海外MBAを取得するともなると、企業などからの派遣の場合を除き、勤めている会社を退社または休職しなければならず、留学のための高額な費用を払うことは頭の痛い問題となります。
ここで検討したい方法が「海外ビジネススクールのオンラインプログラムでMBAを取得する」ことです。
オンラインであれば、仕事を続けながらよりフレキシブルな受講が可能。近年、オンラインのコースを設けているビジネススクールの数は増加しておりその可能性は広がっています。
今回のこちらの記事では、世界各国にあるビジネススクールのオンラインMBAプログラムの紹介とスクールを選択する際に注意するべきポイントを中心に解説していきます。
この記事の筆者:Antieやや
タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。
MBAとは?
MBAとは、Master of Business Administrationの略であり、一般に「ビジネススクール」と呼ばれる大学院(修士課程)にて経営学に関する履修課程を修了した者に与えられる学位(経営学修士号)のことです。
MBAプログラムを提供している大学院は、経営者や経営に関わるビジネスキーパーソンを短期間で育成することを主な目的としており、取得者に与えられる経営のプロとしての評価は高いものとなります。
ビジネススクールへ入学するためには、大学卒業、または同等の学力を有し、さらには企業での実務経験が少なくても2~3年、そしてGMATテストに相当する試験のスコア提出などが必要となります。
MBAで何を学ぶ?
MBAではビジネスのあらゆるシーンにおいて、また実社会での活躍に必要な資質や知識・技能を修得するためのプログラムが用意されています。
プログラムの内容は各スクールにより異なりますが基礎的な科目は概ね同じ。論理的思考法、経営戦略、マーケティング、ファイナンスなど幅広い項目を習得します。
プログラムはアカデミックな知識を学ぶだけではなく実践的な内容が中心。
ケーススタディ、クラスワーク、プロジェクト、グループワークなどを組合せ、経営を管理する知識を体系的に学びながら実際のビジネスの現場で役に立つ実践力を身につけます。
MBAの種類
一般的にMBAとは、大学を卒業した後に企業にて実務経験を有する社会人を対象としたプログラムのことをいいますが、その履修形態や受講期間、受講対象者によりさまざまな種類での関連学位が提供されています。
- MBA
MBAは前述の通り、実務経験が少なくとも2年以上(スクールによりその期間は異なる)の社会人を対象としています。フルタイムMBAと呼ばれるプログラムは一般的に2年制で、平日の昼間に開講される授業を履修します。
またパートタイムMBAは、平日の夜間および週末に開講されるプログラムで、その期間はスクールにより異なります。
- オンラインMBA
文字通り、オンラインでMBAを取得する方法です。入学資格はフルタイムMBAと変わりません。
オンラインでの海外MBAを取得するまでに要する期間は最短で1.5年、最長で3~5年、平均で約3年。
在学期間が長くなる理由は、オンラインでMBAのプログラムは働きながら受講する人が多いため、パートタイムでカリキュラムが進むためです。
- EMBA
EMBAはExecutive MBAの略。実務経験が10年以上と一定期間以上のマネージャー経験を持つミドル層の管理職を対象にしたMBAプログラム。
現役の経営者や経営幹部の職についている方々も多く、受講者の平均年齢も40代となっています。
- MSc
MScはMaster of Scienceの略。MBAよりも実務経験が少ない受講者を対象とし、ある特定分野を専門的に学ぶ修士課程の学位名となります。職歴は問われませんが※、高い学問知識やアカデミックスキルが必須。
学部課程での履修科目や成績が重視されます。MScの場合には、自分が専攻した分野に関連した職業に就くことがほとんどとなります。
※専攻分野により職歴が求められます。
オンライン留学でMBAを取得する価値
海外のビジネススクールでMBAが取得できる「オンラインプログラム」は、住んでいる場所に関係なくどこからでも受講が可能。
オンラインでありながらも、現地で通学しながら取得する学位と同じ学位の取得が可能です。
メリット
日本で働きながら海外のプログラムに参加できる
MBA取得を目指す方の多くは、ビジネスリーダーに必要な資質を養い仕事に役に立てたい、と考えていると思います。
そのため、仕事を続け実務経験を積みながら経営を管理する知識を体系的に学ぶ、ということは、それら知識を実際のビジネスの現場で実践することが可能であるということ。
