この記事の著者:Corinna
2回英国大学院に留学し、経営とマネージメントの2つの修士号を取得。非帰国子女だが、IELTSはoverall 8.0。中国で通訳・翻訳を10年以上務めるとともに、大学でビジネス英語やマネージメントを教えた経験あり。また、Cambridge Business English Certificate (BEC) のspeaking examinerの資格も持つ。
目次
IELTSライティングのハイスコアの秘訣
多くのIELTS受験者は、ライティングでは、文法が正確で、語彙が豊富で、規定の単語数に達していればハイスコアを獲得できると思っているのではないでしょうか?
しかし、実際はそうではありません。 正確な文法とロジカルシンキング(logical thinking)がハイスコアを取る秘訣なのです。
私がイギリスの大学院に留学している間、筆者は課題のエッセイでしばしばA+あるいはAをとりましたが、大きな失敗もありました。
例えば、あるモジュールでは、全体の30%の割合を占めるエッセイで、C+を取ってしまい、大打撃を受けました。
私は、自分のエッセイに対する教授の評価を分析して、失敗の理由がわかりました。
スタイルと言語の使い方では、文法は正確で単語は豊富だったため、評価は非常に高かったのですが、エッセイの構造において、著者の立場が明確ではなかったのです。
いくつかの議論を1つのエッセイに統合しようとしていたので、著者(私)が最も主張したい議論が分かりにくくなってしまったため、満足できないスコアにつながりました。
この反省を生かし、全体の70%を占める2つ目のエッセイでは、文法が正確なだけでなく、もっと重要である、議論の論点が明確で強い意見を書いたため、このエッセイはA+となりました。
IELTSライティングは大学院の学術論文と比べると非常に少ない文字数ですが、その目的は、海外留学したいと思う受験者が将来的に専門分野で学術論文を英語で書くことができるかどうかを検討することであり、したがって学術論文の縮図であるのです。
本記事では、私自身や経験豊富な試験対策教師が経験した実際のエッセイと学生の実際のエッセイを分析し、IELTSライティングでのスキルと方法を説明します。
受験者がIELTSライティングの謎を解明し、満足のいくスコアを獲得できるようにするため、Task1は簡単な紹介に留め、Task2に焦点に当てます。
IELTSライティング:Task2のタイプと対策
IELTSライティングのTask2では、少なくとも250語を書く必要があります。 受験者は与えられたトピックに対し、意見を述べ正当化し、トピックを議論・要約する能力がテストされます。
Task2の問題は主に4つのタイプに分類されます。
- 同意するかどうか(Agree or disagree)
- 正反対立(Discuss both sides)
- 原因と問題への解決方法(reasons/problems and solutions)
- 利点と欠点(advantages and disadvantages)
その中で①の同意するかどうか(Agree or disagree)が最大85%を占めています。本記事において主に論じるのは、この同意するかどうか(Agree or disagree)の問題に対する対策です。
どのタイプのエッセイかを分析する
①の同意するかどうか(Agree or disagree)のタイプのエッセイは一般的に、一つの背景または現象を提示するもので、それに対して賛成するかまたは反対するかを書くものです。
以下のような質問によって、このタイプを見分けることができます。
Agree or disagree/discuss both sides or views/what is your opinion
問題例:
1)Buildings have changed the appearance of our cities and towns. Some people believe that we should build all the new buildings in traditional styles. To what extent do you agree or disagree?
2)Some people think that companies and individuals, rather than governments, should pay to clean up pollution that they have caused. What is your opinion?
3)News media has become influential to our life nowadays. Some people think that it is a negative development. To what extent do you agree or disagree?
エッセイの構造を決める
問題を検討した後、エッセイを書く始める前に構造を決めましょう。構造は非常に重要で、構造がしっかりしていれば、試験官は一目であなたの意見を理解することができ、高得点につながります。
エッセイでは、5つのパラグラフを使用し、一方の意見を採る方法をお勧めします。具体的には、以下の2つがあります。実際の問題を用いながら、構成を見てみましょう。
例題:Mass media has become influential to our life nowadays. Some people think that it is a negative development. To what extent do you agree or disagree?
テンプレート
① 完全に一方の意見のみを書く方法
イントロ(立場を表す)→ 議論1 → 議論2 → 議論3 → 結論
イントロ …I agree with this statement.
