アリゾナ州立大学(ASU)を知る【留学情報まとめ+合格への道】

アリゾナ州立大学 学校紹介

幅広い分野で世界トップレベルを誇るアメリカの大学。多くの大学が留学生の受け入れを積極的に行っており、世界中の各国から集まる多くの学生がアメリカで学んでいます。

そんなアメリカの大学へ留学する場合、やはりまずは進学先選びからが基本。留学生活を成功するためにも、適切な志望校選びが欠かせません。6,000近くにおよぶアメリカの大学とカレッジは、リベラルアーツカレッジ、州立大学、私立総合大学、コミュニティカレッジなど多様な選択肢があり、それぞれに異なる特徴や魅力があります。

そこで今記事では州立大学に注目。その州に住む人を対象とした教育を行っている州立大学のレベルは大学によって異なり、そんな州立大学の中から、アリゾナ州を代表する歴史ある総合大学「アリゾナ州立大学」をご紹介。

筆者紹介:Antieやや

タイ在住。語学力を活かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、イギリスの大学で心理学、大学院で戦略マーケティングを学んだ息子あり。

目次

アリゾナ州立大学(Arizona State University)とは

基本情報

  • 名称:Arizona State University : ASU(アリゾナ州立大学)
  • 所在地:1151 S Forest Ave Tempe AZ 85281 United States
  • 電話番号:+1 855 278-5080
  • 創立年:1885年
  • 学校形態:大学・大学院
  • 学生数:学部生 65,174名~、大学院生 14,419名~、総学生数 79,593 名~(2023-2024年度)

出典:Common Data Set 2023-2024/ Arizona State University

 

歴史

アリゾナ州立大学の前身である州初の高等教育機関であるテリトリアル師範学校は、1885年に第13準州議会により、地域での教師の養成と農業および機械工学の教育を目的として設立。アリゾナ州立大学の歴史は、アリゾナ州が1912年2月14日にアメリカの州として昇格する30年前の1886年2月8日、アリゾナ州マリコパ郡の都市テンピにある4つの教室を有する校舎で33人の学生を迎え入れたことに始まります。

1937年になると、同大学初の大学院学位である教育学修士号を提供し、その後の1945年には学士号を授与する認可を取得。知識の創出、優れた人材育成の改善に向けた取り組みを実施していたテリトリアル師範学校は、当時では珍しい実践的な経験を積む場を提供するなど、急成長を遂げるための長年の努力が認められ、有権者によりその名が正式にアリゾナ州立大学へとなりました。

その後も成長を続けたアリゾナ州立大学は、1984年に第2のキャンパスを開校するなどその規模を拡大。現在、アリゾナ州の州都であるフェニックス都市圏の5つのキャンパスおよび州内の学習センターで、国内はもちろん、国際的にも認められた質の高い教育プログラムを提供しています。

 

特徴

出典:ASU Charter

設立以来、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって、教育上差別されない開かれた大学を目指しているアリゾナ州立大学。地域に住む学生の旺盛な勉学需要に応えてより多くの人に教育の機会を提供するために設立されたアリゾナ州立大学は、学生数が8万人近くと、アメリカ南西部はもとより全米でも最大規模の大学として知られています。

また、時代の変化に応じ多様な教育プログラムを持続的に提供するための取り組みの1つとして、オンラインでの学位取得プログラムを提供。地理的制約を受けることなく、現地留学が困難な学生でも、オンラインを通じて質の高い教育を受けることができる機会を提供しています。

 

ASUの大学ランキング

出典:ASU公式サイト

さまざまなカレッジやスクールを通じて、幅広い学部および大学院プログラムを提供しているアリゾナ州立大学。豊かな歴史と、厳格な学術基準、学術的卓越性、イノベーション、グローバルな取り組みにより、さまざまな分野で主導的な機関としての地位を確立しています。

またオンライン教育にも力を入れているアリゾナ州立大学は、複数の分野にわたる1,700を超える学士および修士課程プログラムを提供。U. S News and World Report 2024 によるBest Online Bachelor’s Programランキングでは全米第4位にランクインするなど、学生と教授のつながり、学術的な価値、オンライン学習環境やサポート体制などが高く評価されています。

