海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第36弾。今日は、インディアナ大学MBA。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
インディアナ大学MBA(Kelley)の概要
インディアナ大学MBAの基本情報
ケリー経営学部(Kelley School of Business)は1920年に設立され、インディアナ大学ブルーミントン校の学部であり、学部生と大学院生を併せ約4,600人が学んでいる。
また、母体のインディアナ大学は多くの学部が高いランキングを保っており、名門公立校で形成されるパブリック・アイビーと称される大学の一つ。
2008年のUS News & World Report発表の大学ランキングでは、学部及び大学院の全カリキュラムが25位以内に評価されている大学は全米でも3校しかないが、ケリー経営学部はその一つである。
大学院ランキングでは2006年のWall Street Journalで全米12位であり、Business Weekでは全米18位にランキングされている。
(wikiより抜粋)
ホームページ
https://kelley.iu.edu/programs/full-time-mba/index.cshtml
公式Facebook
https://www.facebook.com/KelleyMBA
公式Blog
https://mbablog.kelley.iu.edu/
Kelley MBAの世界ランキング
#20 US News MBA Rankings 2024
#19 QS Global MBA Rankings 2025
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$55,695(年間)
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):103
- 女性比率:28%
- 留学生比率:46%
- 勤続年数/平均年齢:6.3年/30歳
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$204,916
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:92%
出典:Class Pofile
インディアナ大学MBA(Kelley)で学ぶのか?
マーケティングへの強み、専門分野の強化
上記は2018年の卒業生の就職のレポートの一部だが、中でも注目すべきはマーケティング領域への就職率だろう。
32%を超える卒業生はマーケティング関連の職につき、ついで24%のコンサルティング、20%のファイナンスとMBA生へ人気のある業界への就職率が高い。
ケリーはMBA最初の年に”Academy”を選び、特定の領域に関してコンサルのプロジェクトやキャリアのアドバイス、メンタリングを受けることができる。
もしマーケティングに興味があるのであれば Business Marketing Academyや Consumer Marketing Academyなど関連するアカデミーを選びその領域を強化する。
アカデミーを終えた後はManaging Advertising and Sales Promotionや Brand Asset Management、Digital Marketing、Global Marketingなど更に細分化した分野で専門知識を積む。
このようにマーケティングを強化したい学生にはうってつけの環境がある。また、マーケティング含め、アカデミーのオプションは以下の7つだ。
- Business Marketing
- Capital Markets
- Consulting
- Consumer Marketing
- Strategic Finance
- Supply Chain and Digital Enterprise
- PLUS Life Sciences
高ランキングと就活へのメリット
Financial Times、Forbes、US NewsなどのMBAランキングではケリーは20位前後にランクインしており、日本で知っている人は少ないが世界での知名度は高い。
IESEやIE、HECなどヨーロッパでグローバルランクが高い学校もあるが、やはりMBAと言えば発祥の地アメリカが本場だ。
アメリカのMBAを取れば少なくともアメリカで1年働けるOPTをゲットでき、H1Bビザを得られる可能性もある。また、日本に戻ったとしても、外資系の就活で評価されやすいのはアメリカのMBAだ。
これは、外資系企業で大きい会社の多くはアメリカ資本であり、アメリカ人に刺さる(親近感を得る)のはアメリカのMBAだから、という単純な理由だ。
これはおそらく日本人が外人を採用するとき、早稲田や慶応を出ていると安心感がでる感覚と同じではないだろうか。
また、ランキングは20位前後にも関わらず、Class of 2021年度の合格者のGMATの平均点は666点、600点以下で合格するものも14%おり、日本人にとっては少しハードルが低いのも嬉しい。GMATのスコアが思ったように伸びなくても一度はアプライしてみたい学校だ。
インディアナ州の安い生活費
Kelleyはインディアナ州のBloomingtonという場所にキャンパスを構えており、立地的に生活費がかなり安い。
日本と比べて体感3倍の1LDKの家賃相場(市内に住んだ場合)は1ヶ月750ドル程度だ。学生としてシェアハウスや少し学校から離れた場所にすめば家賃は月500ドル程度/以下で済むのではないだろうか。
他のトップスクールが多いボストンやニューヨーク、カリフォルニアなどに住むとなると市外のシェアハウスで月1,200ドル〜、家族がいれば家賃だけで月2,000ドルは優に超えることになるため、生活費を考えておくことはかなり重要だ。
学費は1年5万ドルと他のトップスクールと比較して若干安い。
インディアナ大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
インディアナ大学MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これらの要件は、多くのMBAプログラムに共通する準備項目でもある。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
- 学士号
- 成績証明書
- 英文レジュメ(最低2年の職務経験)
- GMAT又はGRE
- TOEFL又はIELTS
- 推薦状
- エッセイ
- インタビュー
出典:Admissions
- 平均GPA(またはレンジ):3.40
- GMAT平均スコア(またはレンジ):683
- GRE平均スコア(またはレンジ): 319
- 最低語学要件:TOEFL 100/IELTS 7.0
推薦状やエッセイなどについては、学校により要件が異なることも多いので、早めにアプリケーションのためのアカウントを作成して確認をしておくと安心だ。
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れと出願期限
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類を準備→出願→インタビュー→合否となる。
出願締切日は例年4回のステージに分かれており、今年のスケジュールは以下の通り。
- ラウンド1:10月15日
- ラウンド2:1月5日
- 留学生はビザの申請のために1/5までに出願が推奨
- ラウンド3:3月1日
- ラウンド4:4月15日
スケジュールは毎年変わるため、入学方法の詳細は公式HPから確認しておこう。
インディアナ大学MBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
https://kelley-mba-japan.blogspot.com/
日本人ブログ一覧
- Indiana University Kelly MBA 在校生ブログ (在校生共著)
- KenethのMBA日記 (Class of 2016)
- Noblog【MBA留学記】 (Class of 2008)
- The Way to USA (Class of 2007)
- Making Baby in America(MBA留学日記)復活版 (Class of 2002)
学校説明会・イベント情報
https://kelley.iu.edu/news-events/events/bloomington/
ウィスコンシン州:
University of Wisconsin(Madison) MBA
オハイオ州:
Ohio State University (Fisher) MBA
ミシガン州:
インディアナ州: