海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第14弾。今日は、シカゴ大学Boothビジネススクール。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
シカゴ大学MBA(Chicago Booth)を知る
基本情報
シカゴ大学(University of Chicago)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市にある研究型私立大学。
設立当初から研究に重点が置かれており、特に経済学の分野では、同校の卒業生や教員を中心とした「シカゴ学派」はしばしば政策立案や遂行に登用されている。
シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス(The University of Chicago Booth School of Business, Chicago Booth)は、シカゴ大学の経営大学院である。
The EconomistやU.S. News & World Reportを始めとした各種ランキングで、ハーバード・ビジネス・スクールやスタンフォード大学経営大学院と同様、高い評価を得ており、また、多くの日本人卒業生が各界で活躍している。M7の参加校。
(wikiより抜粋)
ホームページ
https://www.chicagobooth.edu/programs/full-time
公式Facebook
https://www.facebook.com/chicagoboothbusiness
MBAランキング
#10 Global MBA Ranking (Financial Times)
#14 QS Global MBA Rankings
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:21ヶ月
- 学費(年間):$84,198
クラスプロファイル
- 学生数(フルタイムMBA):632
- 女性比率:42%
- 留学生比率:32%
- 平均勤続年数/平均年齢:5年/28歳
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均給与/中央値:$230,621
- 卒業後3ヶ月以内の就職率:94%
シカゴ大学MBA(Chicago Booth)の特徴
選択科目のフレキシビリティ
シカゴ大学MBAの最大のユニークさは、1科目(リーダーシップのクラス)を覗き、他の全てのクラスが選択科目のことだ。
もちろん、会計や経済、統計などの分野別で取らなければならない単位数は決まっているのだが、その分野の中で好きな授業を取ることができる。
選択科目にはLab Coursesと呼ばれる、アントレ、ソーシャル、ヘルスケア、マーケティング、ベンチャーキャピタルなど様々な分野でハンズオンの経験ができるコースも提供している。
また、一部の単位はシカゴ大学の学部授業を取ることもできる。自分の興味やレベルに合わせ、クラスを組み合わせることができるのは、高い投資をしている学生にとっては嬉しい。
STEM専攻:アメリカ就職のチャンス
13のコンセントレーションを提供しているシカゴ大学ブースには、STEM専攻となる科目も2つある。Analytic FinanceとBusiness Analyticsだ。
このコースを履修することで、卒業後1年間のOPTを3年間に伸ばすことができ、H1Bビザ当選のチャンスも単純に3倍になる。
- Accounting
- Analytic Finance (STEM eligible)
- Behavioral Science
- Business Analytics (STEM eligible)
- Econometrics and Statistics
- Economics
- Entrepreneurship
- Finance
- General Management
- International Business
- Marketing Management
- Operations Management
- Strategic Management
OPT(卒業後にビザなしで働ける権利・期間)が1年だと、わざわざ国に帰るかもしれない日本人を雇うメリットも企業側にないため就職は正直難しいが、3年になると選択肢・就活の幅が広がるのは言うまでもない。
Chicago Booth MBA: Possibility, Opportunity, and Inquiry
Why Booth: Defining Your Impact
シカゴ大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
シカゴ大学MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これはほとんどのMBA留学準備では同様となる。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
- 大学学位
- 大学成績書
- 履歴書(3年以上の仕事経験)
- エッセイ
- 推薦状2通
- GMAT / GRE
- インタビュー
《参照:MBA Admissions》
- 平均GPA:3.6
- GMAT/GRE平均値:GMAT 729/GRE Quantitiative163 Verbal 161
- 最低語学要件:TOEFL104/ IELTS 7.0 / Duolingo 135
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れ
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類の準備→出願→面接→合否となる。
インタビュー
インタビューは、現役の学生、卒業生、または入学審査チームのメンバーが担当する。
合否結果
Chicago Boothの審査結果は、出願システムの「Application Status」で通知される。
結果は①合格②ウェイトリスト③不合格の3つのカテゴリーに分類される。ウェイトリストに入った場合、次のラウンドで再審査される可能性がある。
シカゴ大学MBA日本人向けの情報
日本人留学ブログ一覧
- 元ラガーマンのMBA留学(Class of 2022)
- CPA+MBA in Chicago(Class of 2021)
- シカゴリアン -Booth MBA Journal- (Class of 2012)
- Helter Skelter@Chicago Booth (formerly GSB) (Class of 2010)
- Ally after Chicago Booth (Class of 2010)
- 3度目の留学記録@Chicago GSB (Class of 2008)
- MBAホルダーへの道 (Class of 2004)
- 二度と戻らないこの時を (交換留学)
学校説明会・イベント情報
https://www.chicagobooth.edu/programs/full-time/admissions/events
【おまけ】シカゴ大学MBA面接経験談
先日Boothの面接を受けましたので、他の受験者の参考になればと思い、ここで面接の内容を共有させてもらいます。
面接の前は、LinkedInで何人かの在校生と連絡してみました。日本人も外国人も、みんなすぐ返信してくれて良い感じでした。そして、それぞれの在校生に簡単に質問しました。
- Boothについてどう思う?
- どの授業/科目がいいと思う?
- 就職する場合、学校からどんなサポートがある?
- シカゴ大学の一番お気に入りのところは何か?
在校生の意見をまとめたら、一番大事なWhy Boothには自然に答えられるようになりました。
面接官は二年生で、決定権がなく、質問もスタンダードな感じでした。いま思い出せるのは下記の質問です。
- Walk through your resume(職歴について話しました。途中にいくつか細かいことも聞かれました。例えば、会社の合併の中で一番チャレンジングなこととか。)
- Career goal
- Why MBA,why now
- What do you see your career in 15、20 years?
- How do you think Booth will help you achieve this goal?
- If MBA doesn’t work for you this year,what is your plan B? (予想外の問題なので、また頑張って来年チャレンジすると簡単に答えました。)
- Tell me a case of solving conflicts?
- Leadership style and examples。
- What is a feedback you hear repeatedly, both good and constructive?(周りが自分をどう見ているか。つまり自分の強みと弱みですね)
- How are you going to prioritize your time in Booth?
- How can you contribute to Booth community?
- What extra curriculum activities are you going to attend?
- What are you bringing to booth? (11問と違って課外活動のことがメインです。)
その後は面接官が自身の経験も共有してくれて、全体的にいい雰囲気でした。まあ、雰囲気だけでは合格できるかどうかはわかりませんが。
(2018年3月 ユーザー投稿)
- カリフォルニア:
- ニューヨーク:
- ボストン:
- その他:
こちらの在校生のブログも参考にしています!
https://ameblo.jp/rugbyxmba/