メインボディ
1 To begin with, mass media contains too much violence and pornography which does harm to human beings, particularly to the teenagers. +意見をサポートする証拠
2 In addition, countless commercial ads are being broadcasted on TV, newspaper or magazines every day, tempting people to consume a large sum of money on unwanted things. +意見をサポートする証拠
3 What is more, children can get addicted to TV media thus damaging their health+意見をサポートする証拠
結論:To conclude, from my point of view, news media is detrimental to people in terms of leading people commit crimes or suicide, misleading consumers to buy unneeded products as well as being harm to teenagers’ health.
② 譲歩しつつ一方の意見をサポートする方法
イントロ(立場を表す)→反対の議論 → 議論1 → 議論2 → 結論
イントロ…I agree with this statement.
メインボディ
1 Admittedly, news media helps us to get informed+意見をサポートする証拠
2 However, the advantages never outweigh its disadvantage. To start with, mass media contains too much violence and pornography which does harm to human beings, particularly to the teenagers. +意見をサポートする証拠
3 In addition, children can get addicted to TV media thus damaging their health +意見をサポートする証拠
結論:To sum up, despite some strengths in terms of allowing people to be informed(譲歩), the advantages never outnumber its weakness for 議論1+議論2.
これらのテンプレートを使用することをお勧めする理由は、考えが明確なだけでなく、西洋の思考方法に従っているからです。
イギリス人やアメリカ人である学生の論述は、このような構造を用いています。したがって、高得点を得るために、これらの構造を使うのがよいでしょう。
受験者がテンプレートを使用しないで、高得点を得るためにテンプレートから飛び出すことを推奨する教師はたくさんいます。
その方法は、英語が非常に得意であり、幅広い知識を持ち、そして強いロジカル思考を持っている人々にとっては適している可能性があるので、このような意見には一理あるでしょう。
しかし、すべての受験者がそれをできるわけではないと思います。
テンプレートを使用してライティング7.0を取得する受験者はたくさんいますし、さらに重要なことに、試験官は、テキストがテンプレートから得点を与えるのではなく、内容の議論から得られると考えています。
テンプレートはあなたのエッセイをより明確に見せるのです。
必ず自分の意見を言う
なお、多くの参考書は、中立的な態度を推奨しているものもありますが、これはお勧めできません。具体的には、以下のような構成のエッセイです。
- イントロ(立場なし)→ 賛成 → 反対 → 結論(立場を表す)
- イントロ(立場なし)→ 大部分の人々の意見 → 自分の意見+それをサポートする証拠 →結論(立場を表す)
このスタイルは私たちの東洋人の考え方と一致しているので、多くの受験者はこの構造を好みます。
一般的に、東洋人は両側から物事を分析すること、すなわち、偏りのない「中庸」(middle of the road)の態度を採ることを好みます。
しかしこれは、自分たちの態度に非常に重点を置く西洋の思考様式とは反対となります。
一般的に、IELTSの主張についてのエッセイを書く際には、この「中庸」の構造はおすすめできません。あなた自身の意見や立場をはっきり表すべきです。
イントロ書き方
バックグラウンド → 大部分の人々の意見 → 立場を表す
バックグラウンドや他の人々の主張は同義語によって置き換える(パラフレーズ)書き方が一般的に推奨されていますが、受験者が自分で内容を編集することは、多くの時間が浪費されるだけでなく、その内容がそのトピックに関連していない可能性もあるため、お勧めしません。
例題:Mass media has become influential to our life nowadays. Some people think that it is a negative development . To what extent do you agree or disagree?
例えば、以下のようなイントロが良い例です。問題文のトピックを直接的に書き、必ず立場を示しましょう。
(良い例)It is an undeniable fact that in the present society people have been greatly influenced by the news media like TV, newspaper, radio, etc. Yet, people consistently argue that media brings unfavorable effect to human beings. However, from my own perspective, I disagree with this statement.
注意点として、次のように始めることはお勧めできません。
(悪い例)Nowadays, whether media development is detrimental to humans has generated a heated debate. Views are greatly various from person to person. Some people firmly maintain that media brings unfavorable effect to human beings, while others believe that its advantages greatly outweighs its disadvantages. From my part, I am inclined to the latter statement.
