異次元の体験を!ミネルバ大学留学マニュアル

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ねこ君
おれは、ユニークかつたくさんの未体験を世界中で体験したいんだよね〜。どこかいい大学ないかな?
にゃんこ先生
だったら、ミネルバ大学はどうだろう?世界中がキャンパスのユニークな大学だよ。
ねこ君
最近話題のミネルバ大学か!興味はあるけど、いまいち概要がわからないな〜。
にゃんこ先生
大丈夫!今回の記事では、未だ謎が多いミネルバ大学の概要から出願方法まで徹底的に解説!
にゃんこ先生
奨学金制度や学びの方法など、ユニークなミネルバ大学を知ってみよう!

 

ミネルバ大学は特定のキャンパスを持たず、4年間で7つの国に移り住みながらオンラインで授業を受講。

それぞれの場所に住みながら、さまざまな経験を通じて人生に役に立つ知識を学ぶことができる、というユニークなスタイルが注目されています。

 

筆者紹介:Antie やや

タイ在住。語学力を活かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。

監修者:ウメンシャン

日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0TOEFL104GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。

ミネルバ大学とは

ミネルバ大学 ロゴ

基本情報

  • 大学名:Minerva University(ミネルバ大学)
  • 本部所在地:1145 Market St 9th Floor San Francisci CA 94103 United State
  • 電話番号:+1 (415) 649-7658
  • 創立年:2014年
  • 学校形態:大学・大学院
  • 学生数:学部生 636名 大学院生 17名(2020年度)

 

学部

ミネルバ大学 学部 専攻

ミネルバ大学の学部課程は、学士号取得のための5つの学部で構成。それぞれの学部では各分野に関する6つの専攻科目(concentrations)を提供しています。

 

学部課程

その他、大学院では修士号取得のためのプログラムを提供しています。

 

修士課程

Master of Science in Decision Analysis Program

学費

ミネルバ大学 学費

アメリカの大学の学費が高いというのはよく聞く話ですが、その授業料は年々増加し続けています。

そのため、アメリカでは学費を払うために学生ローンを利用する人が多く、学生が卒業後もローンの返済に苦しまなくてはならないという現状が問題視されています。

こういった状況を持続不可能で不公平と考えるミネルバ大学は、運営コスト削減を実現し学費を低く設定。

 

特定のキャンパスを持たないミネルバ大学は、他のアメリカの大学にあるようなキャンパスライフを充実させるための施設等もありませんが、滞在先では寮で生活しながら、現地の研究施設や図書館などの公共施設を利用することができます。

 

以下の表は、2022-2023年度の推定費用を示しています。

Class of 2026Cost
Tuition & Program Fee$17,650
Residential Services Fee$12,300
Other Expenses$5,000
Total$34,950(約402万円)※2022年3月為替レート

引用元:Tuition & Fees/ Minerva University

予算を立てる際には、上記以外の費用として健康保険、国を移動する際にかかる交通費などの追加費用を考慮する必要があります。

 

費用についての詳細はこちら→Tuition & Fees

 

奨学金

ミネルバ大学 奨学金

ミネルバ大学は、運営コスト削減等により学費を低く設定していると前述しましたが、それでも多くの場合「教育費」が家計に与える影響は小さくありません。

ミネルバ大学では奨学金制度として、経済的事情に応じて支給される返済不要の「ニーズベース奨学金」を用意。

この奨学金は、制度を利用する学生が低金利学生ローンやインターンシップを利用しながら一部を自己負担し、必要に応じて不足分を大学が支援してくれる制度です。

 

ミネルバ大学では、民族、国籍、性別を問わず入学をした各学生の経済状況を公平に評価し支給額を決定。そのため各家庭により支給される金額は一律ではありません。

なお、奨学金制度の利用には出願書類とは別の申請書類を作成し提出。ミネルバ大学が指定する申込期限までの申請が必要となります。

 

ミネルバ大学 奨学金の締め切り

出典:Financial Aid/ Minerva University

 

