目次
私が海外留学を達成するまで
さて、簡単に自己紹介をしようかな。
年齢は教えないけど、まーみんなが海外留学したいなーって思うような年齢で勉強を初めて、TOEFLには相当苦労させられた。
最初に受けたTOEFLは79点だったけど、1年間で20回以上受験して、ちょうど1年後に100点取れたんだ。内訳は(R29 L28 S19 W24)。完全に独学だったから、SepakingとWritingが伸び悩んだのかな・・。
ま、独学でも100点は超えられるっていうことで参考にしてもらえると。
で、100点をとった2ヶ月後かな、最終スコアの104点(R29 L29 S18 W28)が出て、念願のUCLAへの留学を達成することができた。
TOEFLで100点を取る
TOEFLで100点というのは、一般的に「いい感じのスコア」の目安だよね。いわゆるトップスクールのMBAに合格できる最低ライン。
最近、こんな私にも「TOEFLってどういう風に勉強するんですか?」という質問投げかけてくれる後輩が現れた。
私のMBA受験のように、今の若い人たちも、自らの目標に向かってTOEFLを勉強したいんだね。
私、志の高いその姿に感服した。是非頑張って目標を達成してもらいたい!
ということで、「100点までならこうすれば取れる!」というテーマで、私の経験談を共有するね。参考にできる部分はしてみてね。
いつ試験を始めるか
iBTは、「よーいドン」で一斉に始まる試験ではない。ほとんどの受験会場では、到着した人から順に試験が始まる。これは、初めてTOEFLを受ける人はほとんど知らない事実だと思う。
だから、同じ空間で、皆が違う箇所を解いてるんだよね。
TOEFLは4セクションにわたる試験で、「Reading→Listening→休憩→Speaking→Writing」の流れで、様々なセクションを受験中の受験生がいる。
ここで問題になるのが、「いつ頃、試験開始するのがベストか?」ということ。
なぜかというと、iBTにはSpeakingセクションがあるよね。普通に考えて、集中してReadingの問題を解いている最中に、横の人が突然しゃべりだしたら殺意を覚えるでしょ?お前殺したろか!って。冗談冗談。
iBT試験で、人が喋り出すのは2回。
- Reading開始前のマイクチェック
- Speakingセクション開始
この2回をどう乗り越えるかが、鍵なのだ。
私からの質問は、「あなたなら早開始 or 遅開始のどっちを選ぶ?」ということ。
私は遅めに試験開始するのが好き。
理由は、①Reading中は静かでまだ集中力が高まりきっていないから、他の人のマイクチェックの声が異常に気になる、②Listening中であれば、ボリュームを上げることによって、他の受験生のSpeakingの声はあまり気にならない。
ただし、これは完全に個人の好みだから、メリット/デメリットを考えて自分なりのスタイルを作るのが良いと思う。
わからない問題をどうするか
これは、ReadingとListeingに関してなんだけど、「わからない問題を見切る自分ルールを作る」ことが重要。
ていうのは、本番ではわからない問題が出てくるのは当たり前。そういう時、パニックになると、いくら考え込んでも、かなりの確立で不正解。ここで考え込んで、他の問題にかかる時間を減らすのは、大きな点数ロスになる。
私は、「この問題難しい」と感じた瞬間に、「画面上の時計で残り○分の時点での判断でクリックする」というルールを作った。
パニックにならず、常に冷静でいられることが重要。
リーディング勉強法
リーディングは初めて受けた時は22点、1年後には29点と結構順調に伸びた。でも、簡単とは言わないよ。TOEFLは相当難しいと思う。
それに、受験経験が少ない人にとっては、トピックによっては「???」という状況に陥ることもあるでしょう。私は1回目の受験で、「メンデレーエフの周期表が・・・」という文章に当たった瞬間に目の前が真っ暗になったことがある・・
私の勉強内容は、主に26点以前と以後という2つの段階で分けられる。
26点以前
教材
①TOEFL テスト英単語3800(旺文社)
②Longman Preparation Course for the Toefl
③The Official Guide to the New Toefl Ibt(ETS)
④TOEFL TEST対策iBTリーディング(テイエス企画)
基本的に①と②を徹底的にやった。①はレベル3の単語を、電車の中で徹底的に覚えた。
②は、まずReading Sectionを一通り全てやって、その後は付属CD-ROMのMini Testを繰り返しやり続けた。本で基礎知識を入れて、CD-ROMは本番のタイムマネージメントも想定しながら知識を定着させる。
