開催日:2025年3月29日(土)
場所:ハイアットリージェンシー東京
時間:14:00~17:30
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「GMAT模試って、Prep以外にもあるの?」
そんな疑問を持つ方は要チェック。本記事では、MBA・海外大学院を目指す日本人社会人に向けて、無料で受けられるGMAT模擬試験サイト10選を徹底紹介します。
GMATは、ただ問題を解くだけではスコアが伸びません。本番形式の模試をいつ、どう使うかが合否の分かれ道になります。
この記事では、Prep(Starter Kit)の正しい使い方はもちろん、CAT形式に対応した実力派模試サイトや、復習・教材の活用法まで詳しく解説。
初心者〜上級者まで、限られた時間で効率よくスコアアップしたい方は、ぜひ参考にしてください!
目次
なぜGMAT模試(模擬試験)が重要なのか?
MBA留学を目指すうえで避けて通れないGMAT。
特に社会人の受験者にとって、「限られた時間で効率的にスコアを上げる」ことが何より重要です。
そのためには、単なる問題演習だけでなく、本番形式での模試を活用することが不可欠です。
公式Prepだけでは足りない理由
GMATを運営するGMACが提供している「GMAT Prep(現:Starter Kit)」は、非常に信頼性の高い公式模試です。
しかし、無料で受けられるのはわずか2回分。しかも、一度解いてしまうと再受験しても正確なスコアは得られなくなります。
また、GMATではCAT(Computer Adaptive Testing)という仕組みが採用されており、受験者の正答・誤答に応じて次の問題の難易度が変化します。
この独特の形式に慣れるためにも、複数の模試を通じて経験値を積む必要があります。


本番と同じ形式で練習することのメリット(CAT対応、時間配分、UI)
単なる「問題を解く」練習と、本番と同じ形式で模試を受けることは全く別物です。
特にGMATでは、以下の3点で本番形式の模試が圧倒的に有利です。
CAT形式への適応力が高まる
CAT方式では、問題の難易度が変化するため、「難しい問題が出た=ミスしている」ではないというメンタル面の理解も重要です。
本番と同じアルゴリズムに近い模試で練習することで、心理的な焦りや誤判断を防ぐことができます。


タイムマネジメントの習得
GMATでは、1問ごとのペース配分が非常にシビアです。
模試を通じて、「どこで時間をかけるべきか」「どこで見切るべきか」といった判断力が身につきます。


試験画面(UI)の操作感に慣れる
本番のGMATでは、パソコンの画面上で文章を読み、グラフを見て、選択肢を選ぶという操作が求められます。
特にVerbalやData Insightsでは、「情報の位置を素早く把握して切り替える」といったスキルも重要になります。
そのため、できるだけ本番に近いインターフェースの模試でUIに慣れておくことが、思わぬ取りこぼしを防ぐポイントです。
Prepの出番を無駄にしないためにも、無料で使える高品質な模試サイトを早い段階で活用することが、合格への第一歩となります。
GMAT模擬試験を無料で受けられるおすすめサイト
GMAT Prep(Starter Kit)【公式】

CAT出題形式か?:YES
無料模試:2回(追加模試購入可能)
特徴:オフィシャルソフトウェア。本番と同様の見た目と出題形式。問題は本番よりも若干簡単めな傾向にあるが、スコアの算出方法は信頼性がある。

GMAT Club
CAT出題形式か?:YES
無料模試:2回(メンバーに無料登録する必要あり)、アメリカの国民の休日は全て無料で使える
値段:79ドル(3ヶ月)から
特徴:数学は難易度が高め。過去問がやり終わってそれ以上の難易度のMathにチャレンジしたい人にはおすすめ。

Kaplan
http://www.kaptest.com/gmat/gmat-practice/free-gmat-practice-test
CAT出題形式か?:YES
無料模試:1回
値段:30ドルの本を買うと4回の模試が受けられる
特徴:計算されたスコアは本番のスコアよりも低くなる。