奨学金のための申請書類には、

  • CSS Profile ※
  • Minerva’s Financial Aid Questionnaire(ミネルバ大学独自の質問票)
  • 親の収入・所得や資産に関する証明書、給料明細書、在職証明書など
  • 親の銀行残高証明書(12ヶ月分)

などが含まれます。奨学金申請のためには多くの書類が必要。制度の利用を検討している場合にはできるだけ早く準備を始めることが大切です。

 

※ CCS Profileとは、奨学金を申し込む際に記入を求められるオンライン申請フォームのこと。提出を求めているアメリカの大学(主に4年生大学の学部課程)全てに共通して使用することができます。

ミネルバ大学の奨学金制度についての詳細はこちら→Financial Aid

 

にゃんこ先生
その他、日本国内でもらえる奨学金についてまとめたこの記事も参考にしてね。

 

ミネルバ大学が選ばれる理由とは

教育業界の課題に着目し、新たな教育のあり方を模索するミネルバ大学では「オンライン学習型」のカリキュラムと、実際に滞在する各都市に即した内容のプロジェクトに参加しながら取り組む「体験型プログラム」を両軸とする学びを追究。

既成概念にとらわれず、実践力を強化することに重点を置くなど前例のない教育環境を構築し、未来を見据えた学びの進化をリードしています。

 

①Academic Programs/ 学習型カリキュラム

minerva academic programs

出典:Academic Programs/ Minerva University

 

実践的な知識と能力を身につける

テクノロジーの飛躍的な向上により、常識が変化するスピードも速く将来の予測が困難な時代となった今、一般的な知識の習得だけでなく、すでに得た知識を使い新たな事柄に対応する能力、つまりは「自分の頭で考え抜く力」および「応用力」 の重要性が増しています。

ミネルバ大学は、知識の習得はあくまでもベースとし、積極性、忍耐力、リーダーシップ、コミュニケーション能力といった非認知能力、また多種多様な価値観を持つ人と共に取り組み新たな価値を生みだして社会に参画する「グローバル・シチズンシップ」など、現代社会で求められる資質・能力の育成に重点を置いています。

ミネルバ大学では、社会でのさまざまな問題や変化に対応できる資質や能力を育てるという重要な役割を担うために、4つの基礎概念(Habit of mind and foundational concepts: HCs) を設定しています。

 

  • Critical thinking (批判的思考)
  • Creative thinking(創造的思考)
  • Effective communication(コミュニケーション能力)
  • Effective interaction(協働的/ 効果的な相互作用)

 

ダイナミックな学習環境

ミネルバ大学での授業は全てオンラインですが、録画された動画を好きな時間に視聴するオンデマンド型授業ではなく、最新のオンライン学習用デジタルツール「Forum」を通じて学生と教授がリアルタイムでやり取りをしながら授業が進行。

対面式の従来の授業に近いスタイルである双方向型授業が行われます。

 

授業はひとクラス20名以下の学生による少人数で編成され、グループディスカッション、1対1のディベート、グループワーク等に取り組むなど学生が能動的に学習に取り組む「アクティブラーニング」を実施。

教授が一方的に講義をする、という従来の授業スタイルでは実現できなかった高い学習効果を生み出しています。

 

土台となる基礎概念を構築する

Philosophy-amp-Pedagogy-Minerva-University-

出典:Philosophy & Pedagogy/ Minerva University

 

ミネルバ大学のカリキュラムは、先に述べた4つの基礎概念(HCs)を軸に構成。

基盤となる基礎概念力を継続的に強化することにより、職場や地域社会で活躍し続ける上で必要となる「社会人基礎力」が確実に定着できるようデザインされています。

 

カリキュラム

1年目

Cornerstone(基礎科目)

1年次では、HCsを軸に設計された基礎科目を履修。学生は専攻に関係なく4つの基礎科目を通じて、あらゆる分野に適用できる知識や能力の基礎を培います。

① Formal Analyses

情報を客観的に分析し合理的な結論を導き出す「クリティカル思考力」、物事を体系的に捉え、筋道を立てて考える「論理的思考力」、さらには合理的思考力、計算的思考力、統計など、社会での複雑な課題解決のために必要な思考能力を鍛えます。

