




海外の大学や大学院に進学したい。キャリアアップのために英語力を証明したい。そんな場面でよく求められるのがIELTS6.5というスコアです。
とはいえ、「6.5ってどれくらい難しいの?」「独学でも本当にいけるの?」と不安になる方も多いと思います。
実際、IELTS6.5はCEFRでB2〜C1レベルの中上級クラス。英語4技能すべてがバランスよく問われるので、それなりの対策が必要です。
しかも、予備校に通うとなると20万円以上の出費がかかることも……。留学費用もあるのに、できれば余計なコストは抑えたいところですよね。
でもご安心を。IELTS6.5は、やり方さえ間違えなければ、独学&低コストでも十分に達成可能です!
この記事では、忙しい社会人や大学生でも取り組める無料リソースやおすすめの勉強法、実際に2ヶ月でIELTS6.5を達成した方法まで、しっかりご紹介していきます!
著者について:Miki
ミネソタ在住の大学院生。自分の夢に素直になりたくて、新卒で入社した会社を1年で辞めて渡米。語学で人と人、人と夢を繋ぐ先生になるべく奮闘中。
目次
IELTS6.5のレベル・難易度は?
IELTS(International English Language Testing System)は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4セクションで構成される英語能力試験です。
その中でも「IELTS6.5」は、海外大学・大学院への進学や就職、移住申請などで求められることが多い基準スコアです。
特に、アカデミックな進学を目指す人にとって「IELTS6.5」は一つの壁となります。では、実際にIELTS6.5はどのくらいの難易度なのでしょうか?
IELTS6.5はどのくらい難しい?レベルと到達基準
IELTS6.5は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でB2〜C1レベルに相当し、「中上級者向け」とされています。
IELTS公式では、バンドスコア6.5について次のように説明されています。
generally effective command of the language despite some inaccuracies, inappropriacies and misunderstandings
(多少の誤りや不正確さがあっても、全体として英語を効果的に使いこなせる)
つまり、日常的な会話には困らず、アカデミックな場面でもある程度対応可能だが、やや準備が必要なレベルとされています。
IELTS6.5を達成するために求められる各セクションごとの到達レベルの目安は以下のとおりです。
- リスニング: 約26–29 問正解(40問中)
- リーディング: 約27–29問正解(40問中)
- ライティング: 課題達成度・一貫性と結束性・語彙の幅・文法の正確さの4観点で評価され、論理的な構成と語彙のバリエーション、文法の安定感が求められます。
- スピーキング: 流暢さ・語彙力・文法・発音の4観点で評価され、日常会話から抽象的なトピックまで自然な受け答えができる力が必要です。


IELTS6.5と他の英語試験との比較(TOEIC・TOEFL・英検)
IELTS6.5が他の英語試験ではどの程度に相当するのかを、CEFR基準をもとに比較したのが以下の表です。
CEFRレベル | TOEFL iBT | TOEIC (L&R) | IELTS | 英検 |
C2 (Proficient) | 120-114 | – | 9.0-8.5 | – |
C1 (Advanced) | 113-95 | 990-945 | 8.0-7.0 | 1級 (一部C1) |
B2 (Upper-Intermediate) | 94-72 | 940-785 | 6.5-5.5 | 1級 (一部B2), 準1級 |
B1 (Intermediate) | 71-42 | 780-550 | 5.0-4.0 | 準1級 (一部B1), 2級 |
A2 (Elementary) | 41-0 | 545-380 | 3.5-3.0 | 準2級 (一部A2), 3級 |
A1 (Beginner) | – | – | – | 3級 (一部A1) |
既にTOEFLや英検のスコアがあったとしても、IELTSは試験内容が全く異なる試験ですので、安心せずに模擬試験などを受けて現時点のレベルを早めに把握するのがおすすめです。

