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海外の大学や大学院、MBA進学を目指すなら、英語力の証明が不可欠。
その中でも、TOEFLとIELTSは、多くの学校で受験が認められている主要な試験である。
しかし、どちらを選べばよいのか悩む人は多い。
「TOEFLはアメリカ英語中心と聞くが本当だろうか」
「IELTSの対面スピーキングは緊張しそうだ」
「結局どちらの試験が自分に向いているのか」
このような疑問を解決するため、この記事ではTOEFLとIELTSの試験形式や難易度、スコア換算まで徹底比較。
また、どちらの試験が自分に適しているかを判断するポイントについても詳しく解説する。
目次
TOEFL vs IELTS:試験目的の比較
海外留学・就職・移住など目的の違い
TOEFL | IELTS | |
主な対象者 | 海外への留学希望者 | 海外への留学、移住、就職希望者 |
スコア活用 | 大学入学・奨学金申請・ビザ申請など | 大学入学・就労ビザ・永住権申請など |
TOEFLとIELTSはどちらも非英語圏の人々が英語力を証明するための試験であるが、その目的にや対象には違いがある。
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカの非営利団体ETS(Educational Testing Service)が運営する試験で、英語圏の大学や大学院での授業についていくための英語力を評価する目的としている。
主に海外への留学希望者が対象だ。
一方で、IELTS(International English Language Testing System)は、ブリティッシュカウンシル、IDP、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営する試験。
英語力を幅広い用途で証明するために設計されており、留学希望者だけでなく、移住や就職を希望する人々も対象だ(※)。
(※)IELTSには進学向けの「アカデミック」と移住・就労向けの「ジェネラル」の2種類がある。
出願地域や国による違い
かつては出願する大学のロケーションにより、TOEFLかIELTSかの選択が必要な場合もあったが、現在はほとんどの教育機関でTOEFL・IELTS両方の試験を受けいている。
地域別の試験採用の現状
地域 | 傾向 |
アメリカ | 伝統的にTOEFLが主流。ただし、現在はIELTSを受け入れる大学も増加しており、どちらでも出願可能なケースが多い。 |
ヨーロッパ | IELTSの方が一般的。ただし、TOEFLも広く認知されており、アカデミックな英語力を示す際に有利な場合がある。 |
オーストラリア・ニュージーランド | IELTSが標準的。留学だけでなく、移民申請にも利用されるため、長期的に考えるとIELTSを選ぶのが無難。 |
カナダ | TOEFL・IELTSどちらも可。ただし、大学によってはTOEFLを指定する場合もある。移住目的の場合はIELTSが有利。 |
アジア(シンガポール・香港など) | IELTSの方が好まれる傾向があるが、TOEFLも広く受け入れられる。 |
そのため、地域の傾向よりも、志望大学やプログラムの要件を確認することが最優先となる。
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TOEFL vs IELTS:試験形式・試験内容の比較
TOEFLとIELTSでは、試験形式や試験時間やセクションの構成、回答方法などに多くの違いがある。
コンピューターかペーパーかの違い
TOEFL iBT | IELTS | |
パソコン | 〇 | 〇 |
紙 | ー | 〇 |
TOEFLはすべての試験をパソコンで受験する。ライティングはタイピングで行い、スピーキングもマイクに向かって一方的に録音する形式だ。
一方、IELTSは「ペーパー版」と「コンピューター版」から選択可能。いずれの場合もスピーキングは対人面接となっており、コンピューターに向かって話すTOEFLとは異なる。
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試験時間の違い
TOEFL iBT | IELTS | |
リスニング | 36分 | 30分(※) |
リーディング | 35分 | 60分 |
ライティング | 29分 | 60分 |
スピーキング | 16分 | 11~14分 |
合計 | 約2時間 | 約2時間45分 |
(※)ペーパー式の場合、転記する時間10分が追加される