 

ASUの入学難易度

私立大学とは異なり、現地州内の学生に広く大学教育を与えることを使命として運営されている州立大学。その州の各高校でトップの成績の生徒が行く大学、州に居住している人であれば誰でも入れる大学など、州立大学にはさまざまなレベルがあります。

日本の大学へ進学する際に、難易度の目安として大学の入試偏差値を確認する方も多いと思いますが、アメリカの大学は入学試験がないため、偏差値はありません。そこで留学生にとって入学難易度の目安となるのが「学業成績 (GPA)」「英語試験のスコア」

ほとんどの州立大学では、出願をする際に最低限必要な高校の成績 (GPA) を設定しており、大学によっては特にGPAの基準がなく、高校を卒業していれば出願できる大学もあれば、GPAが4段階評価で3.0以上必要という場合があり、入学難易度はこれら数値によって上下します。

学生数が8万人近くのマンモス校「アリゾナ州立大学」は、より多くの人々に教育の機会を与えるために門戸を広く開けておりますが、留学生が合格するため最低限必要なスコア(TOEFL 61点以上、GPAが4段階評価で3.0以上)が設けられています。

 

ASUの留学費用

以下の表は、アリゾナ州立大学の学部課程(2024/2025年度)の授業料、滞在費、生活費など、予想される費用の総額を示しています。

Base tuition$37,202
Tuition surcharge$350
UG college fees$2,130
Student initiated fees$803
On-campus housing and meals$19,140
Books, course materials, supplies and equipment$1,320
Travel ※個人の生活スタイルにより変動$1,650
Personal ※個人の生活スタイルにより変動$2,343
Health insurance$2,765
International student fee$400
Total$64,938 (約964万円)

出典:International student 2025-2026 expenses

※ 2025年3月為替レート:1$=約149円

 

奨学金やアルバイト

アメリカ政府による援助制度である「ニーズ型奨学金」は、公的資金による財政援助であるため留学生は受給資格がありませんが、アリゾナ州立大学では優秀な留学生向けに「メリット型奨学金」を提供。出願時の成績等で決まりますので別途申請は不要です。

各奨学金制度には利用条件が決められているので、希望すれば誰でも受給できるわけではありません。まずはご自身が条件を満たしているかどうかなど、志望校選びの段階から奨学金情報を確認しておきましょう。

 

奨学金のほかに、学内のアルバイトを通じて生活費の一部を補うことも可能です。

たとえばアリゾナ州立大学の留学生であれば、週20時間以内のキャンパス内アルバイト(On Campus Job)が認められています。具体的には、図書館の貸出係、カフェテリアの接客や調理補助、大学事務、教授のアシスタント(RA/TA)など、多様な職種が用意されています。これらの仕事は、大学が公式に雇用しているか、またはキャンパス内にある提携施設に限られます。学生ビザ(F-1)を持つ留学生は、学外の店舗や企業で働くことは原則できません。

アルバイトを始めるには、英語力や就労に必要な手続きに不安を感じる留学生が多く、特に、授業との両立や学業成績の維持を求められるため、時間管理も大きな課題となります。

それでも、キャンパス内のアルバイトには多くのメリットがあります。たとえば、英語でのコミュニケーション能力を実践的に磨く機会となるだけでなく、大学のスタッフや教授とのつながりができることも。中には、アルバイトをきっかけに研究活動に関わったり、将来の推薦状を書いてもらえたりと、キャリア形成にも役立つチャンスが広がります。

 

さまざまな場所に拠点を構えるアリゾナ州立大学

周辺地域および世界コミュニティに質の高い教育を提供することに尽力しているアリゾナ州立大学は、アリゾナ州の州都フェネックスにある4つのキャンパスに加え、州内の他都市、アメリカ国内に研究・学術提携による拠点を設置。

出典:Where we are/ View Global Scope

また、学生や教員の派遣や受け入れなど積極的な交際交流活動も行っており、アリゾナ州立大学のグローバルな活動は、スポンサーシッププロジェクト、オンラインイノベーション、学術パートナーシップ、留学プログラムなど70,000件を超えています。

 