IELTSスコア6.5を必要とする大学・大学院
多くの英語圏の大学では、学部レベルでIELTS6.0〜6.5、大学院レベルで6.5〜7.0を入学要件として設定しています。
例えば以下のような大学が該当します。
- イギリス: ロンドン大学(UCL)やエディンバラ大学
- オーストラリア: シドニー大学、メルボルン大学
- カナダ: トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)
- アメリカ: 一部の州立大学やリベラルアーツカレッジ
これらの大学では、特にアカデミックな環境での文章作成能力やディスカッション能力が重視されるため、IELTSの各セクションで一定以上のスコアを求めることが一般的です。
日本人の平均スコアから見る難易度と強化すべきポイント
以下は、日本人受験者の平均スコア(アカデミックモジュール)と、6.5とのギャップです。
セクション | 平均スコア | スコア6.5との差 | 強化が必要なポイント |
---|---|---|---|
リスニング | 5.95 | -0.55 | 長めの講義を正確に聞き取る練習 |
リーディング | 6.06 | -0.44 | アカデミックな文章への慣れ |
ライティング | 5.70 | -0.80 | パラフレーズや論理的な構成力 |
スピーキング | 5.51 | -0.99 | 流暢さと自然な表現の向上 |
総合スコア | 5.86 | -0.64 | バランスの取れたスキルアップ |
このデータから、日本人受験者がスコア6.5を取得するためには、特にライティングやスピーキングの強化が重要であることが分かります。

IELTS6.5達成に必要な勉強時間と学習戦略
IELTS6.5を短期間で達成するには、戦略的な学習時間の確保と、セクションごとのスコア配分が鍵になります。
ここでは、目安となる勉強時間やスケジュール例をもとに、効率的に6.5を目指すためのポイントを解説します。
IELTS6.5を目指すための必要な学習時間の目安
IELTSの公式機関であるBritish Councilや各種英語教育機関のデータによると、CEFRレベルを1段階上げるには200〜300時間が必要とされています。
現在の英語力に応じて、IELTS6.5達成までに必要な学習時間の目安は次の通りです。
現在の英語力 | IELTS6.5までの学習時間(目安) |
英語初心者(CEFR A2以下) | 約600〜700時間 |
TOEIC500〜600(CEFR B1) | 約300〜400時間 |
TOEIC700前後(CEFR B1後半〜B2) | 約250〜300時間 |
TOEIC800以上(CEFR B2上位〜C1) | 約100〜200時間 |
たとえば、TOEIC700レベルの方であれば、1日3時間の集中学習を2〜3ヶ月継続することで、6.5達成も十分に狙えます。
一方で、英語の基礎に不安があるA2〜B1レベルの方は、半年以上の中長期プランで、単語・文法・リスニングをしっかり強化するのがおすすめです。

IELTS6.5を効率よく達成するためのスコア戦略
限られた学習時間でIELTS6.5を目指すには、やみくもに4技能すべてを均等に対策するのではなく、得意なセクションでスコアを稼ぎ、苦手を補う戦略的なスコア配分が鍵になります。
IELTSでは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能の平均スコア(小数第2位を四捨五入)が「Overall Band Score」として表示されます。そのため、平均が6.25以上あれば6.5として評価される仕組みです。
つまり、苦手なセクションがあっても、他のスキルでカバーすれば効率よく目標スコアを達成することが可能です。
以下に、実際に6.5を達成するための代表的なスコア配分パターンを紹介します。
パターン | リスニング | リーディング | ライティング | スピーキング | 平均スコア | コメント |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 7.0 | 7.0 | 6.0 | 6.0 | 6.5 | リスニングとリーディングを強化して達成可能。 |
B | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | バランス型。時間配分を意識したい場合に有効。 |
C | 6.5 | 6.5 | 6.0 | 6.0 | 6.25 | リスニングとリーディングに重点を置く現実的なプラン。 |
D | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 6.0 | 6.375 | リスニングを得意とする受験者におすすめ。 |


