海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第18弾。今日は、MIT (Sloan)。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
マサチューセッツ工科大学MBA(MIT SLOAN)の概要
マサチューセッツ工科大学(MIT)の基本情報
基本情報
マサチューセッツ工科大学(英語: Massachusetts Institute of Technology)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置く私立工科大学である。1865年に設置された。通称はMIT(エム・アイ・ティー)。
全米屈指のエリート名門校の1つとされ、ノーベル賞受賞者を多数(2014年までの間に1年以上在籍しMITが公式発表したノーベル賞受賞者は81名で、この数はハーバード大学の公式発表受賞者48名を上回る)輩出している。
最も古く権威ある世界大学評価機関の英国Quacquarelli Symonds(QS)による世界大学ランキングでは、2012年以来2017年まで、ハーバード大学及びケンブリッジ大学を抑えて6年連続で世界第一位である。
MITスローンはMITのビジネススクールだ。MBA(経営学修士)の他、ドクター課程やエグゼクティブ教育も提供している。
(wikiより抜粋)
ホームページ
公式Facebook
https://www.facebook.com/MITSloan
MIT MBAの世界ランキング
#5 QS Full-time MBA Global Rankings 2022
#11 FT MBA Global Rankings 2022
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$84,350(年間)
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):433
- 女性比率:49%
- 留学生比率:40%
- 勤続年数/平均年齢:5年/29歳
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$229,639
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:87%
出典:Class Pofile
マサチューセッツ工科大学MBA(MIT SLOAN)の特徴
理論と実践のバランスの取れたカリキュラム
MITはアクションラーニングに重きを置いており、理論と実践のバランスを重視している。
コアカリキュラムで経営の基本となる会計・統計・ファイナンス・組織論やマーケティング等を学んだ後、その理論を実践する機会が豊富にあり、特にハンズオン経験を得ることを目的としたLabクラスは評判が高い。
アクションラーニングは、優秀な学生だけでなく、卒業生や協力するスタートアップ、組織とMITとのパートナーシップがあってこそ成り立っている。
学術都市ボストンという立地
ボストンは公共・医療分野を始め、世界各国から研究者が集まり、バイオ・テクノロジー系のスタートアップも多く起業のエコシステムができつつある。
教育水準が高く、ハーバード、MITを筆頭に世界中から優秀な人材が集まる学術都市だ。
特にMIT、ハーバード大学のキャンパスが位置する市街地は美しく、美術館や音楽、歴史等に触れることができ、自然も多い。
冬は長く、ボストンは英語のなまりが他の州よりも強いことには目をつむりたい。
テクノロジーとアントレプレナーシップ
MITは理系分野において世界最高峰の大学、ボストンという立地もありイノベーションやテクノロジーを生かしたアントレ領域では右に出る大学はないだろう。
起業を支援するクラスやリソースも多く、エンジニアスクール等他学部と連携した授業、イベントやメディアラボを通じて世界最先端のイノベーション・情報にアクセスが容易だ。
MBAやビジネススクールに留まらないリソースの利用やネットワークを構築できるのは魅力的だ。
MIT MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
MIT MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これらの要件は、多くのMBAプログラムに共通する準備項目でもある。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
- 学士号
- 成績証明書
- GMAT又はGRE
- 英文レジュメ
- 推薦状(最低1通)
- エッセイ
- ビデオエッセイ
- インタビュー
出典:Admissions
- GPA中央値(またはレンジ):3.7
- GMAT中央値(またはレンジ):730
- GREレンジ: Verbal157-168 Quant159-170
推薦状やエッセイなどについては、学校により要件が異なることも多いので、早めにアプリケーションのためのアカウントを作成して確認をしておくと安心だ。
留学経験や海外経験がない純ジャパが一番時間がかかるのは英語試験対策(MITでは必須ではないが、多くのMBA出願には必要)。
留学準備のスケジュール感を持って対策を進めよう。
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れと出願期限
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類を準備→出願→インタビュー→合否となる。
- インタビュー
インタビューは招待制で、選ばれた候補者にのみ実施されます。インタビューに招待された場合、さらに2つの質問に回答し、その後オンラインでインタビューが行われます。
- 合否通知
出願結果は、各ラウンドの締め切り後に通知されます。合否の決定はオンラインで行われ、面接なしで不合格となった場合は早めに結果が通知されることもあります。
- 出願期限
各ラウンドの締め切りは以下の通りです:
- ラウンド1: 2024年9月30日締め切り、12月12日結果通知
- ラウンド2: 2025年1月14日締め切り、4月4日結果通知
- ラウンド3: 2025年4月7日締め切り、5月15日結果通知
MIT Sloanでは、出願者が自身のストーリーを明確に伝えることを重視しており、多様なバックグラウンドのリーダーを歓迎しています。
MIT MBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
https://mitsloanjapanclub.wordpress.com/
日本人留学ブログ一覧
- Carpe diem ~MIT MBA 留学記~ (Class of 2018)
- MIT Sloan MBA 回顧録 (Class of 2015)
- (仮)MIT SloanでのMBA留学日記 – 頑張ったらそこで試合終了ですよ。- (Class of 2014)
- DAYS AT MIT SLOAN (Class of 2012)
- MIT エンジニアのボストン留学 MBA Sloan Fellows 2010 (Class of 2011)
- My Life After MIT Sloan (Class of 2010)
- MIT Sloanな日々 (Class of 2009)
- MIT Sloan 遊学記 (Class of 2009)
- MIT MBA留学日記 ~ その後 (Class of 2009)
- えむあいてぃMBA留学記 (Class of 2007)
学校説明会・イベント情報
http://mitsloan.mit.edu/mba/admissions/admissions-events/
こんにちは。MITのスローンスクールsdmコースについて質問です。sdmのHPの要件と資格のところに
「候補者の資格
SDM修士課程の資格を得るには、受験者は次のいずれかを行う必要があります。
工学、科学、または技術の学士号を取得し、責任を増して5年以上の専門的な技術経験を持っている。または
工学、科学、または技術の修士号を取得し、リーダーシップの経験を含む、技術分野で3年以上の専門的な経験がある
さらに、候補者は、製品またはシステム開発イニシアチブに貢献し、グループと協力または主導した経験を持っている必要があります。」と書いてありますがこれは工学部卒業後に社会経験をつめということでしょうか?私は学部卒業後にここに入学したいと思っていて、疑問に思ったので質問させていただきます
。
そうだね、出願要件のページに書いてある通り、社会経験は必須ということだね。
なるほど。sdmは慶應、シンガポール以外で設置されているところはありますか?
具体的な専攻のことは出願者のみんな各自で調べないとね。
ちなみに、まだ中学生なので、大学院のことを調べるより、まずTOEFLやIELTSで一定のスコアを獲得するのがおすすめ。英語力が上がって高得点がとれれば、出願できる高校や、将来には大学等の選択肢も広がる。
ありがとうございます
いろいろな道を考えます。がんばります。
ありがとうございます!