ASUのキャンパスと学生生活

アメリカ南西部に位置するアリゾナ州最大の都市で、一年を通して晴天に恵まれる温暖な気候と壮大な砂漠地帯で知られるフェネックスに4つのキャンパスを有するアリゾナ州立大学。それぞれのキャンパスでは、大学の教育理念に基づき特色ある教育課程(学部および大学院)を編成、提供しています。

ASUのカレッジとスクール

アリゾナ州立大学は、学部レベルから大学院までの課程をもつ16のカレッジとスクールで構成。幅広い学問分野に関連する専攻コースを提供しています。

 

テンピキャンパス(Tempe campus)

アリゾナ州立大学の中で最も歴史のあるテンピキャンパス。幅広い学問領域における学術的な研究や探求に取り組むことができる最先端の実験室や施設が整ったキャンパスでは、専門職や技術職に直結する数百もの専攻科目を開講しています。

 

ダウンタウンフェネックスキャンパス(Downtown Phoenix campus)

フェネックス中心部にあるダウンタウンフェネックスキャンパスでは、革新的な研究とすべての学生の成果を向上させるアクセシブルナな教育を、ダイナミックな都市環境だけが提供できる利点と組み合わせて提供。医療、法律、政治、公共サービス、芸術と科学、ジャーナリズム、メディア、グローバル経営等に関連する学位プログラムを提供しています。

 

ポリテクニックキャンパス(Polytechnic campus)

ポリテクニックキャンパスでは主に、科学、工学、経営、技術、教育等関連する学位取得のためのプログラムを提供。地域社会を教育の場とし、学内外の人々と協力しながら実践的に学ぶ地域連携プロジェクトやインターンシップなど、プロジェクトベースの学習の機会を得ることができます。

また、実践的な学びを重視するキャンパスでは、飛行シミュレーター、消費者行動研究センター、半導体製造、総合的な商業印刷および設計サービス、オンデマンドのデジタル製造など、充実した設備を整えています。

 

ウェストバレーキャンパス(West Valley campus)

講義室、研究室、学生寮、フィットネス施設などの近代的な設備と周囲の砂漠の風景が美しく調和するキャンパスでは、ユニークで革新的な学習環境を提供。周辺コミュニティを支援することに尽力しているアリゾナ州立大学は、あらゆる年齢や背景をもつ学生のための学習ハブとして、ASU Prep Local 、Herberger Young Scholars Academyをウェストバレーキャンパスに設置し、地元の学校やコミュニティとのパートナーシップを通じて支援を行っています。

 

部活(Student clubs and organizations)

アリゾナ州立大学では、文化系からスポーツ系までなんと1,000以上のクラブや団体が活動。その中から自分の好きなことや興味があるものを選び活動に参加することで、多くの学生と交流しながら人脈を広めることができます。

また、さまざまなスポーツも盛んに行われており、サッカー、バスケットボール、アメリカンフットボールなどで仲間たちと数々の熱戦を繰り広げています。

 

学生へのサポート体制

アリゾナ州立大学では、新入生向けのメンター制度、無料のチュータ、ライティングサポートを提供するなど学習支援の充実に取り組んでいます。また、学業面に加えて心身の健康面の相談には大学内のヘルスサービスの利用が可能。ストレスやメンタルな問題はもちろんのこと、自己の成長、学業や将来、人間関係等、学内相談窓口が空いていない夜間や休日も、カウンセラーが24時間いつでも相談にあたります。

 

ASU California Center(ロサンゼルス校)

アリゾナ州立大学(ASU)は、ロサンゼルスの中心地にも「ASU California Center」を展開しており、特に映画・ファッション・アート系の実践的な教育が行われています。メインキャンパスであるテンピ校との連携も強く、一部のプログラムではロサンゼルスとテンピの両方を拠点として学ぶスタイルも可能です。

ファッション・デザイン専攻

ASUのHerberger Institute for Design and the Artsが提供するファッション・デザイン学部では、旧FIDM(Fashion Institute of Design & Merchandising)を統合し、ロサンゼルスとフェニックスの両キャンパスで教育を展開しています。特にロサンゼルスは、全米のアパレル製造の85%が集中する地域でもあり、デザインから製造、商品企画、流通まで一貫して学べる環境が整っています。

