IELTSライティング7.5獲得!タスク2を読み解くコツ【テンプレ&高得点表現】

IELTSライティング タスク2完全対策
ねこ君
IELTSライティングのタスク1は、定型表現とかテンプレートである程度対策できたけど、タスク2のエッセイは中々そういった対策が出来なくて困ってる。。。
ねこ君
まず第一に、エッセイのアイデアが全然思い浮かばないし、、、
にゃんこ先生
小手先のテクニックが通用しないのが、IELTSライティングのタスク2だね。真の英語力が問われるよ!だから正直言うと、地道に英語力を伸ばしていくのが一番の対策になる。
にゃんこ先生
けど、効率に英語力を伸ばす勉強法は存在する。IELTSライティングで7.5を取得した高校生が勉強法を紹介!

 

IELTS(Academic)のライティングは、他三技能と比べて、特に難易度が高いことが知られています。

アカデミックな世界で通用するような英文を書く力が求められているのが理由です。

今回は、IELTSのライティングで7.5を獲得した筆者が、主にライティングのバンドが5から6で伸び悩んでいる方に向けて、ライティング・TASK2の勉強法・対策法を紹介していきます。

 

この記事の著者:Tani

日本の高校から海外に2年間留学し、アメリカの大学受験を経験。IELTS Academic8.0、SAT 1480点。2022年秋より、全米トップ5のリベラルアーツカレッジに進学。

IELTSライティング タスク2の概要

IELTSライティング タスク2概要

IELTSのTASK2は、いわゆるエッセイ・ライティングです。

質問の文章が与えられ、それに答える形で比較的長い英文を書く必要があります。

単に与えられた図表の内容を説明することが求められるタスク1とは、難易度も、文章のレベルも、大きく異なってきます。

  • 内容:エッセイ
  • 文字数:250字以上
  • 時間:40分

 

TASK2の問題例

TASK2には様々なタイプの問題パターンがあります。

IDP(ブリティッシュ・カウンシルでない方のIELTSを主催している団体)もタスク2の問題を以下のように分類しています。

  • オピニオン型(Opinion essay)
    • 与えられた文章に対してどの程度賛成・反対するかを書く(双方の意見を公平に取り扱う必要はなし)
    • 例:To what extent do you agree or disagree with the statement/opinion?
  • ディスカッション型(Discussion essay)
    • 両方の意見を議論したうえで自分自身の意見を書く(双方の意見を公平に比較したうえで自分の意見を述べる)
    • 例:Discuss both views and give your own opinion.
  • 長所・短所型(Advantage/disadvantages essay)
    • 長所と短所をまとめて比較する
  • ポジネガ型(Positive/negative essay)
    • 与えられた現象がポジティブかネガティブかを論述する
  • 原因・解決型(Cause/solution essay)
    • 原因を特定して、解決策を提案する
  • その他複合型(Multi part essay)
    • 複数のパターンを組み合わせたもの

(参考:How to understand IELTS question prompts, IDP)

問題のパターン分けについて必ずしも覚える必要はありません。重要なのは、与えられた問題文を読み、何を書かなければいけないのかを把握することです。

 

例として、違うパターンの問題例を3つそれぞれ見ていきましょう。

例題①

Some people feel that the legal age at which people can marry should be at least 21. To what extent do you agree or disagree?

(https://www.english-exam.org/IELTS/ielts_writing_samples_task_2/1225/)

こちらは典型的なオピニオン型の問題ですので、与えられたトピックに対しての自分の意見を主張する必要があります。

2つの視点に対して平等に議論するのではなく、文章全体を通じて自分の意見を支えていく書き方をします。

 

例題②

Some people believe that Art gives our lives meaning and purpose. Others believe that it is merely a distraction from real life. Discuss both these views and give your own opinion.