留学ともなると現地での就業が困難となるため、日本で働きながらオンラインで学べることは大きなメリットとなります。
費用を節約することができる
欧米のトップビジネススクールへフルタイムで通学した場合の費用は驚くほど高額。
一方でオンラインでは、休職、退職をする必要がない上、フルタイムと比べて学費が若干低く設定されていることが多いです。
さらに、旅費、滞在費もかからないため「留学費用」を大幅に抑えることができます。
ビジネスレベルの英語力が身につく
海外のビジネススクールでは、すべての授業が英語で行われます。
試験はもちろん、論文、プレゼンテーション、ディスカッションなども全て英語になるため、ビジネスシーンに即した「使える英語表現」を授業の中で学びながら身につけることができます。
デメリット
- 直接の意見交換の機会が少ない
一般的なMBAの講義では、受講者同士で意見を述べ合う参加型のスタイルの講義がほとんど。
オンラインでの授業でも、リアルタイムにディスカッションができたり受講者同士での討議に参加できるライブ型のプログラムもありますが、その機会は圧倒的に少なくなってしまうため、人によってはそれが物足りないと感じる人もいるかもしれません。
- 学習スタイルを自分で考慮する必要がある
オンラインでの講義は主に録画とライブ配信により進められます。
録画の場合には映像を利用して復習ができるなど、自分のペースに合わせて学ぶことができるという学習面でのメリットもあります。
一方、録画された授業を見るだけでは実際に学んだことをアウトプットする機会が限られてしまい、学んだことが実践力として定着されにくい、モチベーションが保ちづらいというデメリットもあるでしょう。
知識を実践力として活かすためにも、学習スタイルを自分で考慮する必要性があります。
オンラインMBA(海外・国内)選び7つのポイント
志望するビジネススクールを決める時には、複数のスクールを比較・検討しなくてはなりません。そのためにも的確な情報を収集することが必要。
世界中にあるビジネススクールの中から、自分に合ったオンラインMBAプログラムを選択する際には考慮するべき項目がいくつかあります。
国際認証機関の認定校であるかどうかを調べる
日本国内はもちろん世界の多くの大学や教育機関がビジネススクールを開設しており、各種各様のビジネススクールが資格を授与しています。
そのため一口にMBAを持っているといっても、その知識やスキルは各人各様のため、それらを一元的に評価することはできません。
そこで1つの判断材料として重要となってくるのが「国際認証」です。
「国際認証」を取得するためには、教員や学生数、カリキュラム、スクールの規模など様々な評価基準をクリアする必要があります。
認証を受けた大学やビジネススクールは、国際的な第三者機関によって設けられたガイドラインに順守していることを示し、世界的に認められる優れた水準のMBAプログラムが提供されていると証明されます。
MBAの「国際認証」を行っている機関はいくつかありますが、中でも代表的な認証機関は以下の3つがあります。
AACSB(Association to Advance College Schools of Busuness)
1916年にアメリカで設立され、国際認証を行う機関として最も権威を持つともいわれる代表的な機関です。世界57の国や地域、800以上の大学やビジネススクールがAACSBからの認証を取得しています。
継続して認証を受けるためには5年ごとに審査を受け合格する必要があります。審査基準は改定され続けており、多岐にわたる項目で向上を求めることでビジネススクールの質の維持、または向上を支援しています。
AMBA(Association of MBAs)
1967年にイギリスのロンドンで設立された国際認証機関です。各スクールのカリキュラムの内容を詳細に審査し、現在では世界75ヶ国以上の260を超えるビジネススクールがこの機関からの認証を取得しています。
EFMD Global(European Foundation for Management Development)
1972年に設立された国際認証機関で、ベルギーのブリュッセルに拠点を置き、ジュネーブ、香港、マイアミ、プラハにオフィスを構えています。
Management Develop Program(マネージメント・デベロップ・プログラム)を専門としており、90ヶ国、900以上の教育機関がこの認証を受けています。EFMD Globalでは、EQUIS(European Quality Improvement System)と
