科学・工学の分野で常に世界をリードし続けているマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)。
MIT(エム・アイ・ティー)という略称とともに、全米屈指のエリート名門校としてその名は広く知られています。
全米のみならず、世界中からテクノロジーの分野において優秀な学生が集まる「マサチューセッツ工科大学」とは、一体どのような大学なのでしょうか。
今回のこちらの記事では、「マサチューセッツ工科大学」を目指す人にも、まだ志望校を決めていない人にも役に立つ幅広い基礎知識や特徴を紹介していくことで、その詳細に迫っていきます。
この記事の筆者:Antieやや
タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。
監修者:ウメンシャン
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。
目次
アメリカの名門校:マサチューセッツ工科大学(MIT)とは?
マサチューセッツ工科大学(MIT)の歴史と基本情報
基本情報
- 名称:Massachusetts Institute of Technology(マサチューセッツ工科大学)
- 所在地:Massachusetts Avenue, Cambridge MA 02139 United States
- 電話番号:+1 (617)253-1000
- 創立年:1861年
- 学校形態:大学・大学院
- 学生数:学部生 4,601名 大学院生 7,024名(2022年現在)
MITの歴史
マサチューセッツ工科大学(通称MIT)は、アメリカの地質・物理学者「ウィリアム・バートン・ロジャース(William Burton Rogers)」が、新しい工科大学の創設を目指し、1861年に州からの認可を受けましたが、南北戦争のため実際の開校は1865年になりました。
当初、キャンパスはボストンにありましたが、ボストンでは開発ブームが起こり、不動産の高騰などによりMITは立ち退きを余儀なくされました。
その後資金調達などの苦難は続きましたが、1909年、「リチャード・コバーン・マクローリン(Richard Cockburn Maclaurin)」が新学長に就任したことにより事態は収拾。その後1916年にケンブリッジに移設されました。
MITは、創設当初から現在のような輝かしい名声や評判があったわけではありません。多くの学生は、建設業者や熟練工、熟練エンジニアなどの社会人のための「職業訓練校」として認識され、人々から偏見の目で見られていました。
現在のケンブリッジに移設されてからは、当時、政治的、歴史的にも問題があったハーバード大学との対立は激しくなり、「MITは職業訓練学校」と侮辱する者も多くいました。
しかし、1980年代に入り、こういったイメージを覆すべく人文科学、建築・都市計画学、経営学などを設立し、20世紀に入ってからはさまざまな分野の教育、研究を提供する総合大学へと発展。現在は、卓越した理工系大学として世界中にその名を馳せています。
MITの特徴と学部紹介
特徴
- 学園都市にあるエリート名門校
MITはハーバード大学と同じケンブリッジにあり、チャールズ川沿いにキャンパスが広がっています。
ケンブリッジ/ボストン周辺には多くの大学が集まっており、アメリカ随一の学園都市となっています。
またハーバード大学など、大学近郊にある大学間での学生や研究者同士の交流も盛んに行われています。
広大なキャンパス内には、有名な彫刻家による作品が置かれていたり、奇妙な建物があったりと観光名所にもなっています。
MITは、工学分野の最高峰として知られていますが、実は社会研究、統計学、ビジネス分野でも常に上位にランキング。
また、全米屈指のエリート名門校の1つとされ、MITが公式発表したノーベル賞受賞者は96名(2022年現在)と多数輩出していることでも知られています。
- UROP
The Undergraduate Research Opportunities Program (UROP)は、MITが世界で初めて実施したユニークなプログラムであり、学部生は2年生(Sophomores)から参加することができます。
これは、教授が手掛ける研究プロジェクトに参加をし、実際に実験や実習を通じながら、世界最先端の研究に触れることができるプログラムとなっています。
UROPに参加することで、さまざまな機会が与えられ、実践的な力を身につけることができます。
MITでは、学生同士はもちろん、教授とのディスカッションが日常的に行われています。
「いかにクリエイティブであるか」「どうすれば実現できるのか」など、常にアンテナを張り巡らせているようなモチベーションの高い学生が多く、革新的な発想が日々生まれている。それがMITといえるでしょう。
工学/理学に強いことから男子学生が多いイメージですが、学部生の男女比率は52:48(2022年度)とほぼ半々となっています。
学部
MITには、大きく分けて5つのスクールと1つのカレッジがあります。
- School of Architecture and Planning(建築学、都市計画、地域計画)
- School of Engineering(工学)
- School of Humanities, Arts, and Social Science(人文科学、社会科学)
- Sloan School of Management(経営学)
- School of Science(理学)
- MIT Schwarzman College of Computing(コンピューターサイエンス)
それぞれのスクールには、数多くの専攻が用意されており、その中から自分が学びたい専攻を選択することができます。
多くの学部生は2年生(Sophomores)になると、MITの特徴の1つでもあるThe Undergraduate Research Opportunities Program(UROP)という研究プログラムに参加しています。
ちなみに、MITを含むアメリカの大学には医学部はなく、医学を専攻するためにはメディカルスクール(大学院)で修士課程に通う必要があります。
また、1つの授業で参加する生徒の人数(クラスサイズ)を見てみましょう。
全体の37.8%の授業が2〜9人、25.9%の授業が10〜19人と少人数授業が多いことが分かっています。
※公式サイトのデータに基づきThere is no Magic!!が作成しています。
マサチューセッツ工科大学が求める人物像
“ 科学技術やテクノロジー、その他の学問分野の知識を深め、21世紀の世界に大きく貢献できる学生を教育すること。
MITのコミュニティのメンバーとして、人類の向上のために賢明に、創造的に、そして効果的に大きな成果をあげられるような知能と情熱を育てるために、先端的な研究、教育の拠点を提供することを目指す ”
これが、MITが掲げているミッションです。
そしてMITでは、成績優秀はもちろん、個性のある学生、論理性、コミュニケーション能力の高さ、リーダーシップ力、協調性、社会貢献実績、そして将来有望な学生を求めています。