(https://www.english-exam.org/IELTS/ielts_writing_samples_task_2/1226/)

例題②は、典型的なディスカッション型の問題です。2つの相反する主張についてある程度公平に議論しつつ、書き手の意見も加えていく書き方となります。

 

例題③

Information technology enables many people to do their work outside their workplace (e.g. at home, when travelling, etc.). Do the benefits of this mobility outweigh the disadvantages?

(https://www.english-exam.org/IELTS/ielts_writing_samples_task_2/1222/)

こちらはどちらにも当てはまらないタイプの問題です。

リモートワークの長所と短所の両方にある程度客観的な視点から言及したうえで、結局どちらの方が大きいのか、書き手なりの結論を出します。

 

IELTSライティング タスク2高得点のためのコツ

IELTSライティング タスク2 高得点コツ

IELTSのライティングで高得点を獲得するためには、適切な文脈において高度な語彙を用い、適度に複雑な文法表現を用いることによって、自分がいかに英語での作文に精通しているのかを試験官にアピールする必要があります。

そのためのポイントは、文章全体の中での総合的な「情報量」を多くすること。

「情報量」の大切さについては、IELTSライティング タスク1の書き方について解説した記事でも言及しています。

 

「情報量」とは、文字通り文章の持つ情報量ですが、ライティングの文脈では「試験官へのアピールの質と量」です。

つまり、語彙と文法の高度さと豊富さ、また論理的な明解さによって、試験官に自分の作文力をアピールします。情報量を文章中で増やすためには、いくつかのコツがあります。

 

文章の質(語彙と表現)

例えば、「留学のメリットとデメリット」について問われているとしましょう。

そこで、留学のメリットを説明するとします。

留学のメリットについて「国際的な視野が得られる」といったことに注目するのであれば、以下のような文章が簡単に思い浮かぶでしょう。

 

Students can gain global perspectives by talking with people from other countries.

 

ただし、これは非常に情報量の少ない一文です。

ありきたりな語彙と構文を使っているため、試験官はこの文章から受験生の作文力の高さを推し量ることはできません。

ここから総合的な情報量を増やすために、文章を次のようにアレンジしてみることができます。

 

Studying abroad not only allows students to learn a new language and culture, but also to gain global perspectives through interaction with people from different cultures.

 

「A allows B」「not only – but also –」といった表現を使いつつ、「through」というやや高度な前置詞を用いています。

言っている内容自体は単純であっても、語彙や表現に少し工夫を加えるだけで、情報量の多い文章を作ることは可能です。

 

純粋なエッセイの質

IELTSのライティングでは、単なる英語の単語や表現だけではなく、論理的な一貫性・整合性・内容の深さも問われます。

単なる語学の試験とは思わずに、日本語でエッセイを書くときに心掛けるべきことを、英語のライティングでも心掛けることが必要です。

 

まず第一に考えたいのは、読み手がしっかりと理解できる英文にするということ。

先ほどの留学に関するエッセイの例でいえば、「global perspective」とだけいっても試験官にはあまりピンとこないでしょう。

「global perspective」とは具体的に何を意味するのか、さらに説明するなり、具体例を加えるなりの工夫が必要です。

  • 具体例に言及する
  • 自分の過去の経験に触れる
  • 具体的な数字・データに言及する

 

また、ただ主張や事実を羅列するのではなく、1つのトピックを複数の切り口から論述することを意識するのがおすすめ。アカデミック・エッセイにも頻繁に用いられる手法です。

  • 経済的(economic)な視点 vs 社会的(social)な視点 vs 環境的(environmental)な視点
  • 短いスパン(short-run)での視点 vs 長いスパン(long-run)での視点
  • 社会全体からの視点 vs 個人個人からの視点

例えば「再生可能エネルギーの長所・短所」について問われた場合、「短いスパンでは短所が大きいが、長いスパンでは長所が大きく、総合的には長所が短所を上回る」などと書くことができます。

なかなか論理的な結論が出しづらい場合でも、分かりやすい対立軸を作ることによって、明解な結論が得られます。

 

