IELTSの勉強を始めようとするとき、多くの人が抱える不安。
それは「何から始めればいいのかわからない」ということだ。
身近に成功例が少なく、情報があふれる中で、効果的な勉強法を見つけるのは難しい。
特に、日本人にとってIELTSのリーディングやリスニングは得点源にしやすい反面、スピーキングやライティングには独自のコツが必要だ。
この記事では、目標スコアの設定から勉強スケジュールの立て方、セクションごとの具体的な対策法まで、IELTSのスコアを確実に伸ばすための完全ガイドをお届けする。
「どんな参考書を使うべき?」「6.0や7.0を取るにはどうすればいい?」 そんな疑問にも応えながら、あなたが最短ルートで目標スコアを達成するための道筋を示していく。
目次
IELTSの基本情報
IELTSとは?
IELTS(International English Language Testing System)は、英語を母国語としない人々の英語能力を測定する国際的な試験である。
特に、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダなどでの留学や移住のために広く活用されている。
試験の概要
IELTSは、以下の2種類のモジュールがある:
- Academicモジュール:大学進学や専門資格取得を目指す人向け。
- General Trainingモジュール:移住や就労を目的とする人向け。
試験構成と時間
IELTSは以下の4つのセクションで構成され、合計約2時間45分で実施される(スピーキングは同日または別日に実施される場合がある)。
セクション | 試験時間 | 内容概要 |
---|---|---|
リスニング(Listening) | 約30分 | 4つのセクションで、英語を聞いて質問に答える問題。 |
リーディング(Reading) | 60分 | 3つのパッセージを読み、読解力を測定する問題。 |
ライティング(Writing) | 60分 | 2つの課題(短文作成・エッセイ作成)で文章作成能力を評価。 |
スピーキング(Speaking) | 11〜14分 | 面接形式で、受験者の英語によるコミュニケーション能力を評価。 |
バンドスコアの説明
IELTSには合否がなく、受験者は0.0〜9.0までの「バンドスコア」で評価される。各セクションのスコアを0.5刻みで採点し、その平均が「オーバーオールスコア」となる。
バンドスコア | 評価 |
---|---|
9.0 | 熟練者(完全に流暢で正確) |
7.0〜8.0 | 優秀(少しのミスはあるが、高い能力) |
6.0 | 良好(適切に応用できる) |
4.0〜5.0 | 基本的(限られた状況で使える) |
IELTSとTOEFLの違い
英語試験としてのIELTSとTOEFLは、多くの面で異なる特徴を持つ。
それぞれの特徴を理解して、自分の目的や得意分野に合った試験を選ぶことが重要だ。
項目 | IELTS | TOEFL |
---|---|---|
主な目的 | イギリス・ヨーロッパ・オーストラリア留学、移住 | アメリカ留学、大学院進学 |
試験形式 | 紙・コンピュータ形式、1対1スピーキング | コンピュータ形式、録音でスピーキング |
試験時間 | 約2時間45分(スピーキングは同日または別日) | 約2時間(2023年以降、新形式) |
スコア範囲 | 0.0〜9.0(小数点第1位まで) | 0〜120(整数) |
難易度 | 日常的な英語の使用シーンが多い | アカデミックな内容が中心 |
スピーキング | 面接官と1対1で実施 | コンピュータに録音で回答 |
受験費用 | 約25,380円~28,500円(税込、日本国内) *団体と試験方法によって異なる | 約34,000円(US$245、為替レートにより変動) |
IELTSはヨーロッパ、TOEFLはアメリカというイメージはあるが、現在はほとんどの学校は両方のスコアを認めている。
ヨーロッパを目指すので合えば合えてTOEFLを勉強する必要はないかもしれないが、今一度どちらの試験が自分に合っているのかを検討しておこう。
TOEFLとIELTSどちらが簡単?にて両者の違い、選び方を解説している。
IELTS目標スコアの設定
IELTSを受験すると決めたら、まずは何点を目標とするのか考えよう。目指す学校やレベルにより、求めるIELTSスコアも変わってくる。
スコアを効率的に目指すためには、必要なスキルと大学が要求する基準を明確にすることが第一歩だ。
