【マギル大学MBA】難易度・ランキンングから日本人の留学方法まで

MBAと言えばアメリカのイメージがあるけど、カナダのMBAでおすすめの学校はあるかな？

カナダにも世界トップレベルの大学がいくつあるよ。マギル大学はその一つ。日本での知名度は低いけれど、北米ではかなり名が通っている。

このシリーズでは、海外MBAの情報をまとめていく。

今日は、マギル大学MBA特集！

海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。

しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。

これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第43段。今日は、マギル大学MBA。

WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。

また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。

マギル大学MBA(Desautels)の概要

マギル大学のMBAの基本情報

基本情報

特徴

マギル大学は、カナダのモントリオールにある1821年に創立されたカナダで最も歴史のある名門公立大学。北のハーバードと呼ばれる、カナダの名門大学です。マギル大学のデソーテル経営学部は、1906年に設立されました。

授業はすべて英語で行われますが、モントリオールはフランス語圏なのでフランス語で生活ことになります。そのため、卒業後にカナダで就職したい方、また将来的に欧米両方での世界的なビジネスをしたい方には良い選択と言えるでしょう。

卒業までの学費はCAD105,500 で、USD78,000（CAD 1 = USD9.74計算) なので、アメリカの名門私立のMBAと比べると低めです。また多くの奨学金が用意されています。

マギル大学のあるモントリオールは、カナダ都市の中では物価が低めで、日本と同じくらいと言われています。また12ヶ月、そして16ヶ月または20ヶ月と期間を選ぶこともできますので、総費用を押さえることもできます。

マギル大学mbaジャパンプログラムについて

東京で、モントリオールと同じようにMBAプログラムを受講できるジャパンプログラム(MBA Japan Program)が1998年から開講されていましたが、コロナ禍で2020年に教授がカナダと日本を行き来することが困難となり幕を閉じています。

マギル大学が提供するMBAプログラム

マギル大学は、フルタイムのMBAの1年及び2年のプログラムとエグゼクティブMBAを提供しています。

《参照：MBAプログラム》

学費とクラスプロファイル

マギル大学のフルタイムMBAの概要は下記のとおりです。

学費

クラスプロファイル

就職状況・平均給料

マギル大学MBAの世界ランキング

QSグローバルMBA及びファナンシャルタイムズのランキングで以下のようになっています。

マギル大学のMBAカリキュラム

必須科目

• Real-Time Decisions （リアルタイムの意思決定）
• Managerial Economics （経営経済学）
• Management Statistics （経営統計学）
• Operations Management （業務管理）
• Leadership&Professional Skills （リーダーシップ＆専門的なスキル）
• Information Systems （情報システム）
• Organizational Strategy （組織戦略）
• Marketing Management （マーケティングマネジメント）
• Mng Organizational Behaviour （組織行動の管理）
• Accounting&Financial Reporting （会計＆財務報告）
• Financial Reporting （財務報告）

選択科目

専門分野を決め、その中から5つのコースを取得します。

• Global Strategy & Leadership（グローバル戦略とリーダーシップ)
• Marketing（マーケティング）
• Entrepreneurship（起業）
• Finance（ファイナンス）
• Business Analytics（ビジネス分析）

実地学習

• 10日間の国際研修旅行
• 実習プロジェクト
• 交換留学　(2年コースのみ）
• インターンシップ（2年コースのみ）

《参照：フルMBAプログラム》

マギル大学MBAに留学する理由

英語で学びながら、フランス語で生活できる

マギル大学は、カナダのフランス語圏のモントリオールにありますが、授業は英語で行われます。そのため、大学内は英語での生活ですが、街ではフランス語で生活することとなります。

北のハーバードと名高いカナダの名門校で英語で学位をとりながら、フランス語の日常会話を学び習得するという環境は、カナダで卒業後に仕事をするために、また将来欧米でビジネスをするためには貴重な環境といえます。

2年のMBAコースの後に、3年間の就労ビザがもらえる

カナダ移民局は、2年間のMBAプログラムを卒業した留学生に、最長3年間の就労許可を取得することを許可しています。

1年間のMBAプログラム卒業生は、最長1年の就労許可となりますので、卒業後の進路を考えてどちらの期間を選択するか決めましょう。

《参照：FAQ》

MBAジャパンプログラムで日本人卒業生も多数

東京で、モントリオールと同じ内容のMBAプログラムを受講できるジャパンプログラム(MBA Japan Program)が1998年から2020年まで開講されていたため、日本には700人以上の卒業生がいます。

またマギル大学​​本校のMBAプログラムをカナダで受講した日本人卒業生が300名ほどいます。

そのため日本での同窓生のネットワークは強く、日本でも名前がよく知られているMBAですので、日本帰国後にも就職に有利なMBAです。

アメリカに比べると学費が低く、また奨学金が多い

学費は、1年でも2年でも卒業までのCAD 105,500です。米ドルでUSD78,000　(CAD 1 = USD9.74計算) ですので、アメリカの名門校の1年の学費で、MBAを取得することができることとなります。

