TOEFL102・GRE320。純ドメから夢の海外留学を達成。現在はNYUで数理ファイナンスを勉強中。
目次
前回のGRE対策記事の復習
- Text Completionはただの単語テストではなく、文脈を推測する問題。
- 選択肢は絶対に先に見ない。自分なりに、空欄にどの単語を入れるかまず考える。
- 単語が分からなくてもあきらめない。文脈から意味を推測する。
GRE VerbalのText Completionの2回目の記事となります。前回の記事では、以下の例を挙げました。
Of all the books I read, his novels are ________; he uses a long circumlocution when a direct coupling of a simple subject and verb would be best.
- mysterious
- prolix
- pedestrian
- succinct
- vapid
選択肢の単語の意味は以下のとおりです。すべてGREで出題される可能性のある単語です。
- 不思議な
- (スピーチなどが)うんざりするほど長い
- 退屈な(あるいは歩行者)
- 簡潔な
- 無味乾燥な
答えはBとなります。この問題では、空欄はhe uses a long…以降の文の言いかえ、すなわち冗長(circumlocution)の言いかえですから、それと意味の近い選択肢を選ぶ、ということを解説しました。
選択肢を選ぶポイント「最初に選択肢を見ない」
今回の記事では、正解のBの回答にたどり着くためのテクニックを解説していきます。選択肢はどのように選ぶのが良いでしょうか?
ポイントは、選択肢を見る前に自分で空欄に単語を当てはめることです。逆に言えば、選択肢を確認してから、空欄に当てはまるものを選ぼうとしてはいけません。ほぼ確実に誤った選択肢を選ぶことになります(以下、トラップの選択肢と呼びます)。
ある程度試験対策をすると分かってくるのですが、各設問にはほぼ必ずトラップの選択肢が含まれています。おそらくETSが意図的にそうしているのだと思いますが、非ネイティブにとってはトラップの選択肢は正しそうに見えるため、十分に注意が必要です。
先ほどの設問では、Cのpedestrianがトラップの選択肢と言えるかと思います。前回の記事で「退屈≒回りくどい、と考えてCを選んでしまうことがあった」と述べましたが、これがまさにトラップにはまっているパターンです。
繰り返しとなりますが、確かに空欄がpedestrianでも文章が成り立つ感じはするのですが、Text Completionでは、空欄に「最も当てはまる」単語を選ぶことが問われていることを忘れないようにしましょう。このトラップにはまらないようにするため、選択肢を見ないことが、先入観を排除することにつながり、このようなミスを防ぐことができます。
この問題では、例えばcircumlocution = redundancy, wordinessなどの類似語をまずは自分で考えて(日本語でもOKでしょう)、次にそれに近い意味を持った単語を選ぶようにしましょう。
さらに、このテクニックを使うことで、意味の知らない単語を選ぶことができるようになります。
もちろん全ての選択肢の単語の意味が分かれば理想的なのですが、往々にして単語が難解なため、意味を推測せざるを得ないことが多いです。となると、心理的に意味の分からない単語は選びたくないのですが、それがトラップにはまっています。
「意味が全然分からないので、文脈に沿うか分からない単語」と「何となく文脈に沿わないけれど、意味を知っている単語」のどちらを選びますか?大体の方が後者を選ぶと思います。ETSはそれを把握しているので、後者は大体の場合トラップの選択肢、つまり不正解になっています。
もうお分かりと思いますが、このように最初に選択肢を見てしまうと、選択肢の単語どうしを比較して泥沼にはまります。
そして、空欄に複数の選択肢を当てはめて文章を何度も読み返してしまうため、時間が足りなくなってしまいます(空欄が1つだったら30秒、長くても90秒くらいで回答する必要があります)。
言ってみれば、選択肢から空欄を受動的に推測するのではなく、自分の頭で能動的に空欄を予想しましょう。
例題
では次の問題で早速練習してみましょう。選択肢は最後に提示します。まずは自分なら空欄にどんな単語を入れるか、考えてみてください。
Some ethical philosophers argue that when the term “genocide” is used too liberally, the concept becomes _______, losing its power to mobilize international support for those ethnicities whose existence is truly endangered by mass murder.