EFMD Accredited(EFMD Programme Accrediation)という2種類の認証を実施しています。
カリキュラムの内容を確認する
MBAは、ビジネスリーダーが成功するために必要な専門知識を磨く修士号。
オンラインプログラムを選ぶ際には、MBAで学ぶ総合的経営管理能力の基本となる主要カリキュラムに沿ったプログラムが提供されているかを確認する必要があります。
コアカリキュラムには、「ファイナンス」「マーケティング」「会計」「経営戦略」「リーダーシップ・管理スキル」「経済統計」などが含まれます。
また動画視聴またはライブ形式など、それぞれのビジネススクールの学習スタイルを確認することも重要。他の学生や教員との意見交換や交流方法なども確認しておきたい点です。
費用
海外の場合は、それぞれの国やビジネススクールにより履修期間や学費が大きく異なります。
一口にオンラインMBAプログラムといってもその選択枠は無数。他よりも安いプログラムを見つけたからといって、それが正しい選択であるとは限りません。
そのためカリキュラムの内容が金額に見合っているかを見極めることが大切。
またテキスト本など授業以外にかかる費用、在籍期間を延長する場合の追加の授業料など、詳細な費用を正確に理解しておくことが大切です。
ファイナンシャルエイドは必要?
学費の支払いについて支援が必要な場合には、外部機関からの学校教育ローン、給付金、奨学金などを受け付けているビジネススクールを探します。
一部のビジネススクールでは、独自の助成金や奨学金を提供している場合があるため、各スクールウェブサイトにて諸条件等を確認することをおすすめします。
学生支援サービス
双方向にコミュニケーションをとりながら講義が進む対面授業と比べ、オンライン授業ではどうしても一方通行の講義になりがちです。
そのためオンラインでの学びを円滑に進めるためには、サポート体制の充実が不可欠。より学びを充実させ、モチベーションを保つためも専門のサポートスタッフによる各種サポートも重要です。
オンラインとはいえ、それぞれの学生に真摯に向き合い、柔軟な対応を行ってくれるのかどうかを確認しておきましょう。
コース終了後の就職サポートは?
MBA取得後に転職を検討している場合には、就職活動のスタートはビジネススクール入学のその日から始まっています。
MBAプログラムを提供している多くのビジネススクールには、キャリアセンターという施設があり、受講生の就活活動の悩みはもちろん、どうキャリアアップしていくかの相談など、キャリア形成を支援する体制を整えています。
ビジネススクール選びの際には、こうしたサポートの充実度を参考の1つにしてもいいかもしれません。
スクールによりそのサポートの内容はさまざまです。
自分が希望するビジネススクールではどういったサポートが受けられるのか、スクール案内やウェブサイトで確認。それと同時に就職活動の時期や流れを大まかに知っておくことも大切です。
卒業生の就職先などを参考にする
MBAを取得したのはいいが、目指す職業に就けるの?など卒業後の進路が気になる方も多いはず。
ビジネススクール選びの際には、卒業生の就職先を参考することも1つの方法です。ほとんどのスクールでは、卒業生の進路・就職先のデータをホームページ上に掲載。
就職支援に注目し、就職情報を確認しておくことも必要です。
また、MBAホルダーを積極的に採用している企業は、ビジネススクールを直接訪問して採用を行っているところもあり、その他の企業とのコンタクトには、定期的に開催されるキャリアフォーラムに参加する、ビジネススクールの卒業生を通してコンタクトをするなどの方法があります。
世界のオンラインMBAプログラム紹介
MBAプログラムを提供しているビジネススクールは、日本国内、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国とさまざまな国や地域にあります。
オンライン受講であれば、世界中で開講されている無数のMBAプログラムの中から、ご自身にとってベストなものを選択することが可能です。
オンラインMBA世界ランキング
ランキングは、世界の評価機関やビジネス誌など国内外の多くのメディアによって発表しているもので、「Employability(雇用主による卒業生の評価と就職率)」「Entrepreneurship and Alumni outcomes(起業家精神と卒業生の活躍」などを含む多様な指標からビジネススクールを総合的に評価。
ビジネススクールを選ぶ際に活用できる情報の1つとなります。