世界のトップ名門大学の1つでもあるMITに入学するためには、高校の成績やテストスコアの他に厳しい書類審査があります。
人種構成と留学生率
※公式サイトのデータに基づきThere is no Magic!!が作成しています。
MITの人種構成(学部1年生)は、アジア系が39.5%と最も多く、次に白人系が23.3%となっています。
このことから、MITはアジア人が留学しやすい環境と言えるでしょう。
また、MITの留学生率は約11%となっています。
そのうち、2022年度の日本人留学生は、学部生かつ全学年において5人であることが分かっています。
(参考:https://iso.mit.edu/about-iso/statistics/general-statistics-2022-2023/)
世界大学ランキングとその評価
世界ランク | 大学名 | 国 |
1 | オックスフォード大学 | イギリス |
2 | ハーバード大学 | アメリカ |
=3 | ケンブリッジ大学 | イギリス |
=3 | スタンフォード大学 | アメリカ |
5 | マサチューセッツ工科大学 | アメリカ |
世界ランク | 大学名 | 国 |
1 | マサチューセッツ工科大学 | アメリカ |
2 | ケンブリッジ大学 | イギリス |
3 | オックスフォード大学 | イギリス |
4 | ハーバード大学 | アメリカ |
5 | スタンフォード大学 | アメリカ |
世界ランク | 大学名 | 国 |
1 | ハーバード大学 | アメリカ |
2 | マサチューセッツ工科大学 | アメリカ |
3 | スタンフォード大学 | アメリカ |
4 | カリフォルニア大学バークレー校 | アメリカ |
5 | オックスフォード大学 | イギリス |
媒体によって世界ランキングは変動するものの、常に世界1位〜5位にランクイン。名声、実力共にトップに君臨する名門大学の1つです。
» MIT (Sloan) MBAを知る 日本人ブログ+留学情報まとめ
マサチューセッツ工科大学の偏差値と難易度
日本の大学入試は偏差値によって難易度が計測されますが、アメリカの大学には偏差値が存在しないため、数値から入学難易度を推定することは困難。
そこで1つの参考指標として「合格率」をみると、MITの合格率は、コロナ禍をきっかけに4%前後に急落しております。
※公式サイトのデータに基づきThere is no Magic!!が作成しています。
グラフには記載されていませんが、最新の2023年の合格率も4.8%だったことが報告されています。(参考:MIT公式)
マサチューセッツ工科大学の偏差値を数値で示すことはできませんが、この合格率は、全米の大学の中でもかなり低く、入学難易度は極めて高いと言えます。
MITの著名な卒業生
数多くのノーベル賞受賞者や開発者、起業家などを多く輩出しているMIT。その活躍ぶりは大学を評価する際の指標にもなります。
また、各業界で大きな功績を残し有名人を多く輩出しているため大学の注目度も高く、多くの優秀な学生が入学を志望します。
それでは各界で活躍している卒業生をピックアップして、その経歴をみていきましょう。
コフィー・アナン
ガーナ共和国、アシャンティ州クマシ出身。第7代国連連合事務総長を、1997年1月から2006年12月まで務めました。国連事務総長在任中の2001年にはノーベル平和賞を受賞。
また、2004年には、国連の事務総長として初めて来日をし、第125代天皇(現・上皇)と会談されました。
バズ・オルドリン
ウェストポイント陸軍士官学校卒業後、空軍少尉に任官し戦闘機のパイロットとして朝鮮戦争に従軍。
期間後は軍を一時離れ、MITに入学、1963年に宇宙航空法で博士号を取得しました。そして空軍に戻り、空軍基地射撃教官や空軍士官学校の教官を歴任。
その後、ジェミニ計画実施部に配属され、1966年11月にジェミニ12号の操縦を担当、また、アポロ計画に飛行士として搭乗し、アポロ11号の月着陸船パイロットとして人類初の月面着陸に貢献し、月面歩行をした試乗番目の人物として世にその名を広げました。
遠藤謙
骨肉腫を患った高校の後輩が足を切断することになったことをきっかけに、義足開発の道へ進むことを決意。慶応義塾大学の博士課程を中退しMITへ留学、博士候補製としてバイオメカニクス・ロボット義足の研究を開始しました。
在学中は、発展途上国に出向いて実際に義足を制作する活動を行うなど、さまざまな活動に取り組みました。留学生活は厳しくストレスによる突発性難聴になるなど苦労もありましたが、2012年に博士号を取得。
現在は、ロポットや義足を専門とする日本人研究者として、ソニー・コンピューターサイエンス研究所アソシエイトリサーチャー、株式会社Xiborg代表取締役を務め、ロボット義足、途上国用義足、競技用義足の開発に取り組んでいます。
その他にも、日本人を含む多くの著名人が活躍しており、MIT研究所であるメディアラボでは、石井裕や伊藤穰一(退任)が日本人教授として勤務しています。
マサチューセッツ工科大学の学費・留学費用や奨学金
学費と生活費の目安
2023-2024 Academic Year | |
Tuition | $59,750 |
Student Life Fee | $406 |
Housing | $12,380 |
Food | $7,010 |
Books, course materials, supplies & equipment | $880 |
Personal Expenses | $2,340 |
Total | $82,730 (11,474,237円) |
※1ドル=138.7円(2023年7月現在)
(参考:Cost of attendance)
MITでは、最高の教育環境と研究所を提供するために、実際には年間授業料の2倍の運営費用がかかっていると語っています。
その理由が、全ての学生がそれぞれの分野のリーダーである教授/研究者、ノーベル賞級の発見/発明者などからの声を直接聴く機会があり、創造的討論や実験の実演を伴った講演を体感できること。
さらに研究施設も充実しており、すばらしい環境のもとで幅広い知識と経験を得ることができからです。
そのため、MITは授業料に見合った以上の価値を提供している、という自信があり、それはこれだけの学費を支払うだけの価値がある、ということなのでしょう。
留学生向けの奨学金制度
また、MITでも奨学金制度を設けており、日本人の留学生でも申し込むことが可能です。
MITは、留学生に対してもNeed-Blindであることを宣言しています。
MIT practices need-blind admissions, which means applicants will not be disadvantaged in the admissions process because of their financial need. We are one of only seven schools in the U.S. that is need blind and meets full need for all students, foreign and domestic.
