こんにちは。今日は3ヶ月の勉強でGREのVerbalセクションで155点を獲得した英単語暗記法について書いていきます。
GREはTOEFL iBTの勉強と並行してされる方が多いので、参考までに記しておきます。
GREの勉強開始時点で、TOEFL iBTのトータルスコアが94点でリーディングが27点でした。また最終的にGREのVerbalセクションで155点を取った時、TOEFLiBTのトータルスコアが103点、リーディングが29点でした。
さて今回はVerbal、Quantitative、Analytical Writing Assessmentの3つのセクションから成るGREの最も日本人が苦しむVerbalを乗り切った単語の覚え方について書いていきたいと思います。
GREのVerbalセクションはTOEFLと比べても桁違いの単語力が必要だと言われていて、徹底的にボキャブラリーを増やすことが求められます。
GREのVerbalセクションを攻略する鍵は英単語暗記ということを断言します!
この記事の著者:こばちゃん
TOEFL iBTを5ヶ月で84点から103点(R29,L27,S22,W25)、GREを3ヶ月で325点(V:155 Q:170 AWA:3.5)を獲得した経験を皆さんに共有できればと思っています。私はお世話になったにゃんこ先生や先輩方の恩をこれからTOEFL、GREを勉強される方に還元したいという思いで、書いております。よろしくお願いいたします!
目次
はじめに:英単語の暗記に才能はいらない
今回はGREのVerbalセクションを攻略するための、単語暗記術について、私が実際に膨大な単語量を暗記するために工夫していた方法を伝えられたらと思います。
暗記は才能だと思っている方いると思いますが、本当に誰でも実践でき、確実に努力量に平均すると思います。高校の時世界史が赤点だった私が言うので間違いありません。
ただ人によって覚え方は十人十色なので、私なりの効率的にボキャブラリーを強化できた方法だと思って読んでいただけたらと思います。
GRE攻略で覚えるべき単語量と英単語帳
早速、具体的な話に移っていきましょう。
GREのボキャブラリーは日本語で言う魑魅魍魎みたいな英単語が出てきます。例えば僕が遭遇したことのある単語だと、
phantasmagorial adj. 走馬灯のように移り変わる
jaundiced adj. 1.偏見じみた 2.黄疸のある
のように、TOEFL iBTや日常会話ではまずお目にかかれないような英単語のオンパレードです。
そのため私自身も英単語帳を下記3つ使って学習をしました。被りはあるものの合計で3500語くらいの語彙数になったと思います。
使った単語帳はBARRON’s、MAGOOSHのアプリ、独自に手に入れた中国の英単語帳(下記で紹介する留学資料集にて配付中)です。
GREを受ける方はTOEFLも受験すると思うのですが、一番ポピュラーなTOEFL3800の単語帳と合わせて7000語くらいを覚えれば、ボキャブラリーで十分な単語レベルを獲得することができると思います。
GREのボキャブラリーを増やしたおかげで、Washington PostやNew York Timesなどのネイティブが読む新聞も割とスラスラ読めるようになってきました。
なんでこんな難しい単語をやらなきゃいけないんだ!って気持ちになるかもしれないけど、こう言う効果もあるってことを頭に入れる頑張る動機付けになると思います!
またTOEFLのリスニングでもGREの英単語帳で覚えた、
palimpsest noun.: 書いたものを消して、また書けるようにした古代の紙
について話す問題が出てきたときには、すでに単語の意味を知っており、背景知識があったので、特に困ることなく解けました。
このように色々と海外大学院出願や英語学習において、様々な側面で効用をもたらすのがGREの英単語学習。筋トレと同じように努力すればするほど成果として現れるので、しっかりと取り組みましょう!