どのようなエッセイのトピックにもこういった複数視点からの立場を利用することが適切というわけではありませんが、どのような視点から書き始めていいのか悩んだ時には、役に立つかと思います。

 

IELTSライティング タスク2のテンプレート

TASK2は、内容も高度で、テンプレートを丸暗記するだけで太刀打ちできるような問題ではありません。

「このタイプの問題にはこれ」などとパターンをあてはめるよりも、エッセイを書く上での大まかな流れと構成を覚えておくことをおすすめします。

  • 導入文 (50-80 words)
  • ボディ1
  • ボディ2
  • 結論

まず、導入文では、問題となっている事柄を分かりやすく説明したうえで、今から何を書いていくのかを説明します。

問題ではっきりと書き手の意見が求められている場合は、「賛成」「反対」などと、言い切ってしまうのがおすすめです。

続くボディはエッセイのメインとなる部分です。大まかにボディ1とボディ2に分けて考えるのがおすすめですが、詳細は後述します。

最後に、結論ではボディの内容を簡単にまとめます。問題の種類によっては、書き手の最終的な見解(賛成か反対か、など)も記述する必要があります。

 

実際の問題・解答例

実際の問題の中でテンプレートをどのように使っていくことができるのかを見ていきます。

問題:Globalization is creating a world of one culture and destroying national identity. To what extent do you agree with this statement?

(グローバリゼーションは、世界の文化を均質化し、国のアイデンティティを破壊している。あなたはこの意見にどの程度賛成ですか?)

こういったオピニオン型問題の場合、賛成意見と反対意見を平等に紹介するのはNG

問題文は「To what extent do you agree with this statement?」と、受験生自身の意見を聞いているのですから、エッセイ全体が書き手の見解を支えるようなものでなくてはいけません。

 

導入文

導入文では、問題を提起したうえで、自分の立場を明確にします。

つまり、①グローバリゼーションが諸々の問題を引き起こしていると一部で主張されていると紹介したうえで、②自分がどの程度その主張に賛成・反対なのかを述べます。

以下は英文の一例です。

① As global interactions of people, goods and money have been made possible due to the advancement of technologies and rising economies, we have seen numerous examples of so-called globalization, which refers to economic, social, and cultural integrations among different countries. It is, however, frequently argued that globalization has undermined and destroyed various forms of national identity, such as languages and cultures.

② I would strongly support this view and will explore it further in this essay.

 

まずは①を見てみましょう。ここでは、問題となっているテーマについて自分の言葉で詳しく説明しています。

つまり、グローバライゼーションとは一体何なのかを定義したうえで、何が今起こっていて、議論となっているのかを簡潔にまとめています。

それに対して②では、エッセイの内容を説明するために、自分の立場を明確に述べています。

このように、オピニオン型のエッセイでは導入文の段階からはっきりと自分の立場(賛成か反対か)を導入文の段階から明確にしておくことをおすすめします。

 

注意点:To what extentと聞かれているので「どの程度」賛成・反対か(今回であれば”strongly support”)としっかりと書く。ただの賛成・反対はNG。問題文には忠実に。

 

ねこ君
なるほど!賛成か反対か迷うときは、somewhat でも使ってみようかな〜。

 

ボディ

ボディ1とボディ2では、自分の立場を支える根拠を述べていきます。

今回は問題の意図がやや分かりづらいですが、ボディ1(①)では経済や貿易の観点から、ボディ2(②)では言語・文化の観点から書き手の主張をサポートします。

①The global expansion of multinational corporations that mass-produce cheap products is one of the most common examples of how globalization has infiltrated local economies and cultures. These cheaper products produced in low-income countries can easily dominate the domestic market, outcompeting traditional products. In Japan, for example, traditional potteries are facing severe price competition with their foreign rivals. It is undeniable that such iconic cultural heritages will eventually be lost and negatively impact national identity.