(引用:How do international students apply to MIT?)
アメリカの大学のファイナンシャル・エイドを受けるためには、FASAS(Free Application for Federal Student Aid) または、CSS Profile(College Scholarship Service Profile)申請する必要があります。
留学生はFASAS(連邦政府の奨学金制度)の援助を受ける資格がないため、CSSプロファイルを作成する必要があります。
CSSプロファイルとは、College Boardが提供する奨学金の申請システムのことです。
実際に、MITでは奨学金を申請した人のうち毎年77%前後の人が奨学金を受給しています。
※公式サイトのデータに基づきThere is no Magic!!が作成しています。
また、年々増加傾向にある学費に関しても、平均受給額もその分増加していることから、学費カバー率は毎年74%前後をキープしています。
※公式サイトのデータに基づきThere is no Magic!!が作成しています。
また、MITの奨学金制度だけではなく、日本の公共機関で運営されている奨学金にも目を通してみるのもいいと思います。
奨学金の例:
- 日本学生支援構/JASSO
- 一般財団法人柳井正財団
- 公益財団法人笹川平和財団
- 一般財団法人 エン人材教育財団
MITに行くには?合格のヒントと入学条件
MIT留学の受験対策は、早ければ早いに越したことはありません。
1年前に受験を決めた、では手遅れなことも。高校生活を過ごす上で、MITに行くにはどんな準備を始めた方がいいのかをみていきましょう。
大学開示のデータによると、最も重要としている要素が「Talent/ability」です。
つまり、受験生自身の得意なことやユニークな点を強くアピールすることが、合格をゲットするために必要不可欠です。
これらをアピールするために最も効果的なのは、課外活動や受賞歴、エッセイです。
興味を深める課外活動と受賞歴
現時点で中学生〜高校2年生の方は、課外活動に参加したり、大会やコンテスト等に挑戦してみることをオススメします。
しかし、最も重要なのは「結果を得るための活動」ではなく「あなたの興味関心を深掘るための活動」であることです。
下記のようなリソースを活用して、興味を持った課外活動や大会に取り組んでみましょう。
出願までに期間がある場合は、自分の興味関心を探るために様々なジャンルの活動に手を伸ばしてみると良いでしょう。
個人のストーリーを伝えるエッセイ
高校3年生の夏以降は、エッセイ執筆に集中する人が多いです。
日本でエッセイと聞くと、「お題に対する小論文」という意味で捉える人が多いと思いますが、アメリカの大学入試におけるエッセイとは、「自己紹介文」という意味を強く持っています。
成績結果や推薦状などからの情報だけではなく、その人物が持つ資質や考え方、多面的な能力を総合的に評価するために、エッセイを課しているのです。
そのため、説得力のあるエッセイを書くことが重要です。
さらにMITでは、学生のカラーと大学のポリシーがマッチしているかを見分ける意味で、エッセイを重要視。
自分が今まで経験してきたことが、MITのコミュニティに何をもたらすかについてもアピールする必要があります。
MITに出願するエッセイは、5つの質問で構成。それぞれの回答から受験者の「人物像」を探ろうとします。
ただしこれは筆記テストではありません。そのため、自分の言葉で正直に自分という人物がどういうものなのかを伝える工夫をすることが大切です。
完璧な見栄えのいいエッセイを書く必要はないのです。
SATまたはACTのテストスコア
また、MITはSATまたはACTのテストスコアを必須に戻したことで一時話題になりました。
多くの大学はコロナ禍をきっかけにテストスコアの提出を任意とし、現在も任意提出を継続していることがほとんどです。
しかし、MITは2020年・2021年は任意提出としたものの、2022年からは必須に戻しました。
この変更を考えると、MITはSATまたはACTのスコアを重要視しているということが分かります。
2022年度の入学者のうち、SATを提出した生徒は78%、ACTを提出した生徒は32%となっています。
さらに、スコアに関するデータも見てみましょう。
SATを提出した生徒のうち、75%は1520点以上を取っています。
また、ACTに関しても、75%の生徒は35点以上を取っています。
このことから、MITのテストスコアの基準は極めて高いことが分かります。MITに入学するためには、SATであれば1500点以上、ACTであれば35点以上の取得に挑戦してみましょう。
マサチューセッツ工科大学への出願準備と留学方法
ハーバード大学やスタンフォード大学などの名門大学を含めたほとんどのアメリカの大学へは、コモンアプリケーションなどの共通願書を通じて出願をしますが、MITでは大学へ直接出願します。
それでは、そのステップを1つずつ確認していきましょう。
Step 1: MyMIT Accountを作成
まずは、MITのウェブサイトのMyMITのページで自分専用のアカウントを作成します。
ここでは出願時に必要な書類の提出はもちろん、月ごとに配信されるニュースレター、インタビューのスケジュールや書類提出の期限など、大学からの連絡事項を受け取ることができます。
Step 2: アプリケーションの必要事項を記入
MITのアプリケーションは、Part 1とPart 2に分かれています。
Part 1
Part1では、主に出願者の基本情報を入力するページとなります。
- メールアドレス
- 名前
- 住所
- 性別
- 国籍
- プロナウン
- 性的指向
- 信仰宗教
- 家族情報
その他、必要事項全てを入力し出願をし、出願料$75を支払います。
Part 2
Part 2では、エッセイや課外活動、成績、テストスコアなど、出願者の情報をより詳細に入力します。
- Essay
MITでは、エッセイの提出を求めています。
実際に、2022年に出題されたエッセイの質問をみてみましょう。
PROMPT #1
We know you lead a busy life, full of activities, many of which are required of you. Tell us about something you do simply for the pleasure of it.