私の英単語暗記法6つのコツ
前置きがかなり長くなってしまいましたが、GREのVerbal攻略のために私が意識して行なっていた英単語暗記方法について書いていきます。
- 夜に英単語はやる
- 1日で200単語見る
- Thesaurus(類義語辞典)を使う
- 似たようなスペルを持つ単語を横に追記する
- ダジャレで覚える
- 人の性格や状態を表す単語は、身近人で想像する
夜に英単語はやる
これはよく言われることですが、夜に英単語の暗記はやるべきです。
日中にやったときより、夜やった方が体感、定着率が全然違うと思いますし、科学的にも証明されているらしいです。
私は夜に詰め込んで単語を大量に覚えて、寝る前や次の日の朝に頭の中で、復唱して確認すると言う方法をとって暗記をしていました。
1日で200単語見る
英単語は1日でなるべく多くのものに触れるべきです。1日で割けることのできる時間によって臨機応変にするべきですが、1日で200単語触れれば、3000語の単語帳も15日で1周することができます。
3〜4周すればその単語帳は大体覚えたことになるので、2ヶ月もあれば3000単語覚えることができます。
東大・京大レベルの大学入試で要求されるボキャブラリーレベルが8000語だとどこかで聞いたことあるのですが、英単語だけに関して言えば3ヶ月で大学受験レベルの英語も完成してしまいます。
やり方としてはとにかく回す!触れる!ことです!道で歩いている時なんかも、前日にやった英単語を頭の中で思い出したりするとどんどん定着していきます。
Readingでこのとりあえず英単語にたくさん触れた経験が、試験中に「なんかみたことある」という既視感として化け、助けてくれます。
GREのVerbalセクションは選択肢を選ぶ形式なので、なんとなく覚えている状態でも正解を選び取ることができるので、一度でも見たことのある単語の数を増やすことはかなり効果的に成るのです。
Thesaurus(類義語辞典)を使う
Thesaurus:類義語(synonym)と反意語(antonym)を集めたWeb辞書
難しすぎる単語もたくさんあるので、Thesaurusを使わなくても良いとは思うのですが、単語帳の1つ1つの単語の横に自分の知っていたり、覚えたての類義語や反意語をいっぱいかきなぐると、ものすごい定着します。例を挙げますと、
shakle 1:手枷をかける 2.拘束する
という英単語を覚える際に、manacle(手枷)fetter (足枷)と横に書き加えます。
ちなみにこの2つの単語を書き加えた時点ではmanacleはうろ覚えで、fetterは覚えている単語です。
こうすることでshackleという単語を見たときに、僕の脳内は、
- 1回目:shackle…わからない… あ、fetterの足バージョンか、そしてmanacleと意味は一緒なのか
- 2回目:shackle…なんか見たことあるけど、意味はわからない… でもfetterに確か意味近かった気がするから、意味は足枷みたいな感じかな…?(確認後)手枷か!manacleと一緒だね
- 3回目:shackle…あ、これはfetterの手バージョンだから、足枷か
- 4回目:shackle…手枷!手枷! そして、manacleも同じ意味でしょ
という感じで回数を重ねるたびに、確実に覚えていくことができます。実際はshackleには手枷と足枷両方の意味があるようです。
どうしてこのように覚えるかというと、人の暗記にはエピソード記憶がかなり強いと僕は思っています。無味乾燥に1つ1つの英単語を覚えていくよりも、何かと結びつけて覚えるととても効果的ということです。
皆様も学校のテスト前に友達と喋ってた試験範囲の内容をそのテストがずっと終わった後でも思い出すことができたりしませんか。
shackleというただのアルファベットの羅列を覚えるよりも、fetterという足枷とセットで覚えることで、指数関数的増加率英単語を覚えることができます。
だから今英単語帳を使って暗記をしている人は、どうしても覚えにくい単語の横に類義語とか反意語を書き加えて、その単語を覚える際に書き加えた単語にも目を配らせて覚えるようにしましょう。
似たようなスペルを持つ単語を横に追記する
上記で説明したように追記する英単語は類義語、反意語だけに及びません。意味は全然異なっていても、似たようなスペルを持つ英単語も横に追記して一緒に暗記をしてしまいましょう。
例えば「pristine:素朴な、清純な」という英単語の横に、類義語と対義語で私が説明したように以下のような色々な英単語を追記しました。
A.inchoate B.unblemished C.blemish D.brandish
A.inchoateとB.unblemishedという単語は、pristineと意味が似ているなと思った類義語として、C.blemishはB.unblemishの対義語として、先に説明しているように書き記しました。
D brandishが今回話題にしたい英単語なんですが、初めてblemishを見たときに、「なんかめちゃbrandishとスペル似てね?」っとなりました。
意味を混同させないように書いたら、間違えないために書いたにも関わらず、blemishを見た瞬間、brandishまで思い出すようになり、正の作用が働くようになりました。
他にも、affable(親しみのもてる)-amiable(愛想のいい)-amicable(人懐こい)-amenable(従順な)という意味もスペルも似てる単語をまとめて単語帳に書いたり、egregious(目に余る)-gregarious(社交的な、群生的な) とか後ろの方が似ている単語もまとめて覚えたりって感じです!