合計点の他、稀ではあるがセクション毎に最低点が決まっていることもあるため、このタイミングで必要なスコアをざっくり把握しておくと、目標も立てやすく後々焦ることがなくなるだろう。
目指す大学や留学目的別のスコア
IELTSスコアの要件は、進学を希望する大学や専攻分野によって異なる。
以下に、世界大学ランキング上位校の例を挙げて、スコアの目安を示す。
大学名 | 必要スコア | コメント |
---|---|---|
ハーバード大学 | 7.0〜8.0 | MBAプログラムや法学部など、高度な英語スキルを要求するプログラムでは、特に高いスコアが必要とされる。 |
ケンブリッジ大学 | 7.0〜7.5 | 大学院プログラムで7.0以上が一般的。特に文学部や社会科学系では、高いスコアが求められる場合が多い。 |
シンガポール国立大学(NUS) | 6.5〜7.0 | アジアのトップ大学であり、学部・大学院ともに7.0が目安。ただし、特定の工学系コースなどでは6.5で入学可能な場合もある。 |
ロンドン・ビジネス・スクール(LBS) | 7.0〜7.5 | MBA志望者には、英語力の高さだけでなく、コミュニケーション能力の証明も重視される。 |
オーストラリア国立大学(ANU) | 6.5〜7.0 | 学士課程では6.5以上、大学院では7.0以上が求められることが一般的である。 |
英検・TOEFLとのスコア比較
IELTSのスコアを設定する際、他の英語試験と比較してその難易度を把握することも有用だ。
国際的な語学力の指標であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を基に、IELTSとTOEFL iBT、英検のスコア換算を見てみよう。
IELTSと他試験のスコア換算表
以下の表は、IELTS、TOEFL iBT、および英検をCEFRと照らし合わせたスコア比較である。
TOEFL iBTスコア | IELTSスコア | 英検 | CEFR |
---|---|---|---|
118–120 | 9.0 | C2 | |
115–117 | 8.5 | ||
110–114 | 8.0 | C1 | |
102–109 | 7.5 | ||
94–101 | 7.0 | 1級 | |
79–93 | 6.5 | B2 | |
60–78 | 6.0 | 準1級 | |
46–59 | 5.5 | ||
35–45 | 5.0 | 2級 | B1 |
IELTSの受験準備
試験の申し込み方法
IELTSの試験は、日本国内では以下の4つの公式団体を通じて申し込むことができる。
いずれも試験内容に違いはないが、料金・会場やサポート体制、予約のしやすさなどで微妙な違いがあるため、自分に合った団体を選ぶと良い。
運営団体 | 試験会場 |
---|---|
日本英語検定協会(Eiken Foundation of Japan) | 試験会場が全国に点在し、アクセスが良い |
JSAF(日本スタディ・アブロード・ファンデーション) | 東京、名古屋、大阪、京都で実施。 |
IDP Education | 東京、大阪、福岡などの都市部で実施。 |
ブリティッシュ・カウンシル(British Council) | 会場数は限られるが、国際的な試験運営の実績あり。 |
いずれも公式サイトから簡単に予約が可能で、会場や日程の空きを確認しながら手続きできる。
試験日程は年中提供されているため、計画に合わせて早めに予約することをおすすめする。
必要な教材と参考書
本屋に溢れるIELTSのテキストから何を買ったら良いのだろう・・?と心配する必要はない。IELTSで必要な教材は至って少ないのだ。
ここで紹介するテキスト・リソースを実践すれば、お金はほとんどかけずに7.0点越えを目指すことができる。
公式問題集
- IELTSブリティッシュカウンシル公認問題集
特徴: 初心者向けに日本語解説付きで、試験形式や解き方を丁寧に学べる。
活用法: 初めてIELTSを受験する人が基礎を固めるのに最適。
- ケンブリッジ出版公式問題集(Cambridge IELTS Official Series)
特徴: 実際の試験形式に近い過去問が4回分収録されている。
活用法: 時間配分や本番の感覚を身につけるため、中上級者向け。
単語帳とアプリ
- IELTS必須英単語4400
特徴: IELTSに特化した単語を網羅し、リスニングやライティングにも対応。
- Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced
特徴: 上級者向けの単語学習と問題演習を組み合わせた教材。
- TANZAMアプリ
特徴: 忘却曲線を活用した復習システムやイラストで楽しく学べる。
セクション別の対策リソース
- リスニング:
BBC Learning EnglishやTED Talksで、自然な英語に触れながら多様なアクセントを学ぶ。
- ライティング:
Grammarlyで文法ミスやスペルミスを減らす。IELTS Writing 7.0+で添削と弱点克服。
- スピーキング:
DMM英会話やIELTS Lizで、試験に特化したマンツーマン練習や模擬質問を活用する。
IELTS Speaking 7.0+で本試験対策。
IELTSセクション別勉強法
リーディング対策
日本人にとって、リーディングとリスニングは大きな得点源。
目標点にもよるが、7.0点超えを目指すのであれば、リーディングとリスニングは7.0~8.0以上は取るべきだ。
シンプルで効果的なリーディング学習方法は、❶単語を覚える、❷洋書を読む、❸問題演習をする。
IELTS対策より、純粋な読解力を強化することが高得点に必須ということを頭に入れておこう。
単語力の強化法
単語はやるしか方法がない。だらだらと続けて中々覚えられないでいるよりも、ここは本気を出して短期間で片付けたいもの。ありとあらゆる方法を使って頭に詰め込もう。
覚えた単語はリスニングやライティングで積極的にアウトプットし、実践での使用感を身につけることが重要だ。
一つ注意点をあげたいのは、単語は覚えてもすぐ忘れること。覚えたと思っても、定期的に単語帳や単語カードを開いて覚えているかの確認もしよう。
下記の記事では単語を効率的に暗記するための方法を紹介している。参考にしてみよう。
» 1ヶ月で3000語!?最短最速で英単語を暗記する5つの方法
» GRE Verbal155点を3ヶ月で獲得した英単語暗記法6つのコツ
英語多読のリソース
洋書を読むことは、遠回りに見えて 読解力をつける一番の近道。
3冊読んで抵抗感が減り、5冊読んで自信が付き、10冊読んだ頃には目標点も達成できる。
» 英語学習の強い味方!洋書多読にKindleが最適な7つの理由
» 英語学習の強い味方!Kindle多読。おすすめ洋書10選【難易度別】
効率的な演習方法
リーディングセクションでスコアを伸ばすには、問題を「解いて終わり」にせず、間違いを徹底的に分析し、次回に活かすことが重要だ。
なぜその設問を間違えたのか、本文が読み取れていなかったのか、単語の理解ができていなかったのか、単なるケアレスミスか、要因を特定し、次回同じ間違いをしないためにはどうしたら良いか考えよう。
高得点勉強法・経験談
» 34日でIELTSリーディングを5.5から7.5に上げた勉強方法
» 読解長文英文法 おすすめ教材・勉強法 IELTSで8.5を取ったShoheiの場合
» IELTSリーディング徹底対策:8.0以上を取る勉強法とコツ
リスニング対策
オーバーオール7.0以上を目指すためには、リスニングも7.0~8.0点は目指したいところ。
スピーキングやライティングに力を入れるよりも、リスニングはコスパよくスコアを伸ばすことができる。
勉強法は至ってシンプル。❶問題を解く、❷音源を聞く、❸スクリプトを読むの繰り返しで、自分の聞き取れない音を特定し、その音を何度も聞いて聞き取れるようにすることだ。
シャドーイングやディクテーションなど、流行りの学習法を取り入れても良いが、作業的にならず、あくまで音源の「意味を理解すること」をゴールとしよう。
基本の対策
» IELTS対策リスニング勉強法 スコアを1.0上げる魔法
高得点勉強法・経験談
»IELTSリスニング9.0点(満点)の私が勉強法と対策のコツを伝授
»ゼロからIELTSリスニング満点!短期間でもできる純ジャパの勉強法
» 純ジャパがIELTSリスニングを5.5から7.5まで伸ばした勉強法
スピーキング対策
スピーキングは純ジャパで海外経験や留学経験がないと、どうしても苦労するセクションだ。基本的にコスパが悪く、使った時間に対して費用対効果が悪くなることが多い。
7.0点越えを目指すのであれば、6.0点前後を目標点とすると良いだろう。
一つだけ言っておきたいのは「テンプレートに夢を見るのは止めよう」ということだ。テンプレートをひたすら暗記してもスコアアップはほとんど期待できない。