まず、空欄=the conceptであることが分かります(becomeで繋がれているため)。つまり「何かについての概念」となっている単語を選ぶ必要があります。
次に、手がかりとなる接続詞や単語を探します。それはその概念(the concept)を具体的に説明しているものであるはずです。この場合、手がかりは空欄のすぐ後ろにあり、losing its power「力を失う」ことだと分かります。
そして、空欄以降の文章が、「その概念があまりにも多く使われると力を失う」ということを理解できれば十分です。ここまで考えから、初めて選択肢を確認します。一例ですが、選択肢は以下のような単語が並んでいたとします。
- conservative
- militaristic
- domestic
- scarce
- diluted
選択肢の単語の意味は以下のとおりです(すべて基本的な単語です。覚えましょう)。
- 保守的な、
- 軍国主義の
- 国内の
- 乏しい
- 弱くなる
すると「力を失う」に近いのはEのdilutedですね。これが正解です。
ここまでの問題がすらすら理解できれば、問題集でより難しい問題にチャレンジしてもよいと思います。もし間違えてしまったら、何故・どこで間違えたのか必ず確認してください。これをしないと、いくら問題演習をしてもスコアに結びつきません。
以下、この問題を間違えてしまった方向けに、私の経験からアドバイスします。正解できた方も、以下の内容をぜひ確認してみてください。
正答率を上げるアドバイス
空欄に当てはまる単語をうまく予測できなかった方
「力を失う」という意味の単語が入ると解釈できなかった方は、おそらくですが読解力不足です。文の構造は理解できたでしょうか?That節以降、when X, Y, Mと文章が並んでいて、ZはYにかかる修飾文(Modifier)ですから、意味としてY = Mとなります。
単語は正しく予測できたが、誤った選択肢(A・B・C)を選んでしまった方
あまりこれに当てはまる方を射ないかと思いますが、この場合は単語力不足だと思われます。すべて基本的な単語ですので、意味を覚えておきましょう。
ただGREの単語は難解なので、当然意味の分からない単語が選択肢にある場合が多いです。そのような時のテクニックを以下に紹介します。
選択肢の意味がわからない時
もし単語が「ポジティブ」か「ネガティブ」が推測できれば、正解できる確率は上がります。
「力を失う」はネガティブな内容ですね。ですから、正解の選択肢もネガティブな意味の単語でないといけません。選択肢を見ると、A・B・Cの単語はネガティブともポジティブともとらえられない単語です(言ってしまえば、事実を説明するようなニュートラルな単語です)。
一方、DとEはネガティブな意味を持つ単語ですから、このどちらかが正解だと判断できます。
ただ「選択肢が1つだけネガティブで残りは全部ポジティブ」という、このテクニックだけで正解を特定できるような簡単な問題はめったに出ません。どうしても単語の意味が分からなかった時の最後のあがきとしてのテクニックです。
単語は正しく予測できたが、誤った選択肢(D)を選んでしまった方
私もよく間違えたパターンですが、②で挙げたコツを悪い方向に使ってしまい、「scarceもdilutedも何かが少ないネガティブな状態を表す」と思ってしまうケースです。
大まかに言ってしまえば、scarce = rare, diluted = dwindleですから、全く違う概念です。
ネイティブから見たらおそらく笑われてしまいそうなミスなのですが、これが自分が間違えるパターンだと気づいてからは得点が上がりました。このように、自分の間違え方を自己発見することが大事です(このようなことは当然ながら参考書は教えてくれないので)。
まとめの練習問題
練習問題です!
Usually, a cyclone lasts for about an hour, but under certain circumstances the storm may ________, becoming even fiercer, for as long as eight hours.
