メルボルン大学MBAの基本情報
メルボルンビジネススクールの基本情報
基本情報
- 正式名称:Melbourne Business School
- 公式HP:https://mbs.edu/
- 所在地:200 Leicester Street, Carlton, Victoria 3053, Australia
- 提供プログラム:フルタイムMBA(2年)、パートタイムMBA(2年以上)、オンラインMBA(36ヶ月)、エグゼクティブMBA(18ヶ月)、シニアエグゼクティブMBA(18ヶ月)
特徴
メルボルンビジネススクールは、オーストラリアのNo.1ビジネススクールです。
オーストラリアで初めてのMBAを開設した学校で、現在もQSグローバルランキングでオーストラリアのMBAとして1位にランキングしている、名門MBAです。
オーストラリア第2位の都市・メルボルンは、「世界で最も住みやすい都市」と10年以上ランキングされてきた街です。移民の多国籍な文化を持つメルボルンは、ガーデンシティーと呼ばれる自然豊かな街でもあります。
環境の良い街にある、世界ランキングの高い学校で、グローバルビジネスをアメリカやヨーロッパに比べて学費を抑えて学ぶことができる総合的に魅力のある学校です。
メルボルン大学とビジネスコミュニティーが共同で経営しているため、ビジネスコミュニティーとの繋がりが強いことが大きな特徴です。
例えばオーストラリアのリーディング企業との、定期的な採用イベント、CEOの訪問、インターンシップ、クライアントと協力する授業科目などが用意されています。
エコノミストのランキング「世界で最も住みやすい街」で、2022年まで5年連続で1位となっている街・メルボルンは、国際性豊かな美しい街で、留学生に人気があります。
メルボルン大学が提供するMBAプログラム
メルボルンビジネススクールには、フルタイムのMBAの他に、パートタイムMBA、オンラインMBA、就労経験が5年以上のエグゼクティブMBA、就労経験が10年以上のシニアエグゼクティブMBAがあります。
- フルタイムMBA
- 9月始まりの2年
- パートタイムMBA
- 1月、4月、6月、9月始まり2年以上
- オンラインMBA
- 1月, 2月、5月、7月、7月、10月始まりのオンラインコース。36ヶ月
- エグゼクティブMBA
- 3月始まりの18ヶ月、5年以以上のマネジメント経験者向け
- シニアエグゼクティブMBA
- 4月始まりの18ヶ月、10年以以上のマネジメント経験者向け
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年以内
- 学費(2024年):AUD106,650 (2年間の総額)
クラスプロファイル
- 学生数(Full-time MBA):非公表(少人数)
- 女性比率:39%
- 留学生比率:71%
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均的な初任給:USD101,220
- 卒業後3ヶ月雇用率:95%
《参照:FT Global MBA》
メルボルン大学のMBA世界ランキング
QSグローバルMBA及びファナンシャルタイムズのランキングで以下のようになっています。
- 30位(世界)
- 1位(オーストラリア)
メルボルン大学のMBAカリキュラム
メルボルンビジネススクールのMBAは2年制です。
必須科目・選択科目
必修科目
1年生の9月~6月
- リーダーシップ
- データ分析
- 人事管理
- 管理経済学
- イノベーションキャンプ
- 経営倫理と事業環境
- 財務会計
- 財務
- マーケティング
- オペレーション
- ビジネス戦略
1年生の7月~9月
- 没入型ビジネス経験:パートナー会社でのチームプロジェクト
選択科目 (1年生の7月~2年生6月)
選択科目は以下から6つ履修します。
- ブランドマネジメント
- ビジネス分析
- 事業法
- 消費者行動
- コーポレートファイナンス
- コーポレート戦略
- 財務分析と評価
- 財務機関
- フィンテック:新しい経済のブロックチェーン
- 事業戦略のゲーム理論
- 戦略の実践
- 革新
- 投資
- リーダーシップと変革
- マネジメント判断
- マネジメントプロジェクト (T. Kearney コンサルタントと共同)
- ダイバーシティー経営
- マーケティングコミュニケーション
- マーケティングリサーチ
- マーケティング戦略
- MBAインターンシップ (4週間以上)
- M&A
- 交渉
- サプライチェーン管理
交換留学 : 2年生の1学期間
希望者は、23カ国の50のビジネススクールに交換留学することも可能です。
交換留学を希望する学生は交換留学先で取得する単位がメルボルンビジネススクールに移行するように学習計画をたて、交換留学先に願書を提出するシステムです。
ビジネススクールに移行できるよう、学習計画をたてて願書を提出する必要がある。
地域 | 主な交換留学先 |
---|---|
北米 | UCLAアンダーソン、シカゴ大学ブース、コロンビア大学ビジネススクール、ケロッグなど |
ヨーロッパ | ロンドンビジネススクール(イギリス)、SDA(イタリア)、ESADE(スペイン)、ESSEC(フランス)など |
アジア | HKUST(香港)、CEIBS(中国)、NUS(シンガポール)など |
その他 | アフリカ、南米のビジネススクールも含まれる |
留学先のフルリストは、《MBA交換留学》で確認してください。
卒業プロジェクト: 2年生の7月から9月
卒業課題は、MBAコースを通じて学んだことを振り返り、統合して、今後のキャリアに備えるための個人的考察課題です。
MBAでの経験を振り返りながら、将来のキャリアの希望、コミットメント、移行について考えます。