また、カナダの大学の特徴は奨学金があることですが、マギル大学デソーテル経営学部のMBAでは、奨学金がCAD200万（USD150万）以上用意されていて、合格時に通知されるものに加え、在学中にもらえる奨学金と多数あります。

留学生、アジア学生向けもあります。（詳細は次章を参照）

《参照：入学要件》

生活の質の高い街

マギル大学がある街・モントリオールは、カナダ第2の都市であり、1番人気の学生都市。世界的にもトップ20位(QS Best Student Cities 2023)にランキングしている学生に人気の都市です。

モントリオールは、北米のパリと言われ、旧市街には石造りの建物や石畳の道のヨーロッパ的な街並みが残っています。北米最大規模のカトリック教会ノートルダム聖堂もあります。

かつてフランスの植民地であったモントリオールには 「Joie de Vivre（生きる喜び）」という言葉があり、人生の喜びを増やすために多くのエンターテイメントが育ってきた歴史があります。

そのため、文化やスポーツのイベントが多く、毎年8月から9月にはモントリオール世界映画祭、毎年6月から7月にはモントリオール国際ジャズフェスティバルも開催されます。

街には多くの博物館、美術館、劇場があります。そして、世界的に有名なサーカス、シルクドソレイユの本拠地でもあります。

スポーツでは、プロアイスホッケーチーム・モントリオールカナディアンズの本拠地があるほか、F1のカナダグランプリも開催されます。

また、住みやすいと言われる理由の1つに、バンクーバーやトロントに比べると物価が低いことが挙げられます。

都市別北米物価指数2024によると、トロントの物価指数は74.9で北米38位、バンクーバーは74.4で北米42位ですが、モントリオールは70.0で北米71位となっています。特に家賃が低めです。カナダ都市の中では物価が低めで、日本と同じくらいと言われています。

また、ケベック州での消費税率は、国税（GST）と州税（PST）を合わせて14.975％と高いのですが、食品や生活必需品、光熱費などは非課税のため、生活費を抑えることが可能です。

とはいえ、モントリオールは冬は厳しく、マイナス20度を下回る日もありますので、気候が厳しいことは大きなデメリットの1つです。

YouTubeでマギルMBAの動画がいろいろあるので、興味があれば探してみてね。学校生活をイメージしてモチベーションを高めよう！

Welcome to the McGill MBA Program

Why choose a McGill MBA?

マギル大学MBAの偏差値は？出願の難易度や入学条件

海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになります。

MBAの難易度と出願要件

マギル大学MBAへの出願で必要なものは以下の通りです。これはほとんどのMBA留学準備では同様になります。

このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってきます

出願準備はTOEFL/IELTS対策から

英語試験対策は留学準備のファーストステップ！独学思考の方は下記も参考にしてね！

講師から教えてもらったり、相談もしながら進められた方が安心だなぁ。。添削とかも必要だよね？

プロの講師からより効率的に学びたい！という方には、TOEFL・IELTSの学習コースも提供しているよ！

学費と奨学金

学費 (2025年度）

CAD 105,000

《参照：フルタイムMBA授業料と財務支援》

奨学金

MBA用の奨学金がCAD 200万用意されています。

【入学時に用意されている奨学金】

在学中に授与される奨学金

《奨学金》

マギル大学MBA日本人向けの情報

日本人向けサイト

日本人サイトはありません。

多くの海外MBAは日本人向けのアンオフィシャルサイトがある。学校の特色や合格体験記を目を通すと、どんな人がいるのか、どんなことに力を入れているのかがわかる。

日本人向けサイトでは、学校説明会等のイベント情報も更新されるから、随時確認しておこう！

日本人ブログ一覧

これで全てではないかもしれないけど、日本人の私費や社費の先輩たちが、趣味、自己満足、後輩たちのために受験準備・合格体験談をブログに書いてくれている。

モントリオールの生活とか、どんな授業があるのかみたいな記事も、参考になる。軽く読むと授業とか海外生活のイメージがわくよ。

他にも発見したら、ぜひコメント欄で共有してほしい！

学校説明会・イベント情報

https://www.mcgill.ca/desautels/programs/mba-programs/mba/information-sessions

基本大学で学校説明会をやっているけど、最近はオンラインのイベントも多い。オンラインは交通費がかからないから、とりあえず出席しておこう。公式ページの他、日本人向けサイトもチェックしておこうね。

英語の説明会は、できない自分を見つめ直して、再度頑張るモチベーションを高めることができるから、おすすめだよ。

最後に、当サイトでは海外大学・大学院進学のサポートやTOEFL・IELTS対策専門のオンラインコースも提供しているよ！！留学準備や出願でお悩みの方は、遠慮なく連絡してね！

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