TOEFLは、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの全セクションを通しで受験する。全てのセクションが1日で完了するため、試験を一度で終えられる。
一方、IELTSはリスニング・リーディング・ライティングの3セクションを通しで受験する(順番はコンピューター式とペーパー式で異なる)。スピーキングは別の時間帯、または前後7日以内に実施される。
TOEFLに比べると試験の所要時間が長く、スピーキング試験が別日になる可能性がある点が特徴だ。
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各セクションの構成と出題内容の違い
項目 | TOEFL iBT | IELTS(アカデミック) |
---|---|---|
評価基準 | アカデミックな文脈での英語スキルを総合評価 | 学術的・実務的な英語スキルを評価 |
問題形式 | 選択式の問題が多い傾向 | 選択式・穴埋め式・記述式など多様 |
アクセント | 主にアメリカ英語 | イギリス英語中心、他国アクセントも含む |
セクション数 | 4(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング) | 4(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング) |
TOEFLはアメリカ発、IELTSはイギリス発の試験のため、それぞれの国の大学教育を反映した試験となっている。
アメリカの大学では、全体的な理解や論理的な思考が重視される傾向があるため、TOEFLでは、アカデミックな文脈を把握したうえで選択肢の中から正解を選ぶ、選択式の問題が多く出題される。
また、スピーキングやライティングではリスニングやリーディングの統合型タスクが含まれている。
イギリスの大学では研究や専門知識の正確性が求められるため、IELTSでは知識を正確にアウトプットする穴埋め式の問題も多く含まれている。
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TOEFL vs IELTS:各セクションの比較
リーディングの違い
項目 | TOEFL iBT | IELTS(アカデミック) |
---|---|---|
文章量 | 約600-700語/パッセージ | 約900語/パッセージ |
問題形式 | 選択式(単純な四択) | 穴埋め、選択式、True/False/Not Givenなど多様 |
内容 | アカデミックな文章のみ | アカデミックな文章に加え新聞や雑誌記事など |
TOEFLはパソコン画面での回答が必要で、問題形式は4択が主流。
IELTSは多様な形式(穴埋め、マッチングなど)があるため、柔軟な対応力が求められる。
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リスニングの違い
項目 | TOEFL iBT | IELTS(アカデミック) |
---|---|---|
問題形式 | 音声を聞いた後に選択式で回答 | 音声を聞きながら回答(記述式含む) |
内容 | 学術講義や大学内の日常会話 | 日常生活から学術的な内容まで幅広い |
回答形式 | 選択式(四択) | 選択式、穴埋め、記述式 |
TOEFLは内容の理解が重要で、設問も比較的ストレート。
一方で、IELTSは書き取りやスペリングの正確さが問われ、実践的なリスニング力が試される。
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スピーキングの違い
項目 | TOEFL iBT | IELTS(アカデミック) |
---|---|---|
形式 | コンピュータに向かって話し録音 | 試験官との対面形式 |
課題数 | 4問(独立型1問、統合型3問) | 3部構成(自己紹介、スピーチ、ディスカッション) |
特徴 | 時間管理が重要で、タイピング感覚が求められる | 試験官との自然な会話力を重視 |
TOEFLはPCに話しかけるため緊張感が少ないが、準備時間が短くスピーディーに回答するスキルが必要。
また、TOEFLのスピーキングではリスニング音源を聞いてから回答を求められる問題が含まれるため、リスニング能力がより重要である。
一方、IELTSではリスニング音源を使用するスピーキング課題はなく、試験官との対面形式で質疑応答やスピーチが行われる。
そのため、TOEFLのスピーキングではリスニングスキルの高さが結果に直結する傾向が強い。
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ライティングの違い
項目 | TOEFL iBT | IELTS(アカデミック) |
---|---|---|
形式 | タイピングで回答 | 手書きまたはPCで回答 |
課題数 | 2問(情報要約+意見文) | 2問(グラフ描写+意見文) |
特徴 | リスニング・リーディングを要約し回答する力と、議論形式で意見を展開する力が必要 | グラフや表を理解し説明する力が必要 |
TOEFLはリスニング・リーディング内容を要約するタスクが含まれ、構成力が問われる。
IELTSは視覚情報を基にした記述力が重要で、データ分析力が活きる。
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TOEFL vs IELTS:スコア形式と難易度の比較
スコア形式・採点の違い
TOEFLの各セクションは0〜30点で評価され、総合スコアはその合計の0〜120点となる。
一方、IELTSの各セクションは1〜9のバンドスコアで評価され、0.5刻みで表示される。総合評価(オーバーオール・バンドスコア)は各スキルの平均値となる。
スコア換算表
TOEFL iBTとIELTSのスコア換算は、ETS(Educational Testing Service)が公式に公開しているデータを基に以下のように比較できる。
TOEFL iBTスコア | IELTSスコア |
---|---|
118–120 | 9.0 |
115–117 | 8.5 |
110–114 | 8.0 |
102–109 | 7.5 |
94–101 | 7.0 |
79–93 | 6.5 |
60–78 | 6.0 |
46–59 | 5.5 |
35–45 | 5.0 |
TOEFL iBTスコア100以上が必要な場合、IELTSでは7.0〜7.5が目安となる。
留学のベンチマークとなるTOEFL100とIELTS7.0を比較すると、IELTS7.0の難易度が若干低いことがわかる。
TOEFL90点台前半の実力でもIELTS7.0を取ることは可能だ。
日本でメジャーな試験であるTOEICと難易度を比較すると、TOEIC700点でIELTS5.5(TOEFL50点)程度、TOEIC900点でIELTS6.5(TOEFL80点)程度のイメージを持つと良いだろう。
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TOEFL vs IELTS:試験の受けやすさの比較
受験費用の違い
TOEFL iBT | IELTS |
US$245(約36,000円) | 25,380~27,500円(試験実施期間や試験形式により異なる) |
IELTSのほうがやや安価である。
ただし、為替の影響でTOEFLの料金は変動することがあるため、最新の情報を公式サイトで確認することをおすすめする。
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試験会場の違い
日本国内のTOEFL iBTの試験会場は主要都市を中心に設置されているが、地方では選択肢が限られることが多い。
一方、IELTSは日本国内に多数の試験会場があり、ブリティッシュ・カウンシル、IDP、JSAFといった異なる主催機関が試験を実施しているため、地方在住者にとっても受験しやすい傾向がある。
いずれも自宅受験の選択肢も用意されている。必要な環境などの条件もあるため、検討する場合は公式サイトで確認してみよう。
試験の日程の違い
TOEFL iBTはほぼ毎週末に実施されているが、会場ごとの開催日程は限られている。
一方、IELTSは年間を通じて頻繁に実施されており、特にコンピューター版IELTSは平日も含めてほぼ毎日受験できるため、スケジュールの自由度が高い。
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TOEFLとIELTSどっちを選ぶ?よくある質問集
留学や進学を目指す際に、TOEFLとIELTSのどちらを選ぶべきか迷うことは少なくない。
ここでは、選び方のポイントについて質問に答えていこう。
自分に合っているのはどっち?
TOEFLとIELTSは試験形式や出題方法に違いがあるため、自分の得意分野や学習スタイルに合った試験を選ぶことが重要だ。
- PCやタイピングが得意: TOEFLを選ぶことで、スムーズに試験を進めやすい。
- 手書きが得意、または記述式の回答が好き: IELTSが向いている。
- リスニングで集中力を発揮できる: TOEFLの形式に挑戦してみる。
- 試験官との会話で緊張しない: IELTSのスピーキングが有利。
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無料で模擬試験を解いてみる方法は?
TOEFLとIELTSのどちらを受験するべきか迷った場合、実際に試験形式を体験することが最も有効だ。
公式サンプル問題や無料模擬試験を活用し、試験の進め方や自分との相性を確認してみよう。
まずは公式サンプル問題にアクセスし、試験形式や難易度を簡単に確認するのがおすすめだ。以下のリンクから、各試験のサンプル問題を試すことができる。
模擬試験やサンプル問題を通じて、自分に合った試験形式を見極めよう。
たとえば、TOEFLのPC受験のスムーズさやIELTSの対面スピーキングの安心感など、それぞれの試験が持つ特徴が自分にとって有利に働くかどうかを確認しよう。
また、スコア換算表と実際の得点を比較することで、どちらの試験で目標スコアに近づきやすいかを判断できるだろう。
留学資料集
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TOEFLとIELTS、どちらが簡単?
「簡単さ」は目標スコアや試験形式との相性による。
たとえば、志望校がTOEFL100点またはIELTS7.0を求める場合、IELTS7.0の方が達成しやすいとされる。
ETSのスコア換算表によると、TOEFL100点はIELTS7.5に相当し、IELTS7.0ならTOEFL90点台前半でクリア可能だからだ。
ただし、「簡単そう」という理由だけで選ぶのは危険だ。
IELTSは記述式の問題が多く、リスニング中に書き取りも必要で、形式に慣れないと苦戦する。
一方、TOEFLはPC受験で選択式が多いが、アカデミックな内容が中心でリスニング力が試されるため、長期的に英語力を伸ばしやすい。
試験相性や志望校の要件を考慮し、模擬試験で試してみるのがベストだ。
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どちらを選べばスコアが上がりやすい?
スコアが上がりやすい試験は存在しない。TOEFLもIELTSも、本質的な英語力を伸ばすことでしかスコアアップは実現しないからだ。
試験形式の相性によって伸びやすい部分は確かにあるものの、それは全体の一部に過ぎない。
たとえば、TOEFLではタイピングが得意な人がライティングで有利になることもあれば、IELTSの記述式問題が直感的に解きやすいと感じる人もいる。
しかし、こうした相性に頼るだけでは限界があり、目標スコアに達しないリスクも高い。
両試験に共通するのは、英語の基礎力と実践力を養うことが最も重要であるという点だ。
TOEFLとIELTSを途中で切り替えるのは?
TOEFLとIELTSに決めかねていたら、まずはTOEFLから初めてみるのがおすすめだ。
TOEFLの方がリスニングとリーディングの力がつきやすい。
最後にどうしてもスコアが上がらなかかったら、以下の場合に切り替えを検討すると良い。
リスニングが伸び悩んでいる場合
TOEFLではリスニング力がスピーキングやライティングにも直結するが、IELTSではリスニングの比重が少し軽い。リスニングの苦手意識が強い場合は切り替えを検討しよう。
PC試験が苦手な場合
TOEFLはPC上での試験のため、タイピングや画面上での読解が必要。手書きや紙媒体に慣れている人はIELTSの方がスムーズに取り組めることが多い。
TOEFL90点代はとったが100点が突破できない場合
志望校がIELTS7.0も認めている場合、TOEFL100点よりもIELTS7.0の方が取りやすい場合が多い。
TOEFLで90点代の実力があれば、IELTSは1,2回の受験で7.0が取れる可能性が高くなる。
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Duolingo English Testはどうなの?
実は、留学の英語試験にはDuolingo English Test(DET)という選択肢もあることをご存知だろうか?
DETはコロナ禍以降、特にアメリカの大学で多く導入されるようになった。
受験料が安い、自宅受験が可能、試験時間が短い、問題内容が受験者のレベルによって変わるなどの特徴がある。
TOEFLやIELTSの受験料が高い、受験会場が遠い、テスト形式が合わない、スコアが伸び悩んでいるなどの悩みを持っている人は、DETを検討してみてはいかがだろうか。
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終わりに
TOEFLとIELTS、それぞれの特徴を理解し、自分に合った試験を選ぶことが大切だ。
最初はTOEFLで英語力を鍛え、必要に応じてIELTSに切り替える戦略も有効。
目標スコア達成のためには、試験形式に慣れることも重要だ。無料の模擬試験を活用しながら、自分に最適な学習法を見つけていこう!
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サイト管理人のRyoです!この記事が動画になりました!ご視聴よろしくお願いします!
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ヤフー掲示板から来たのですが
Reading
TOEFL
1パッセージ500-600文字。問題は上から順番に出る。
これは真剣にそう信じておられて掲載されたのでしょうか?
明らかに間違いのある情報ですので、訂正された方が良いかと存じます。
ご指摘ありがとう! 修正したよ。間違いがあったらいつでもコメントしてね。
ここをみているみんなも、迂闊に情報を信じないで、自分で問題を解いてみる、体で読む時間と問題の流れを覚えることをおすすめするよ。
EFSET(https://www.efset.org/ja/english-score/cefr/c1/)によればTOEFLで120点取ってもc1レベルでIELTSだと7.5くらい、c2レベルに至ってはTOEFLでは評価不能でなっています。
ETSの当事者が出している換算表よりも第三者が出しているもののほうが客観的に評価できるのではないかと思います
IELTS7.5のレベルとTOEFL120のレベルは明らかに違うよ。周りにIELTSで8や8.5を取っている友人は何人いるけど、彼らはTOEFL満点(或いは115以上)は持っていないし、正直無理だからね。一方、TOEFL93~ぐらいでIELTS7.0を取れた人は実際多くいる。
第三者の換算表を参考にするのはいいけど、営利団体が自身のテストを広げるために作った換算表を完全に信用するのはおすすめしない。
IELTSは評価基準が厳しめで、TOFLEは緩めだと聞きます。
IELTSはoverallがあるのでポイントが高めで出たり低めで出たりすることがあるのですが、もしoverallがなかった場合で比較してもIELTSが易しめですか?
スピーキングに関してはIELTSは対人でやるので、それが実際の環境に近いのでより正確に評価できるのではないかと思います
一概にどちらが難しい、簡単ということは言うことはできないけど、目標点からどちらの方が点数が取りやすいか?ということは考えられる。
例えば、よくTOEFL100点とIELTS7.0が比較されるけど、これは基本的にはIELTSの方が取りやすい。ETSのスコア換算にもあるけど、TOEFL90点台でなかなか100点を取れない人も、IELTSに乗り換えれば7.0がすんなり取れることは良くある話。
ただ、どちらが簡単かで試験を選ぶのはおすすめしないよ。人によって適性も異なるので、模試を何度か自分で解いてみて、或いは本試験を試してみたりして、自分にどちらの試験が合っているのか考えてみよう!
いつもサイトを拝見させていただいています。ありがとうございます!
現在トイフルを勉強しています。期間は10ヶ月ほどで(1日4時間程度)スコアがRとLがそれぞれ24点、20点です。
WとSはこれから取り組むところになっています。目標スコアが100ですが、GMATでかなり対策への時間がかかると聞き驚きました。
留学先を留学期間、資金を考え、先日ヨーロッパに絞りました。少しでも早く留学の準備を完成させ、留学したいと考えています。大学はトイフルもアイエルツもどちらも基本的には受け付けているとのことですが、準備期間を考えると、私のようなケースの場合、アイエルツに切り替えた方が準備時間として大幅に短くなる可能性は高いでしょうか?目標スコアは7です。
アドバイスをいただけますと幸いです。宜しく御願いします。
TOEFLよりもIELTSの方が簡単ということを聞くと思うけど、それを鵜呑みにするとあとで苦労することになる。IELTSが「簡単」だというのは、元々ある程度の英語力がある、或いはTOEFLを勉強し、ある程度の英語力を身につけた人で、ワンランク上の点数を目指す時、例えば、TOEFL90=>100、TOEFL100=>110より、TOEFL90=>IELTS7.0やTOEFL100=>8.0のほうが取りやすい、という意味での「簡単」だよ。
しかし、英語力が低い状態でIELTSの学習を始めると、TOEFLもIELTSどちらも同じぐらい難しい。IETLSとTOEFLのテスト形式も違うので、自分にどちらが合っているのかを考えるのは良いだろう。
そのため、TOEFL80点台以下の人には、「簡単そう」という理由でIELTSに切り替えるのはおすすめしない。
MKさんは、すでに1年程度TOEFLの学習をしており、それなりにRとLはできるようになってきた。スピーキングとライティングは合わせても合計で80~85点ぐらいの実力はあると思う。もう少しTOEFLの学習(特にリスニングを頑張る)をして、90点を超えてきたところで、どうしても100点が無理だとなった際にIELTSに切り替えるのは、TOEFL100点よりも早く7.0が取れると思う。
もちろん、すでに進学先がヨーロッパと決めてあるので、今からIELTSの対策をしても良いのではないかと思う。ただ、冒頭で話したように、準備時間の大幅の短縮はないだろう。
大学院受験のため、スコア換算を検索していてこちらのページにたどり着きました。
ぜひアドバイスを頂ければと思います。
TOEICは今年6月頃受験しスコア835で、以前に海外在住、中期で何度か海外旅行し英語環境で生活、またディスカッションはできます。TOEFLとIELTSは受験したことがなく、スピーキングは慣れてるのですが、ライディングはほぼ練習しておらずボキャブラリーの乏しさが目立ちます。
半年後を目標に仕事しながら猛勉強しスコア獲得したいのですが、IELTSだと6.5、TOEFLだと80が最低必要になります。
上記から私の場合だと、どちらの勉強をする方が最低スコアは取りやすいでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、アドバイス頂けませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
こんにちは!質問ありがとう。
換算表では、概ねTOEFL79–93=IELTS6.5なので、TOEFL90点代前半でもIELTS6.5になることがあるということだね(私の感覚としても変ではない)。ということは、人によってはIELTS6.5はTOEFL90点レベルの勉強量を必要とするけど、TOEFL80点は80点が取れればOK。個人的には、TOEFL80点とIELTS6.5を比べると、TOEFL80点の方がやりやすいとは思う。
ただ、これは相性にもよるので、一度模試か本試験を受けてみて、どちらが自分に合いそうか、実際どれぐらいスコアが出るかを確認してみるのもおすすめだよ!
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf
文科省の換算表ではielts7.0~8.0がtoefl95~満点レベルとなっています
共有ありがとう!文部科学省の数値よりも、ETSが出している換算表の方がリアリティがあるよ。TOEFL満点の人は今まで1,2人ぐらいしか聞いたことがないけど、IELTS8.0〜8.5は身近にもたくさんいる。IELTS8.0~8.5はTOEFL110点程度が現実的だね。
たまたまIELTSの形式が日本人に合ってるからという可能性はないでしょうか?
試験そのものに対しての評価や英語圏以外の国の人だと逆にTOEFLは取れてもIELTSは取れないということもないですか?
文部科学省よりもETSの方が英語のプロで統計的にデータを集計しているはずなので、正確だと思うよ。あくまで個人的な経験も含んでの意見なので、何が正しいかは自分で判断してね!
IELTSのスピーキングで6.0を取るのとTOEFLのスピーキングで21点とるのどちらの方が実現可能性が高いと思いますか?