学士課程(BA/BFA)には、以下のような専攻があります:

  • Fashion Design(B.A.):創造力重視の実技系
  • Fashion Business Management(B.A.):マネジメント・流通に関心のある方向け
  • Fashion Studies(B.A.):幅広い教養とファッションを組み合わせて学ぶ
  • Apparel Technical Design & Development(B.A.):製造工程、品質管理、コスト設計、起業に役立つ知識も
  • Costume Design(B.F.A.):映画・TV・舞台・ゲーム・VRなどで使われる衣装の専門教育

また、インターンシップは必修となっており、業界とのつながりも強く、卒業後のキャリア形成にも直結しています。5〜7点の作品を制作し、ファッションショー形式で発表するCapstoneプロジェクトも実施されています。

映画制作専攻

ASUのThe Sidney Poitier New American Film Schoolでは、映画業界の実践力を重視した学士課程(BA/BFA)を提供しています。専攻は以下の通りです:

  • Film (Filmmaking Practices), BA:映画制作の理論・歴史・批評に加えて、脚本、撮影、演出、編集といった一連の制作プロセスを幅広く学びます。制作実習はもちろん、ストーリーテリングの技術や業界分析など、創造力と実務のバランスを取ったカリキュラムです。
  • Film and Media Production, BFA:より高度な機材や編集技術を学びながら、映画・TV・ドキュメンタリーなど多様なメディア制作に取り組みます。

教授陣は、現役で映画・テレビ業界に関わるプロフェッショナルが多く在籍しており、指導だけでなくネットワーク支援やキャリア相談も充実。学生は制作だけでなく、マーケティング、配信戦略、マネジメント、プロデューサー業務まで、映画業界に必要な幅広いスキルを身につけることができます。

また、ASUカリフォルニアセンターでは、全米でも有数の撮影スタジオ「LA Center Studios」を学習拠点として活用しています。ここは実際に有名な映画やドラマの撮影に使われているスタジオで、ASUの学生はそのプロフェッショナルな環境で撮影などの実習を行うことができます。まさに、業界の「現場」で学ぶ」という環境が整っているのが大きな魅力です。

LAの学生寮・生活環境

ASU LA 寮

学生寮はASUカリフォルニアセンターから徒歩5分の好立地にあり、ジム・プール・アート感あふれる共用スペースなどが整っています。2ベッドルームでのルームシェア形式が基本で、食事プランは含まれていません。

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    アリゾナ州立大学ASUを選ぶ理由

    #1 in the U.S. for innovation

    アリゾナ州立大学は、U.S. News & World Reportが新たに発表したイノベーション部門2025年版Most Innovative Universities- Colleges ランキングで、MITやスタンフォード大学を抜いて10年連続第1位を獲得。これら結果は、大学内だけでなく企業など外部の組織と協働し、革新的なアイディアや新しい価値を生み出すことを目指すという大学のビジョンが、ランキング評価と深く結びついていることを証明しています。

     

    留学生が選ぶ州立(公立)大学として#1

    出典:Facts and figures/ At a glance

    学部生から大学院まで約8万人が学ぶ大規模な総合大学で、約180ヶ国の留学生が在籍している国際色豊かな環境が特徴のアリゾナ州立大学。国際教育研究所によるオープンドアレポート2023年度版では、留学生が選ぶ州立(公立)大学として第1位※に選ばれるなど、留学生を積極的に受け入れている大学として知られています。

     

    全米14位の就職力

    出典:Arizona State University

    最新の世界就職力大学ランキング調査 (Global Employability University Rankings and Survey) では、UCLA、ミシガン大学、パデュー大学を上回り、ASUがアメリカの公立大学の中で第2位にランクイン。またアメリカ全大学の中で、アリゾナ州立大学は第14位にランクされています。

    学生が質の高い仕事を見つけられるよう支援することは、大学の義務であると同時に誇りでもあると語るアリゾナ州立大学。キャリアアドバイスやインターンシップ探しのサポートから、ネットワーキングイベントやスキル構築ワークショップまで、アリゾナ州立大学のキャリアサービスは学生が目標を定め、成功するキャリアを始めるのを支援する上で重要な役割を果たしています。