②However, some argue that globalization has rather helped to strengthen cultural identities around the world. While this may certainly be true for a small number of examples that have spread globally, such as sushi and K-pop, it is essential to recognise that this is not the case for many other less influential examples.

In terms of language, for instance, there is a global tendency for parents to educate their children in a more dominant language, particularly English, rather than in their mother tongue. In Malaysia, for example, general preferences for English schools often result in young teenagers of Chinese descent being unable to speak their mother tongue comfortably. This trend inevitably leads to a loss of language and culture, further destroying national identity.

こちらの例文は一例に過ぎません。全く違う内容でも構いませんが、ここではボディの中で上手く文章を組み立てるポイントを紹介します。

 

第一に、どんな主張をする際も具体例を伴わせます。

ボディ1では、安い輸入品の流通の具体例として、日本の陶磁器産業における例を挙げています。なお、こういった具体例は正確な内容でなければOK。

まるっきりの嘘はいけませんが、読み手が納得のいく内容であれば、多少数値を盛っていても問題ありません。

 

第二に、上手くボディ1とボディ2を繋げていくにあたって、「譲歩」や「反駁」の要素を入れるのがおすすめです。今回の場合では、ボディ2冒頭で以下の様に述べています。

However, some argue that globalization has rather helped to strengthen cultural identities around the world. While this may certainly be true for a small number of examples that have spread globally, such as sushi and K-pop, it is essential to recognise that this is not the case for many other less influential examples.

ここでは敢えて自分と異なる主張も紹介したうえで、「一部の例に対しては正しいかもしれないが、大多数の例においては間違っている」と批判し、さらにその後の段落で書き手自身の主張を繋げています。

この書き方は論理的に明快ですし、文章構成も単純(「○○という人もいる」+「確かにこれには正しい面もある」+「ただし、実際のところはそうではない」という3セット)で書きやすいはず。

「Firstly —, secondly —」 や 「on the one hand—, on the other hand —」以外のパターンも覚えておくと便利です。

 

結論

結論の書き方は簡単で、今までボディで述べてきた内容をまとめるだけです。少し内容が不足していると思った場合は、将来の展望を示唆するような形で文章を終えると書きやすいはず。

To conclude, I strongly believe that globalization has resulted in loss of national identity due to the reasons mentioned above and that governments should take appropriate measures.

 

全体をまとめると、次のようなエッセイができあがります。

As global interactions of people, goods and money have been made possible due to the advancement of technologies and rising economies, we have seen numerous examples of so-called globalization, which refers to economic, social, and cultural integrations among different countries. It is, however, frequently argued that globalization has undermined and destroyed various forms of national identity, such as languages and cultures. I would strongly support this view and will explore it further in this essay.

The global expansion of multinational corporations that mass-produce cheap products is one of the most common examples of how globalization has infiltrated local economies and cultures. These cheaper products produced in low-income countries can easily dominate the domestic market, outcompeting traditional products. In Japan, for example, traditional potteries are facing severe price competition with their foreign rivals. It is undeniable that such iconic cultural heritages will eventually be lost and negatively impact national identity.

However, some argue that globalization has rather helped to strengthen cultural identities around the world. While this may certainly be true for a small number of examples that have spread globally, such as sushi and K-pop, it is essential to recognize that this is not the case for many other less influential examples.

In terms of language, for instance, there is a global tendency for parents to educate their children in a more dominant language, particularly English, rather than in their mother tongue. In Malaysia, for example, general preferences for English schools often result in young teenagers of Chinese descent being unable to speak their mother tongue comfortably. This trend inevitably leads to a loss of language and culture, further destroying national identity.

To conclude, I strongly believe that globalization has resulted in loss of national identity due to the reasons mentioned above and that governments should take appropriate measures.