(200-225words)
PROMPT #2
Describe the world you come from (for example, your family, school, community, city, or town). How has that world shaped your dreams and aspirations?
(200-225words)
PROMPT #3
MIT brings people with diverse backgrounds and experiences together to better the lives of others. Our students work to improve their communities in different ways, from tackling the world’s biggest challenges to being a good friend. Describe one way you have collaborated with people who are different from you to contribute to your community.
(200-225words)
PROMPT #4
Tell us about a significant challenge you’ve faced (that you feel comfortable sharing) or something that didn’t go according to plan. How did you manage the situation?
(200-225words)
PROMPT #5
Tell us more about why this field of study at MIT appeals to you.
(100words以内)
さらには質問以外のことで、アドミッションオフィサーに伝えたい何かを記入できる項目も用意されています。
自分という人間を最大限に理解してもらえるようにしましょう。
» 参考:アメリカ大学留学に欠かせないパーソナルエッセイ、10つのヒント
» 参考:海外大学院出願のエッセイとは?情報収集・構成から書き方まで
- Activities
参加したボランティアなどの課外活動を記入します。
ここでのフォームでは4つの活動記録のみを記入することができるため、自分にとって最も意味のある4つを選択しそれらについて伝えるようにします。
- Self-reported Coursework Form
高いレベルのクラスでの単位取得(APクラスを含む)、獲得した賞、テストスコア、高校で受講した全てのクラスの成績などを自己報告します。
Step 3: 高校の成績とテストスコアを提出する
アプリケーションPart2での自己申告の他に、高校の成績とテストスコアを送付します。
高校の成績に関しては、高校から公式の成績証明書を送付する必要があります。また、テストスコアはテストを運営する機関から直接公式スコアを送るように手続きをします。
MITが留学生に提出を求めているテストスコアは以下の通りです。
- SATまたはACT
- TOEFL、IELTS、またはDuolingo English Test等(必須ではないが、留学生の提出を強く薦める)
テストスコアの詳細については、MITのウェブサイトの「Test & scores」を参考にしてください。
日本の私立大学のように学校別の入試問題があるわけではなく、統一試験のスコアを提出するのがアメリカの大学受験となります。
Step 4: 推薦状 (Evaluation)の準備
MITは、2通の推薦状(数学/科学の教師1人、人文/社会科学/外国語の教師1人)が必要で、学校またはカウンセラーからの出願書類(成績証明書、学校のプロフィール、推薦状等)の提出を求めています。
推薦状の提出は全てオンラインで行いますが、推薦状をお願いしたい先生方の名前とEメールアドレスを入力し送信すると、ここから直接先生方に推薦状作成の方法等のEメールが届きます。
推薦状は、出願者がどのように客観的に評価されているのかを示す文書です。そのため、作成を依頼する際には、自分のことをよく理解してくれている先生方に書いていただくことが大切。
留学の動機や将来やりたいことなどを伝え、自分のプロフィールやクラブやボランティア活動、委員会での役割など、先生方が推薦状を書きやすいようできるだけ情報を提供するようにしましょう。
できるだけ具体的に「あなたのよいところ」を評価していただくのが理想です。
» 参考:海外大学・大学院留学に必要な推薦状 作成依頼から提出まで
Step 5: インタビュー
MITのアプリケーション(Part 1とPart 2)を提出し終わると、インタビューを担当するEducational Counselor(EC)からEメールが届きます。
ほとんどの場合Early Actionの出願者は11月、Regular Actionの出願者は1月に行われますが、 万が一、MITからインタビューの連絡が来ない場合はインタビューが免除されます。
インタビューは、MITの卒業生により近くのカフェや図書館などで行われますが、場合によってはSkypeやZoomで行われるケースもあります。
通常インタビューは、30分から2時間の範囲で行われます。
インタビューに臨む前には、尋ねられる可能性のあるいくつかの質問を予想。インタビューの経験のある先輩や友人に様子を聞いてみるのもいいと思います。
とはいえ、どんなことを尋ねてくるかは未知の世界。あまり緊張せず、ありのままの自分をアピールするようにしてください。
アメリカの大学の面接で、最も一般的と言われている「こちら」の質問を参考にしてみてください。
» 【留学面接対策】アメリカ大学入試のインタビューや本番の流れを徹底解説
MITの出願スケジュールと出願書類リスト
MITでは、Early Action(EA)またはRegular Action(RA)での出願を受け付けています。
MITの出願期限
それぞれのスケジュールは以下の通りです。
Early Action | Regular Action | |
MITアプリケーション提出(基本情報・エッセイ・課外活動・成績等) | 11月1日 | 1月5日 |
推薦状2通 | 11月1日 | 1月5日 |
高校の成績表 | 11月1日 | 1月5日 |
SATまたはACTのスコア | 11月のテスト実施日 | 12月のテスト実施日 |
合否発表 | 12月中旬 | 3月中旬 |
高校3年の中間成績 | 2月中旬 | 2月中旬 |
MIT出願チェックリスト
以下は、MITアプリケーションのチェックリストです。
再度リストをチェックし、全ての書類が揃っているか確認をしましょう。
- MITアプリケーション
- 推薦状 A: 数学または科学の教師
- 推薦状 B: 人文・社会科学または外国語の教師
- インタビューのスケジュール
- SATまたはACTのテストスコア
- 高校3年、1学期の成績証明書
- 出願料 $75
MITの魅力を深堀りして紹介
MITは、理工系の大学として世界最高峰とも言われています。
そしてこの大学には単に勉強ができるだけではなく、さまざまなチャレンジをしイノベーションを起こすような学生が、全米のみならず世界中から集結。
また、世界最先端の知識と技術が備われた環境では、学生は意欲的に勉学、研究に取り組むことができます。
勉強ができるだけの学生が集まる大学ではない、ユニークなMITの魅力をいくつか紹介していきます。
「海賊」認定制度とは?