    ASUについて詳しく知りたい方は下記からお問い合わせください。

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      アリゾナ州立大学に合格するためには

      アメリカの大学には、日本の大学受験のような入試試験というものはなく、各大学により定められた期限までに必要書類を提出後、書類による審査が行われます。

      合否の決め方は大学によってさまざまですが、一般的に出願者数が多いマンモス大学(特に州立大学)では、まずは成績やテストスコアなどの数値によるふるい分けがされます。

      出典:Arizona State University Campus Immersion/ Common Data Set 2023-2024

      各大学の基本情報が網羅的に記載され、入学に関する基本データ(出願者数、合格者数、入学審査で重視される項目、入学者平均GPAおよびテストスコアなど)がまとめられているCommon Data Setによると、アリゾナ州立大学は、成績やクラスランキング、テストスコア等を重視する傾向がみられます。

       

      必要とされる最低GPA

      アリゾナ州立大学では、出願の最低条件として「高校の成績 (GPA) 3.0以上」が必要と要項に記載されていますが、これら数値はあくまでも最低条件。GPAが3.75~3.99ある学生の入学率が最も多く、入学者の平均GPAは3.54となっています。

      出典:Arizona State University Campus Immersion/ Common Data Set 2023-2024

      GPAは、アメリカ式の4段階評価における全学年全教科の評定平均値であり、日本の高校の5段階評価から変換する場合は「1」を引くことでGPAの目安になります(正式な計算は異なります)。

       

      SATやACT(任意提出)のスコア

      単一のテストスコアが出願者の可能性を定義するものではないと認識しているアリゾナ州立大学では、テストスコアの提出を任意 (Test Optional) としており、 希望する出願者は提出してもよいし、提出をしない場合は合否の判定に不利になることもないとしています。

      ・ SATやACTで高得点を獲得
      ・ GPAが足りないなど学業成績に自信がない
      ・ 自分をアピールするための追加情報として提出したい

      といった場合にはテストスコアを提出することで、追加的な情報の1つとしてアプリケーションを強化する1つの要素になる可能性があります。

      また、入学要件または英語要件が高く設定されている一部のプログラムでは、テストスコアが考慮される場合があります。

       

      TOEFL・IELTSなど英語能力証明書

      英語を母国語としない留学生は、上記書類に加えて英語能力を証明するテスコスコアの提出が必須。要件となるスコアは学位プログラムにより異なるため注意が必要です。

      英語要件についての詳細は、International undergraduate applicants/ English proficiencyをご覧ください。

       

      TOEFL iBT 一般的には61~
      Nursing専攻76~
      Engineering学部79~(一部のみ)
      Journalism and Mass Communication学部100~

      IELTS overall band score 6.0~
      Nursing専攻 6.5~
      Engineering学部6.5~(一部のみ)
      Journalism and Mass Communication7.0~

       

      エッセイ/ 推薦状は不要

      出願者の数値からは読み取れない人間性をアピールすることができるエッセイや推薦状。アメリカのほとんどの大学では、学業成績だけでなく大学が求める出願書類すべてをもとに、人間性や個性、将来性、熱意などを多角的に審査し合否の判断を行います。

      そのため万が一、成績が芳しくない場合でも、出願者の実績を称える学部評価(推薦状、表彰、課外活動での活躍など)があれば、それらが考慮される場合がありますが、アリゾナ州立大学(学士課程出願の場合)ではエッセイの提出を求めておらず、推薦状に関しても考慮はしないとしています。

       

      アリゾナ州立大学に入学する方法とは

      学士取得を目的とするアリゾナ州立大学への一般的な留学方法は、

      • 出願資格条件(GPA3.0~, TOEFL 61~)を満たす場合:高校卒業後に直接入学
      • GPA要件が足りない場合:大学進学準備プログラム (ASU-USA Pathways program) を受講してから進学
      • 英語要件が足りない場合:英語プログラムで英語力を強化し要件を満たす

      という3通りの方法が一般的です。

       

      高校卒業後に直接入学(出願資格条件を満たす場合)