忙しい社会人でも効率的に学習を進めるための時間術
時間が限られている社会人が、効果的に英語学習を進めるためには隙間時間の活用が重要です。
以下は、日常生活に学習を組み込む具体的なアイデアです。
休日のまとまった時間では、問題演習や模試の復習など、まとまった時間のかかる勉強をするのがおすすめです。
隙間時間を活用した勉強法
時間帯/活動 | 具体的な学習内容 |
---|---|
朝起きた後 | スピーキング: オンライン英会話 |
通勤・通学中(30分〜1時間) | リスニング: 英語ポッドキャスト、IELTSリスニング問題 単語学習: 単語アプリ |
料理中や家事中 | リスニング: 英語オーディオブック、ニュースアプリの音声機能 |
運動中(ストレッチやジム) | リスニング: 英語ポッドキャスト+シャドーイング |
移動中(徒歩や電車内) | 発音練習: 英語アプリを使用 |
昼休み(1時間) | ライティング練習: Task 1やTask 2のエッセイ作成 |
寝る前の自由時間(1〜3時間) | リスニング: 精聴 リーディング: 洋書で多読 |
- 入浴時間: 防水スピーカーでTED TalksやIELTSリスニング問題を流す。
- 朝の準備中: メイクや髪をセットしている間に、BBCニュースのリスニングや英語表現を学ぶ。
- 休憩時間の一工夫: 短い時間でも、単語カードやアプリを使い、10個程度の単語を集中して覚える。
- ベッドでの寝る前時間: スマホで簡単にできるリスニングや語彙学習に取り組む。寝る前の学習は記憶の定着を助ける効果がある。
- エクササイズ中: 隙間時間にストレッチや散歩をする際、英語のオーディオを聞くことで効率的な「ながら学習」が可能。



無料・低コストで使える!IELTS6.5対策におすすめの参考書・教材
IELTS対策には、さまざまな参考書やリソースを活用することで効果的にスコアアップが可能です。
初心者向けから上級者向けまで、低コストかつ効率的なツールをジャンルごとに紹介します。
初心者におすすめの参考書
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集

初心者に特におすすめの教材で、英語に不慣れな人でも理解しやすい日本語解説付きになります。
各セクション(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)の基本的な解答方法が丁寧に説明されており、試験形式をしっかり理解できます。
また、模擬試験も収録されているため、本番前の実践練習にも最適です。初めてIELTSを受験する方には、この一冊で基礎を固めることができます。
スコアに直結!IELTS問題集&試験対策

こちらは日本語でテストのテクニックが解説されているので、英語ばかりのサイトだと疲れてしまうという方にもオススメです。
この本はIELTSの問題の形態を分析し、どのようにアプローチをすれば良いのかが説明されており、効率よく高いスコアを狙うことができるようになります。
また、日本人向けの参考書なので、日本人が苦手とする文法の解説などもあるので、とても役に立ちました。
ケビン先生の参考書で問題形式やテクニックについて学んだ後にLizのサイトの練習問題を解くと、効率の良い勉強ができると思います。
Cambridge IELTSシリーズ

こちらは定番のIELTSの過去問題集です。わたしは本番前1ヶ月を切った頃から、時間を測って過去問題集を解いていました。
上記の勉強で培ったテクニックを、本番に近い形で使う練習も大切です。リーディングとリスニングは数をこなすためにも、過去問題集を何度も解きました。
ちなみに、このシリーズは新しいエディションがすぐに出ますが、少し前のエディションを買っても、問題形式に大きな変化はありません。
わたしは費用を抑えるために前のエディションを買っていました。
単語力強化ツール
Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced

わたしがIELTS対策の参考書の中で、一番使えると思ったのが「Cambridge Vocabulary for IELTS advanced」です。
この本はIELTSに必要な単語とIELTSの試験形態を同時に学べる一石二鳥の代物なのです。
ユニット毎にテーマがあり、テーマごとに単語が覚えられるのに加えて、IELTSリーティング、リスニング、ライティングの問題を解きながらそのユニットの単語を学ぶ仕組みになっています。
語彙力はIELTSの試験でハイスコアを狙うのに必須であることはもちろん、留学後も大切なスキルです。
パラフレーズ(言い換え)ができないと、スコア6以上を狙うのは難しくなってきますので、同じテーマで関連付けて語彙を増やしていくのは、とても効率のよい学習方です。
さらに、単語は単語量で学ぶよりコンテキストの中で学ぶ方がいいとされているので、この本はとても効率よく学習ができます。
TANZAM