③は、試験直前の模試として使った。
④は、分野別に勉強できる点が便利。私は文系だから、化学とかの理系分野の文章のみ繰返し練習した。Amazonレビューはやけに低いけど、個人的には結構役に立った。
ここまでやって、26点くらい取れたと思うけど、本番の問題は紹介した教材より圧倒的に難易度が高い。だから、問題の相性によって点数がかなりブレてた。22~26点とかでさ。
26点以後
教材
①TOEFL テスト英単語3800(旺文社)
②GMAT Official Guide
ここからは、TOEFLのための勉強は、試験前日に模擬テストを1回やるだけにした。ていうか、GMAT対策に追われてTOEFLの教科書なんて見てる暇なかったよ。。
①は、レベル4にチャレンジ。今はほとんど忘れちゃったけど。
②はそんなに難易度も高くないよね。GMATに慣れてきたらTOEFL問題も結構余裕を持って回答できるようになった。
③、④は正直教科書ばっかり見ているのに飽きたから、少しでも面白い文章を読みたかった。特に④はTOEFLのTopicにも出題されることが多かったから、疲れた時にはこういうものを読んで、常に英語に触れることを意識した。
試験中の心構え
最後に、試験中に心がけていたことを紹介する。「どうやって問題を読むのか、解くのか」決めておくと「どうしようどうしよう」ってパニックにならなくて済む。
- 必ず、「問題を読む→本文の該当箇所を読む」ことを繰り返す
- 単語の意味に関する問題は、わかってもわからなくても速攻で片付ける
- 各Passageの最終問題には、配点が多いから最低2分は時間を使う
自分に心地よい方法を模試をしながら見つけよう。
リスニング勉強法
実は、リスニングは受験初期の頃からまずまずのスコアが出ていた。初回受験時は26点で一年後28点という感じ。ただ、最初の頃は22点から26点をうろうろしていたけどさ。
26点以前
教材
①Longman Preparation Course for the Toefl
②The Official Guide to the New Toefl Ibt(ETS)
③TOEFL TEST対策iBTリスニング(テイエス企画)
初期は①を本を一通り片付けた後、CD-ROMの演習をひたすらこなした。そして、試験前だけ②で本番の感覚を掴むようにした。
③は本番のリスニングよりもすごく難しい。初期の頃は内容に全くついて行けなくて、「こんな難しくしなくても・・・」と思ったけど、これくらいやっておいた方が本番は気が楽になるかも。
「ある程度の点数でいいや」という人は、①と②で良いと思う。
26点以降
教材
①TOEFL TEST対策iBTリスニング(テイエス企画)
②Podcast
ここからは、特別に何かを勉強するより、とにかく英語を聞く機会を増やした。
①はiBTの関連トピックの力を定着させるため、②は生の英語に慣れて英語力のベースアップを図るために活用した。聞いたポットキャストは以下の通り。
私はイギリス好きだからBBCを使ったけど、純粋なTOEFL対策であればCNNとかの方が良い気がする。
Stanford、Whartonのものは、好きなトピックを見つけてそれを通勤中に聞いていた。
Stanfordの方が幅広いジャンルのトピックがあり、音質も比較的キレイなので、こっちがメイン。例えば「日本のベンチャー育成環境について」といったトピックは、自分の興味分野でもあり、話しの背景もわかっているので、理解しやすい。
Listeningに関しては、「毎日5分でもいいからとにかく聞き続ける」ことが大事。定着すると安定してハイスコアが出やすいSectionだと思う。
試験中の心構え
Readingと同じで、自分ルールを決めることで試験中に冷静でいられることを心がけた。
- メモは自分の頭を整理するために取り、解答時に見返すことはしない。
- 途中でついていけなくなっても、冷静に。
- 解答は1問1分以上は絶対にかけない。
ライティング勉強法
ライティングは受験開始時17点から25点、それから27点ぐらいが安定して出るようになった。
特別なことはしていないけど、私の勉強法はこれ。
基本の勉強法
教材
①Longman Preparation Course for the Toefl
②TOEFL TEST対策iBTライティング(テイエス企画)
勉強法は、他のセクションと一緒だけど、②で基礎力養成、①のCD-ROMでひたすら問題演習を行った。
文字数
ライティングは1問目は150〜225words、2問目は300words以上という文字数の目安が問題文中に示させる。