- endure
- abate
- budge
- rage
- dissipate
A cyclone lasts X, but the storm may (be) Y, Mという逆説の文構造ですから、XとYは逆の内容でないといけません。「通常1時間続く」のですが、ある状況下では「8時間もの間続く」ということですから、「長さの対比」だと分かります。というわけで、答えはAとなります。
一番つらいのが、GRE対策を始めたばかりの時期に、間違った解き方(選択肢を先に見てしまう)で問題を解くことに慣れてしまい、いつまでたっても点数が上がらないというパターンですので、これをお読みいただいた方は是非私の失敗を参考にして、高得点を取ってください。
【問題タイプ別】正答率をあげる6つのコツ
ここからは、例題を中心に解き方のコツを解説したいと思います。これまでの基本的なポイントを抑えた上で、問題タイプ別のコツを使いこなすことで正答率をさらにアップしていきましょう。
これまでのポイント
- 選択肢は絶対に先に見ない。自分なりに、空欄にどの単語を入れるかまず考える。
- 空欄は、トリガーワード(接続詞など)とキーワードから推測する。
- 2つ以上の空欄がある問題も考え方は同じ。文章を細分化して考える。
キーワードは空欄推測の手掛かりとなる一番重要な単語であり、トリガーワードは接続詞をはじめとした文脈を決定づける単語です。一言で言ってしまえば、Text Completionはキーワードとトリガーワードに基づき空欄を推測する問題だということもできます。
では早速問題を見ていきましょう。繰り返しになりますが、選択肢は先に見ず、まず自分なりに空欄に当てはまる単語は何か考えてみてくださいね。
Though she strenuously did her best in maintaining her mental composure for several days upon her husband’s death, the recently divested widow finally burst into _________ when she met her old friend.
- mirth
- hysteria
- laughter
- delusion
- celebrations
文の最初の部分(Thoughからher husband’s deathまでの文)は、彼女が数日間精神的な落ち着きを維持しようと気持ちを強く持ったことを示しています。すなわち「maintaining her mental composure」という箇所がキーワードになります。
これと併せて、トリガーワード「Though」に着目できれば、空欄はキーワードと反対の意味を持つ単語になるということが予測できます。答えの選択肢の中で、hysteriaがこれに該当します。
逆説
この例のように、トリガーワードは基本的に、空欄にあてはまる単語がキーワードと類似の意味となるべきか、または反対の意味であるかを伝えます。
この例ではトリガーワードは「Though」という逆説の接続詞で、意味がとりやすいものでした。他にも、逆説の意味を持つトリガーワードとして様々な単語が考えられます。
逆説のトリガーワード | 逆説ではないがそれに近いトリガーワード |
Although, Though | Anomalously |
Belied | Illogically |
But | Incongruously |
Despite, In spite of | Ironically |
On the contrary | Paradoxically |
On the other hand | Surprisingly |
Rather than | Unexpectedly |
以上の点を理解するために、以下の文章を見てみましょう。繰り返しになりますが、読み進める前に、まずは自分で空欄に当てはまりそうな単語を考えてみましょう。
Despite his reputation in the cabinet for _______, the minister felt that it was important to speak honestly and brusquely, to avoid any legal actions against him.
まず、空欄は大臣(minister)について述べられたものです。この質問に答えるためのキーワードは、大臣の行動を説明している正直かつ率直に(honestly and brusquely)という言葉です。
ただし、トリガーワードとなる単語(Despite)は否定的な単語であるため、文を反対方向に解釈します。したがって、空欄は逆の意味の単語(例えばindirectnessなど)が入ると分かります。
For all his hard work, his performance on the test was _______.
この文は慣用句(for all X, Y)を使用しており、これは「despite」とほぼ同じ意味です。彼は大変な努力(hard work)を重ねたので、考えられる結果は、彼がテストでうまくいくだろうということです。
しかし、トリガーワードが否定的な意味合いを持つので、ここでも空欄には否定的な意味の単語(例えばpoorなど)が入ると推測できます。
ポイントはつかめましたでしょうか?
キーワードが同じ単語であったとしても、トリガーワードが変わればもちろん空欄に当てはまる単語も変わってきますので、キーワードとトリガーワードのふたつをおさえて初めて正しい選択肢にたどり着くことができます。
では次の問題です。引き続き逆説のトリガーワードを使用した問題となります。以上の内容が理解できたかどうか確認してみてください。
Paradoxically, the more _____ the details this artist chooses, the better able she is to depict her fantastic, other-worldly landscapes.