 

その他の問題パターンの場合

オピニオン型でない問題パターンの場合も、基本構成を応用していくことで対応可能です。

ボディ1とボディ2では、以下のように明確に内容を分けるのがおすすめ。

ボディ1ボディ2
オピニオン型根拠1根拠2
ディスカッション型視点1視点2
長所・短所型長所短所
ポジネガ型ポジティブな側面ネガティブな側面
原因・解決策型原因解決策

また、どのような問題パターンであっても、ボディ1とボディ2の書き始めは共通しています。

書き出しさえマスターすれば、あとは比較的すらすらと英文が書けるはず。

 

ボディ1の書き始め表現の一例

  • Firstly…
  • First of all…
  • To begin with…
  • In terms of…
  • On (the) one hand…
  • Some argue that…
  • One perspective is that…
  • It is generally believed that…
  • It is undeniable that…
  • It is certainly true that…
  • It is certainly the case that…
  • Scientific evidence suggests that…
  • Traditionally,…
  • Scientifically,…
  • Economists may argue that…
  • From an environmental point of view…
  • There are clear benefits for…

 

ボディ2の書き始め表現の一例

  • Secondly…
  • On the other hand…
  • Contrastingly…
  • Some others argue that…
  • However,…
  • However, scientific evidence suggests that…
  • However, we should not ignore the fact that…
  • However, there are some disadvantages with…
  • In order to tackle the issue…

 

タスク2で用いることのできる表現

文章をよりアカデミックに見せるためには、高度な語彙や表現を使っていく必要があります。

すぐに暗記できるようなものではありませんが、いくつか覚えておくと便利です。

 

副詞表現・前置詞表現

ありきたりな前置詞のかわりに、もう少しフォーマルな前置詞や前置詞的な表現を使うことを考えてみましょう。

元の表現言い換えられる表現
because ofdue to, owning to, as a result of, as a consequence of など
bythrough, via など
althoughwhile, whilst, albeit など
buthowever, whereas など
ifprovided that, given that など
regardingin terms of, in regard with など

 

分詞構文を使った表現

分詞構文を適切な頻度で使うと、英語が一気に英語らしくなります。以下は分詞構文の一例です。

  • —, further leading to degradation of coastal ecosystems
  • —, negatively impacting work-life balance of employees
  • —, inevitably resulting in a loss of indigenous languages and cultures

 

カンマの適切な使用

具体例をいくつか挙げたいときに便利なのが、カンマです。こちらも分詞構文同様、英語を英語らしくする要素です。

  • some countries, such as China and India, are…
  • some workers, particularly those who prefer to work remotely, may…

カンマ以外にも、コロンやセミコロンを使ったり、ハイフンを使ったりなど、フォーマルな英文でよく使われる技法は沢山あります。

ただしコロンやセミコロンの使い方などはネイティブでも間違える人が多いです。

まずは比較的使い方のカンタンなカンマから学び、慣れてきたらコロンやセミコロンの使い方についても実際の文章の中で覚えていくのがおすすめ。

 

IELTSライティング タスク2の勉強法

IELTS Writing Task2 対策法

フォーマルな英文を沢山読む

ニュース記事や社説などで頻繁に使われるような語彙や一部の文法表現を覚えるにあたっては、まずはそういった単語が使われている英文に沢山触れて、インプットしていくことをおすすめします

特にニュース記事などの場合は、そのトピックがそのまま問題で問われることもあります。

 

特におすすめなのは、BBC WorklifeとBBC Future。

BBC News

BBCの通常のニュース記事に比べて、より社会問題や話題となっているトピックにフォーカスした内容となっています。

> BBC Worklife

> BBC Future

こういった英文をとにかくたくさん読み、ライティングに応用できそうな表現を見つけたら適宜メモしていく、そういった勉強法がまずはおすすめです。

 

ねこ君
表現を学べる以外にも、IELTS Writingのトピック対策としても使えそう!色々な記事に目を通して、知識を吸収していこっと!