まずは、「いかに文字数を制限時間内に書けるか」が試験のポイントになる。私も最初は文字数を書ききれないことがよくあった。
私の上達のコツは、毎日1問は必ず問題を解いて書き慣れすること。25点を取れるようになった頃は、文書を書き出す前に、余裕を持って構成を考えていても、1問目は270words前後、2問目は350words前後の分量が書けた。
構成
文字数にこだわるうちは、以外とおろそかになりがちな構成。特にIndepentet Writingは構成が重要。始めの2〜3分でしっかりした構成が考えられた時は、必ずHighのスコアが出た。
自分の書くスピードを考えると、何分考える時間を使えるかを、予め決めておくことをオススメする。
Integrated Writing
Reading→Listening →Writing の流れで試験が進む。
参考書では色々な問題パターンが乗ってるけど、基本的には同じ問題パターンでしか問題は出されない。
Reading:あるトピックに対して3つの理由が説明される。
Listening:上記の3つの理由それぞれに対して、講師が反論・矛盾点の指摘を行う。
という構成だ。
この場合、Writingのお題は必ず「3つの論点をまとめろ」となる。
第1パラグラフ:全体のトピックの説明
第2〜4パラグラフ:1論点1パラグラフとして、「Reading Passageの主張はこう」→「Lecturerの反論はこう」という流れを3回繰り返せば完成。
ポイントはListeningパートで絶対に3つの論点を聞き逃さないこと。よくわからなくても、何か書ける材料を得ることができないと、3分の1を丸々無駄にしてしまう。
Independent Writing
私は、大体2〜3分程度をブレインストーミングの時間に使い、そこからは書きながら考えるというやり方をとった。私はこのスケジュール感で、約350wordsを書く。
ポイントは、本当のことを書くことにとらわれすぎないこと。
例えば、「架空の名古屋市のアンケート調査結果」、「架空の日本の伝統的なお祭り」など、論点を強化するための情報はやりすぎない程度であれば、点数にはポジティブ。難しいことはあまり考えずに「こうだったら回答が作りやすいな」という前提を想像した。
スピーキング勉強法
Speakingは、「攻略法」なんて言える点数ない・・・。最高20点から、全く点数が伸びず。。。
「こんな人でも100点は取れるんだ」という気持ちで読んでもらえると。
点数の推移は初回17点、3ヶ月後くらいに20点上がった後、19点と20点の間を行き来していた。
基本の勉強法
教材
①Longman Preparation Course for the Toefl
②TOEFL TEST対策iBTスピーキング(テイエス企画)
単純にこの繰り返し。
英会話にも通ったけど、結局点数は伸びず。英語を喋る機会を増やすのは、私のように帰国子女でなく、仕事でも英語を使う機会の無い人にとっては良いと思う。
あと、心がけていたことは、「別に本当のことを言う必要はない」ということ。ストーリーのロジックは重要だけど、ストーリーの真偽は重要ではない。
※この記事は、こちらのブログを参考にしてアレンジしたものになります。
こんばんは
米国でのMBA留学を考えているものです。TOEFL105点とGMAT700点程度を取得する必要があると考えているのですが、何も対策せずに模試を受けた結果、R16、L18、S12、W22でした。TOEICは880点あるので問題の傾向を掴めばもう少し点を取れると思うのですが、2025年のMBA受験は結構絶望的でしょうか。2025年の受験に向けて社内公募を受けるか2026年に延期するか迷っております。
コメントありがとう!
まずは現在の英語力を正確に把握した方が良いので、ある程度(1~2ヶ月)TOEFL対策をした上で本試験/模試を受けてみることかな。
そこから現時点の実力と、目標スコア(各セクション別)の差分が明確になるので、差分に対して適切な対策をしていけるし、いつまでに何をしないといけないのかも明確になってくる。
一般的には、RとLで50点を獲得できてから、SとWを本格的に対策した方が効率は良いよ。
There is no Magic!!の提供する出願サポートパッケージでは、
スケジュールも含めて英語試験対策からエッセイ、インタビュー対策までサポートできるので、もしよければチェックしてみてね!
無料相談も受付中だよ!
https://www.path-to-success.net/category/service
にゃんこ先生、教えてくれてありがとうございます!再度、1ヶ月勉強して受けてみます!
また時期が来ましたら無料相談も活用させていただきます。よろしくお願い申し上げます。