卒業後のキャリアを導くのに役立つツールとなるように設計されています。
メルボルンビジネススクール(MBA)に留学する理由
高ランクだが、欧米よりも比較的安めの学費
メルボルンビジネススクールの2年間の学費はAUD106,650で、 USDに換算すると70,500ドルです。 (1AUD=USD0.66 2024年6月レート)
アメリカのトップMBAは、1年でUSD70,000程度ですので、2年ではUSD140,000程度です。イギリスを含むヨーロッパのトップMBAは、1年でUSD100,000程度です。
比較すると世界ランキング30位のMBAの学費としては安いと言えるでしょう。
グローバルなネットワーク
留学生率が71%と大変高く、卒業後世界各国で働いているため、グローバルのネットワークが大変強い学校となっています。卒業後3ヶ月後の就職率は、95%と大変高い学校でもあります。
《参照:フルMBAパンフレット》
世界で最も住みやすい街メルボルン
メルボルンは、エコノミストのランキング「世界で最も住みやすい街」の2022年まで5年連続で1位となっている街です。2010年から2017年までも7年連続で首位でした。
メルボルンには、フランス、イタリア、ベトナム、中国など、多国籍の住民の国柄が現れた色々な地区があります。移民大国オーストラリアの縮図のような街で、各国の文化や食べ物を楽しむことができます。
ガーデンシティーと呼ばれている緑豊かな街でもあります。
郊外には、グレートオーシャンロードやヤラバレー、そして雄大な自然の広がるグランピアンズ国立公園があります。
少しドライブするとグレートオトウェイ国立公園で野生のコアラに出会ったり、フィリップ島で野生のペンギンを観察したりすることもできる、まさにオーストラリアの自然を身近に楽しむことのできる街です。
またメルボルンは、スポーツの中心都市でもあります。
テニスの全豪オープン、競馬のメルボルンカップ、サーフィンのリップカール・プロ、F1グランプリの開催など、世界的なスポーツ大会を楽しめます。
気候も年間通じて温暖です。南半球の冬に当たる6−8月には最高気温は14度あります。 日本の南に位置しているため、時差も少ないことも魅力です。
メルボルン大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになります。
出願要件と書類一覧
メルボルン大学MBAへの出願で必要なものは以下の通りです。これはほとんどのMBA留学準備では同様になります。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってきます。
メルボルンMBAの合格難易度は比較的低いことが想定されますが、英語試験の要件についてはしっかり確認しておきましょう。
- 学士学位
- 大学成績書
- 履歴書(最低2年の就労経験)
- エッセイ
- 推薦状2通
- GMAT / GRE
- TOEFL / IELTS
- インタビュー
《参照:フルタイムMBA 出願情報》
- GPA平均:非公表
- GMAT平均:695
- 最低語学要件:
- IELTS: 7.0(各セクション5以上)
- TOEFLiBT: 102 (Writing 24以上, Listening, Reading, Speaking 21以上)
学費と奨学金
学費 (2024年秋入学)
フルタイム MBA学費:総額AUD106,650 (2年間)
奨学金
メルボルンビジネススクールは、留学生にも支給される奨学金を各種用意しています。
それぞれの奨学金に申請する必要があり、締切日が違います。奨学金の結果は、合格時に通知されます。
奨学金名 | 内容 |
---|---|
Clemenger BBDO 奨学金 | 学術メリット奨学金 AUD50,000 |
学長の国際経営奨学金 | 学費免除 |
ダイバーシティ奨学金 | AUD50,000(数人に支給) |
Kraft Heinz 奨学金 | メリット奨学金 AUD12,000 |
MBA奨学金 | 学費援助(不定額) |
《参照:奨学金》
出願の流れと出願期限
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類の準備→出願→面接→合否となります。
2024年9月の出願締め切りは以下のとおりです。
ラウンド | 締切日 |
---|---|
早期 | 2023年9月25日 |
第1回 | 2023年11月20日 |
第2回 | 2024年1月29日 |
第3回 | 2024年3月25日 |
第4回 | 2024年5月20日 |
ズームでの20分から30分の面談があります。合否の結果は約4週間後に通知されます。
まとめ
メルボルンビジネススクールは、世界で最も住みやすい街として留学生にも人気のメルボルンの街で、世界のトップ30のビジネススクールで学費も抑えて学べる総合的にみて魅力的なビジネススクールです。
その上世界各国のトップビジネススクールに交換留学もできるという恩恵もあります。
欧米のMBAに行かずとも日本から近いオーストラリアのトップビジネススクールでのMBAを取得することも選択に入れてはいかがでしょうか?
メルボルン大学MBAの詳細な紹介、ありがとうございました!プログラムの特長やカリキュラムがとても分かりやすかったです。ところで、生活費を含めた総合的な費用は実際のところどの程度になるのでしょうか?また、現地の生活に関するコスト情報を知りたい場合、https://world-prices.com/ja/australia/prices が参考にできるかもしれませんが、情報の更新具合については時々確認が必要かもしれませんね。引き続き、オーストラリアでのMBA取得についてさらなる情報提供を期待しています!