人間は英単語を見て、スペルの真ん中の方を瞬時にキャッチして、なんという単語かを認知するという風に聞いたことあるので、スペルをしっかり覚えるのは意外と大事なんだなと痛感します(このブログ内にスペル間違っているのあったら、さーせん!)
暗記の作業をしている時に、エピソード記憶のために、1個の英単語を見たら、その単語だけでなく、関連する単語が一気に思い出せるように、訓練します。
類義語、対義語、似たスペルを持つ単語を自身が使っている英単語帳に書き加えて、日々英単語を覚えていると以下のような効果があります。
例えば私が今、「tepid:うわべの」という英単語を見たとすると、頭の中には、これだけの英単語が一緒に浮かびます
tepid-lukewarm-meretricious-spurious
上記の英単語は全てGREの勉強を初めて、覚えた英単語です。このように1つの英単語を覚えると、連鎖的に他の英単語も覚えることができるので、あっという間にボキャブラリーの強化を測ることができます。
これ以降の話は今までのと比べて優先度は低く、どうしても覚えられない単語などに工夫していた英単語の覚え方になります。
ダジャレで覚える
これはみなさんが英語を勉強したての中学1年生の時によく使った覚え方かもしれません笑。例えば
fracas:けんか,騒ぎ
という英単語があったら、「フランスにあるカス」という語呂を作って、フランスのカス=フーリガン=喧嘩、騒ぎみたいな感じで覚えました。フランス人とフランス好きの人ごめんなさい。。。
他にも、
florid:赤らんだ
という英単語があったら、僕FLO RIDA好きなんで、「赤らんだFLO RIDA」みたいな感じで工夫して覚えていきました。
人の性格や状態を表す単語は、身近な人で想像する
人の性格や状態を表す英単語は身近な人に置き換えて暗記をしていきました。具体例として、以下の3つの英単語があります。
fatuous:愚かな phlegmatic:冷淡な petulant:つむじまがりの、すねる
という英単語は
- fatuous Taro
- phlegmatic Hanako
- petulant Jiro
という風に脳内で該当する実際の後輩を想像しながら覚えていました。今、思えばかなり後輩たちに失礼ですね笑
ただこの覚え方はかなり効果的でスペルを見ただけで、その後輩たちの顔が頭の中に浮かんでくるので、意味を絶対に忘れることはありません。
ただ、絶対に本人たちには言えませんね。
まとめ
正直、GREのVerbalセクションの問題を一度見たら、卒倒するくらい英単語が難しくて、自分では手が出ないんじゃないかという風に思ってしまう人は少なくないと思います。
私も正直、初めは170点中、145点くらい取れれば御の字くらいに思っていましたが、以上の暗記方法を工夫して行なっていたら、たくさんの英単語を覚えることができ、最終的に3ヶ月というかなり短期間でVerbalの目標155点を獲得することができました。
もちろん英単語を暗記することは、GREのVerbalの試験のためだけではなく、日常生活のあらゆる場面で遭遇する英語に役に立てることができます。
そのため、私はGREのために膨大な量の英単語を覚えたことがかなり自分の英語力の自信に繋がり、読解をする上で、それまでに感じていた英文への抵抗をなくすことができました。
みなさんのGRE Verbal セクション突破のために、少しでもこの記事が役に立つことを祈ります。
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