ここでは、イギリスのQuacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ)社が調査、発表する「QS World University Rankings : Online MBA Rankings 2020」をみていきましょう。
世界ランキング | ビジネススクール名 | 国 |
1 | IE Business School | Spain |
2 | Imperial College Business School | United Kingdom |
3 | Warwick Business School | United Kingdom |
4 | AGSM@UNSW Business School | Australia |
5 | Politecnico di Milano School of Management | Italy |
6 | Indiana University (Kelley Direct Programs) | United States |
7 | Alliance Manchester Business School | United Kingdom |
8 | USC (Marshall) | United States |
9 | Florida International University | United States |
10 | University of Otago Business School | New Zealand |
※ 11位以下のランキングについてはQS Online MBA Rankings 2020を参照
ビジネススクールの客観的な評価や特徴を数字で表したものも参考になる情報の1つ。これまで注目していなかった大学のことを知るきっかけとなるかもしれません。
まずは自分がMBAを学びたい目的を明確にし、その目的に合ったスクールを選択することが大切。データの詳細など正しい理解した上で、あくまでランキングは参考程度にご覧ください。
エリア別ビジネススクール・オンラインMBAを紹介
ここからはオンラインでMBAを学べるいくつかのビジネススクールをエリア別に紹介していきます。
費用や条件などに関する最新の情報は各ビジネススクールのホームページをご覧ください。
※ 各スクール費用は2020年度のものを掲載
※ 為替レートは2020年2月12日のもので計算
アメリカ
University of Florida, Hough Graduate School of Business
期間: 16ヶ月(入学要件を満たす場合のみ)または24ヶ月
費用: 49,205ドル~59,807ドル(約516万円~628万円)
コースとカリキュラム: 16ヶ月プログラム、24ヶ月プログラム
クラスプロファイル:
・平均年齢 28歳
・平均職務経験 6年
・平均GMAT 580~600
・平均GPA 3.3
英語能力証明:TOEFL iBT 80以上、IELTS 6以上
国際認証: AACSB、EFMD、GMAC
Carnegie Mellon University, Tepper School of Business
期間: 3年~(8セメスター)
費用: 140,000ドル(約1470万円)学費のみ
コースとカリキュラム: Part-Time Online Hybrid MBA Curriculum
クラスプロファイル:
・平均職務経験 6年
・平均GMAT 674
・平均GPA 3.39
英語能力証明:: TOEFL iBT、IELTS
国際認証:AACSB
University of Southern California, Marshall School of Business
期間:21ヶ月
費用:112,346ドル(約1180万円)
コースとカリキュラム:Curriculum and Online MBA Courses
クラスプロファイル(フルタイムMBA):
・平均年齢 30歳
・平均職務経験 70ヶ月
・平均GMAT 634
・平均GPA 3.34
英語能力証明:TOEFL iBT、IELTS
国際認証:AACSB
イギリス
Durham University, Business School
期間:2年
費用:24,000ポンド(約349万円)学費のみ
コースとカリキュラム:Course Summary
クラスプロファイル:
・平均年齢 36歳
・平均職務経験 16年
・平均GMAT 必要なし
・平均グレード アッパーセカンドクラスの学士号、または各国における同等の学士号