イラストやストーリーを通じて単語を効率よく記憶できる日本発の英単語アプリです。
単語のニュアンスや使い方を視覚的に理解できるため、単なる暗記が苦手な方におすすめです。
また、通勤時間やスキマ時間にも学習が進められるよう工夫されており、初心者から上級者まで幅広く活用できます。
スピーキング&ライティング対策
Cafetalk
Cafetalkは、オンラインでプロ講師とスピーキングやライティングの練習ができるプラットフォームです。
特にIELTS専門の講師も多く在籍しており、個々のニーズに合った指導を受けることが可能です。お金はかかっても3000円程度です。
「スコアに直結!IELTS問題集&試験対策」の著者であるケビン先生もcafetalkで講師をされています。わたしはライティングの添削をケビン先生にお願いしました。
自分では分かりづらい文章のクセや文法ミスのパターンなど指摘してもらえるので、他のライティングに活かせるフィードバックがもらえてとても助かりました。
HelloTalk
HelloTalkは、世界中のネイティブスピーカーとつながり、言語交換を通じてスピーキング力を向上させることができるアプリです。
ユーザーは自分が学びたい言語(例: 英語)を設定し、その言語を話す相手を見つけてチャットや音声通話で練習することができます。
スピーキングは繰り返し練習することが大事です。わたしはIELTS講師と練習する前に、このアプリを使ってネイティブスピーカーを探して練習に付き合ってもらっていました。
自然な表現などはネイティブスピーカーに聞くのが一番だと思うので、できるだけ費用を抑えつつ練習がしたい人はぜひこのアプリを使ってみてください。
IELTS Speaking 7.0+対策パッケージ
IELTS Speaking 7.0+対策パッケージの最大の強みは、本番に出題される問題で演習ができる点です。
IELTSスピーキングの問題は年に3回入れ替わる特徴がありますが、この講座では最新の本番問題を収集し、それに基づく模範解答と音声をセットで提供しています。
さらに、模範解答は高得点を狙うためのポイントを押さえた構成になっており、具体的なアイデアや言い回しを学ぶのに最適です。
事前にどんな回答をするか考え、本番で「良いアイディアが浮かばない」という事態を防ぐことが可能です。
無料Webリソース
IELTS Liz

こちらのサイトでは、IELTSを知り尽くしたイギリス人講師の方のレッスン動画がなんと無料で見ることができます。
さらに、練習問題やライティングのモデルなども掲載されているので、参考書なしで十分な試験対策をすることができます。
まずはこちらの動画でIELTSの基本的な知識やテクニックを学びましょう。
それぞれのセクションのページに行くと、セクション別のテクニック動画や、練習問題が掲載されています。
まずは、各セクションのテクニック動画(tips)を見ることをお勧めします。
それから、練習問題(Practice Lessons)に取り掛かりましょう。一通り練習問題を解いたら、自分の弱点がわかってくると思います。
その後、パラフレージング(言い換え)や論の展開方法など、各セクションの細かいスキルを練習しましょう。
わたしは通勤中などのスキマ時間にテクニック動画を見て、休日などまとまった時間がとれる日に問題を解くなど工夫をしていました。
このサイトを使えば、時間がなくても自分の好きな時間に無料でIELTSの”講座”を受けることができます!
Liz先生の動画はイギリス英語なので、イギリス英語に慣れていない方も、耳慣らしができると思います。
Oxford Collocation Dictionary (Web版)

Oxford Collocation Dictionaryは参考書ではありませんが、ライティング対策や、留学後にも役に立つ辞書なので紹介したいと思います。
Collocation(コロケーション)とは、よく使われる単語の組み合わせです。例えば、”advice”という単語を調べると、その単語と共によく使われる動詞や形容詞の一覧が出てきます。
「文法的には正しいけど不自然な表現」を避けるためにも、コロケーションを知ることは大事です。
ライティングの練習をする時に、コロケーションを調べるクセをつけておくと良いと思います。
この辞書は、留学準備時代から、大学院2年目の今でも大変お世話になっています。留学前から英語の勉強にコロケーションを入れると留学後も役に立ちますよ!