- ethereal
- realistic
- fanciful
- extravagant
- sublime
トリガーワードは逆説的に(paradoxically)です。つまり、それは私たちが期待するものと矛盾します。次に文章の意味は、彼女の絵画の細部は(空欄)かもしれませんが、それがより幻想的(fantastic)な絵画とさせる、というような内容です。
したがって、正しい答えはfantastic と逆の意味を持つrealisticとなります。
二重否定
次は少し複雑な2重否定の問題です。
Although he has a reputation for volubility, others at the party did not find him to be especially _______.
- taciturnity
- loquacity
- reticent
- aloofness
- prodigality
まず、キーワードが人の特徴であることに気づかなければなりません。彼はおしゃべり(volubility)というものです。次に、トリガーワードであるAlthoughは、空欄がキーワードとは意味が反対になることを示します。
しかし、同時にdid notがあることに注意してください。2重否定ですので、空欄はキーワードの類似語となります。すなわち、おしゃべりの類似語を探せばよいことになります。答えはloquacityです。
順接
では次に、順接のトリガーワードについて見ていきましょう。これらは、文の一部が文の他の部分のアイデアをサポートしていることを示します。
Take, for example, the game of caroms, which symbolizes a _________ information system; wherein the individual pieces are idle on the board until one of the players move them according to established rules. That is exactly how a passive system works.
- quiescent
- menial
- obdurate
- insolent
- immutable
トリガーワードはどこでしょうか?そう、最初の文のセミコロンです(単語とは限りません)。セミコロンは、前の文章をサポートするトリガーワードとして機能します。
基本的に、セミコロンに続く節は空欄の単語の説明となっています。更に次の文には、情報システムも受動的(passive)であることを明確に示しています。選択肢の中で、quiescentがこの意味に当てはまります。
原因と結果
次に、原因と結果のトリガーワードです。原因と結果のトリガーワードは、順接のトリガーワードに似ていますが、重要な違いがあります。キーワードと空欄に当てはまる単語が意味的に同義であることはめったになく、また正反対の意味になるとも限りません。
原因と結果のトリガーワードに遭遇したときは、このことを心に留めておいてください。以下のような単語が原因と結果のトリガーワードとなります。
because, consequently, given, hence, if…then, in order to, therefore, thus
例文を見てみましょう。
We lost confidence in him because he never ________ the grandiose promises he had made.
- forgot about
- reneged on
- tired of
- delivered on
- retreated from
トリガーワードは「because」です。文の前半に彼に対する信頼を失ったことが書かれており、後半部分はそれに対する説明となっています。当てはまるのはdelivered onです(空欄の前にneverがあることにも注意してください)。
まとめですが、テキスト補完の中でキーワードだけで空欄を推測することはできません。文中のトリガーワードとなる言葉にも注意してください。また、今まで見てきたように、トリガーワードには様々な種類があります。
順接・逆説の場合は空欄に当てはまる単語はキーワードの類義語あるいは反対語となるため比較的わかりやすい場合が多いですが、原因と結果のトリガーワードだった場合は純粋に読解力が試される場合がほとんどです。
2つ空欄
これまでのところ、空欄がひとつしかないText Completionの問題を見てきました。ですが本番のテストでは、空欄が複数ある問題も出題されます。これらは応用問題となり難易度が高い問題が多いのですが、空欄がひとつの場合のテクニックがほぼそのまま適用できます。
すなわち、長いテキストを細分化して、今まででみたようにトリガーワードとキーワードを見つけることが基本的なテクニックとなります。
このテクニックが次の複雑な文を分析するのにどのように役立つかを見てみましょう。
Museum director Richards, (i) ________ refers to the smuggled Roman urn as the “hotpot,” not because there are doubts about its authenticity or even great reservations as to its price, but because the (ii) ________ of its acquisition is open to question.