MITの学部生は、卒業までに体育の単位を4つ取得することが義務つけられています。
いくつかある体育のクラスで、アーチェリー、フェンシング、ピストルまたはライフル、セーリングのクラスを終了すると「海賊」の認定を受けることができます。
ただし、エンターテイメントを目的とした認定書であり、海賊行為に従事するためのライセンスを付与するものではありません。
OpenCourseWare(オープンコースウェア)
OpenCourseWare(通称OCW)とは、大学や大学院で提供された講義動画や関連情報を、無償で公開する活動のことを指します。
MITが世界初のOCWサイトを立ち上げ、その後世界中の大学にその活動が広がっています。
MITのOCWでは、講義はもちろん、課題、テスト、講義概要など全てがオンラインで無料で閲覧できます。
このOCWを利用することで、大学側がどんな教育を展開しているのか、どのレベルが求められているかなどのヒントを得ることができるため、MITに出願希望の学生はぜひ利用してみるといいと思います。
さまざまなサポートが充実した学生寮
広大な敷地の中には、それぞれ特徴のある11個の学生寮(Hall)があり、学部生はこの中から自分にあった寮を選ぶことができます。MITの寮では上級生と共に生活を送ります。
また、寮のスタッフも居住しており、日常の寮生活、授業または課外活動などについて相談があれば経験を元にアドバイスをするなど、寮生の生活をサポートしてくれます。
寮で生活を送りながら、学生同士が互いに研究や開発について語り合い、理解を深めることでMITというコミュニティの一員としての自覚が育ちます。
最後に
世界で高い教育水準を誇るMIT。研究プロジェクトに参加する実践的な教育など、学生に多くのチャンスを提供している大学です。
入学の難易度を考えると、そのハードルはけっして低くはありません。しかしその分、常識を超えたユニークな発想を持つ学生が多く集まり、異なる文化や価値観を持つ学生たちと切磋琢磨できるグローバルな環境が提供されています。
受験の準備は早めに、そして日頃の積み重ねが大切。進学先としてMITを検討してみてはいかがでしょうか。
こんにちは、高校一年生になりましたKotarowと申します。
僕の志望校はMIT、プリンストン、ブラウン、アマーストカレッジ、ハーベイマッドカレッジ、ハバフォードカレッジです。
そこで質問なのですが
僕の今のGPAは3.0くらいなのですが、ここからGPA4.0にしたとしてもこのGPA3.0というのはどれだけ響くのでしょうか?
英語力で言えば英検準2級〜英検2級レベルです。英語力はこれから上げます。
Kotarowさん
質問ありがとう!
今のGPAは低くても、これから頑張って上げていけばそこまでの影響はないとも言えるよ。
ただGPAの計算に気をつけて欲しい。アメリカのトップ校のGPAは満点4.0の計算で、合格者の多くは、5点中4点ではなく、4点中の4点に近いようなGPAを持っているので、彼らと競争しなければならない。
引き続き頑張ってね&何かあればコメントしてね!
こんにちは。高校2年のgakuと申します。
上の方と同じくgpaに関する質問なのですが、
私の今のgpaは2.5くらいしかないのですが、この場合は高校卒業認定試験のようなものを受けて、高校に行かなかったことにしてしまったほうが良いのでしょうか。これまでは日本の大学しか視野になく、学校の成績を余り気にしていなかったのでこんな惨状です。TOT
Gakuさん
質問ありがとう。
GPAは合否を決定するようなものではなく、出願書類・選考要件の一つしかない。GPA以外、TOEFLやSAT、エッセイ等、自分の優秀さを証明できるものがたくさんある。
高校に行かなかったことにすると、なぜ行かなかった、この3年間何をやって過ごしたか等、信憑性のある説明材料が必要になってくるかも。
低いGPAを隠すより、残りの時間でどうやってGPAを伸ばし、SATで高得点を取って自分の学力を証明することを考えることをおすすめするよ!
こんにちは。いつもお世話になっています。MITに関して質問ああります。1つめはmitはアメリカのほかの大学と同じく1・2年は教養課程なのでしょうか?またその場合自分が好きな授業をとれるのでしょうか?
MITの1年目は基礎科学や人文・芸術・体育等の教養課程が授業の大半を占め、2年目から専攻を決める。ただ、教養課程の単位が足りない場合、2年目以降も一部履修をするみたい。基本的には好きな授業が取れるよ!(もちろん超人気授業は抽選になる)
こんにちは。質問があります。私は今新高1です。高校受験で早大学院に通っています。大学付属に入学した後、MITに行きたいと思いました。大学までついてるのでプログラミングを高校三年間で学びたいと思っています。NASAのJPLでソフトウェアエンジニアとして働きたいです。しかし、プログラミングを学びたいし、GPAも好スコアを取らなくてはいけないので生徒会長などはやりたくありません。「生徒会長経験」と「プログラミングしたり自分で作ったソフトでなんとか大会優勝」のどちらのほうが印象がいいとかありますか?またざっくりな質問ですが高校三年間でやっておいたほうがいいことってありますか?大学は付属を蹴ってMITに挑戦したいと考えてます。
たマごさん
質問ありがとう!志高いのがすごくいいことだと思うけど、一方、たまに考え方を変えてみても良いかもね。
生徒会長も良いし、プログラミングも良いのだけど、それを何のためにやっているのか(単なる大学入試対策のため履歴をピカピカにしてるだけなのか)は、Admission officerたちはすぐに分かる。「MITに入るために何をしなければならない」というより、「私が本当にやりたいこと、好きなこと、夢中になることは何?どういう人間になりたい?」ともう少し深掘りしてほしい。
NASAのソフトウェアエンジニアになりたいというのはとても素晴らしいので、ぜひ諦めないで頑張って欲しいし、それに近くようなこと(プログラミングも数学もいろいろ)をやっていければと思う。
そしたら、MITだけでなく、他の名門校もほしい人材になれるはず。
PS:課外活動だけでなく、TOEFLスコア、SAT、GPAの維持等早く始めた方が良いことはたくさんあるよ!