Economist GMAT Tutor
CAT出題形式か?:YES
無料模試:7日間のフリートライアルあり
値段:フリートライアル以降、800ドル(3ヶ月)から
特徴:問題は本番と若干異なる。AWAの採点や1 on 1 のビデオセッション、チューターへの質問等もできる。
Veritas
http://www.veritasprep.com/gmat/gmat-practice-test/
CAT出題形式か?:YES
無料模試:1回
値段:49ドルで6回
特徴:解説が詳しい。
Princeton Review Test
https://www.princetonreview.com/business/gmat-practice-test#!practice
CAT出題形式か?:YES
無料模試:1回
値段:400ドルで10回
特徴:GMAT目標スコアが600-700点程度であれば、Princeton Reviewで問題ない。
GMAT Focus
CAT出題形式か?:NO
無料模試:0回
値段:25ドルで模試1回。65ドルで3回。
特徴:もしお金が余っていればここでマスをやるのが良い。スコア計算は割と正確。一部の問題はオフィシャルガイドとダブっている。
Kaomanfen GMAT(過去問ベース)
CAT出題形式か?:NO
無料模試:24~31回(過去問)とPrep9回
値段:全て無料
特徴:過去問が本試験と同じ形式で模擬試験の練習がすることができる。一方でスコアの計算方法は、必ずしも本試験と同じとは言えない。

【おまけ】GMAT Prepの問題ダウンロード


- SC 全171問
- CR 全128問
- RC 全115パッセージ



模試を使ったGMAT対策の進め方と注意点
「模試を受ける=本番と同じ環境でスコアを測ること」と考えている人も多いかもしれませんが、実は模試の活用方法次第でGMAT対策の効率は大きく変わります。
ここでは、模試を有効に活かすためのタイミング、分析方法、そしてCAT形式への適応方法について解説します。
模試はいつ受ける?おすすめのタイミング
模試を効果的に使うには、やみくもに受けるのではなく、目的に応じてタイミングを戦略的に設定することが重要です。
受験時期 | 模試の目的 | 活用ポイント |
対策前(0〜1ヶ月目) | 現状の実力把握 | 苦手分野の洗い出し、学習計画の立案に活用 |
対策中(2〜3ヶ月目) | 解法スキルの定着確認 | セクション別模試や短縮版を活用して弱点補強 |
直前期(本番2〜3週間前) | 総合力の確認 | 本番と同様の環境でフル模試を実施し、タイムマネジメントも含めて最終調整 |


スコアに一喜一憂しない!活用すべき分析ポイント
模試のスコアが出ると、「高かった!」「低かった…」とつい感情が先に動いてしまいがちですが、本当に大切なのは“スコアの中身”を分析することです。
- 正解/不正解の理由:単なるケアレスミスか、理解不足かを明確にする
- 時間の使い方:どの問題で時間がかかりすぎたか、どこを見切るべきだったか
- セクション別の傾向:Quantが安定していても、VerbalやData Insightsで大きな差が出ることが多い
- 問題タイプごとの苦手分析:特にCritical ReasoningやData Sufficiencyは傾向把握が得点につながる


CAT形式の試験に慣れるコツ
GMATはCAT(Computer Adaptive Test)方式を採用しており、解答状況によって次に出題される問題の難易度が変化します。
この形式に慣れておかないと、本番で想定外の展開に戸惑ってしまうことも。
- 本番と同じCAT形式の模試を複数回受ける(GMAT Prep / GMAT Club / Manhattan など)
- 「難しい問題が続いても焦らない」思考習慣を作る
- 時間配分の練習を重ねる(特に中盤以降で焦りやすいVerbalセクション)