一般的に、受験者は上記のような方法を使用するのを好みます。
ある現象は議論を引き起こしました→ある人々はそう思う→そしてある人々はそれを思う→私は前者か後者を支持します、というものです。
このような書き出しをしようする受験者は多すぎるので、試験官はそれを暗記すらしています。
したがって、盗作や暗記ととらえられないためにも、そのような書き出しは使用しないほうがよいでしょう。
メインボディの構成(O-R-Eの原則を用いて)
メインボディは最も重要な部分であり、記事全体の活力源です。この部分で最も重要なことは議論の仕方です。
意見を説明する
ほとんどの受験者は意見を列挙するだけで、それぞれの議論がしっかりと説明されていないということがよくあります。
IELTSライティングでは、意見を説明することなくリストアップしてはいけません。西洋人にとって最も重要なことは、思考を論じることですが、すべて論理的であり、根拠がないといけません。
1つの段落ごとに1つの議論しか存在できず、同じ段落のそれ以外の部分はすべてこの意見を説明する必要があります。
O-R-Eの原則に従う(opinion-reason-example 議論 – 理由 – 例)
意見の説明の仕方は、議論は最初の文の中に置かれ、その後にあなたの意見を示す理由/例が続くという書き方がよいでしょう。
受験者の中には、自分の意見を最後に書き、結論にたどり着くまでに紆余曲折、その意見をサポートしないような話を書く受験者がいますが、これは西洋の考え方と全く矛盾しています。
意見をサポートする3つの方法
一般的な議論方法を3つ紹介します。
① 例を挙げる(for example/a case in point is that/ an illustration is that)
Media which contains too much violence or pornography may lead teenagers to committing crimes or suicide for the reason that they may imitate the scene showed on TV. An illustration is that four students jumped from the same teaching building in a Primary School on the same day and killed themselves simply because they wanted to imitate the behavior reported in a popular violent movie.
このエッセイは、O-R-Eの原則に準拠して書かれた6.5のエッセイから抜粋されています。
一つの議論があり、その後に続くものはすべてこの議論をサポートしています。段落には1つの要素しか存在していないことに注目しましょう。
意見の後に続くものはすべて、その要素と密接に関連している必要があります。
議論とは関係のない内容は避けてください。これはとても重要です。
② データを挙げる
Admittedly, news media creates some negative influences for the reason that it contains too much violence and pornography which does detrimental harm to individuals, particularly the teenagers. According to a recent survey, about 100,000 young people commit crimes by imitating the behaviors shown on TV or reported in the newspaper in China every year.
これは①例を挙げるのと似ていますが、この方法はより正式で説得力があります。
多くの受験者はデータが正確ではないことを心配しますが、このような場合は、more than 50% of / an increasing number of / the majority of というように書くことをお勧めします。
③ 過去との比較(電話、コンピューター、交通、医療などのテクノロジーのトピックにおいて)
Mass media enables people to get informed every day. Due to the development of mass medias, we are able to know about what is going on around the globe without going out, which was not the case several decades ago when there existed no media and important events could only be passed from mouth to mouth. Thus, people could never be updated.
この方法は、議論で用いられる一般的な方法です。
練習のプロセスでは、試験時に時間を節約できるように、幅広く使用できる例をいくつか用意しておくのがよいでしょう。
例えば、以下の例は、教育、心理学、社会など、幅広いトピックで使用することができます。
An illustration is that four students jumped from the same teaching building in a Primary School on the same day and killed themselves.
Eg: Many people think that students should only study Academic courses in such highly competitive society. Do you agree or disagree?
– イントロで反対の立場を示す
– Putting too much emphasis on academic subjects leads an increasing number of students to suffering some psychological disorder for the reason that they are under great pressure. An illustration is that a fair proportion of teenagers commit suicide each year by jumping from the high-rise buildings simply because they fail the examinations.
結論の書き方
結論のパラグラフでは、main bodyのトピック文を繰り返しますが、同義語に置き換えて、文言の重複は避けます。
To conclude/In conclusion/To sum up/In summary
(注意点: In a word/Finallyを使用しない)
例1 To conclude, from my point of view, news media is detrimental to people in terms of leading people commit crimes or suicide, misleading consumers to buy unneeded products as well as being harm to teenagers’ health.
例2 To sum up, from my own perspective, though news media creates some negative points in terms of leading people to commit crimes; its disadvantages never outnumber its advantages for it allows individuals to be informed and to be educated.