② Multimodal Commnications

実践的な経験を積みながら、自分の考えや主張を相手に効果的に伝えるコミュニケーション能力の向上を目指します。

③ Empirical Analyses

物事を創造的、柔軟的に考えることに焦点を当てながら、自然科学及び社会科学の基礎的な知識を応用することで、問題を効果的に組み立て解決策を見出す、仮説を立てて検証する、データや情報に基づいた推測を立証する、といった実証分析の手法を学びます。

④ Complex Systems

プロジェクトのコラボレーション、交渉、リーダーシップ、討論など、互いに働きかけ影響を及ぼす相互作用の概念を学びます。

 

2年目

2年目

Core Courses(選択する分野の必修科目) 
アカデミックアドバイザーと相談しながら学部を選択し、それぞれの学部の必修科目を履修。

その分野に関する幅広い知識と概念を探求しながら、より専門的知識を学ぶための基礎を固めていきます。※1

 

3年目

Concentration(専攻科目と選択科目)

3年次からは専攻科目と選択科目を履修。専攻する学問分野を集中的に学びながら知識を深め、卒業プロジェクトである「Capstone」に向けた準備を始めます。※2

※1※2 履修科目は各学部のページにてご確認ください。

 

4年目

Synthesis(学修の総仕上げ)

4年次ではCapstoneコースを履修しながら、多くの時間を自分の卒業プロジェクトに費やします。

Capstoneコースは、プロジェクトのテーマを探す最初の段階から、研究方法の模索、構成、指導教員から指導を受ける段階(Senior Tutorials)を経て、プロジェクトを仕上げる最後の段階までをカバーしています。

 

 

Global Experience/ 体験型プログラム

minerva Global Experience/

出典:Global Experience/ Minerva University

 

グローバルな体験を通じて世界を知る

学生は、各都市にある豊富なリソースを活用し、ワークセッション、著明な文化人との交流、現地の企業、行政機関などとの協働プログラムなどへ参加。

実践型の体験学習を通じて、基礎知識の習得だけでなく問題解決力や変化への対応力を身に付けるなど、実践的なスキルを強化するためのプログラムが設計されています。

 

体験型学習

minerva 体験型学習

出典:Learning in Context/ Minerva University

 

ミネルバ大学での体験型プログラムの中核となる身に付けるべきスキルは全部で4つ。

これらスキルを効果的に高めるためのイベントや、さまざまな組織・個人と連携したプロジェクトが毎週行われています。

これら協働プロジェクトプログラムでは、実践的な学習に焦点が置かれ、チームベースの活動とパートナー組織とのセッションを通じて、実際に社会が直面している課題と方向性について調査、分析し理解の深化を図ります。

学生は毎学期ごとに4つの課題を提出。プロジェクトでは中核となる4つのスキルを関連づけながら、学んだスキルを行使して取り組むことが求められます。

 

世界がキャンパス

ミネルバ大学 キャンパス

冒頭で述べた通り、ミネルバ大学は特定のキャンパスを有しておらず、学生は世界7都市にある学生寮で共同生活を送りながら4年間を過ごします。

  • サンフランシスコ(アメリカ)
  • ソウル(韓国)
  • ハイデラバード(インド)
  • ベルリン(ドイツ)
  • ブエノスアイレス(アルゼンチン)
  • ロンドン(英国)
  • 台北(台湾)

 

各都市では、生活情報の享受、その都市独特の景観環境文化などから新しいライフスタイルを発見することできると共に、地元の人々との交流や連帯、コミュニティ活動への参加などを通じながら、地元での日常生活を体験することができます。

授業はインターネット環境があればどこからでも参加が可能。授業の内容は録画されているので何度でも見返すことができます。

全ての寮には万全なセキュリティー対策を完備。学務課により管理された専任スタッフ(レジデンシャルアシスタント)が配置され、健康面や生活全般をサポートします。

また診療所や病院、必要に応じて相談を受けるメンタルヘルス専門家にもアクセスすることができます。

 