模試と併用したいおすすめGMAT教材・リソース
模試だけでスコアアップを目指すのは難しく、的確な教材選びと併用することで学習の効果は何倍にもなります。
ここでは、模試と組み合わせて使いたい定番教材や学習ツールを紹介します。
公式問題集(OG)との使い分け
GMAT Official Guide(通称OG)は、GMAC公式が出している唯一の総合問題集であり、最も信頼できる教材です。
模試で出題される問題の傾向や難易度も、このOGに準拠しているため、併用は必須といえるでしょう。
GMAT公式問題集(OG)シリーズ一覧
教材名 | 内容・特徴 | おすすめの人 |
GMAT Official Guide(OG) | 全セクション(Quant、Verbal、Data Insights)を網羅した基本書。過去問に近い形式の問題が収録されており、GMAC公式の信頼性が高い。毎年最新版が出るが、内容の8割以上は共通。 | 初学者~中級者。まず1冊で全体像を掴みたい人 |
GMAT Official Guide Verbal Review | Verbalセクション(Reading Comprehension/Critical Reasoning)の問題のみを収録。基礎から応用まで幅広いレベルがカバーされている。 | Verbalの苦手を重点的に克服したい人/英語力に不安のある人 |
GMAT Official Guide Quantitative Review | Quantセクションの問題に特化。日本人受験者にとって比較的得点源となりやすい分野を強化できる。 | Mathで満点を目指したい人/中級者以上 |
GMAT Official Advanced Questions | OGとは別で、700点以上を狙う上級者向けの難問のみを300問収録。出題は全セクション対象だが、特にVerbalのCritical Reasoningが難易度高め。 | 上級者/スコア700以上を狙う人 |
GMAT™ Official Starter Kit + Practice Exams 1 & 2 | 無料で提供される模擬試験(CAT形式)の2回分。PC上で本番に近いUIを再現。 | 全受験者必須。実力確認・本番形式への慣れに最適 |
Practice Exams 3〜6(有料) | Starter Kitに追加できる有料模試セット(1〜2セット購入可)。各セットに模試2回分が含まれる。 | 本番直前に“実力測定”を重ねたい人/模試を複数回受けたい人 |
- 模試で発見した苦手分野の補強にOGを使う
- OGをやり込んだ後に模試を受け、定着度を測る
- 模試の復習時に、類似問題がOGにあるかを探して再演習

マスアカなど国内教材との併用
特にQuant(数学)セクションに不安がある社会人には、日本語の参考書で基礎を復習するのが効果的です。
中でも「マスアカ(数学アカデミー)」は、日本人向けに設計されており、社会人のやり直し数学に最適です。
- 数学が苦手な人は、マスアカで基本公式と考え方を理解してからOGや模試へ
- 模試でミスが多かった単元(割合、確率、数列など)をマスアカで復習
- 3周以上繰り返して、ミスパターンを潰していく

本試験中のメモ+ペンに慣れておく
GMAT本試験では、鉛筆と紙ではなく、「プラスチック製のホワイトボードと水性ペン」が使われます。
意外にこのツールに慣れていないことで、模試や本番で焦る人も多いです。
- 模試を受けるときも、実物に近いボード&ペンを使用
- 数学やData Insightsの演習中に、図や計算をボードに書く習慣をつけておく




終わりに|模試を活用して、戦略的にGMATを突破しよう
GMATは、単なる暗記や知識だけで太刀打ちできる試験ではありません。
論理的思考力、データ読解力、時間配分のセンスといった*ビジネスの現場でも通用する総合力が問われます。
その力を効率よく鍛えるために、模試(GMAT模擬試験)の活用は最も効果的な手段のひとつです。
とはいえ、模試を受けるだけでは成績は伸びません。大切なのは、「いつ・なぜ・どう活用するか」を理解し、戦略的に取り組むこと。
そして、模試で見つけた課題を、公式教材や市販教材で丁寧に潰していくことです。
スコアが思うように伸びなくても、焦らなくて大丈夫。
自分の強みと弱みを知り、正しい戦略で取り組めば、社会人でも十分に700点超えは実現可能です。