英語能力証明:TOEFL iBT 102以上、IELTS 7.0以上
国際認証:AACSB、AMBA、EQUIS
University of Warwick, Warwick Business School
期間:2年
費用:33,250ポンド~(約483万円~)学費のみ
コースとカリキュラム:Distance learning MBA, Structure
クラスプロファイル:
・平均年齢 37歳
・平均職務経験 13年
・平均GMAT 必要なし
・平均グレード アッパーセカンドクラスの学士号、または各国における同等の学士号
英語能力証明:TOEFL iBT 100 以上、IELTS 7.0以上
国際認証: AACSB、AMBA、EQUIS
Imperial College London, Business School
期間:2年
費用:82,700ポンド(約1201万円)学費のみ
コースとカリキュラム:Global Online MBA, The programme
クラスプロファイル:
・平均年齢 35歳
・平均職務経験 11年
・平均GMAT 必要なし
・平均グレード セカンドクラス以上の学士号、または各国における同等の学士号
英語能力証明: TOEFL iBT 100 以上、IELTS 7.0以上
国際認証: AACSB、AMBA、EQUIS、Athena SWAN
オーストラリア
Bond University, BBT Global Leadership MBA
期間:1年4ヶ月
費用:問い合わせはこちら
コースとカリキュラム:Structure and Subjects
テストスコア:GMAT(オプション)
英語能力証明:TOEFL iBT、IELTS
国際認証:AACSB、EFMD、GMAC、CFA Institute、ASIC
University of New South Wales (UNSW), Business School(オーストラリア)
期間:16ヶ月~
費用:59,750~66,060オーストラリアドル 約487~538万円(プログラムにより異なる)
クラスプロファイル:
・平均年齢 31歳
・平均職務経験 11年
・平均GMAT 686
・平均グレード 優等学士号
英語能力証明:TOEFL iBT、IELTS
国際認証:AACSB、EFMD、PRME
ヨーロッパ
IE Business School(マドリード, スペイン)
期間:17ヶ月~24ヶ月
費用:51,200ユーロ (約651万円)
コースとカリキュラム:The Global MBA Program Structure
クラスプロファイル:
・平均年齢 33歳
・平均職務経験 10年
・平均GMAT 685
・平均グレード 出願後にオンラインテストあり
英語能力証明:TOEFL iBT 100 以上、IELTS 7.0以上
国際認証: AACSB、AMBA、EQUIS
Rushford University, Business School(ジュネーブ, スイス)
期間:12ヶ月
費用:6,750ユーロ(約86万円)学費のみ
コースとカリキュラム:Courses Overview
英語能力証明:IELTS 6.0以上
国際認証:EDUQUA、ACBSP、IACBE、PRME、SwissEducation、ICDE
アジア
London School of Business and Finance, Singapore(シンガポール)
期間:13ヶ月(フルタイム)18ヶ月(パートタイム)
費用:18,000シンガポールドル(約146円)学費のみ
コースとカリキュラム:Modules
英語能力証明:IELTS 6.0以上
国際認証:ACCA、AACSB、Chartered Accountant Singapore
パートナーシップ大学:University of Greenwich UK(グリニッジ大学)
Douglas Business School(香港)
期間:1年
コースとカリキュラム:Course Overview
英語能力証明:必要
国際認証:OTHM、IBA、WINC
パートナーシップ大学:University of Bolton UK(ボルトン大学)
グロービス経営大学院
日本語プログラム
期間:2年(本科生)
費用:単科生 128,000円/1科目 本科生 2,998,000円/2年間(学費のみ)
コースとカリキュラム:年間開講スケジュール(オンライン校)
国際認証:UAA
英語プログラム
期間:2年
費用:2,998,000円(学費のみ)
コースとカリキュラム:Curriculum