Blank (i) Blank (ii) A. characteristically D. timeliness B. colloquially E. manner C.repeatedly F. expense
このテキストを細分化すると、
- 骨壷は密輸(smuggled)されている。
- Richards氏はそれを「鍋(hotpot)」と呼んでいる。
- そしてトリガーワードとなる「because」がこの文章の間にあり、本物らしい(not…doubts about its authenticity)。
- 入手費用はそれほどかかっていない(not…great reservations as to its price)。
- 獲得手段の(空欄)が疑問として残っている(its acquisition is open to question)。
という構成となっています。
まずは最初の空欄です。キーワードは「hotpot」となります。密輸された「urn」を「hotpot」と呼ぶことにおいて、Richards氏は必ずしも特徴的に(characteristically)話しているというわけではありません。同様に、Richards氏がそれを「hotpot」と繰り返し(repeatedly)呼んでいるという証拠はありません。
リチャーズは口語的に、つまり非公式に話しています (ここでhotとは、盗まれた、または違法に入手されたことを意味するスラング用語です)。ですので、colloquially が正しい選択肢となります。この空欄は難易度が高いかと思います。
では2番目の空欄です。ここでは、トリガーワードである「because」とキーワードの「smuggled」をおさえる必要があります。すると、費用(expense)は問題にされていないし、その入手の適時性(timeliness)も文中で話題にはなっていません。
しかし、「The urn has been smuggled」なのですから、それがどのようにしてここに来たのか、言い換えれば、その入手方法自体に問題がある、ということが言いたいのだと推測できます。 2番目の正しい選択肢はmannerです。
少し難易度が高かったのですが、考え方は空欄がひとつの場合と変わりません。ただし先の例のように、キーワードやトリガーワードは複数ある場合が多いです。
3つ空欄
では最後に、空欄が3つある問題にチャレンジしてみましょう。易しめの問題ですので是非正解してください!
His explosive, rude remarks convinced many that he was (i) _________ and of (ii) _________ character, suddenly making his future as a politician seem (iii) __________.
Blank (i) Blank (ii) Blank (iii) A.indifferent D. courage G. guaranteed B.charming E. virtue H. precarious C.volatile F. ignoble I. facetious
まず気づくのは、文章全体のトーンがネガティブであり、その政治家(politician)について否定的な意見が述べられていることがわかります。トリガーワードは特にありません。
最初の空欄は、キーワードは「explosive, rude remarks」(癇癪持ちで失礼)な政治家の性格です。選択肢Aのindifferentは無関心・中立を示唆しますが、キーワードとは意味があいません。
また、選択肢Bのcharmingも「失礼な」誰かが「魅力的」であるとは考えられないため削除できます。残った選択肢Cであるvolatileが「移り気な」を意味し、explosiveと類義語と分かります。
ここまでで政治家は「explosive, rude remarks」を行う、volatileな性格であることが分かったので、次の空欄も否定的な単語が入ると予測することができます。courage(勇気)とvirtue(美徳)はポジティブな意味合いを持っているので、選択肢Fのignoble(無知な)が正解です。
政治家は「explosive, rude remarks」を行う、volatileな性格でありignobleであるという情報を元に、彼がどのような政治家としての未来(future as a politician)を持つのかを予測します。これらが3番目の空欄を識別するためのキーワードです。
彼の性格は、彼が人気がないことを示唆しているので、将来は保証されていないと結論づけることができます。正解はGのprecarious(不安定)です。
Text Completionのテクニックまとめ
最後に、Text Completionのテクニックをまとめます。
- 回答の選択肢を見ず、文全体の意味をまずは推測してみてください。
- 特に重要と思われる単語やフレーズ(キーワード・トリガーワード)を特定します。
- 自分なりに空欄に単語を当てはめてみます。
- ここまでやって初めて、答えの選択肢の中に似たような単語があるかどうかを確認します。
- 選択肢を一つ一つ文章に当てはめて考えないでください。これを実行すると時間がかかり過ぎ、また誤っている選択肢を選ぶことが多くなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。