海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第39段。今日は、カーネギーメロン大学MBA。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
カーネギーメロン大学MBA(Tepper) の概要
カーネギーメロン大学の基本情報
カーネギーメロン大学(英語: Carnegie Mellon University)は、ペンシルベニア州ピッツバーグに本部を置くアメリカ合衆国の私立研究大学である。
1900年に設立され、略称はCMU。大学のモットーは、”My heart is in the work (私の心は仕事の中にある)。 藝術と工学が特に名高く、また異なる学術間の交流が活発であり、それを推進・実施している大学としても知られている。
テッパー経営大学(Tepper School of Business)は、1949年に設立された経営管理を専門とするビジネススクールであり、学士課程、修士課程、博士課程、エグゼクティブプログラムと幅広いコースを提供。
授業形態はケースメソッドとマネジメントサイエンスと位置付ける定量分析が中心。又、会社経営模擬体験コンピューターシミュレーションであるマネージメントゲームを独自に開発し、1958年からカリキュラムに取り入れるなど先進的取組みが特徴。
(wikiより抜粋)
ホームページ
公式Facebook
https://www.facebook.com/TepperCMU
TepperのMBA世界ランキング
#16 US News MBA Rankings 2024
#42 QS US MBA Rankings 2025
#33 Financial Times Global MBA 2024
学費とクラスプロファイル
学費
- プログラム期間:2年
- 学費:$78,362(年間)
クラスプロファイル
- 学生数(Full-time MBA):156
- 女性比率:31%
- 留学生比率:39%
就職状況・平均給料
- 卒業後の平均的な初任給:USD193,908
- 卒業後3ヶ月雇用率:92%
- 平均年齢/平均勤続年数:29歳 / 6.3年
※オンラインMBAプログラムもあり。
カーネギーメロン大学MBAの特徴
テクノロジーへの強み
母体のカーネギーメロン大学はコンピューターサイエンス、テクノロジーや工学分野においてMITやスタンフォードと並ぶ名門校だ。
MBAでもクラスにもエンジニアやその分野の経験、興味を持つ人が集まり、テクノロジー好きにはかなり良い環境。
例えば、The Tepper Quadはカーネギーメロンのキャンパスの中心地にある施設で、そこには7つの学部、大学院から学生が集まるだけでなく、調査員や教授、建築やロボティクス、コンピューターサイエンスの専門家などと議論し、ネットワーキングをすることができる。
今後はどんなビジネスをするにせよテクノロジー(AI、自動運転、ロボティクス、IoT等)は切っても切り離せないため、その分野で包括的な最新の知識を得るには最適な選択肢だ。
また、テクノロジーを生かす意味で、データや数値をどう活用するかというアナリティクスにも力をいれている。
STEM認定MBA・アメリカで働くチャンス
なんと、定量分析やテクノロジーに力をいれているテーパーのMBAはSTEM認定されたのだ。
MBAを準備している頃にはそこまで意識しないかもしれないが、通常アメリカのMBAを卒業するとビザなしで一年働けるOPTというステータスを得ることができる。
その一年のうちに企業からH1Bビザをスポンサーしてもらい、ビザが当たればその後も残ることができるが、外れれば帰国。1年間で帰る可能性のある外国人を雇うメリットは企業側にとってほとんどないため、昨今H1Bをスポンサーしてくれる企業を探すのも難しくなっている。
しかし、STEM認定のMBAを取得することで、このOPTが2年延長され、3年間アメリカで働くことができるようになる。この3年間のうち、ビザを申請するチャンスは4回あるため、確率が30%だとしてもかなりの確率でビザを得ることができる。
そのため、ビザをスポンサーしてくれる会社も探しやすく、アメリカに残れる可能性も高くなるのだ。
https://www.cmu.edu/tepper/news/stories/2019/november/stem-mba.html
少人数のクラス・レクチャースタイルの授業
MBAといえばケーススタディ主体で授業中も意見を言い合い、ディスカッションを求められることが一般的だが、全ての人に合うようなスタイルではないことは確かだ。特に海外経験がない日本人は最初の半年〜一年はケーススタディではかなり苦労をすることだろう(もちろんそれで得るものもあるのだが)。
カーネギーメロンは定量分析等に重きを置いていることもあり、ケースよりもレクチャースタイルの授業が多い。少しづつ英語の授業に慣れ、内容を消化していきたい人にとっては合っているのではないだろうか?
また、一学年のクラスサイズも200名〜250名程度と比較的少人数で、教授やクラスメートと深い関係を気付きやすいというメリットもあるだろう。
Tepper MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
海外の大学には、偏差値とという概念がないため、出願の難易度は出願の要件から判断することになる。
MBAの難易度と出願要件
Tepper MBAへの出願で必要なものは以下の通り。これはほとんどのMBA留学準備では同様となる。
このように、海外のMBA進学の難易度は、英語力や学力の証明など各種スコアの準備やエッセイ、インタビューなどの準備がハードルとなってくる。
Tepperでは、英語試験のスコアでセクション別の要求水準が高いのは他のMBAにはない難易度の高さだろう。
- 大学学位
- 大学成績書
- 履歴書
- エッセイ
- ビデオエッセイ
- 推薦状
- GMAT / GRE
- TOEFL / IELTS
- インタビュー
《参照:MBA Admissions》
- GPA平均:3.26
- GMAT平均:697
- GRE平均:323
- 最低語学要件:
- IELTS: 各セクション7.0以上
- TOEFL iBT: 各セクション25以上
出願準備はTOEFL/IELTS対策から
出願の流れ・出願期限
出願の流れは、英語試験等をクリアし関連書類の準備→出願→面接→合否となる。
カーネギーメロン大学テッパー・スクールのMBAプログラム出願プロセスは、候補者の目標、バックグラウンド、実績を重視し、多面的に評価される。
書類審査の後、面接が実施されることがある。合格した場合、正式な学業成績証明書の提出が求めれる。
カーネギーメロン大学MBA日本人向けの情報
日本人向けサイト
https://teppermba.wixsite.com/tepper-mba-japan
日本人ブログ一覧
- 在校生ブログ
- まーくんのMBA留学記 (Class of 2011)
- MBAマッチョ日記 (Class of 2008)
- ビジネススクール奮闘日誌 (Class of 2007)
- Tepper MBA Diary (Class of 2007)
- MBA PaPa’s Blog (Class of 2005)
- pittsburgh_log (Class of 2005)
学校説明会・イベント情報
https://www.cmu.edu/tepper/programs/mba/admissions/attend-admissions-events/