり取りする中で、学んだPhrasal Verbsを積極的に使ってみよう。
- チャットでPhrasal Verbsを使った文章を送る
- 相手の返答を見て、どのように使われているかチェック
- 音声メッセージでも挑戦し、発音や使い方を確認する
言語交換は、リラックスした環境で実践できるため、間違いを恐れずに試すことができるのがメリットだ。
終わりに
Phrasal Verbsは、ネイティブが日常会話で頻繁に使う重要な表現だ。
しかし、日本人学習者にとっては、直訳しづらかったり、同じ動詞でも意味が大きく変わるため、苦手意識を持つことが多い。
しかし、学習方法を工夫すれば、Phrasal Verbsは決して難しいものではない。
よく使われる表現から優先的に覚え、シャドーイングや会話練習で実践しながら身につけることが大切だ。
今回紹介した学習方法を活用しながら、楽しくPhrasal Verbsを身につけていこう!




