目次
スピーキング問題形式の理解
ここに来るほとんどの人は、問題形式の説明は不要だろう。ここでは、IELTS初心者、勉強始めの人のため、ごく簡単に問題形式を説明したい。
IELTS スピーキングは、合計3セクションからなる、10-15分程度の試験である。
- 習うより慣れろ
問題形式を理解するために、自分で一通り解いてみるのが一番である。本試験がどういうものなのか体で理解するのは重要だ。
パート1(4~5分)
名前を聞かれて本人確認(パスポート提出)を行う。その後質問を10問ほどされる。 家族、仕事、勉強、趣味などの一般的なトピックが質問される。
パート2(3−4分)
タスクカードで指定されたテーマについてスピーチをする。 1分ほど考える時間があり、メモもできる。 その後、最大2分間のスピーチを行う。スピーチの後、同じトピックについて1-2問追加で質問される。
パート3(4−5分)
タスクパート2のトピックのテーマを元に、より深い内容の質問がされる。
IELTSスピーキングの恐怖を減らす現実的戦略
現実的戦略
昨今の試験は難化傾向にあり、地元の街や家族の説明をするような問題は出なくなった。
ここで必要なのは、以下の2つを同時に行うことだ。
- 根本的な英語スピーキング力(+考える力)の向上
- 限られた鉄板エピソードを用意し、それをどの質問にも応用できるようにすること
英語スピーキング力の向上
スピーキングは、壁や鏡、レコーダーに向かって自分一人で練習してもなかなか上達しない。
つまらないからなかなか手がつかない。
ここでおすすめなのは、スカイプ英会話をうまく利用して毎日英語を喋る時間を確保することだ。
鉄板エピソードの応用
以下の記事は、TOEFLスピーキングのIndependent Taskのための記事であるが、IELTSにももちろん使える。
限られたエピソードを完璧に使いこなせば、本試験のうち半分ぐらいは新たなストーリーを作らなくて済む。
エピソード一覧
スコア採点基準
IELTSの運用会社である英検が、スコアバンド別の模範例をYouTubeで公開している。
1年以上の留学や仕事で英語を話す機会がない場合、現実的な目標スコアは6.0前後となる。
動画を見て、今のレベルと、目指すべきレベルの参考にしよう。
4.0-5.0
身近な話題の要点を理解し、興味関心のある話題であれば、短いながらも自分の意見や理由などを述べることができる。
5.5-6.5
抽象的で複雑な話題の要点を理解し、幅広い話題について自然なやりとりができる。
7.0-8.0
高度な話題の内容を理解し、複雑な話題について明確でしっかりとした表現ができる。
レコーダーのススメ
スピーキングの練習をする時、英会話をする時、レコーダーで自分の声を録音しよう。
おすすめは、それなりに容量のあり数時間は電池が続くもの。留学後の授業録音にも使える。スマホを使うのもありだろう。
録音する際に、ヘッドホンやイヤホンをつけることで、マイクから入る自分の声が、倍増されてクリアに聞こえる。録音した後に聞くよりも、リアルタイムに聞く自分の声は、自信を喪失するためにお勧めである。
発音、イントネーションの重要性
発音、イントネーションもスピーキングの採点基準の1つである。
また、これらの要素は、英語を効率的に学ぶ上で、とても重要である。
こちらの記事を参考にして、正しい発音とイントネーションを身につける基礎を作って欲しい。
» 【図解】英語の母音10個の発音のコツを徹底解説!【動画で学ぶ】
»【図解】英語の子音24個の発音のコツを全部解説!【動画で学ぶ】
TOEFLからIELTSに移行する方へ
IELTSのスピーキングは、リスニングがなく、PCではなく人に話せるため、TOEFLに比べ安心感はある。
しかし、質問の内容はTOEFLのindependent taskと同様に難しい。
TOEFLスピーキングで20点前後の実力であれば、若干IELTS対策をすることで5.5-6.0程度に落ち着くだろう。