構成のみを頭に入れて、あとは自由度を持たせて話す方がやり易いはずだ。
そうはいっても、アイディアが出てこないんだよ・・という人は、5、6個の鉄板エピソードを作り、それを様々な質問に適用する方法を使ってみよう。
基本の対策(戦略・発音・イントネーション)
- 戦略
» 6.0を狙う現実的戦略と勉強法|IELTSスピーキング対策
- 発音・イントネーション
» 【図解】英語の母音10個の発音のコツを徹底解説!【動画で学ぶ】
»【図解】英語の子音24個の発音のコツを全部解説!【動画で学ぶ】
高得点勉強法・経験談
» 1ヶ月でS7.5を獲得したIELTSスピーキングオンライン対策
» IELTSスピーキング徹底対策|7.5の私が勉強法とコツを伝授
» 純ジャパがIELTSスピーキングで7.0を獲得した対策4ステップ
普段から英会話
» オンライン英会話21社徹底比較|1000回やってわかった新事実
英語多聴のリソース
» 【完全版】英語ライブニュース、インターネットラジオまとめ20選
» 1日5分から!10個厳選、英語リスニングにおすすめYouTube番組
» ネイティブ向けPodcastで本当の英語力を!おすすめ番組12選
ライティング対策
基本戦略
» IELTSライティング対策 スコアアップに必要な3要素/勉強法
高得点勉強法・経験談
» IELTSライティング徹底対策|7.0を獲得する勉強法とコツ
» IELTS7.5の私がライティング勉強法と対策のコツを解説
文法強化・添削ツール
一人でエッセイを書いても、添削をしてくれる人がいないとなかなかやる気の出ないIELTSライティング。
そんな時、GrammarlyやQuillbotを使ってみよう。無料で冠詞や単複などのよくある文法ミス・スペルミスを修正してくれる相棒だ。
仕事や留学後にも使えるGrammarlyは有料バージョンもおすすめだ。
» 無料で英語ライティング添削、文法改善 “Grammarly”の使い方
その他・英文法
英文法
» IELTS高得点で必須の文法講座|学校で教えない文法7選
無料のオンライン講座
スコア別対策方法
IELTS6.0突破攻略法
2ヶ月で6.5!財布に優しいIELTS対策。おすすめ参考書とWEBサイト
純ジャパでもIELTS6.5!高校生・大学生におすすめの王道勉強法
IELTS7.0突破攻略法
高校生でもIELTS7.0!大学受験を成功させよう!俺流勉強法!
誰でもできる!社会人の私が6ヶ月でIELTS7.0を獲得した勉強法
IELTS8.0突破攻略法
純ジャパがIELTS 8.0獲得!さらにスコアアップする勉強法は?
IELTS勉強スケジュール例
初心者向けスケジュール: 6か月でIELTS 6.5を目指す
フェーズ1: 基礎力強化(2〜3か月)
目標:英語全般のスキルを向上させ、IELTS形式に慣れる。
学習内容 | 具体的な方法 | 使用教材・ツール |
---|---|---|
リーディング | 洋書を多読して語彙力と読解力を向上させる。 | Kindle(簡単な洋書) |
リスニング | ポッドキャストやTED Talksを使用して多様なアクセントに慣れる。 | TED Talks、BBC Learning English |
スピーキング | 日常的なトピックで簡単な自己表現を練習。 | 自分用スクリプト、音読練習 |
ライティング | 文法と構文の基本を学び、短いパラグラフを書く練習。 | Grammarly、基本的な文法書 |
語彙力強化 | 毎日20単語を学び、反復復習する。 | TANZAM(語彙学習アプリ) |
フェーズ2: セクション別対策(3〜4か月)
目標:フェーズ1の英語力強化を継続しつつ、試験形式に慣れる。
学習内容 | 具体的な方法 | 使用教材・ツール |
---|---|---|
リーディング | 過去問演習を通じて時間配分に慣れる。精読で間違いを分析。多読を継続。 | IELTSブリティッシュカウンシル公認問題集、Kindle(簡単な洋書) |
リスニング | スクリプトを読みながらリスニング練習。シャドーイングを取り入れる。ポッドキャストを隙間時間に活用。 | IELTSブリティッシュカウンシル公認問題集、BBC Learning Englis |
スピーキング | オンライン英会話を活用。 | DMM英会話 |
ライティング | Task 1とTask 2の構成を練習。模範解答を参考に表現を強化。 | IELTS Writing 7.0 |