IELTS6.5を目指す学習法|レベル別の強化ポイントと参考書活用術
IELTS6.5を目指すには、初心者は英語力の基礎を固めること、経験者は弱点を補強しながら試験形式に慣れることが大切です。
それぞれのレベルに応じた具体的な方法をご紹介します。
初心者向け:英語の基礎から始めるIELTS対策
英語の基礎力に不安がある方は、まず単語・文法・リスニングを中心に基礎をしっかり固めることが大切です。
半年ほどかけて基礎を強化したうえで、本格的なIELTS対策に移行するのがおすすめです。
- 単語: TANZAM
- 文法: English Grammar in Use
- リスニング: IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集、TED Talks
単語力の強化
TANZAMを毎日30分〜1時間活用し、頻出単語を確実に覚えることを提案します。ストーリーやイラストを活用して、単語のニュアンスを深く理解することで記憶に残りやすくなります。
また、学習した単語を日常的に使ってみることでアウトプットの力も鍛えられます。
覚えた単語を使うという意味で、1日30分ほど洋書を読む時間を作ることもおすすめです。
文法力向上
「English Grammar in Use」は基礎から応用まで幅広くカバーされているため、毎日1セクションを目標に進めましょう。
学習後は例文を使って自分で短い英文を作り、実践力を高めることがポイントです。
リスニングの精聴
公式問題集を使って、音源を1分単位で細かく止めながら内容を確認する精聴を繰り返します。
その後シャドーイングを加えることで、リスニング力とスピーキング力の両方を鍛えることが可能です。
また、TED Talksやポッドキャストを通勤中や家事中に流し聞きし、英語に慣れる時間を増やすと効率的です。
経験者向け:試験形式に慣れて弱点を克服する学習法
交換留学やビジネスで英語に慣れている方や、目安としてTOEIC700~800点程度の基礎力がある方は、試験形式に慣れること、弱点を克服することを意識して効率的に学習を進めていきましょう。
- 単語: Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced
- 模擬試験: Cambridge IELTSシリーズ
- スピーキング対策: IELTS Speaking 7.0+対策パッケージ
- ライティング対策: IELTS Writing 7.0+オンライン講座
模擬試験で本番形式に慣れる
「Cambridge IELTSシリーズ」を使い、週1回模擬試験を解きます。本番と同じ環境で時間を測り、試験形式に慣れることが重要です。終了後は間違えた問題を分析し、同じミスを繰り返さないよう復習を徹底します。
スピーキング力の実践強化
「IELTS Speaking 7.0+対策パッケージ」では本番形式の質問に取り組み、模範解答や音声を参考に練習します。回答を録音して自分で聞き返し、改善点を分析することで即興性と表現力を向上させます。
さらに、オンライン英会話を毎日25分行い、スピーキング力を継続的に伸ばす習慣を作りましょう。
ライティング力の向上
「IELTS Writing 7.0+オンライン講座」でTask 1とTask 2の構成方法を学び、毎週1〜2つのエッセイを書きます。添削サービスを利用して論理構成や内容のブラッシュアップを図ります。
よくある質問(FAQ)
IELTS6.5のスコアはどんな進学・就職に役立ちますか?
IELTS6.5は、英語圏の大学・大学院への出願で広く要求される基準スコアの一つです。
学部では6.0〜6.5、大学院では6.5〜7.0が必要とされることが多く、UCL、エディンバラ大学、シドニー大学、トロント大学などの上位校でも、専攻によっては6.5が出願条件となります。
特にアカデミックな課題への対応力が問われるため、ライティングやスピーキングで6.0以上のスコアが必要な場合もあります。
また、IELTS6.5は実用的な英語力の証明として、外資系企業や国際機関などの就職活動でもアピール材料になることがあります。
IELTS6.0から6.5に上げるのは難しい?
IELTS6.0から6.5へのスコアアップは、たった0.5の差でもスキルの完成度が一段階求められるため、簡単とは言えません。
一般的に、CEFRレベルでB1(IELTS5.5〜6.0)からB2(6.5)に引き上げるには、200〜300時間の学習が必要とされています。
特にライティングやスピーキングでは、論理性・語彙の多様性・文法の正確さを意識して、表現力を磨くことが不可欠です。
ライティングに重点を置く場合は、模試や添削を活用しながら、100〜150時間程度の集中対策を行うのが効果的です。
IELTS6.5はTOEICに換算すると何点くらい?
一般的にはTOEIC850〜900点程度とされています。
ただし、TOEICにはスピーキングとライティングが含まれないため、IELTSの方が4技能の総合力が問われると考えましょう。
IELTS6.5はTOEFLに換算すると何点くらい?どちらが難しい?
IELTS6.5は、TOEFL iBTスコアでおおよそ80〜90点に相当します。ただし、試験形式が大きく異なるため、単純なスコア換算だけで判断するのは注意が必要です。
目的や留学先、得意不得意を踏まえて選択するようにしましょう。
- IELTSは、イギリス・オーストラリア・カナダなどへの留学に最適です。スピーキングが対人形式で行われるため、自然な会話に自信がある人に向いています。
- TOEFLは、アメリカの大学進学に適しており、リーディングやリスニングで高度なアカデミック英語が問われます。PCでの試験に慣れている人にはおすすめです。
IELTSは予備校に通うべき?それとも独学でも達成可能?
予備校に通うか独学にするかは、現在の英語力や学習スタイルによります。
予備校を選ぶべき人: 英語学習の進め方がわからない、またはモチベーションを保つのが難しい人には、予備校での指導が有効です。ただし、費用が高くなる傾向があるため、しっかり比較検討しましょう。
独学が向いている人: 自分で計画を立てられる人や、比較的英語の基礎力がある人は、独学でも十分にスコアを達成可能です。本記事で紹介した無料・低コストの教材を活用すれば、予備校に匹敵する対策が可能です。