サンプルのエッセイ分析(O-R-Eの原則の実践)
ここで使用されているサンプルエッセイは、ランダムなIELTS Webサイトからのコピーではなく、実際に受験者が試験本番で書いたエッセイです。
なお、下線はメインの意見です。また、赤字の単語・フレーズは役に立つ表現ですので、これも参考にしてみてください。
サンプル1:スコア7.0
News media has become influential to our life nowadays. Some people think that it is a negative development. To what extent do you agree or disagree?
It is an undeniable fact that in the present day people have been greatly influenced by news media like TV, newspaper, radio, etc. Yet, people consistently argue that media brings unfavorable effect(悪い影響)to human beings. From my own perspective, I agree with this statement.
To begin with, mass media contains too much violence and pornography(暴力とポルノ), which does harm to human beings, particularly to teenagers. The reason is that most young people, especially children lack of the ability(能力不足)to distinguish what is right and wrong(善と悪を区別する)thus they can be easily misguided(見当違いになりやすい)by the violent scenes(暴力シーン)on TV. According to a recent report, over 30% of teenager criminals imitate(模倣)the behaviours from TV or Internet to commit crimes(犯罪を犯す)each year.
In addition, countless commercial ads(商業広告)are being broadcasted on TV, newspaper or magazines every day, tempting(誘惑)people, particularly women, to consume(消费)a large sum of money on unwanted things. According to a survey, over 80% of the female participants(参加者)revealed that they cannot resist the temptation(誘惑に抵抗する)to purchase(購入)any products which are successfully advertised by media. Obviously, people’s buying habits are greatly affected by mass media which contains ads.
What is more, children getting addicted to(中毒になる)TV media can damage their health. Nowadays, most young generations spend days and nights enjoying television programs without any rest, causing the majority of them to suffer poor eyesight(目が悪くなる) as TV screen can produce a kind of radiation(放射線)which is harmful for our eyesight. As is shown from the report, over 80% of teenagers get short eyesight, with 50% of them being affected by TV media.
To conclude, news media brings negative effects to people for it misleads teenagers to commit crimes, tempt consumers to buy unneeded products as well as being harmful to teenagers’ health.
このエッセイでは完全に一方の意見を述べる構造を採用していますが、西洋の考え方に沿っているため、意見が非常に明確です。7.0以上のスコアを達成したい受験者を強くお勧めします。
ほとんどの東アジアの受験者にとって、エッセイに3つの議論を入れ込むこと(テンプレート①)は難しいため、譲歩構造(テンプレート②)を採用する勧められます。
しかし、あなたがハイスコアを取得したい場合は、より多くの議論を入れ込む必要があります。
サンプル2:スコア6.5
Undeniable is the fact that in present-day society people have been greatly influenced by news media like TV, newspaper, radio, etc. Yet, some people consistently argue that the media brings unfavorable effects to human beings. However, from my own perspective, I disagree with this statement.
Admittedly(譲歩の表現), news media creates some negative influences because it contains too much violence and pornography, which does harm to individuals, particularly teenagers. An illustration is that an increasing number of young people commit crimes by imitating the behaviors shown on TV or reported in the newspaper every year.
However, the strengths of news media greatly outweigh its drawbacks. To start with, it enables people to get informed every day. Due to the development of mass media, we are able to know about what is going on around the globe without going out, which was not the case several decades ago when there was no media, important events could only be passed from mouth to mouth. Thus, people could never be updated.
In addition, media has an essential function for education. A fair proportion of educational programms, namely science and technology, environmental preservation, etc., are being shown on television, newspaper, or radio, which has enriched people’s visions considerably as well as enhancing their consciousness of protecting our surroundings.
To sum up, from my own perspective, though news media creates some negative points in terms of leading people to commit crimes; its disadvantages never outnumber its advantages for it allows individuals to be informed and to be educated.
このエッセイでは、譲歩の構造を使用していますが、意見は非常に明確です。エッセイの主要段落は長くはありませんが、議論は整っており、6.5を得ることができます。
言い換えれば、6.5を取りたい場合、西洋の思考に沿って意見を正当化、明確にすること、文法と語彙は過度の誤りがないことが必要となります。
サンプル3:スコア 7.0
Some people think that all teenagers should be required to do unpaid work in their free time to help the local community. They believe this would benefit both the individual and society as a whole. Do you agree or disagree?
As it is beneficial to both the individual and the society by working on a volunteer basis, a fair proportion of people propose that it is compulsory for teenagers to work for the local without pay. From my own perspectives, I agree with these suggestions for the following reasons.