語彙力強化 | 試験頻出単語を反復学習。 | TANZAM(語彙学習アプリ) |
フェーズ3: 本番対策と模試(5〜6か月)
目標:模試を通じて本番環境に慣れ、スコアを最大化。
学習内容 | 具体的な方法 | 使用教材・ツール |
---|---|---|
リーディング | 模試形式で問題を解き、間違いを分析。洋書を継続。 | Cambridge IELTS Official Series、洋書 |
リスニング | 模試形式でリスニング練習を行い、実際の試験に備える。ポッドキャストを聴く。 | Cambridge IELTS Official Series、ポッドキャスト |
スピーキング | 本番の予測問題集を活用し、本試験に備える。オンライン英会話を継続。 | IELTS Speaking 7.0+、DMM英会話 |
ライティング | Task 2のエッセイ作成に重点を置き、模範解答を参考に改善を重ねる。 | IELTS Writing 7.0+ |
上級者向けスケジュール: 3か月でIELTS 7.0以上を目指す
フェーズ1: セクション別強化(1〜2か月)
目標:各セクションの弱点を徹底的に補強。
学習内容 | 具体的な方法 | 使用教材・ツール |
---|---|---|
リーディング | 精読を中心に、間違いを分析し論理的読解を強化。隙間時間に洋書を読む。 | Cambridge IELTS Official Series、Kindle |
リスニング | スクリプトなしで聞き取る練習を行い、正確性を高める。 | Cambridge IELTS Official Series、、BBC Learning English |
スピーキング | 模範解答をベースに、自分なりの表現を練習。 | IELTS Speaking 7.0+、DMM英会話 |
ライティング | Task 1のデータ分析やTask 2の意見形成を練習。 | The Official Cambridge Guide to IELTS、IELTS Writing 7.0+ |
語彙力強化 | 試験頻出単語を反復学習。 | TANZAM(語彙学習アプリ) |
フェーズ2: 本番シミュレーション(3か月目)
目標:本番形式で模試を繰り返し、スコアの安定化。
学習内容 | 具体的な方法 | 使用教材・ツール |
---|---|---|
模試 | 全セクションを通して試験時間内に解答する練習。 | Cambridge IELTS Official Series |
リスニング | 隙間時間でポッドキャストの多聴を継続。 | BBC Learning English |
ライティング | 添削とフィードバックで弱点の改善、表現力強化。 | IELTS Writing 7.0+ |
スピーキング | 本試験の問題で演習。オンライン英会話も活用。 | IELTS Speaking 7.0+、DMM英会話 |
よくある質問集
IELTSのスコアの有効期限は?
IELTSのスコアの有効期間は、筆記試験の受験日から2年間である。
この期間内であれば、スコアを出願に使用することが可能だ。
試験結果はいつ届きますか?
試験結果の確認方法は、受験形式によって異なる。
ペーパー版の場合、試験日から13日後にオンラインで結果が閲覧可能となる。
コンピューター版の場合、試験日から1~5日後に結果が開示されるようだ。
成績証明書は、正式な結果としてテストセンターで発行・発送され、ご自宅(国内)への到着にはさらに1~3日程度かかる。
IELTSスコアの平均点は?
公式サイトによると日本人の平均点(2017年)はアカデミックで5.81、ジェネラルで5.68であった。
IELTSの7.0はTOEFL 100点より簡単ですか?
IELTS 7.0のスコアは、TOEFLで94〜101点程度に相当する。
TOEFLで100点を取るよりもややハードルが低いため、TOEFLで90点台に届いている場合は、IELTSに切り替えることで効率的に目標を達成できる可能性がある。
以下はTOEFLとIELTSのスコア換算表である。
TOEFL Score | IELTS Band |
---|---|
79–93 | 6.5 |
94–101 | 7.0 |
102–109 | 7.5 |
110–114 | 8.0 |
実際、TOEFLで100点を超えることが難しい受験者が、IELTSへ切り替えて7.0を短期間で取得する例は少なくない。
IELTSのリスコアとは何ですか?