 

Career Development/ キャリア開発

ミネルバ大学 就職の支援

出典:Career Development/ Minerva University

 

パーソナライズされたコーチングとトレーニング

minerva coaching

ミネルバ大学では、就職支援のためのコーチングとトレーニングを提供。学生は初年度から専任コーチングおよびタレントデベロップメントチームと連携しながら、自分の価値観、興味などを理解し将来の目標などを明確にします。

これらパーソナライズされたガイダンスを通じて、それぞれの学生のニーズに合うようキャリアプランを作成。必要なスキルを特定し、就職活動を成功させるための準備をサポートします。

 

キャリアを前進させる

ミネルバ大学では、学生ローン返済のために収入を補う必要がある学生のために、パートタイムの仕事をする機会を提供しています。

また全ての学生は夏休みの間にフルタイムでのインターンシップを行うことが可能。

コーチングチームとタレントデベロップメントチームは、世界中のパートナー組織と協力しながら、学生が貴重な仕事の経験を積めるよう環境を整えています。

 

ミネルバ大学 卒業後の就職先

 

出典:Advance Your Career/ Minerva University

Career Developmentについての詳細はこちら→Career Development/ Minerva University

 

ミネルバ大学の入学難易度

他に類を見ない教育システムを導入するなど、革新的な高等教育を展開するミネルバ大学。

知る人ぞ知るミネルバ大学は、設立されてから10年未満と歴史は浅いですが出願者数は年々増加傾向にあり、その注目度の高さがうかがえます。

ミネルバ大学では定員数が設定されておらず、大学が求める人物像と合致するなど一定の基準を超える学生は、人種、性別、家族の収入等の要因に関係なく全員合格となります。

とはいえ、ミネルバ大学が学生に求める資質や能力などの基準は高く入学は狭き門。ミネルバ大学は入学が非常に難しい大学といわれており、2020年には世界180ヶ国からおよそ25,000人が出願しましたが、合格率はわずか2%※。

アメリカのアイビーリーグ校に匹敵する入学難易度の高い大学となっています。

※引用元:The Guardian/ the future of education or just hype? The rise fo Minerva, the world’s most selective university

 

ミネルバ大学が求める人物像を探る

minerva future admission

ミネルバ大学の入学審査では学生の「将来性」を重視。

将来有望な学生を求めているため、現時点での学業の卓越性だけで判断するのではなく、学生の物事に対する情熱や業績などからその可能性を的確に判断します。

ミネルバ大学では学生に、

  • さまざまな課題への幅広い関心
  • 未来や未知の世界と人々への好奇心
  • 卓越性に向けた可能性を達成するための継続的な努力
  • 人と人とのつながりを創り出すコミュニティ指向
  • 独創的な起業家精神
  • 潜在的なリーダーシップ
  • コラボレーションスキル

といった属性を求めています。

 

Our Mission is to Nurture critical wisdom for the sake of world

(私たちの使命は、世界のために重要な知恵を育むこと)

引用元:Demonstrate Your Potential/ Minerva University 

 

ミネルバ大学の学生は、社会的課題を自発的に解決し、ミネルバコミュニティと社会全体の持続的な発展に貢献できる活動を行っていくことを期待。

大学での学びや卒業後の進路に対して、明確な意識を持つことが求められます。

 

ミネルバ大学の入学審査の内容とは

ミネルバ大学での入学審査では、SATやACTのような標準テストのスコアを必要とせず、アメリカ名門大学に存在するレガシーアドミッション(親や親戚が卒業生、また多額の寄付金を寄贈した大学の出身者などのための優先入学制度)のような優遇措置もありません。

ミネルバ大学への出願・審査はすべてオンラインで行われ、ミネルバ大学の出願ポータルサイト、または共通願書であるコモンアプリケーション※を通じて行われます。

入学願書はミネルバ大学が独自に作成しており3つのパートで構成。大学が求める人物像に合致するかどうかを見極めるための内容となっています。

※ コモンアプリケーションを通じて出願する際には、パート2パート3をミネルバ大学の出願ポータルより提出する必要があります。

 