まずは返信ありがとうございます!
このサイトを見てだいぶMITというものは遠いんだなと感じ、開成などのいわゆる進学校に入れるほどの学力を持ち合わせてないことに焦りを感じつい印象というものを気にしてしまい、本質を忘れていました。ご指摘ありがとうございます。もしMITを目指すために予備校、塾に通うとしたら具体的にどこがあるか挙げてもらうことってできますか?(ex.ベネッセ)
あと、にゃんこ先生は実際に海外留学経験があるのでしょうか。気になりますo(* ̄︶ ̄*)
お手数おかけしますが返信よろしくお願いします。
質問ありがとう!
まずにゃんこ先生はね、一人ではなく、海外留学経験者のチームで、アメリカ・ヨーロッパの留学生やいくつかの大学のアドミッションオフィスとのネットワークを活用して情報発信している。そのため、海外進学についてある程度の方向性・考え方を示すことができる。具体的な試験対策方法等に関して、サイトにあるいろいろな方の勉強法・経験談を参考して欲しい。
話を戻すと、MITを目指すための予備校・塾についての考え方だけど、
まずMITの直近の合格者データをみてみよう。https://mitadmissions.org/apply/process/stats/
確かに全体的な合格率は6%、7%だが、留学生は4149人の応募者のうち、142人合格、合格率3%程度。
さらに、この142人の留学生が約50か国から来ている。中国やインドのような人口大国もあるので、日本からは毎年多くて2−3人程度だろうと想定できるね。
このような状況の中、どこかの予備校や塾に通うことで合格率が高まると考えられるのか?
残念なことに、日本の大学進学には合格実績の多い予備校が良いかもしれないけど、海外名門校への進学に関して成功者の母集団が小さすぎで誰もフォーミュラを持っていない。そのため、おすすめの予備校・塾はない。
決して「諦めて」という意味ではないよ。予備校のように全部の面倒をみてくれるところはないが、SATやTOEFLの勉強法、出願の流れに関してこのサイトを参考して良いし、GPAは自力(必要であれば塾)で高い水準を維持し、プログラミングとかはそういう専門の学校で習えば良いのでは?
サイトの読者からハーバードに何人も受かったり、直近でスタンフォードに受かった高校生もいる(経験談もどこかで共有してくれる)ので、MITも不可能ではないはず。
頑張ってね!何かあったらいつでも相談しにきてね。
にゃんこ先生、こんにちは。高1のYUKIです。
担任の先生に「マサチューセッツ工科大学に行きたい」と相談したのですが、
「お前ココのレベル分かってんのか。ナンバースクール言ったやつでも入れるかどうかわかんないんだぞ。
もう一度高校受験受けなおしてナンバースクール入れ」と言われました。
高校の偏差値は大体五十前後で、授業のレベルも低く自分で先生に聞いたり調べたりしながら勉強しているような
状況です。自分自身は高校受験を受けなおす気はありません。先生の意見もごもっともだと思いますが、どうしても
この高校に籍を置いたままがいいです。進路指導室の先生に相談しても明確なアドバイスがもらえす、将来推薦状すら
書いてもらえないような気がします。最近は委員会で委員長をやったりしています。定期テスト終わったらボランティアも
しようと思っています。ですが、周りがほとんど賛同してくれません。本当にどうすればよいのでしょうか・・・。
お手数をおかけしますが返信よろしくお願いいたします。
YUKIさん
コメントありがとう!
周りから「お前には無理だ!諦めろ!」と言われることは、恐らくこれからも色々あるかもしれない。
私たちができることは、そう言われてもめげずに方法を探って努力していくことと、同じ発言を他の人(や子ども)に言わない大人になること、だね。
考えて欲しいのは、「なぜMITに行きたいのか」という質問。
(最終的に出願の際にPSやエッセイできちんと答えなければならない問題だね)
学校は変える必要はない(現実的でもない)けど、高GPA(学校の成績)の維持はまず前提要件。全ての科目でほぼ満点を目指す覚悟は必要。
各試験(TOEFLまたはIELTS、SAT等)で高得点を取るため、今からTOEFLの勉強は始めるべきだね。(勉強方法はサイトで他の方の経験を参考しよう)
最後は、「TOPスクールに行くために委員長をやる、ボランティアをやる」のではなく、自分の本当に好きなこと(人生をかけてやりたいこと)は何か、将来どのような人間(職業的だけでなく、内面的なことも、社会的な意味も)になりたいのか、ということを自分に問いかけよう。将来像の実現に繋がるであろう課外活動に参加し、経験を通じて価値観を磨いていくことが大切だよ。
にゃんこ先生、ありがとうございます!
学校は変えずにすべての科目でほぼ満点をとれるように頑張ります!
TOEFLの勉強も始めてみようかなと思います。
現時点ではNHKのKISO EIGO IN ENGLISH、ラジオ英会話を聞いて
英語の勉強をしています。そこで、にゃんこ先生に質問があるのですが
「学校の授業のまとめノートをすべて英語で書いてみよう!」とチャレンジすることは良いことなのでしょうか?私自身はその方法を使って勉強をしていますが、なかなか訳したりするのが難しくかなり時間がかかってしまいます。SATテストでも数学や化学などの単語の意味が分からなかったらどうしよう!と思って始めたのですが・・・なかなか難しいです。ほかにいい方法はないでしょうか。お手数かけますが、返信よろしくお願いいたします。
Yukiさん
そうだね、留学を実現するためには英語力、TOEFLで高得点を獲得して本気度を見せていくことは大切だね。
まずリーディングとリスニングから着手するのはどうかな?