ELTSのリスコア(再採点)は、試験結果に納得がいかない場合に、受験日から6週間以内に再採点(Enquiry on Results)を申請することができる制度だ。
申請には手数料が必要だが、バンドスコアに変動があった場合は全額返金される。
再採点の結果は通常2~4週間以内に完了し、その後結果がテストセンターから郵送される
最後に “Now it’s your turn”
IELTS目標スコア達成のご報告!!
一発で7.5を!
ほぼ無対策でGeneralテストで7.5
・7.5達成しイギリスMBA!
・TOEFL100点、IELTS7.5達成
こんにちは。今、MBAを目指して英語学習中のものです。純ドメということもあり、非常に苦労しているのですが、いつも本サイトを見て勇気とモチベーションを貰っております。有難う御座います。
学習状況は漸くTOEFLが90点程になったレベルです。
早速なのですが、本日、IELTSのスピーキングを受験しました。本来であれば気にすべきことでは無いのですが、凄い気になってしまったので、もし分かれば、、と思い投稿させて頂きます。
試験管の方が手元に自分の情報を持たれてるのがちらちら見え、かつ、数字を記入してたのですが、これは何をメモされてるのでしょうか。
自分が最初の方の受験者ということもあり、少し見えて気になってしまい、色々調べたのですが分からず、一方で振り返ると使った問題番号ではとも想像してはいるのですが、、もしご存知でしたら教えて頂けますと幸いです。
些末な質問を恐れ入りますが、宜しくお願い致します。
質問ありがとう!
まず、試験官が書いた数字とかは決してあなたのスコアや間違いの回数ではないから、安心してね(覗かなくていいよ笑)。スピーキングのスコアは、テストの後試験官は10分ぐらいの時間で決められる。また、問題番号とかでもない。
実は、IELTSのスピーキングテストの中、試験官が紙に記録しているのは、時間だ。
IELTSのスピーキングで、それぞれの受験者が大体同じ時間配分でそれぞれのパートの質問に答えられる(つまり、テストの公平性を確保する)ように、また、それぞれのパートの回答時間をコントロールしてテンポよくテストをすすめられるように、試験官は皆さんの回答時間を記録しているんだよ。
回答時間と言えば、パート1(Daily Conversation)では4-5分、パート2(問題カードから選んで質問)では3分程度(1分の準備時間+2分の回答時間)、パート3(パート2の問題に基づいた議論・会話)は4-5分。
今度のスピーキングテストで、試験官が何か書いているのを見ても、心配・緊張せず、集中して回答しよう!頑張ってね!
にゃんこ先生初めまして!
この前一回目のIELTSを受けてきました。
手応えはありませんでしたが、思ったよりもいい点数が取れました!2ヶ月後に二回目のIELTSを受けようと思っております。ですが、勉強法が分かりません。一回目の時はひたすら過去問をやっていました。なので、もう過去問は覚えるまではいきませんが、こんな感じの答えだったかなと自然と思うようになり実力で解くことが出来なくなりました。過去問以外で良い勉強法はありますか??
目標点数にもよるけど、6.0や6.5あたりであれば、単語や過去問の学習だけで達成できるかもしれない。
一方で7.0以上であれば、過去問演習以上に根本的な英語力の上達が重要になる。
特にRとLで高得点を取る必要があるので、リーディングとリスニングの基礎力強化をしてほしい。スキル別の勉強法は記事の中で解説しているよ。
実践しているうち、具体的なやり方・勉強法について疑問が出てきたらまたここで質問してね!
IELTS5.5→7.0を3ヶ月で達成したくて勉強計画を立ててます。
ニャンコ先生は、それぞれの勉強項目にどれくらいの時間配分で、またトータルどれくらいの勉強時間で、1ヶ月で5.5→7.0を達成されましたか?
IELTS単語集ははどれくらいの時間でで暗記を終えましたか?
できれば当時の1日の勉強スケジュールも教えていただきたいです。
5.5から7.0は大きなジャンプなので、かなりの時間の投資が必要になってくるね。
英語の基礎力(リスニングとリーディング)を伸ばすことを一番重要視しながら、WとSの対策をしていくことかな。
平日は3~4時間前後、休日は+αの時間が必要になってくると思う。
単語はTANZAMをマスターする。
3000単語を3ヶ月でマスターするとすると、1日新単語を50単語で設定して、1日1時間半~2時間は単語学習になる。
また、1時間は洋書の多読、もう1時間は精聴(6 minutes Englishがおすすめ)に使ってほしい!できれば1日25分のオンライン英会話も継続したい。
ここでいう勉強時間は机に座ってやるものばかりではないので、隙間時間も活用してなんとかこなそう。
休日は時間があると思うので、上記に追加して問題演習やS・Wについても勉強をしよう。
SとWは独学だと限界もあるので、コースを活用することもおすすめだね!
IELTS Speaking 7.0+
IELTS Writing 7.0+
初めまして。来秋からアメリカ大学院への進学を検討している大学4年生です。
約1年間、何度も泣きながらTOEFL100点を目指していましたが,なかなか思うように行かずあと少しのところで停滞中です(R26 L22 S24 W24 Best96)。
1ヶ月受験を繰り返し特に苦手なリスニングを朝から晩までやっていましたが成長は見られず,ここでIELTSに大転換して7.0を目指してみようと思います。2週間後です。
特にこの点数バランスかつTOEFL(アメリカ英語)からの転換で,するべきことを洗い出しと思っています。他のページも拝見させて頂きましたが,このシチュエーションで必要な対策を念の為教えていただけないでしょうか?
大学4年生ということで大学院出願・卒論・インターンの業務が重なっており,朝の2時間と夜の2時間を2週間続けて何とか食らいつきたいと思いますがこれで足りますでしょうか?
TOEFLで毎日行なっていたのは,
R:National Geographicの音読と問題演習
L:YouTube(Crash Course)のシャドー,問題演習,Podcast(ABC World News)
S:25分英会話(TOEFLの問題演習)
W:書いて自己添削の繰り返し
単語:TOEFL3800を4日で1周
です。
今後毎日これはできないので,なるべくして絶対量を減らしたいのですが,変更すべき点・削れる点などがあればご教示いただきたいです。
こんにちは、現在の学習状況を詳しく教えてくれてありがとう!
TOEFL best scoreは96、リスニング苦手、残り2週間、ということから考えると、個人的には、TOEFL100点よりIELTS7.0を取る可能性が大きいと思うよ!
なぜなら、TOEFLのライティングもスピーキングも、リスニング力とかなり関係するもので、リスニング力を大幅に上げない限り、おそらく現状のS24W24を超えることは難しい。一方で、リスニング力は短期間ですぐ向上できるものではなく、長い間毎日触れ合う必要があるね。
IELTSなら、OA7.0を取るには、下記のようなスコア配分は現実的だと思う。
R8.0~
L6.5~7.0(IELTSのリスニングはTOEFLよりずっと簡単なので、保守的に考えても6.5~はいける)
S6.5~7.0(IELTSのスピーキングはこちらの対策パッセージを使えば、出題される問題を全部事前に把握できるので、TOEFL S24なら7.0は全然いけるはず。ぜひチェックしてみよう)
W6.0~6.5(IELTSのライティングはTOEFLより若干難しいので、低めにした)
もしIELTSに切り替えるなら、RとL、及びWのタスク1の問題形式に慣れることが一つ、
残り2週間しかないので、基本は問題演習を中心に進めていくことがおすすめだよ。
音読やシャドーイングは、残り2週間は実力維持のため1日30分〜1時間ぐらいやるぐらいで良いのではないかな。
現在、ILETS OA6.5です。
アメリカの公衆衛生大学院への受験を考えています。
ただ、ほとんどの大学院が7.0以上です。
強みは、学費や保険、寮費全額支給の奨学金がすでに決まっていることです。
IELTSの基準を超えていない場合でも、出願して選考に残る可能性はありますでしょうか?
また、IELTSで単語帳 ILETS 3500 旺文社出版をこなしていました。
追加でTOEFL 3800を行うこと必要はありますでしょうか?
よろしくお願いします。
大学によって英語スコアの最低要件に関するスタンスが違うので、志望校のアドミッションに聞いたほうが良いね。
6.5を7.0に持っていくのは、短期間(1ヶ月程度)で完全に達成できることなので、出願の締切まで時間があれば7.0をクリアしたほうが選択肢が増えるので、個人的にはおすすめ。
特にIELTS speakingは本番に出題される問題を事前に把握して答えを準備しておけば、スコアアップが狙えるよ。こちらの学習資料をチェックしてみよう。この段階では、単語より、Speaking対策が一番効果があると思うよ。