パート1  Who You Are

まずは、ミネルバ大学の出願ポータルサイトで名前、メールアドレス等の基本情報を入力し、パスワードを設定してアカウントを作成します。

次のページで学校の成績、課外活動の内容とその成果などを入力し申請することで、アドミッションセンターへのアクセスが可能となります。

 

パート2 How You Think

minerva application 5 elements

ここでは、ミネルバ大学が求める人物像に合致しているかどうかを試すテスト、つまりは適正検査をオンラインで実施。出願者の潜在能力を見極めるために作成されたミネルバ独自の問題が出題されます。

出題される問題の分野は以下の通りです。

  • Understanding(理解力)
  • Creativity(創造性)
  • Mathematics(数学的思考)
  • Reasoning(推論力)
  • Writing(文章力)
  • Expression(表現力)

各設問には制限時間が設定されており、オンライン試験監督システムのもと行われます。

 

パート3 What You Have Achieved

ミネルバ大学の入学審査では、高校の成績だけでなく学業以外の取り組み(課外活動)が評価に大きく影響します。

成績からは個人の学びに対する姿勢を知ることができ、どの程度学業に真剣に取り組んできたかを判断する材料になりますが、それ以上に「人間性」に重点を置くミネルバ大学では、学生が活動を通じて自らの興味関心をさらに引き出し、能動的な学びから何を学んだかを知ろうとします。

そのためにも入学審査の意図を考察しながら、効果的に自らが行った課外活動をアピールすることが大切となります。

このパートでは、パーソナライズされたリンクを介して出願者に関する情報(GPA、成績証明書、受講科目など)の提出が求められています。

カウンセラーから直接送信してもらう必要があるため、時間には余裕を持ってお願いするようにしましょう。

 

にゃんこ先生
GPAに関しては、この記事も参考にしてね!

 

 

求められる英語力

TOEFL vs IELTS

世界中から集まる多様な背景を持つ優秀な学生と共に学ぶミネルバ大学。

入学者に求められる能力は高く、またオンラインの英語で行われるディスカッション形式の少人数制の授業では、学生の積極的な参加が基本です。

そのためにもより高い英語力が求められていることは当然のこと。

授業を理解し課題にしっかり取り組むため、また、さまざまな体験型学習に積極的に参加するためにも、入学までに英語力を高めておくことは必須となります。

なお、ミネルバ大学では出願の際に、TOEFLやIELTSといった英語能力テストのスコアの提出を求めていませんが、入学審査の過程で出願者の英語力を測ります。

 

 

出願方法を選択する

minerva deadlines 一覧表

ミネルバ大学では3つの異なる方法での出願が可能。それぞれ願書の提出期限が異なるなど留意するべき点があるため、内容を理解して自分に合った方法で出願することが大切です。

また、ミネルバ大学が第一志望校である場合には「Blinding Enrollment Option」を選択することが可能。

合格通知が届いた場合には入学金を支払い所定の入学手続きを進める意思があることを示すことにより、どの方法で出願をしても4週間以内に合否決定が行われることが確約される制度です。

なお、ミネルバ大学への出願料は無料となっています。

 

① Early Action(早期出願 )

早く出願することで早く合否結果がわかる制度。ミネルバ大学が第一志望校であり、出願準備が整っている学生に有効な方法です。

早期出願にて合格が確定した学生は、サンフランシスコおよびオンラインでのイベントへ招待。

1年次に滞在するサンフランシスコの街を探索、学生寮の案内、新入生または在学生との交流会などが行われます。

Submission DeadlineNovember 1
Notification DateDecember 15
Enrollment DeadlineMay 1

 

② Regular Decision 1(一般出願 1)

定められた締切日までに出願し、締切日後に合否の決定が行われる最も一般的な出願方法。

ほとんどのアメリカの大学の出願スケジュールに沿って出願期限が設定されています。

Submission DeadlineJanuary 17
Notification DateMarch 31
Enrollment DeadlineMay 1

 