テストスコア:GMAT/GRE(オプション)
英語能力証明:必要
国際認証:UAA
以下はオンラインではありませんが、日本国内の英語で授業を行う大学となります。
名古屋商科大学ビジネススクール(NUCB Business School)
英語プログラム
期間:2年
費用:3,080,000円(学費のみ)
コースとカリキュラム:Academic Program(教育課程)
テストスコア:GMAT/GRE(オプション)
英語能力証明:TOEFL iBT 80以上、IELTS 6.0以上、TOIEC 750以上
国際認証:AACSB、AMBA、EFMD、EMBAC、AAPBS、PRME、GBSN
各ビジネススクールにより講義の内容はもちろん、諸条件やサポートもさまざま。興味のあるスクールが見つかったら、資料請求や電話、メールでの問い合わせ、体験会などへの参加によって正確な情報を収集するようにしましょう。
その他のビジネススクールについての情報は以下をご参照ください。
海外のビジネススクールが提供しているオンライン講座
多くのビジネススクールでは、自分の興味のある分野に合わせて基礎から学ぶことができる単科講座をオンラインで開講しています。
正式なMBAプログラムではないため経営学修士号は授与されませんが、講座を修了すると修了証明書が発行されます。
さまざまな可能性が広がる今、海外の名門大学といわれるビジネススクールで単科講座を受講して、実務において応用できる知識とスキルを身につけてはいかがでしょうか。
Harvard University Online Programs(アメリカ)
全ての人々のために学びの場を提供しており、 現在オンラインコースは349コースの中から選択が可能。
アートデザインからプログラミング、ビジネス、数学、社会科学など幅広い分野についてのコースを開講しています。
受講料は無料のものから有料のものまでさまざま。また受講期間もコースにより異なります。
Stanford University Online (アメリカ)
スタンフォード大学では、受講者それぞれの学習目標を達成できるように設計された幅広い分野についてのオンラインコースを開講。
その種類は無料のオンラインコースから高度な学位や経営者のためのコースまでさまざまです。
MIT Management Executive Education (アメリカ)
マサチューセッツ工科大学、スローンマネージメントスクールでは、管理とリーダーシップ、戦略とイノベーション、テクノロジーと運用など、主に管理職者向けのコースを有料で提供しています。
University of Oxford, Saïd Business School(イギリス)
オックスフォード大学、サイードビジネススクールでは短期間で学べるさまざまなコースを提供。無料のオンラインコースは23の中から選ぶことができます。
University of Cambridge, Judge Business School(イギリス)
ケンブリッジ大学、ジャッジビジネススクールでのオンラインコースは、リーダーシップから組織の管理、戦略、イノベーションとテクノロジーまでさまざまな分野をカバーしています。
最後に
ビジネスリーダーを目指す方にとって、MBAの取得は大きくステップアップできるチャンスでもあります。
取得後のなりたい自分を描きしっかりとした目標設定は欠かせません。
もしあなたがグローバルな活躍、世界で通用する経営力、さらには国際的なコミュニケーションの習得を目指すのであれば、海外でのMBA取得を目指すべき、ともいえます。
コロナ渦の今では、ウィルス感染のリスクや各国による入国制限を避け留学先に渡航しないでも、日本にいながら海外大学の授業を受講できる「オンラインプログラム」が注目を集めるなど、教育の場は広がってきています。
インターネットが生活に不可欠となった今、日本にいながら海外のビジネススクールで学ぶことができるオンライン教育の需要は一層高まることと思います。
今回のこちらの記事を参考にしていただき、自分に合った学びの場を探してみてください。
にゃんこ先生、コメント失礼します。
現在大学の学部3年で、今後オンラインでアメリカの大学院(アリゾナ州立大学など)の修士号をとろうと考えているものです。
オンラインMBAだけで無く、もしオンラインでの修士や博士の体験談などありましたら、図々しいお願いですがそのようなものについてもまとめていただけると幸甚です。
Dannyさん
コメントとご要望をありがとう!
オンラインの博士はなかなかないかもしれないけど、オンライン修士は機会があればまとめてみたいね!