インプットが足りていない状態で、急いでアウトプット(=学校の授業のまとめノートをすべて英語で書く、とか)するのは逆に効率が悪いと思う。このサイトではSATを含む英語の勉強法やリソースをたくさん紹介しているので、他の人のやり方を参考したりして、いろいろ試行錯誤して自分に合うような勉強法を見つけて欲しい。
TOEFLの学習方法はこちらにまとまっているよ!
https://www.path-to-success.net/toefl-map
ありがとうございます。リスニングとリーディングの対策します。
これからもNHKの英語の番組を聞き続けながらリスニング、リーディング対策をしていきたいです。
TOEFL対策頑張ります!
NHK番組はTOEFLより難易度がだいぶ低いので、徐々に難易度の高い教材にチャレンジしていってね!
そうだったんですね・・・( ゚Д゚)
がんばります。
LHRでクラスの担任の先生が科目選択説明の時に「偏差値六十以上の大学は厳しいぞ」というようなことを言ってたので
マサチューセッツ工科大学に受かってその先生に笑顔で「受かりました!高1の時に無理だとか言われましたけど」
と報告したいです。どんな顔になるのやら。
目標のために一歩づつ歩んでいきたいです。またわからないことがあったら質問させてください。
ありがとうございます!
こんにちは。自分はボランティアなど行っておりますが、理系のイベント(科学オリンピックやサイエンスキャンプなど)への参加や研究活動の経験はなく今後もおそらくしないと思うのですが、MITやその他、理系が強い大学、学部に行きたい場合、そういった理系のイベントや研究などを行っておいた方がいいのでしょうか。また、やはり現役の学生にはそういった人たちばかりなのでしょうか。
科学オリンピックのような経験やメダル獲得は誰でもできることではないので無理しなくて良いけど、
自分の興味関心の分野の課外活動を、「今後する予定がない」なら、aaaさんは理系にそこまでの興味(またはパッション)ないのではないかと思ってしまうね。
(ボランティア活動が興味関心と関連するような活動であれば理解できるけど…)
そもそも、なぜ理系の大学・学部に行きたいのか、具体的にどの分野(理系といっても物理や化学・生物等があり、その下に細分化された学科は数えきれないほどある)に興味あるのか、を考えてみよう。その次に、何をもって自分の興味を探究できるのか(サイエンスキャンプなのか、研究活動なのか、ボランティア活動なのか、他の活動なのか)考えてみよう。
今、大学一年生なのですがここからMITに行くためには何が必要ですか。留学時期は大学卒業後を考えています。
大学院への留学ということかな?基本的な情報はこちらにまとまっているよ。
今からやるべきことで特に重要なのは、大学で高成績を維持することと、TOEFLで100点以上を目指すことだね。
https://www.path-to-success.net/schedule-study-abroad
大学院ではなく、大学に行きたいです。
アメリカ大学進学であれば、こちらの記事で詳細の準備方法がまとまっているよ!
https://www.path-to-success.net/america-ryugaku
基本的に大学からMITの大学に行く場合でも高校生とやることはあまり変わらないんですね。参考になりました。ありがとうございます。
中1です、MITやハーバード大学を目指しているのですが、今から出来る事ってありますか?また英語力が皆無なのですが、良い勉強方法はありますか?
今からできることは、英語力を鍛えることが一番先決だね!
例えば、この辺りの英語勉強方法を参考にして、TOEFLで100点以上を目指して欲しい。
https://www.path-to-success.net/toefl-high-school
あとは、自分の興味や将来したいことをよく考えて、その実現に結びつくような活動を今から少しづつでも続けていくことだね!
高校一年生です。高校卒業したら大学はMITに専願で行きたいと思っています。僕の憧れの学者がMITに通っていたからです。僕の通ってる高校では、理系コースみたいなのがあって、そこでは研修や実験などがたくさんでき、僕もそこに参加しています。これらの活動はMITの願書に書けるでしょうか?あと、自分の学校の偏差値は開成や灘ほど高くなく、MITの合格者が出たことは一度もありません。そんな高校でMITに行きたいなんて先生に言ったら無茶だって言われますかね?先生は手助けしてくれるでしょうか?APクラスなど、学校の中でもレベルの高いクラスなどはない高校です。そのへんは願書の提出などに響いてきますか?僕もMITに行けるほどの能力が自分にあるとは思えないし、これからの努力でそこへ行けるかというと、すごく不安です。そんなもんですか?課外活動とか、部活はがんばるつもりですが、ボランティアなどは海外でやるのですか?アメリカの大学というのは、お金がすごく大きな要素で、金持ちしか入れない/そうじゃない人は優先順位が下げられるという印象があるのですが、これは間違いですか?学校の勉強とか、GPAとか入ったばっかりでよくわかんないです。GPAはテスト何点くらいで4点後半を狙えますか?提出物や日常点は頑張って取ります。うちは金持ちではないので、奨学金を受ける必要があります。奨学金は合格してからでいいんですよね?TOIFLは一年のうちに点を十分にとっておくべきですか?SATの勉強は2年生からでいいですか?とにかくわからないことだらけです。調べてもやはり受験者の母数が日本には少ないので、日本語で読めるものは全然ないし、それを見るたびに自分には無理なんじゃないかと不安になります。東大が日本最難関なのは知っていますが、その人たちよりもたくさんの努力をすることが自分にできるか怖いです。どうしてもMITなどは、凡人が頑張っていくような場所ではなく、天才の中の天才たちの競争のように思えます。倍率が25倍だとかゆうのは、いろんな大学に併願しているのもあると思います。MIT専願というのはMITの人から見て価値が上がるのでしょうか?文章がめちゃくちゃになるくらい怖くて不安です。にゃんこ先生、お願いします。助けてください。
Fentさん
質問ありがとう。
お金持ちはお金だけでなく、情報とリソースも多く握っているので勝算が高いかもしれないが、お金持ちでないとMITやIvy leagueに入れない、ということはないので、正しい方向に向かって正しく努力するのが大事。
Fentさんの不安は理解できるが、やるべきことを全て遂行すれば、自分に無理かどうか、一年でスコアが取れるかどうかの不安になる時間もなくなるよ。
やるべきこととは、極力高いGPA(100点中90点以上)を確保、TOEFLかIELTS(余裕があればSATまたはACTも)で高いスコアを取得、興味のある分野の研究や活動に取り組む等々。
専願だから価値があがるということはまずあり得ないので余計な考えはやめてほしい。
まずはこちらの記事でアメリカ大学進学の基本を把握しておこう。
高一です。潰瘍性大腸炎になって、アメリカの大学に行くのにビザが降りないと言われて、日本の大学に行ってからアメリカの大学にいけと言われました。でも日本の大学に行かないでアメリカの大学に行きたいです。どうすればいいですか。SATは高一農地に一回受けたほうがいいですか。
直接にアメリカの大学に進学するため、SATよりまず英語力の試験(TOEFLまたはIELTS)のスコアを取ろう!