To begin with, it is an effective way to gain work experience that will put them in a favorable position in their future application to the university and their career development. According to the reports from a large number of top universities and institutes, it is revealed that students with previous working experience including volunteering jobs have a priority in competing with other applicants who have no work experience at all in being considered to study the program. It is also the case in the career field where people with volunteering experience gain more advantages over those(他人より有利になる)without any experience.
In addition, teenagers serving the local community for free, to some extent, help relieve the burden of the society (社会的負担を軽減する). To illustrate this, there is an appropriate example. There exist a large number of childless people living alone who do not have the ability to support their life as they are getting older. Teenagers volunteering to offer them help, cooking and keeping their house in order can reduce the expenditure from the government to employ one to take care of them.
Based on the reasons discussed above, I agree that it is advisable for the youngsters to work unpaid as it benefits them for their further study in a university and their future job hunting as well as reducing the society’s pressure.
このエッセイは前のエッセイのレイアウト(全体で5段落、3段落のメインボディ)とは異なり、全体の段落は4段落ですが、最終的なスコアは次の2つの理由から7.0となっています。
第一に、単語の数が基準に達していること、第二に、メインボディの各段落は非常に詳細であり、よく議論されていることです。
しかし、一般的には、5段階構成がやはりおすすめです。
このエッセイに関する限り、メインボディの最初のパラグラフでは、unpaid workが大学への申請と就職に役に立つことが書かれていますが、それを2つのパラグラフに分割することもできます。
このよう2つに分割した場合、アイデアはより明確になり、構造はより論理的になるでしょう。
Task 2の重要Tips・コツ
- Task 2は約40分かけて良い
- 合計スコアの60%を占める
- 少なくとも250語を書く。それ以下だと、ペナルティが科せられる。
- 学術英語、同義語、さまざまな文の構造を使用する。単純に日本語から英語に翻訳しない。
- 問題を正しく理解し、エッセイの種類を識別し、適切な構造を選ぶ
- トピックセンテンスは段落の始めに明確に書く
- トピックセンテンスを書いた後、主なアイデアをサポートする理由、例または証拠を書く
- 自分の意見をエッセイの中でそれをはっきりと述べ、議論を通してそれをサポートし、結論でそれを再び述べる
IELTSライティング: Task1のタイプと対策
IELTSのライティングTask 1では、特定のグラフ(棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ)、表、図表、地図、またはフローチャートに応じて、少なくとも150語の要約を書く必要があります。
このタスクでは、与えられたグラフまたはチャートの分析、主な特徴の選択と報告、データの記述と比較、事実情報の重要性と傾向の識別の能力がテストされます。
イントロの書き方
イントロはグラフのテーマの紹介です。ここでは単なる事実の紹介であり、グラフが何を説明しているかを説明します。
Task1では個人的な意見を述べてはいけません。そのため、I think/believe、などは使用しないようにしましょう。例えば、以下のように書きます。
11つのグラフの場合
The line graph describes the number of international students in the UK during 2010 and 2016.
2つのグラフの場合
The pie chart reveals the percentage of various reasons for being arrested in the year of 2007, while the bar chart compares the number of men and women who were arrested from the period of 2005 to 2007.
