アメリカの4年制大学へ出願を検討している方で、「インタビュー」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
インタビューとは、日本で言うところの「面接」です。
実は、アメリカの大学には面接が存在します。ただし、注意しなければならないのは、日本の大学入試面接とはかなり異なるという点です。
英語が苦手だと感じる方や、英語で長時間会話したことがない方は非常に不安だと思います。ですが、よくある質問や、質問が聞き取れなかった時の対処法などをしっかり把握しておけば、きっと面接は上手くいきます。
今回は、対策方法や実際の流れに関するイメージが掴みにくい「アメリカの大学のインタビュー」について、細かく紹介していきます!
この記事の著者:Akari
純ジャパ・留学経験無し・地方在住でアメリカの4年制大学を受験。受験期間中に、計7校から面接を受けました。2023年秋から、アメリカのリベラルアーツカレッジに進学予定です。
監修者:ウメンシャン
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。
目次
アメリカ大学入試のインタビューとは?
インタビューは必要?
アメリカの大学入試では、受験生の評価材料の1つとして「インタビュー」がある場合が多いです。
同時に、総合大学やリベラルアーツカレッジ等問わず、ほとんどの場合が任意です。
そのため、インタビューを受けなくても受験が不利に働くことはありません。
ただし、一部の大学はインタビューを受けることを強く推奨しています。
なぜなら、インタビューは大学が受験生を知るだけではなく、受験生が大学を知る機会になるからです。
そのため、筆者はインタビューが可能な出願大学は、なるべくインタビューを受けるようにしていました。
また、インタビューを必須とする大学も一部ありますので、出願予定大学のホームページをよく確認しましょう。
インタビューの概要
形式と面接官
インタビューが行われる際の形式は、大きく分けて3種類あります。
- 対面
日本人の卒業生等が面接官となり、日本国内のカフェ等でインタビューを行います。
また、キャンパスに行ってインタビューを受けることができる場合もあります。筆者の場合、渡米が難しかったため、1度もキャンパスで面接を受けたことはありません。
- オンライン
ZoomやSkype、Google meet、大学独自のビデオ通話ツール等でインタビューが行われます。
面接官は現地の学生ボランティアや日本人の卒業生、大学の教職員等です。基本的には1対1ですが、大学によっては面接官が2人以上となることもあるそうです。
- 録画
留学生の場合、インタビューの枠が制限されていることがあります。そのため、多くの大学で導入しているのはInitialViewというサービスです。
InitialViewとは、InitialView内の面接官1人からインタビューを受け、その様子を録画したものを複数の大学に提出することができるサービスです。
大学特有の「なぜこの大学に行きたいの?」等の質問等はありませんが、人柄や雰囲気を大学に伝えることは可能です。
また、もしDuolingo English Testのスコアを提出する場合は、大学に送付されるDET内の「Speaking Sample」によってインタビューが免除となることがあります。
所要時間
一般的には、30分~1時間でインタビューが行われます。
ただし、インタビューが盛り上がり、1時間以上お話する場合もあるようです。そのため、インタビューがある日のスケジュールには少々ゆとりを持っておくと安心してインタビューに臨めると思います。
カジュアルな雰囲気
日本の面接との大きな違いは、雰囲気です。
インタビューの雰囲気はかなりカジュアルで、面接というよりは対話に近い印象です。
筆者の場合はすべてオンラインでインタビューが行われましたが、笑顔で話を聞いてくださる方や、頷いてくださる方、私が発言したことに対して興味を持って深堀りの質問をしてくれる方が多かったです。
また、先輩方の体験談によると、対面の場合でもスターバックスでコーヒーを飲みながらインタビューを受けたり等、とても話しやすい雰囲気のようです。
日本人留学生はインタビューを受けられないことがある
前述しましたが、留学生のインタビューの枠が限られていることがあります。
例えば、リベラルアーツカレッジ等の小規模大学の場合、面接官の人数が少なかったり、日本人の卒業生が少なかったり等の都合でインタビューを受けることができないことも多くあります。
代用として前述のInitialViewやDuolingo English Testを活用することもできます。また、インタビューを受けなくても合否に不利に働くことはありません。
インタビューの事情は各大学によって大きく異なります。早めに、出願予定大学のホームページを確認しておきましょう。
インタビュー実施の時期
ここまで、インタビューの大まかな特徴をお伝えしてきました。
次に、アメリカの大学入試におけるインタビューはいつ行われることが多いのか、解説していきます。
出願締切前
一部の大学(特にリベラルアーツカレッジ)は、出願の締切と同時にインタビューを終了します。
そのため、Early DecisionやEarly Actionで出願する人は11月1日〜11月15日の間までにインタビューを済ませる必要があります。
また、Regular Decisionで出願する人は1月1日〜1月15日が出願締切であることが多いため、それまでにインタビューを済ませる必要があります。
出願締切前のインタビューは、自分でスケジュールを決めて予約するか、インタビューのリクエストを送信して面接官からの連絡を待つか、の2つの方法があります。