こちらの記事で基本的な流れや要件を確認してね!
こういう病気があるためビザが降りないとかはないけど、海外進学は自分一人のことではなく、親の合意とサポートは必要になってくるので、
きちんと親の懸念点や心配を理解して、それをクリアできるような行動を取っていこうね。
ニャンコ先生に質問です。願書の提出に必要なものとして③Science SAT Subject Test (Biology, Chemistry, Physicsの中から1教科)とあります。ですが他のサイトを見ていると、このテストはAPコースの普及により廃止されたと書かれていました。あとインタビューを受けるかは任意で、それは大学側が受験生のことを知りたいだけだから受けなくても合否に関わらないとも書いてあるのがありました。本当ですか?
いろはすさん
質問ありがとう。
SAT Subject Testは2年前に廃止された。これは我々の記事の更新は立ち遅れて、本当にごめんなさい!!近日中に一つずつアップデートしていくね。
インタビューに関して、大学によって違うよ!任意の大学もあるけど、MITの場合はほぼ必須(大学からインタビューの招待が来ていない場合を除く)だね!こちらのページで詳しく書いてある。
しかもMITでは選考基準の中、Interviewは「重要」というカテゴリーに入っているのしっかり準備しよう!(こちらのC7項目を確認してね)
コメント失礼します。現在高校2年生でMITを目指しているのですが、gpaによる足切りはあったりするのでしょうか?よろしくお願いします
もうすぐ高2になるものですm(_ _)m 周りは阪大でレベル高い!というような(それは自分も思いますが)雰囲気でMITに行こうと思っているのですが。自分でもなかなか意味不明なレベルを目指していると思っています。高2の冬までに英検準一級を取得してからTOFELの勉強を、高2のうちに共通テストの勉強で数学の基礎を固めてSAT(orACT)の勉強を。と考えているのですが…TOFEL100点近く、SAT1500点近くは高3秋までに間に合うでしょうか…?ふつうに不安です。また、進学するなら奨学金も支給してもらう必要もあるためできるだけハイスコアをとりたいです。それにしてもMITでの生活ユニークすぎて楽しそうです!この記事ありがたい
みりゃーさん
コメントありがとう!この記事に出会って志望校が決まったのは嬉しい。
一方、いまから出願まで2年弱しかないので、優先順位を整理して一つずつクリアしていこう。
1)まずGPA(高校の成績)を意識して、できるだけ高くキープすること。
2)英語の勉強(TOEFLの対策)はいまから始める。英検準一級からTOEFL100点以上まで、(あくまで一般論だけど)一般的には4〜500時間が必要。リスニングやスピーキングなど特定のスキルに課題がある場合もっと時間がかかることも。
3)TOEFLが90点代ぐらいがあればSATの学習も同時進行。
4)自分の興味関心のあること(何かの趣味でも勉強科目でも)をできるだけ深く追求し自分の目標を明確にする。なんでMITに行きたいとよく考えてみる。
計画的に努力を重ね、夢の実現に向けて頑張ってね!
にゃんこ先生ありがとうございますm(_ _)m
いまTOFELの単語勉強はほんの少しづつ始めていて、高校の二学期の成績で学年1位をとったので、学校に関してはこのペースでがんばるつもりです。部活や自治会活動に参加して忙しいですが、英検やTOFELの勉強は春休み進めていきます。いまはMITのことを感覚で面白そうと思っているので、言葉で説明できるよう考えてみます。楽しそうだし化オリや数オリに挑戦しようと思います!先生にまだ話していないので協力を仰ぐため、2年生になったらがんばって話してみようと。また不安なことがでてきたらコメントで教えていただこうと思うので、よろしくお願いしますm(_ _)m
こんにちは
来月から高3のものです。
mitはコミカレから編入することは可能ですか?
自分で調べたのですが、うまくわかりませんでした
MITを志望する高1です。僕が通っている英語教室には、Harvardの卒業生が先生をしておりその先生にAIについて興味があると伝えたところ、MITを薦められました。具体的にsatの対策や課外活動は力を入れていない状況です。先生には、高校生の3年間での課外活動が重要視されるとのことでした。具体的に課外活動というとどのようなことをすればよいのか、(合格者がどのようなことをしていたのか)また、SATの難易度のイメージを教えていただきたいです。
lukaさん
質問ありがとう!
SATに関して、こちらの記事をざっくり読んでもらえればイメージが掴めるよ。
https://www.path-to-success.net/category/sat
SATに取り組む前にまずTOEFLまたはIELTSである程度対策して英語力をつけていこう。
https://mitadmissions.org/apply/firstyear/tests-scores/#englishtests
課外活動は、AIに興味関心があれば、ロボティクスやCS、プログラミング等の部活に参加しよう。
まだ知識のない状態なら、CourseraやedXなどでAIに関連するコースを受講し、知識や開発経験等があれば、GitHub等のオンラインコミュニティでオープンソースプロジェクトに貢献したり、フォーラムで知識を共有したりするのもできる。
また、ハッカソンとかの競技会等にも積極的に参加する、AIを活用したプロジェクトやアプリ等を自主的に開発する、等、できることはたくさんある。
理系のトップとして、MIT以外、CalTech、Georgia Techもトップレベルの学校なので、調べてみようね。