 

過去問・練習問題を解く

ある程度ライティングの表現に慣れてきたら、次はライティングの問題を解いていきましょう。

ライティング用の問題はIELTSの公式過去問が一番のおすすめですが、買いそろえるのは大変。

先ほど紹介したようなIELTS対策のWebサイトで紹介されているような問題でもOK。

 

> IELTS公式問題集

english-exam.org

こちらで取り上げられているようなライティングの問題を自分でどんどん解ていき、模範解答と見比べて、ということを繰り返していきます。

勉強の流れとしては、以下のような順番がおすすめです。

  1. 問題を解く
  2. 模範解答を見る
  3. 模範解答を写経する+使えそうな表現をメモして覚える
  4. 問題を解く(別のジャンルから選ぶ)

 

添削をしてもらうべきか

筆者はライティングの添削は一切お願いせずに本番を受けました。

先ほどのように、自分の解答を見て何度も振り返る、というよりも模範回答を何度も写して手になじませていく、写経のような勉強をしていたのが理由です。

毎回写経をして、使えそうな表現をメモ(というよりも暗記)しているので、回数をこなすごとに自分の書く文章が少しづつ模範解答に近づいていっているのがわかります。

 

「この表現合ってるかな?」などと疑問に思ったときには、以下のような方法で解決をしていました。

  • Googleで検索

reddit(海外版2ch)でも英文法の質問をしている人は多いです。日本語で調べて分からないことも、英語で調べると答えがあったりもします。

表現の検索の例

どちらの表現が適切か分からない場合には、○○ vs ○○、○○ or ○○、difference of ○○ and ○○などと、検索できます。日本語で調べて出てきづらい情報でも、英語で調べるとすぐに見つかることが多いです

google検索の例

 

  • 合っているか分からない文章を打ち込んで、ヒットするか調べる

たくさんヒットしたら合っている可能性大(それぞれのサイトでの使用例もチェックする)。まったくヒットしなかったら、不自然な用法である可能性大

 

にゃんこ先生
例文検索であれば、Google ScholarLudwigもおすすめ! 自分の書いた表現が実際に使われているかどうか確認してね!

 

  • HiNative(ネイティブに質問できるサービス)

英語母語話者に無料で質問できます。ただしネイティブの完璧ではないので、鵜呑みにするのはNG。

Hi Native

 

  • DeepL翻訳

日本語から英語にするもよし、英語から日本語にしてみて自然に翻訳されるか確認するもよし。困った時にはとりあえずDeepLにかけてみるのがおすすめ。

DeepL

注意点として、これらの解決策は、IELTSに特化した勉強法ではありません。英作文の経験がある人や、ある程度英語で文章を書くことに慣れている人はこの程度で基本的にはOK。

ただし、ライティングに挑戦するのが全くの初めて、などという方はこれだけでは心細いと思うので、IELTSのライティング専門の添削サービスを利用するのも手です。

 

ねこ君
色々無料でも使えるツールがあるんだね!でも、最後は添削でフィードバックして欲しいんだけど、、
にゃんこ先生
採点基準や内容面に沿ってフィードバックをもらうのは一番の近道だよね!IELTS Writing 7.0+もチェックしておこう!
IELTS ライティング講座

 

まとめ

TASK2はIELTSのライティングで最重要です。配点も高いですし、TASK1と比べて倍の時間と文字数が与えられています。小手先のテクニックは一切通用しないものと考えてください。

語彙や表現を覚えたり、テンプレートを覚えたりももちろん大切ですが、フォーマルな英文をたくさん読んだり、沢山の英文を書いたりなど、英語力そのものを向上させていく意識で、「正攻法」で攻略していきましょう。

 

にゃんこ先生
最後に、当サイトではTOEFL・IELTS対策専門のオンラインコースも提供しているよ!英語対策でお悩みがあれば、遠慮なく連絡してね!

 

 

この記事はインターンのKazuによって編集されました。

 

ねこ君
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にゃんこ先生
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