どちらの方法も、大学のホームページから行うことができます。
12月や1月は非常に予約が取りにくいことが多く、出願締切間際はエッセイ等で忙しいことが予想できるため、Regular Decisionに間に合わせたい場合には11月中旬〜12月初旬にインタビューを済ませることをオススメします。
筆者の場合、インタビューの予約は9月〜10月頃に終わらせていました。日付が近くなると予約が混雑しますので、早めに予約しましょう。
出願締切後
Regular Decisionで出願する場合、多くの総合大学と一部のリベラルアーツカレッジは、出願締切の後にインタビューを行います。
そのため、インタビューの時期は2月以降になることが多いです。
この場合は、インタビューのリクエストを送信して面接官からの連絡を待つか、面接官からインタビューのオファーが来るのを待つか、の2つの方法があります。
インタビューのリクエストを送信することができる大学は、出願後にログイン可能となる受験者Portalからリクエストを送信することができます。
面接官からの連絡やオファーを見逃さないように、迷惑メールフォルダを含めてメールをよく確認するようにしましょう。
インタビューを受けるメリットと注意点
インタビューは任意の場合が多いですが、インタビューを受けるメリットは多くあります。大きく3つに分けて、紹介していきます!
インタビューを「Important」とする大学もある
インタビューは任意の場合が多いですが、受験生の貴重な評価材料の1つとなります。
そして、インタビューを「Important」とする大学もあります。
例えば、Claremont McKenna Collegeは、インタビューをImportantとしており、Application Essay(エッセイ)と同じ重要度とされています。
そのため、もしインタビューで良い印象を残すことができたら、合否にもかなり良い影響が与えられると言えるでしょう。
(引用:Claremont McKenna College – Common Data Set 2022-2023)
ちなみに、各大学のデータは「大学名 + Common Data Set」で検索すると見ることができます。ぜひ活用してみましょう!
大学のことを知ることができる
前述しましたが、大学は受験生にインタビューを受けることを推奨しています。それは、インタビューは受験生が大学を知ることができる絶好の機会であるからです。
インタビュー中は、面接官から質問を受けるだけではなく、受験生から面接官に大学のことについて質問することができます。
また、面接官と話すことによって、大学の雰囲気や相性等を確認することができます。
これらは、インターネット上でのリサーチだけでは掴みきれない情報だと思います。そのため、インタビューは大学のことを知る貴重な機会となります。
英語のdisadvantageをカバーできる
もし英語のスコアが基準に満たしていない場合、インタビューを受けることによって「英語でのコミュニケーションは問題なく可能だ」というアピールをすることができます。
もちろん、英語のスコアアップをすることに越したことはありません。
ですが、インタビューは英語能力を確認する役割も担っているため、英語のスコアに自信がない方はぜひインタビューを受けてみましょう。
インタビューを受ける注意点
出願準備にかけて、受験生はインタビュー以外にもエッセイ執筆やスコアメイキング、奨学金申請等のタスクが山積みです。
そのため、インタビューを受ける上での注意すべきことを把握しておく必要があります。
時差があり、時間の調整が難しい
インタビューを受ける上での最大の懸念点は、時差です。日本人が面接官の場合は問題ありませんが、アメリカに在住している面接官の場合は、時差があります。
自分でインタビューを予約する形式であっても、インタビューが予約可能な時間は日本時間の朝8時以降か、夜23時以降であることが多いです。
筆者の場合、インタビューを受ける時期はまだ高校生だったため、8時以降の時間帯は難しかったです。そのため、金曜または土曜の23時以降に予約をするようにしました。
金曜または土曜の23時以降という時間帯はかなり限定的で、大学によっては予約ができないこともありました。そのため、平日の夜中にインタビューをせざるを得ないこともありました。
複数校のインタビューを検討している方は、さらにスケジュール調整が大変です。
準備に少し時間がかかる
後に記載しますが、インタビューの準備には少し時間がかかります。
ただし、準備をしすぎる必要はありません。人によって変わりますが、1校につき30分〜1時間程度の準備時間が必要となるイメージです。
そのため、インタビュー以外にも多くの準備を同時並行で進める受験生にとってはやや負担になるかもしれません。
インタビューまでにやること
面接の日時が決まったら、面接に向けて準備を始めましょう。
ただし、最低限の準備だけでも問題ありません。面接の前に必ず確認しておくことを紹介していきます。
質問への回答準備
まずは、面接官からの質問に対する準備です。
汎用的な質問への回答と、特定の大学に関する質問への回答をGoogleドキュメント等にまとめておくと良いでしょう。
ただし、注意事項として、「用意してきた感じ」はインタビューでは悪印象です。
あくまでも自然な感じを見たい面接官が多いので、回答を準備する際には原稿を作るのではなく、箇条書きで言いたいことをメモする程度に収めましょう。
英語が不安な人は、箇条書きでまとめた上で1人で話す練習をするか、後述するオンライン英会話等を活用し、誰かに面接官役をやってもらい練習すると安心できます。
まずは、よくある汎用的な質問を紹介します。これは、インタビューを受ける全大学共通で使用できます。
- 何を専攻にする予定ですか?興味のある学問分野は何ですか?