      アリゾナ州立大学が定める出願資格条件を満たす場合は、高校を卒業後直接出願することが可能。

      主な出願必要書類

      • パスポート写真付きページのコピー
      • 高校の成績証明書(アメリカのGPA計算3.0以上、目安として、GPA5点満点の4.0以上、100点満点の採点なら平均70点以上)
      • 卒業証明書
      • TOEFL・IELTS・Duolingo English Test等英語能力試験の結果
      • SAT・ACTテストスコア(任意)

       

      アリゾナ州立大学では、早期出願 (Early DecisionまたはEarly Action) を実施していませんが、基本毎年1月15日を優先締切日 (Priority Deadline) に設定。さまざまな観点から志願者を評価するため、どの程度有利になるかは回答できませんが、優先締切日までに受け付けた申請は優先的に考慮(特に奨学金を申請する場合)されるとされています。

      優先締切日 (Priority Deadline)が過ぎても出願受付可能。

       

      大学進学準備プログラム (ASU-USA Pathways program) を受講してから進学

      アメリカ国務省によってトップクラスの英語教育機関として認められるASU Global Launchでは、条件付き入学許可を得た留学生のためのパスウェイプログラム (ASU-USA Pathways) を提供しています。

      ASU-USA Pathwaysプログラムは、アリゾナ州立大学の学士課程へ進学したいが、GPA要件に満たしていない留学生向けに設計。一定の成績を修めプログラムを修了することで以下の分野に関連する学位プログラムへの入学が保証され、プログラム期間中に取得した単位は、卒業までに必要な単位として認められます。

      • Business
      • Global Management
      • Liberal Arts and Sciences
      • Engineering
      • Design and the Arts
      • Health

      高校の成績 (GPA)や英語力に基づき入学が許可される3つのプログラム(1学期、3学期、またはEarned Pathways)が用意されています。

       

      Global Launch English Programで英語力を強化し要件を満たす

      出典:Conditional Admission to ASU

      アリゾナ州立大学では出願後、学力(GPA)はあるけれども、英語力が入学要件に満たない留学生のために「条件付き入学」を許可する場合があります。

      条件付き入学とは、入学前に英語強化プログラム (Global Launch English Language Program) を集中的に受講することを条件に、学士課程またはパスウェイプログラムへの進学が許可される制度のこと。条件付き入学オファーの有効期限(3学期)が切れる前に、英語強化プログラムを修了する、または、英語能力試験 (TOEFLやIELTSなど)で必要なスコアを取得することで、入学のための英語要件を満たすことができます。

      英語強化プログラムは、初級から上級まで6つのレベル(各レベルは8週間のカリキュラムで構成)に分かれており、まずはレベル分けテスト (Placement Test)を実施。レベル分けテストとは、プログラム開始前に行われる英語力(語学力)判定テストのことで、このテスト結果によって各個人に合わせた英語レベルのクラスに振り分けられます。

       

      There is no Magic!!がASU出願を無料でサポート!

      「誰もが平等にチャレンジできる世界へ」を理念に掲げ、留学準備、学校紹介、試験対策法など、留学に関連する幅広い情報発信および学習・進路支援を通じて、より多くの人の、夢の実現を後押ししている株式会社MAGREEEKが運営する留学情報サイト「There is no Magic!!」。

      「There is no Magic!!」では、ASU日本事務局と提携し、アリゾナ州立大学の学部課程、大学進学準備プログラム、英語強化プログラムへの出願や入学手続きをサポート。このサイトの紹介で出願すると、85ドルの出願料が無料になり、出願サポート(日本語で)も無料です。

      同じ留学プランでも一人ひとりに合わせた柔軟なサポートが可能ですので、アリゾナ州立大学への進学を希望する方は是非一度ご相談ください。

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        最後に

        社会に貢献できる人材育成を重視しているアリゾナ州立大学は、入学難易度を抑え多くの学生に大学教育を提供。また、英語が母国語ではない留学生へにも惜しみないサポートを展開し入学の門戸を大きく開放しているアリゾナ州立大学は、英語が得意でない留学生のためのプログラムを多数用意しています。

        アリゾナ州立大学進学を検討している方は、こちらの記事を参考に、また質問等がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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