社会人が限られた時間でIELTS6.5を目指すには?
社会人が効率的に勉強を進めるには、隙間時間を活用するのがポイントです。以下のような時間を活用して学習を進めましょう:
- 通勤中: 英語ポッドキャストやIELTSリスニング問題を聞く
- 昼休み: ライティングや単語学習を進める
- 家事中や運動中: TED Talksやオーディオブックで耳を鍛える
- 夜間: 精聴や模試の復習、オンライン英会話でスピーキング練習


終わりに~IELTS6.5を目指すため~
いかかでしたか?時間とお金をかけずに英語試験対策をすることは、十分可能なのです。
わたしは個人的に、TOEFLよりもIELTSのほうが合っていると感じたので、IELTSを受験しました。
試験も紙ベースですし、スピーキングも対人なので、今まで慣れてきた試験と似ていることが大きな理由です。
IELTSというとイギリス留学を思い浮かべる方も多いと思いますが、最近ではアメリカの大学でもIELTSを受け入れる学校も増えています。大学院の基準スコアはoverall6.5であるケースがほとんどです。
仕事をしながらでも、スキマ時間を有効活用して、スコア6.5以上を目指すことはできます!
また、試験対策に何十万円も払う必要はありません。お財布にも優しい効率勉強法をぜひ実践してみてくださいね!




質問です!
12月に初めてIELTSを受けるのですが、そこでOverall6.5以上かつ各セクションで6.0以上を取りたいです。
現状はTOEICで700点ほどなのですが、どのように勉強すればいいでしょうか?留学に行くために何としてもスコアを取りたいです!アドバイスをお願いします。
IELTSの勉強法は全てここにまとめているよ!
https://www.path-to-success.net/ielts-study
12月まで時間がないので、まずは模試を受けて現在のスコア・実力を把握するところからかな。
https://www.path-to-success.net/ielts-textbooks
TOEICと比べると難易度が全く違うので、早めにIELTSの勉強を始めよう!
初めまして!
記事、読ませて頂きました。
質問ですが、以前、模試で受験した際の暫定スコアがおよそ3.5程度なのですが
5.5~のスコアに数か月以内に届く見込みはあると思われますでしょうか?
不躾な質問で申し訳ございません。
何としても年度中に習得しなければならなくなり、切羽詰まっております。
分かる範囲で教えていただけないでしょうか
見込みがあるのか、できるかできないか、は全て自身の努力次第。正しい方法で頑張れば、数ヶ月で3.5から5.5にスコアアップすることは不可能ではないよ。
努力の仕方は全てこちらの記事でまとめてあるので、ぜひ参考してみよう!
https://www.path-to-success.net/ielts-study
現在高校3年生のアパパパです。記事拝見しました。現在英語のレベルは、英検一級に届くか届かないかレベルです。カナダに約一年留学経験があります。IELTSは一回も受けたことがなく、問題の内容もよく把握していないのですが、今から勉強を始めて、大学入試(9月)までに6.5〜7.5のスコアを取りたいと思っています。可能でしょうか。
1年間留学経験あり+英検準1級〜1級の間の英語力であれば、2~3ヶ月の問題演習と模試で、6.5〜7.5を取ることは十分に可能だよ。
一発で目標スコアが取れるように、こちらのSpeaking本番問題のパッケージはぜひ使ってみよう!