- なぜその学問分野に興味を持っていますか?
- 面白いと感じた高校の授業は何ですか?
- 課外活動は何をやっていますか?
- 趣味は何ですか?
- あなたの長所は何ですか?
- あなたの短所は何ですか?
そして、大学特有の質問です。これは、大学のホームページを読み込んだり、情報収集をする必要があります。
- なぜ、その大学に行きたいですか?
- どうやってその大学を知りましたか?
- その大学に入ったら、どんなことをしたいですか?
- 興味のあるclubはありますか?
他にも、多くの質問が想定されます。
しかし、筆者の経験を基に考えると、準備するのはこの程度の質問までで問題ないように思います。
例えば、「ストレスを感じたとき、あなたはいつもどうやってケアしていますか?」という質問や、「あなたの人生で最も誇りに思える経験は何ですか?」という質問、「あなたが尊敬できる他者のパーソナリティは何ですか?」という質問などをされたことがあります。
これらの質問に対して、私はもちろん全く準備をしていませんでした。ですが、その時に思いついたことを素直に回答しました。
一部の面接官は、非常にユニークな質問をしてくることもあります。そのため、あまり肩に力を入れすぎず、柔軟に思考を広げ、ふっと思いついたものを伝える柔軟性も重要です。これこそが、面接官が求めている自然な姿なのかもしれません。
大学への質問準備
筆者が経験してきたインタビューでは、最後の5分~10分で「逆に質問したいことはある?」と聞いてくれることが非常に多かったです。
そのため、面接官に質問したいことを事前に整理しておくと時間を有効に使えると思います。
また、数人の面接官は「ここでの質問は評価対象にならないよ!」と言ってくれました。そのため、単純に気になることを質問することをオススメします。大学のことを知る貴重なチャンスです。
例えば筆者は、面接官にこのような質問をしていました。
- なぜ、あなたはその大学に入学することを決めましたか?(面接官が在校生/卒業生の場合)
- なぜ、あなたはその専攻を選びましたか?
- その大学ならではの良さや伝統、雰囲気はありますか?
- その大学の上手く行っていない点や不満な点はありますか?
大学や興味分野によって質問はかなり変わるかと思いますので、上記はあくまでも参考程度にすることをオススメします!
また、もし面接官の専攻が自分の興味分野と被っていたら、その専攻内の教授や生徒、授業スタイル、規模感などを詳しく聞いてみるのも面白いかもしれませんね!
インタビューの環境を確認
インタビューの前には、必ず環境の確認をしましょう。
対面の場合は、集合場所や時間、場所までの行き方を確認する必要があります。日本よりもカジュアルな面接とはいえ、遅刻は絶対に避けましょう。
オンラインの場合は、インターネットの接続が安定しているかどうか、マイクやカメラが起動しているか、周囲が静かで集中できる環境か、面接官からZoom等のリンクが送られてきているか確認する必要があります。
筆者は全てのインタビューをオンラインで受けましたが、時間ギリギリまでリンクが送られて来なかったため慌てて問い合わせをした経験があります。面接官は柔軟に対応してくれるかと思いますが、念の為面接官のメールアドレス等を事前に把握しておきましょう。
インタビュー時の服装等は、特に指定はないと思います。カジュアルな私服でも構いませんし、高校生であれば制服でも大丈夫です。
また、もしアート系の課外活動をアピールしたい場合は、作品のポートフォリオをまとめたサイトやファイル等を用意しておいたり、実物を手元に置いておくと良いと思います。
必ず使う必要はありませんが、「見せたい!」と思った場合にすぐ出せるようにしておくと安心です。
インタビュー練習
英語が苦手な方や、英語でのインタビューが不安な方もいらっしゃると思います。
筆者自身も、英語よりも日本語を話す時間の方が圧倒的に多く、現地の方と長くお話する経験もほとんどなかったためすごく不安でした。
そこでオススメしたいのは、オンライン英会話です。
ほとんどのオンライン英会話では、1レッスンは25分〜30分となっています。実際のインタビューと似ているため、擬似練習に適しています。
また、レッスンの内容についても、レベルによりますがやはりフリートークがオススメです。
そして、特定の講師ばかりとレッスンをするのではなく、初対面の講師を選んでいくと良いと思います。インタビューで話す面接官は、もちろん初対面です。初対面の人に対して英語で自分のことを伝える練習としては、オンライン英会話は最適です。
筆者は、「産経オンライン」と「DMM英会話」を利用していました。
フリートークで予約した後、そのまま気軽に会話を始めることもあれば、レッスンの初めに「アメリカの大学を受験していて、今度インタビューがあるから練習したい」と伝えて練習したこともありました。
他にも沢山のオンライン英会話がありますので、自分の予算やスケジュール等に合ったオンライン英会話を見つけて練習を始めてみましょう。
インタビュー本番の流れ
ここまでは、インタビューまでに準備することを紹介してきました。
ここからは、本番の流れや注意事項等を紹介していきます!