(留学先でどちらかの点数が必要で、他のセクションの点数は取れそうなのですが、スピーキングが厳しそうなので質問させていただきました)
IELTSとTOEFLのスピーキングの大きな違いは二つある。
一つは、対面式(IELTS)かPC録音(TOEFL)。お好みは人それぞれで、TOEFLのS21とIELTS6.0はそこまで難易度が大きくかわらない感覚がある。
もう一つは、IELTSのスピーキング問題は定期的に問題プールを更新しており、その問題プール(Part 1とPart 2)は入手可能。つまり、事前にある程度の答えは用意できる。詳しくはこちら:https://www.path-to-success.net/ielts-speaking-online-school
両試験の他セクションはなんとかなりそうで、スピーキングだけでIELTSかTOEFLか悩んでいれば、IELTSのスピーキングのほうが対策はしやすいかも。
ある大学院進学の条件として,TOEFL55点以上,またはIELTS4.5以上というものがありました。英語で勝負できるほどの実力はないので,最低限の勉強に留めたいのですが,どちらが達成しやすい目標だと思われるでしょうか?考えをお聞かせください。
TOEFL55とIELTS4.5を比較するとすると、IELTS4.5の方が圧倒的に簡単だね。
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ETSによると、IELTS4.5はTOEFLの32-34点ぐらいみたい。
こんにちは。今TOEFL 84点で、8月中旬までにTOEFL90点以上かもしくはIELTS6.5以上が必要です。まだIELTSを受けたことがないのですが、路線変更して対策を1から始めるとしたらどちらが簡単でしょうか。
今のTOEFLのセクション別のスコアやこれからの勉強時間にもよるかな。
TOEFL90点よりもIELTS6.5の方が簡単だとは思うけど、現在84点は取れているし、
TOEFL90点は100点を超えるよりはかなり簡単なはずなので、IELTSに乗り換えなくてもあと2ヶ月で取れない点数ではないと思うよ!
先ほどコメントさせていただいたものです。84点の内訳はR・L 23 S・W19で、Lは25、Wは20が最高です。Writingに関しては1回目に受けた時から大幅に書き方を変えたらむしろ下がってしました。塾などに行ける環境もなく、自力でライティングで伸ばすのはしんどいかなと思いIELTSへの変更を考えました。Readingも大学受験の時から選択問題が結構苦手なのでTOEFLは向いてないのかなと思った次第です。ですが、大学の課題などもあり時間があまり取れず、1からIELTS対策もしんどいかなと悩んでいます、、
ここから90点越えを狙うのであれば、RとLで それぞれ+3~4点で、SとWは現状維持程度(できればそれぞれ+1,2点)で良いかと思うよ。
RとL(根本的なリーディングとリスニング力)が伸びれば、自然とSとWへの相乗効果も狙えるよね。
ちなみに、IELTSのライティングはTOEFLよりもスコアがあがりづらいよ。
逆に、TOEFLのライティングはあまり対策しなくても20点前後まではわりと費用対効果が良い。
今TOEFLで90点を超えており、TOEFL100かIELTS7.0で迷っていれば、IELTS7.0をおすすめすするけど、
匿名さんのTOEFLのスコアであれば、あと2ヶ月で90点越えはそこまでハードルは高くないようにも思う。
(RとLをやればよいだけだし、ここは選択式だからこそ伸びやすい)
IELTSに移行するにせよ、今の英語力のレベルのままでは6.5は難しい可能性もあるので、2ヶ月間みっちりRとLの根本的な実力を伸ばすことに時間を使って欲しい。
RとLについては、単語力(TANZAMがおすすめ)をしっかりあげて多読(レベルにあった洋書)と精聴(TOEFLの音源中心でOK)を二ヶ月間行うことがおすすめだね!
浪人生です。初受験になるんですが、
IELST6.0かibt65だとどちらがとりやすいですか?
10月15日の受験までにとりたいです。
タイピングが全くできないのでその対策も教えてほしいです!お願いします
筆記試験のIELTSなら手書きでよいので、タイピングはいらなくなるね。
この目標スコアであれば、どちらが取りやすいというのはないかな。
どちらの試験のほうが自分にあっているか?ということだと思う。
それぞれの試験の特徴から受ける試験を検討してみよう!
タイピングは練習するしかないね。
エッセイを実際に書いてみるとか、英文を写してみるといった練習を地道にしながら慣れていくが必要かな。