③ Regular Decision 2(一般出願 2)

一般出願 2では、併願を検討している留学生が余裕を持って出願できるよう、アメリカ国外の大学の出願スケジュールに合わせて出願期限を設定。

3月の半ばに出願の締め切り、4月の半ばに合否連絡があるため、合格した場合には短い期間で入学の意思を大学に示す必要があります。

Submission DeadlineMarch 15
Notification DateApril 15
Enrollment DeadlineMay 1

※ 表は2022-2023年度入学のための出願スケジュールを表示しています。

 

社会人にも広がるミネルバの世界:大学院も

ミネルバ大学では大学院プログラムも提供。Master of Science on Decision Analysisの修士号を21ヶ月で取得することができます。

このプログラムでは、目的を実現するために可能性のあるいくつかの手段や案の中から最良のものを選ぶ過程を分析。データを解釈し、選択のための方法論を研究します。

プログラムはオンラインで実施され、世界中のどこからでも受講することが可能。アクティブラーニングのための学習プラットフォーム「Furum」を介して授業を実施します。

少人数で行われるディスカッション中心のセミナーは、それぞれの分野の專門家である優れた教員チームにより率いられており、より実践的な意思決定と問題解決のための知識と学びが提供されています。

 

プログラムの概要

mineva 社会人用プログラム

修士課程では、ミネルバ大学の4つの基本概念(Habit of mind and foundational concepts: HCs)に基づき、ビジネスから公共政策、教育、計算科学、自然科学まで、さまざまな分野の課題に取り組むことに焦点を当てています。

プログラムは主に「Pratical Knowledge Courses(実践的な知識力)」「Analytical Focus Courses(分析力)」の2つのコースで構成。

16ヶ月のコースワークを経て、残りの5ヶ月では修士論文に関する研究に取り組みます。

その他、ミネルバ大学修士課程への入学方法はAdmission Process、また費用についてはTuitionにてご確認いただけます。

 

最後に

ミネルバ大学では、一律に知識を身につけるだけの教育ではなく、個人が社会と関わりながら経験を積み、体系的な知識や知恵を獲得する過程で身につく「考える力」、すなわち自分が持つ知識をさまざまな情報と関連付けながら課題を見つけ、その解決プロセスを考察し新しい価値を生み出す力といった、これからの新しい時代に求められる教養を身につけるための教育改革を推進しています。

大学の「学び」の場は新しい時代へと突入。オンライン学習は新しい教育のあり方の1つになろうとしています。

さらに、多様な価値観が受け入れられる現代社会で活躍できる人材を育成するためには、時代に適した学びが必要。ミネルバ大学での学びは「社会人基礎力」を養う新しい時代の教育方法ともいえるでしょう。

 

 

にゃんこ先生
YouTubeでミネルバ大学の動画がいろいろあるので、興味があれば探してみてね。学校生活をイメージしてモチベーションを高めよう!

Minerva Schools: An Introduction

A New Way to Learn

 

この記事はインターンのLunaによって編集されました。

 

ねこ君
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4 件のコメント

  • こんにちは。公立高校に進学予定の中学3年生です。
    最近海外大学進学について考えるようになりました。
    近頃無料のウェビナーに参加したり、留学についてのwebsiteやyoutubeなどから情報を集めたりしています。
    そんな中ミネルバ大学の存在を知り、絶対にここに行きたい!と強く思うようになりました。
    現在志望している高校は偏差値は70超で、学年の四分の1が難関国立大・私立大を目指すような進学校ですが、海外大学の実績はなく、おそらくサポートもほぼないと思います。

    [現在の私の能力]
    英語力:準2級〜2級
    課外活動:未経験
    部活:運動部
    学力:現在通う公立中学では学年5位以内。模試では20位/6000人くらいをキープしている。

    自分にはあまり突出した才能がなく、沢山の分野に興味があります。そのため、高校で積極的に課外活動にトライしたいと思っています。海外大学進学には塾が必須だと聞いたことがありますが、家の事情で、高額な塾代を払える余裕はありません。自分の周囲には海外大学について知っている人が全くおらず、正直何から始めればいいのかもわかりません。
    こんな私でも、ミネルバ大学を今から目指すことはできますか?