以下の点がポイントとなります。
- トピックを全面的に書き換える(同義語置換、情報の増減、文型変換)。
- The line graph/ chart indicates/shows/describes+グラフの見出し+場所+時間
- 問題の2つのグラフが2つの異なるタイプのものである場合、たとえば、1つが折れ線グラフともう1つが円グラフである場合は、それらを別々に記述し、それらをリンクするために接続詞「wihle」を使用する。
トレンドチャート(Trend Chart)の書き方
以下では、例としてトレンドチャートを取り上げ、Task 1の対策を説明します。
トレンドチャートとは、時間の経過に伴うデータの上昇、下降、または変動を表すグラフです。
Task 1では、時間の変化や期間を含むグラフが表示されている限り、それをトレンドグラフの種類として分類できます。
トレンドチャートの90%は折れ線グラフ(Line Graph)で、残りの10%はヒストグラム(Bar Graph)です。
構成は、2つの段落で書くことをお勧めします。3つの段落ではないことに注意してください。
イントロとmain bodyだけで、結論はありません!個人的な意見を書いたり、図に記載されている情報に関係のない内容を書いたりしないでください。
以下のようなステップで書きましょう。
ステップ1:最初に一般的な傾向を書きます。上昇や下降など、グラフの全体的な傾向を説明しますが、特定のデータの説明は表示しないでください。
ステップ 2:チャートの特定の情報の分析と説明します。Main bodyの最初の文で全体的な傾向を説明した後、次はチャートの特定の情報を説明し、データを比較して分析します。
ここで注意すべき点は、全体から特定のものへの移行では、記事の一貫性を確保するために、接続詞を使用する必要があります。
ここでは次の4つの接続詞を使用するのが有効です。
おすすめの接続詞
- to be specific
- more precisely
- in terms of
- with regard to
チャートの特定の情報を分析して説明するとき、3つの要素、すなわちテーマ、変更、および時間が必要です。
Task 1では比較を必要するか?比較するにはどうすればよいか?という質問が出るでしょう。
記事の比較は様々な方法がありますが、重要な基本原則は、簡潔かつ文脈が一目でわかることです。
タスク1の重要なTipsとコツ
- このタスクには20分かける。制限時間を超えないようにし、タスク2に十分な時間を残す。
- このタスクは合計スコアの40%を占めるので、タスク2にできるだけ集中する。タスク2に時間をかけないと全体のスコアが落ちる可能性がある。
- 少なくとも150語を書く。それ以下はペナルティが課される。
- 語数制限の10%を超えて書かかない。多く書くと、多くの間違いを犯すことになる。
- チャートの種類は異なる解決方法を必要とするため、チャートの種類を分類することが重要。
- すべてのデータを説明する必要はない。
- 重要な情報に注意。始点、分岐点、最高点、最低点、類似点など。
- 時制に注意。イントロのパラグラフでは単純現在形だが、メインボディでは、問題によって、過去形、現在形、未来形になることがある。
- 結論は書かなくても良い。
- タスク1では受験者に客観的にデータや情報を説明し分析することを求めているため、個人的な意見は書かない。
IELTSライティングのおすすめの教材
『IELTS Easy Pass Writing(一本就好:写作高分任我拿)』
著者
この教科書は、IELTSのトレーニング専門家SueとAnnによって編集されており、中国のIELTS試験官によってレビューされているIELTSライティングトレーニングガイドです。
Sueの大学院の専攻は英語教育(TESOL)で、90回以上のIELTS試験を受験・IELTSの指導が得意で、多くの生徒が7.0以上のライティングの取得しています。
Annは科学技術英語翻訳を専攻し、卒業後、中国の大学で英語を教え、いくつかの教育機関でIELTSの講師を務め、生徒がIELTS 5.5点以下からの問題を克服するのを助けました。
2人の先生自身がIELTSを受験し、長年の国内外での教育経験と組み合わせて海外留学経験をすることで、生徒に理想的な学習指導を提供することができます。
この教科書は、IELTSライティングの内容に従って、2つの部分に分かれています。
1つ目は、折れ線グラフ、表、ヒストグラム、円グラフ、マップ、回路図、およびフローチャートを含む、Task 1のさまざまなグラフを分析します。
2つ目はは、同意するかどうか(Agree or disagree)、原因と問題への解決方法(reasons/problems and solutions)、議論する利点と欠点(advantages and disadvantages)、および混合タイプを含む、Task 2のすべての質問の分類分析です。
すべての問題には、同じトピックに関するハイスコアのサンプルエッセイと演習が付いています。
対象読者
この本は、留学を計画している学生、またはIELTSテストを受けて6.0~7.5のスコアを目指す受験者を対象とするものです。
英語で中学校以上のレベル、またはIELTSライティング4.0点数以上獲得した学生を対象となっています。
この本は中国で出版された本で日本語の本ではありませんが、ほとんどの説明は英語なので、日本の受験者も問題なく使用できるでしょう。
最後に
本記事では、IELTSライティングの、特にTask 2でよく出題される同意するかどうか(Agree or disagree)にフォーカスして書き方を説明してきました。
この方法を参考にして、受験者の皆さんがハイスコアを取得できることをお祈りしております。
Writingで苦戦していたのでとても参考になりました・・・Youtubeのカウンセラーがおすすめするコースを契約してしまったのですが全く頼りにならず。ここで無料で有益な情報を頂けるのでとても助かっています。いつもありがとうございます!!!
ろこさん
コメントありがとう〜!記事がお役にたったようであれば嬉しい!!
IELTS勉強応援しているよ!また何かわからないことがあれば、いつでもサイトに遊びに来てね!!