また、これから紹介することは、筆者の経験に基づいています。そのため、大学によって形式や流れが変わることが大いに考えられます。
また、筆者はリベラルアーツカレッジを多く受験したため、総合大学のインタビューは異なる可能性があります。
自己紹介
軽い挨拶があった後、まずは自己紹介をすることが多いです。
この後質問をされることを前提に、自己紹介では表面的な情報だけを伝えると良いと思います。
もし面接官が先に自己紹介をしてくれる場合には、その自己紹介に沿って話してもいいかもしれません。
私がいつも自己紹介で話していたのは、
- 名前
- プロナウン(she/her/hersなど)
- 出身地(国名と都道府県名)
- 在籍している学校等
です。
面接官からの質問
その後、面接官からの質問に移ります。
質問に答える際には、自分が良く見えるように頑張るよりも素直に回答することを意識してみましょう。
大学は、既にあなたのアプリケーションから素晴らしい功績、課外活動、人柄について知っています。インタビューは、あなたの素の姿を見せる機会のように感じます。
よく聞かれる質問は「2.1 質問への回答準備」で紹介したので、気になる方はぜひ確認してみてくださいね!
面接官へ質問
面接官からの質問が一通り終わると、受験生が面接官に大学のことについて質問できる時間を設けてくれることがあります。時間は約5分〜10分のことが多いです。
面接官は「自分達の大学を知ってほしい!」と思っています。時間をめいっぱい使って、インターネットでは調べられない情報をゲットしましょう。
もし相手の英語が聞き取れなかったら
「英語が聞き取れなかったら…意味が分からなかったら…」と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、インタビュー中は相手の質問やお話を集中して聞きましょう。
その上で、もし相手が何を言っているか分からなかったら、「ごめんなさい、質問の意味を理解できているか確信が持てないのですが…こういう意味で合っていますか?」と聞き返してみましょう。
「わからない」ということだけを伝えるだけではなく、自分がどこまで理解しているか相手に共有することで、コミュニケーションがしやすくなるかもしれません。
海外大学進学を実現させよう!インタビューへの心構え
インタビューにおいて最も重要なのは、無理に大学に合わせようとするのではなく、素の自分でいることです。
なぜなら、素の自分でインタビューを受けた上で手応えや相性の良さを感じることができたら、それが大学の決め手になるかもしれないからです。
合否が出揃った後、どの大学に進学するか迷う人もいると思います。その際、「あの時の面接はとても楽しかったから、この大学にしよう」という大学選びの判断材料になることもあります。
そしてインタビューを決め手とした進学先の決定は、自分とマッチした大学を選ぶこととなり、後の大学生活がとても良いものになることも考えられます。
手応えがない、相性が悪いと感じても、それは落ち込む要素ではありません。
なぜなら、「他にもっと自分と合う大学があるかもしれない」と気付くことができ、大学と受験生のミスマッチを防ぐことができるからです。
そのため、変に着飾るのではなく、ありのままの自分でインタビューに臨みましょう。
また、アメリカ大学のインタビューは決まった形式がないことが特徴です。
私が今回紹介させていただいたような定番の流れはあるものの、予想外の動きや質問もあると思います。そのため、どんなハプニングにも柔軟に対応する姿勢が重要となります。
まとめ
今回は、アメリカの大学入試にて行われる「インタビュー」について紹介しました。
アメリカの大学入試は、多くの書類や情報等を多面的に評価した上で、合否が決まります。インタビューは任意であることが多いですが、インタビューの機会を活かして受験をプラスに働かせることもできます。
英語でのインタビューに抵抗がある方も、この記事で紹介した準備することや本番の流れ等をおさらいして、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
皆さんの米国大学受験がよりよいものとなることを、心から祈っております!