    [補足質問]
    ①SATの勉強は、高校に入学したらすぐに始めたほうがいいですか?
    ②英検の勉強をせずにToeflの勉強をしたほうがいいですか?

    拙い文章ですみません。回答いただけたら嬉しいです。

    • 返信が遅れてしまい、ごめんなさい!
      海外大学への進学は、適切な情報に基づいて早めに計画を立て、準備を進めれば、誰にでも可能だと信じている。

      英語学習における進め方としては、まず最初の半年は、毎日の多読・多聴と精読・精聴を心掛けて基本的な英語力を養ってね。学習素材は、ご自身の興味があるかつ適切なレベルの内容で構わない。その後、TOEFLまたはIELTSの対策を始め、リーディング力が一定レベルに達したら(目安としてTOEFLで安定して23~25点あたり、IELTSで安定して6.5~7.0を取れるようになったら)、SATの対策をはじめよう。

      また、現在の学力(GPAや学年順位)を維持すること、多くの興味の中から一つや二つ深く追求したいものを見つけること、課外活動には履歴を綺麗にするためではなく、その活動にどうして取り組むのかを自問自答することが重要。

      また、みなさんが効率よく情報を収集でき、先輩たちに気軽に相談でき、同じく海外大学を目指す仲間たちと繋がれる場を提供するため、にゃんこ先生のコミュニティを立ち上げようと考えている。興味があったら、ぜひメルマガに登録して最新情報を入手してね。

  • 初めまして。私は小学六年生です。今年の四月から新中学一年生となります。4年生ぐらいから英語の習いごとをしておりこの前英検4級の試験を受け合格したばかりです。習い事や学校での授業で海外の大学(アイビーリーグなど)の話題が出てそれを機に将来海外の大学へ行きたいと考えるようになりました。最近では海外留学のための学力を鍛えるため毎日5時間の勉強をしています。しかし、海外の大学に行きたいと思ったのは良いもののネイティブの人達と話していける英語力は高校生の内に獲得できるものなのでしょうか。また、海外の大学の中でも特にミネルヴァ大学かプリンストン大学に行きたいと思っているのですが高校生の内にどれほどの学力が必要になるのでしょうか。拙い文でごめんなさい。長文失礼いたしました。
    [補足]
    ・勉強は好きな方です。
    ・討論が得意です。
    ・中学に上がったら勉強時間を6時間に増やすつもりです。
    ・好きな学問は哲学と物理学(特に素粒子学や量子色力学、量子力学)が好きです

    • こんにちは、英検4級合格、おめでとう!きちんと目標を持っていることや、好きな分野がはっきりしていて素晴らしいね!

      1)英語力
      「ネイティブの人たちと話していける英語力」は若干曖昧なので、多くの純ジャパの方にとっては海外の大学に入ってから、実際に「ネイティブとの会話力」が磨かれることが多い。
      それよりまずは、TOEFLやIELTS〇〇点という、数字で測れる目標を設定しよう。
      高校生のうちにTOEFL90点〜100点超え、IELTS7.0~7.5が取れれば上位のスコープになる。ぜひ毎日の多読多聴を実践していこう。

      2)必要な学力
      TOP校を狙うなら、TOPレベルの学業成績を目指そう。プリンストンの入学者のスコアを参考すると、
      GPA:68%の人はGPA満点。平均GPAは4.0中3.95。
      SAT(6割の入学者が提出):95%の人が1400~1600点(満点1600点)取得。1540点は上位50%に入る

      3)「好き」の深堀
      哲学や物理学に深い関心を持っていること、議論・討論が得意であることは、アメリカの大学の出願においては有利な要素になるので、これらの興味やスキルをさらに深め、さまざまな課外活動にチャレンジしてみよう。

      もっと相談したい場合は、こちらのページをチェックしてみようね。

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